二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

ココロの形

2023-03-04 23:01:57 | その他音楽
どうも。皆さんいかがお過ごしですか。
崖っぷちの三月の風です。
崖の上は曇天。寒いけど、雪は溶け始めている。冬が解けていく。

この間、運転中に流れた音楽に心慰められた話をしました。
あれ書いた後に、我に返って思った。
「おいらはなぜ、ランダムチョイスの音楽に、救済されたかのような心地よさを感じたのか」

あの時は、救われた気持ちになったことを記録に残したくて、夢中だった。
確かに、あの時のオイラは、泣けないぐらい身体の真ん中が空っぽで、ただただその空虚さに凍みるような寒さを感じたのだ。
そして、流れてきた音楽が、自分の心と(ある程度)シンクロしているかのような錯覚を覚えた。

2,3日後にふと、降ってきた考え。
「ココロの形が定まらない状態で不安が感知された時、その感覚を「寒さ」として感受した」

だとすれば、流れてきた音楽がおいらのココロを表現していたのではなく、逆に、流れてきた音楽に、空しいココロが共鳴し、その旋律・歌詞にココロが模られ、形を得て安定した、ということなのかもしれない。

卵が先か、鶏が先か、という話ならば。

心が先にあって、流れてきた音楽が、俺の心に似ていたのではなく。
流れてきた音楽の形に似せて、俺の心が生まれたのかもしれない。

なんちゃって。

昔書いた詩を思い出したので再掲。(自分でも忘れちゃうので、備忘録代わり。)

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小さな幸せ
(2005/03/12)

自分の中をいくら見つめても、そこには何もない。

ただ、ここにぽつんといて、黙々と生きている、何物でもない僕。
別にそれで困ることも何もないのだけれど。
忙しさが僕を満たして、僕を忘れさせてくれる。

それでも時々は、月明かりや、白々とした日の光が、
僕の輪郭を照らし出してしまうから。

そんな時は、あなたに会いに行く。
あなたにとって、僕が何なのか、を知るために。

あなたが、全ての僕をなぞるから、僕は
あなたの描く僕になる。

そうすると、人間になれたかな、って気持ちになれるんだ。

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あ、これ、まんま、これ。
おいら、昔から変わってねーな。
そんなことを、ふと思い出した夜でした。
(下書2023.2.19、投稿2023.3.4)
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