二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

「博士の愛した数式」

2005-05-24 22:21:23 | 映画「博士の愛した数式」
現実逃避、のための一筆。(今日も残業だったけど、サーバーダウンその他諸々の諸事情で帰ってきたさ^-^;家で続きをしろってか?)

この間「博士の愛した数式」の映画のクランクアップが朝のテレビで報じられていた。吉岡秀隆、寺尾總、浅丘ルリ子、深津絵里と大好きな俳優陣が総出演だったもので、思わずビデオに録っちまった。朝はそのまま出勤して、夜に見直した。ほくほくしながら「おお~、吉岡、ものすごく若ぇ~」とか「浅丘ルリ子、迫力な程に色っぺぇ~」とか「寺尾總、何か毒気なくなってるじゃん」とか、たわいもないことを考えながら見ていた。ルリ子姐さんの寺尾さんへの手のかけ方が、何というかもう「参りました」ってくらい自然でうらやましかったので、もう一度拝もうと、巻き戻したところ。「あれ?」再生して巻き戻し。もう一度「あれ?」

浅丘&寺尾のツーショット直後に、吉岡秀隆と斎藤隆成くん(Wルート)が並んで数秒間写ってるのだが、2人の動きがシンクロナイズド。。。横むいたり、下向いたり、前むいたりを同じタイミングでやっとる!!!(顔もほとんど相似形だし!)

いや、偶然かもしれんのですが。数秒間、全く同じ動きしてたよ。どちらかと言えば吉岡が斎藤君を見てるんだが、横むくところは、全く同時か、むしろ吉岡の方が早いんだよな。

こんなことに感動してるおいらもおいらですが。

何が言いたかったというと。吉岡秀隆って、やっぱすげー、というか、おもしろい。この人のクランクアップ会見というのは、役柄が抜けきってないのか、素なのに微妙にキャラが入っていて、毎回すごく味わい深い。役柄によって顔つきも全然違う。クランクアップじゃないけど、日本アカデミー賞の授賞式の時なんか「四日間の奇蹟」の撮影中だったらしいけど、拍手するとき左手の薬指が麻痺したように立ってたもんな。(あの時は「何でだろ~」と思ってたら、後で、そういう役柄だったと知った。)

役者が全てそうあるものだとは思わないが。彼のように、その役に「なっていく」俳優というのは希有だと思う。映画の制作上、効果があるかどうかはまた別として。(もっとわかりやすく、ストーリーを進める記号としての役者の振る舞いを求める客もいるだろうから。)

彼は、記号になれない。霊降ろししちゃう役者なんだろう。命削って演じて、人を創る。彼を好きな監督が彼を大事にする気持ちがよくわかる。逆に、シンボルとしてのキャラクターを求める監督には、彼は求められないのかもしれないね。(何言ってるかわからない人、すんません。)

おいらが好きな世界は、吉岡秀隆なんかが存在してる世界だから、これからも彼のでてる映画が増えるといいなぁ、と思ったりするんだが。

とりあえず。おいら、吉岡ストーキングしてるわけじゃないっすから。これだけは弁解しときます。(いちいちどこまで細かく観察してんだよ、という突っ込みに対して。)

というわけで、馬鹿話の後は、相変わらず残業背水の陣がどこまでも続くのでした。

追伸:最近、仕事が辛くなると、グインサーガで今にもしにそーなスカール黒太子を思い出します。がんばれ太子。がんばれおいら。まだ倒れちゃダメだ。もう少し踏ん張れ。(いや、おいらのようなへなちょことスカール黒太子を同列に扱っちゃ、あまりに厚かましいですが。)
コメント (2)
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