お盆を過ぎたこの季節、クモイリンドウを見に銀泉台登山口から白雲避難小屋を目指す事にしました。
分岐まで戻り、来ていたジャンパーを脱いで、白雲避難小屋に向かいます。
避難小屋でランチタイム。
ここから分岐まで登りです。
登山道。
午前3時起床。まだ真っ暗。
午前4時自宅を出発。
車少なく快適です。
銀泉台登山口、午前6時40分出発。
ショートカットの登山道には、コモチミミコウモリが出迎えてくれました。
いよいよ登ります。
銀泉台、雲が掛かって居るけれど、良い感じ。
雪は無くなりました。
いつも雪渓の上を歩く沢、久しぶりに雪のない道を歩きました。
朝露がキラキラして素敵です。
ハイオトギリもたくさん咲いています。
第一花園、雪がありません。
チングルマはもう咲き終わっていますが、綿毛も可愛いです。
タカネトウウチソウ、この季節の代表的な花。
ヨツバシオガマも満開です。
第二花園は、まだ雪がありました。
付かず離れずの男性が歩いています。
雪融け後からエゾコザクラの群落。
キバナシャクナゲも咲いていました。
アオノツガザクラのお花畑も見えます。
奥の平に来ました。
ウメバチソウはずーと前から登山道脇に咲いていました。
奥の平は脇に雪がありました。
ミヤマサワアザミ、アザミが可愛いと思える季節です😅
この辺りにミヤマホツツジ咲くんだよね〜と思いながら見て居ると、ありました。
いっぱい咲いていて嬉しい!
コマクサ平に来ました。
ウラシマツツジがもう紅葉してます。
コケモモも赤い実を付けています。
あれ?クモイリンドウに会っちゃった😅
コマクサ、ごめん、ピンボケです。
涼しくて、疲れ知らず、水も殆ど飲まないで歩く快適な登山。
お盆過ぎのためか、登山者も少ない。
でも、何年か前みたいに全然いない訳でもなく、適当に人とも出会って寂しくありません。
第三雪渓に来ました。
この季節のこの場所が大好きなんです。
ミヤマサワアザミとタカネトウウチソウ、斜面いっぱいに広がって美しい。
ミヤマサワアザミ、この風景を見るまでは、アザミが可愛いと思ったことが無い(アザミさんに失礼なんだけど)。
この風景を見てから花を見る意識が変わりました。
雪の無い第三雪渓を登ります。
長い登りもお花があるから楽しいです。
あ、エゾツツジ!今年は何度も会えました♪
アオノツガザクラ、ミヤマキンバイ、エゾコザクラ。
白いイワギキョウ、ここにも咲いていました。
チングルマも咲いていました。
第三雪渓も登り切り、第四雪渓へ。
ミヤマアキノキリンソウの群落。なかなか綺麗に写せない😭
ハクサンボウフウ。
あ、イワギキョウ、たくさん。
綺麗な色だね。
ツガザクラの群落。
そして来た道を振り返る。
赤岳山頂に無事到着。
2時間27分。順調に来ました。朝早く出たのと、速めに登れたのでまだ午前9時過ぎです。
山頂から旭岳も望めました!
水分補給して直ぐに出発。
小泉方向に向かう道、7月上旬に来た時は、たくさんの花で賑やかだったけれど、花のシーズンは終わり、ホソバウルップソウも枯れた姿を残していました。
クモイリンドウ、登山脇にちょこちょこと咲いていました。
白雲分岐まで歩きました。
赤岳から30分。9時40分です。
本当の目的は、白雲避難小屋でクモイリンドウを見ること、なんだけれど、朝早くて調子が良ければ白雲岳に行こうかな?と思っていました。
白雲岳に行く途中に、チシマツガザクラの群落を見た事があって、見たいなぁと。
そして白雲岳へ向かいます。
(ここでザックをデポして、身軽に行こうかな?って思ったけれど、山頂で何か食べたいし、水も持ちたいし、そのまま重いザックを背負って行きました)
登山道脇のチシマツガザクラはもう終わっていて、花を見る事ができませんでした。
でも、白雲岳から下山して来た人から、山頂の景色が綺麗だったと聞いたので、晴れている今がチャンスと頑張りました。
雪渓の多い7月上旬は、登山道が違っていたけれど、雪渓が無いこの時期は元の道に戻って居ました。
山頂下の岩を攀じ登り、白雲岳に到着!
わー、美しい景色!
白雲岳、ゼブラ模様の間宮岳は久しぶり。
この景色、まともに見えた事無かったような気がする!
高根が原の方向は雲があり、トムラウシ山は見えなかったけれど。
大福食べて、直ぐ下りようと思っていると、ずーっと私の前を歩いて居て付かず離れず、分岐で追い抜いて、ほぼ同時に山頂に来た男性から写真撮ってのお願いがあり、スマホでパチリ。
じゃあ私も、という事で撮ってもらいました。
なかなか良い感じ😊
そして下山。
白雲岳は人気の山だから、次々と登って来ます。
分岐まで戻り、来ていたジャンパーを脱いで、白雲避難小屋に向かいます。
白雲避難小屋に向かう道も、好きな場所。
ここのお花畑も、素晴らしい。
そして稜線には無い花も咲くので、ワクワクします。
チシマフウロか、トカチフウロ😅
避難小屋が見えて来ました。
雪渓の端っこから咲く、ツガザクラとチングルマ。
イワギキョウもいっぱい。
エゾコザクラも。
ミヤマリンドウ、秋を代表する花。
チングルマの綿毛とタカネトウウチソウ。
バイケイソウ
チシマキンバイソウ(葉はタカネトウウチソウ)
ダイセツトリカブト。p
いっぱい。濃い紫色が美しいけれど、猛毒だからね、静かに通ろう。
タカネトウウチソウに混じってエゾイブキトラノオ?も咲いている。
そして、白雲避難小屋に到着〜。
すごいすごい、クモイリンドウ大株がいっぱいあります。
以前、避難小屋の管理人の方が種を蒔いたらしいと聞いています。
でも、この大きさは登山道脇のものと比べると、全然違う。
固有種を守りたい、そんな思いが通じます。
この山でしか咲かない花。大切にしなくちゃ。
小屋番のイケメンお兄さんが、小屋周辺の土木工事をしていました。
いつも思うけれど、白雲避難小屋の若いお兄さん、イケメンばかり😍
避難小屋でランチタイム。
トイレも借りて、下山開始。
11時45分。
遠くに緑岳。
高根が原もいつかは歩きたいね。
さて、順調にいけば、午後3時頃登山口に戻れるはず。頑張ろう!
ここから分岐まで登りです。
大分足に疲れが…
こんな素敵な風景を見てふと気がつく。
え、チシマツガザクラ、咲いてる!
行きでは全然気が付かなかった!
キラキラしていて可愛い!
会えて嬉しかった!
一箇所だけだったけれど、こんなにたくさん咲いてたのに気づかないなんて。
行きと帰りでは見る景色が違うって、本当だな、って思う。
分岐に到着。
小泉分岐では、白雲岳で出会った男性と会う(写真を撮ってくれた人とは違う)
登山口でもあったような?
登山道。
赤岳までは緩やかな道。
赤岳に到着。
ほぼ休みなく出発。
12時57分。
大体1時間45分くらいで降りられるはずだから、3時前には着けると思う。
歳を重ねて、登りに時間が掛かるようになったけれど、下山時間は昔と変わらないのです。
でも、今回は膝が痛い。無理しないで下りよう。
順調に下山。
眼下を見下ろす。
上りで撮らなかったお花をパチリパチリしながら下りてみる。
エゾヒメクワガタ。
ナガバキタアザミ。
ミヤマアキノキリンソウ。
ウラジロナナカマドの赤い実。
そして無事下山です。
14時40分。赤岳から1時間43分。
そして、背後でずーっと熊鈴の音が聞こえた男性、小泉分岐で会って、赤岳でも会った。
登山開始の時刻もほぼ一緒。
でも、速い。
「白雲の後は、どこを回られたんですか?」と聞いたら、「避難小屋から緑岳まで」だそうです。
行きと、途中に会ったけれど、回った距離が全然違う〜。同世代かな?健脚です。
赤岳白雲岳白雲避難小屋。
毎年花で癒してくれる。今年も色んな花に出会えて嬉しかった。
厳しい冬を乗り越え、命を繋ぎ、また来年も会いたいです。
大雪山は、来月は紅葉、そして雪と、短い季節を一気に駆け抜けます。
この大自然に抱かれて、私たちは生きているんだなぁ、と感じます。
ありがとう。
多分秋にはまた来ます😅
行動距離 14、5km
行動時間 8時間(休憩含む)
高低差 1039m
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