表大雪の花の季節は、やっぱり赤岳でしょう!
ここ数年は毎年のように登っている、銀泉台からの赤岳。
今年も登るよ~!
朝5時15分に美瑛を出発。
ちょうど2時間で、銀泉台登山口に到着。
あの、広~い駐車場に車6台。
平日とは言え、まだハイシーズンだと思うんだけどなぁ。
まぁ、静かな山歩きが出来るから良いやね(^^)
朝食食べて、7時40分出発。
シロバナニガナ発見!
オオバミゾホオヅキも。
そして、お馴染み登山口に到着。
この標識見たら、今年も来られたって感動しました。
なんだか分からないけれど、この山に来ると、心が解放されるんです。
コバノイチヤクソウ。
なんと無く、登山道が広くなった様な気がします。
あった!
ウメバチソウ!
大好き!
楽しくて楽しくて、見る花全てに元気を貰います。
銀泉台の紅葉は、しばらく見てないかも?
少し霞んだ風景を見ながら高度を上げて行くと、第一花園があります。
今年のお花はどうかなぁ。
え!すごい。
ミヤマリンドウも咲いてます。秋だねぇ。
エゾコザクラも可愛い。
斜面を彩る、チングルマ。
第一花園は雪解けが遅くて、ハイシーズンでも雪渓が残っている事もあるの。
今年はもう7月の終わりだけど、雪も見る事もなくお花畑が続いていました(^^)
第一花園を過ぎて、テラスでひと休み。
毎年来ているので、どこで休もう、とか、考えて登れます。
テラスから第二花園に向かう途中、そう言えばこの辺りでシマリスを見た事があるなぁ、って思い出しました。
思い出した瞬間!
現れる‼︎
まさか数年前のリス?
大分長い事、姿を見せていたので、しばらく立ち止まって様子を見ていました。
誰か餌でもあげてるのかな?怖がらずにしばらく側にいました。
第二花園に来ました。
ここにも、ミヤマリンドウが咲き誇っています。
チシマ クモマグサ、ここで見るのは初めてです!
わー、エゾコザクラ満開!
凄い凄い!
いやー、本当にたくさんのエゾコザクラに感激です(^^)
奥の平。
アオノツガザクラ、コエゾツガザクラの饗宴です!
言葉になりません!
チングルマ。
エゾヒメクワガタ。
ニシキツガザクラ。
あまりの花の多さに、これまたビックリです。
天上の楽園です。
雲の平を越え、ひたすら歩きます。
5mm位の小さな花、リンネソウ。
誰にも会うことも無く、抜かれもせず、追い越しもせず、たった一人で歩いていても、全然寂しく無い山歩き。展望も良く、本当に素敵な山です。
コマクサ平に到着しました。
今年のコマクサはどうでしょう?
山の女王は、健在です。
左側の群落は以前にも増して、株が大きく美しい。
右側にもいっぱい咲いています。
やはり保護をした効果が、表れているのだと思います。
イワブクロ。
今年は、どこの山でも出会っていなかったので、今年初です。
チシマツガザクラ。キラキラ!
そうこうしているうちに、第三雪渓が見えてきました。
雪がありません。
第三雪渓に登る前の、下り坂に差し掛かって、ハイマツが刈られていることに気がつきます。
その前から笹刈りもしてあって、道が広いと思っていたけれど。
今年はずいぶん整備して、歩きやすくなりました。
いよいよ高度100mの登りです。
サワアザミ?が可愛らしく、丸い頭を出しています。
エゾヒメクワガタ。
バイケイソウ。
ヨツバシオガマ。
等。お花がいっぱい。
第四雪渓が見えて来ました。
雪渓はありますが、登山道にはありません。
ここもアオノツガザクラが凄いです!
そして、赤岳に到着しました!
少し前に着いたグループの方に、記念写真を撮ってもらいました(^o^)/
でも山頂に着いた途端、風が冷たく、お天気が下り坂。
グループの方はここで引き返し、下山するという。
去年もお天気が悪くて、避難小屋は断念したから、今年は行きたかった。
少し寂しい山歩きとなるけれど、行くと決めて出発です。
暗い雲の中、白雲方向から歩いてきている人もポツポツいて、雨もまだ降らず、そうでもないな、と歩いていました。
イワヒゲ。
キバナシオガマ。山のピカチュウに会えた!
そうこうしている間に、あっという間に、白雲分岐に到着です。
迷わず避難小屋に向かいます。
この下り、帰りは登りだよなぁ(^_^;) あたり前のこと考える。
遠くに緑岳を望む。
本当はこちら方面に行きたかった。
でも、今日は良い。
避難小屋が見えて来ました(^^)
エゾノハクサンイチゲのお花畑。
雪解けが遅いんだね。
トカチフウロ。
グラデーションが綺麗!
イワギキョウ。
少し毛のある、チシマギキョウ。
お花畑。わお。
ハクセンナズナ。
川があるせいか、他の地域と微妙に植生が違い、避難小屋周辺のお花畑が好きなんです。
そして、避難小屋に到着。
着いた途端、今までパラパラ降っていた雨が本降りになりました。
それまで外に居たので、中に入らせて頂きました。
小屋番のお兄さんは、さっき途中で抜いた長靴の人でした。
そこには何人か雨宿り兼昼食の方がいらっしゃいました。
いろいろ情報交換して、雨が止まないであろうと判断。
約40分の休憩の後、雨具を装備して出発です。
小屋周りのお花を楽しみ、分岐まで戻ると、晴れて来た!
あとはルンルン。
景色を楽しみ、花を楽しみ、
鳥さんに出会ったり。
庭で出会ったベニマシコに似てるような気がする。
無事、午後2時57分、登山口に到着しました。
登り 銀泉台登山口 → 赤岳 2時間35分 赤岳 → 白雲避難小屋 1時間15分 (3時間50分)
下り 白雲避難小屋 → 赤岳 1時間10分 赤岳 → 登山口 1時間55分(3時間5分)
黒岳の湯の割引券を手に取り、あとは楽しみな温泉。ルンルン。
と思いながら、林道を走る。
途中、妙にガタガタするな、と思っていたけれど、砂利の合間に挟む舗装道でも、ガタガタ。
(^_^;)パンクだわ。
パンクと判った状態で林道を走行。ノロノロで、相当時間が掛かった。
その間に、対策をどうしようかと考えていた。
とにかくパニックにならずに、冷静であろうと心掛けました。
いつも気をつけているけれど、気をつけたってなるものはなるアクシデント。
林道が終わって国道との合流点。
右後ろタイヤ、パンク。
しかもホイルカバーが外れて、無くなっているし(T . T)
とにかく大雪防災ステーションまで行く。
近くに、大きな駐車スペースがあって良かった~~。
JAF、#8139 に電話。
話し中…じぇ。
なんどかかける…話し中。JAF使えないじゃん(~_~;)
ディーラーに電話し、アドバイスを受ける。
自動車保険会社に掛けなさい、と。
掛けている間に、多くなトラックが近づいてくる。
電話を切って、状況を説明すると、運転手は降りてきて、車を開けてスペアタイヤを取り出し、工具を出す。
ヴィッツのジャッキが見当たらない。
どこ?どこ?
おろした記憶無いんですけど。
そして今度は道路サービスの黄色い車を呼んで、ジャッキを借りる。
運転手さん、あっという間にスペアタイヤと交換。
それを見ていて、そっか、タイヤ交換、自分ですれば良いんだ、
若い頃は自分で交換してたと気付く(^_^;)
最近はいつも業者さんにお願いしているので、頭が回らなかった。
そうして、ノロノロ運転で午後7時、無事美瑛まで帰ってきました。
(ヴィッツのジャッキは、助手席を前いっぱいに押すと下に入っていました。
普通に覗いただけじゃ確認できません。)
不幸中の幸いというか、トラックの運転手さん、道路サービスの方、そしてネッツの方(はJAFに電話を掛けて、状況を連絡してくれていました)に助けて頂いて、本当に助かりました。
タイヤ代の出費は大きいけれど、事故無く帰ってこられて良かった。
翌日までパンクショックは続いていましたが…