6月第1週に、2008年コブクロの5296ツアーが終了しましたね。全国14都市33公演で27万人を動員したという今回のライブ。CD5296も170万枚を売り上げてるらしい。すごいな。
おいらも、今回のツアーに参加できて、非常に楽しい経験をしました。
すでに記憶が不確かになりつつありますが、煮詰まり気味の今日この頃、思い切って「思い出の1ページ(笑)大放出」といきます。(今日も長いぞ!!!)
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おいらが参加したのはアリーナ型の会場だったんですが、初日は(黒田氏ですら)豆粒(笑)、2日目は前から一桁列、という「地獄と天国」な体験でした。
今回は、入場時にチケットの本人確認がある、ということで、客の出足を早めて混乱を防ぐために、開演前に早く行った客を喜ばせる仕掛けがあるんじゃないか、と思ってましたが、その通り!さすがコブクロスタッフ(^ー^)。グッズ売り場は大盛況だったし、ツアートラックもサービス精神の固まりのようでした。スタッフ全員体制のホスピタリティだなぁ、と、しばし感動。そして、何より、会場の幕の前に映し出された「5296」達のアニメーションとカウントダウンは、ほのぼのとした雰囲気を会場内に生み出していました。それにしても、5296達が最後に駆け込んでいく先が、ちゃんと当日会場の絵になっていて、たまげた。まさか、全会場分作ったんか?!それが、開演前に一番びっくりしたところです。
それから、会場がフラットだったんで、後ろからは当然見えにくい(涙)わけですが、車椅子を使う人のために高台を設置していたのが、いいなぁ、と思いました。どんなアーティストでもそういう風にしているのかもしれないけど、ちょうど花道の先端部分にそのコーナーがあったんで、二人が花道の先っぽに来た時、その席の人達にきちんと挨拶していたのが、印象的でした。当たり前かもしれないけど、優しいなぁ、、、って。(おいらは、1日目はその光景が前方に見える、とゆー位置だったわけです(苦笑)。)
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紗のような幕の上でカウントダウンが早まり、彼らの結成からの軌跡がCDとともに紹介される、、、
2日目は、2つの影が前方に歩いてスタンバイするのが見えて、おおっ!始まる!!!という高揚感に包まれました。
突然のハーモニーが流れ、会場を包み込む。「届け。。。」という歌声。圧巻だった。
コブクロに共感した者達が願っていたこと。「届け、コブクロ!もっと!!!」
コブクロは歌った。「届け、、、きみに!!!」と。
そうだ。聴くのはおいらたちだ。自分が、今日は、存分に受け止めて聴くのだ。なんか、最初からものすごく幸せな気持ちになった。
1:轍
最初から、この盛り上がり!!!おいら、轍好きだなぁ、、、不思議だけど、轍とかYELLって、コブクロを知れば知るほど好きになる曲だ。爆発的に熱唱する彼らの歌声が、会場が白く発光するくらいの熱を生み出していた!(「轍」って白のイメージなんだよね。すごく高温!)
2:月光
この曲の若さが好きだ。10代の頃のような、純な気持ちでのめり込んで聴いていた。メッセージは単純なんだけど、曲調というかコードの独特さが「青春時代の蒼いひねくれ具合」のようで、くすぐったい。黒田氏の吠えるような声が迫力だった!(と思ったが、後半は更に迫力だったのだった、、、すげー、、、)
ちなみに、2日間とも、最初から最後まで、彼らの声はものすごく安定していて、しかも伸び伸びしてて、心底感動した。こんなに上手に、しかも情感豊かに歌えるんだ、、、歌、という声の力に揺さぶられた3時間だった。もちろん、バックバンドの演奏もすごくて、ものすごく心地よかった。なんというか、、、これを一体感っていうのかな。二人はもちろん、全員の意思疎通がみられる、というか、、、プロ中のプロやなぁ、、、と思った。特に2日目は、二人だけでなくバンドの皆の動きがよく見えて、すごく感動した。まぁチャンがものすごく男前だったことにびっくりした。桜井さんのドラム、迫力があって大好きだ♪ストリンガーズの皆さんは当然麗しかった。3時間の演奏を最後まで弾ききって笑顔でいられる、って、すごいと思った。山田まんもふくちゃんもらむじーさんもよっしーさんも、プロ、って感じの余裕がすてきだった。
さて、3曲めは、そう、、、
3:Diary
きらきらした光が舞い降りるような、幸せなイントロから始まる一曲。Million Filmsのその後、みたいで、けっこう落ち着いた雰囲気、というか、30~40代の中堅?夫婦を連想させる曲だ。ポップス、と言えばポップスなんだけど、こんなに日常を具体的にかつイメージ豊かに歌った曲、って、歌謡曲界でも珍しいような気がする。しみじみ聴きました。
4:ベテルギウス
星好きとしては、ベテルギウスの名も知らん訳ではなかったが、実は、「どこにあったっけ?」くらいに物忘れは進行していた(爆)。オリオンの右肩の星だったんだね。曲紹介と映像と効果音でSFなイメージが浮かんだが、曲自体は、もっと複雑なイメージだった。今でも、この曲の志向性をあれこれと考える。おいらには力強いけど哀しい歌に聴こえるんよね、これ。曲調が六等星に似てて、感傷的ではないし、前向きでもあるんだけど、ものすごくココロをえぐる面がある。メッセージ的には「水面の蝶」に近いなぁ。。。音源化がすごく待たれる曲だ。
。。。誤解を恐れず言ってしまうと、コブクロの曲には、「死」「終わり」への言及を感じることが時々あるんだけど、この曲にはけっこうはっきりその部分が描かれていると思うんだ。爆発した星の、名残の光。いまは「いない」かもしれない、きみからの光。1日目に聴いたときは、呆然としてしまうくらいの衝撃だった。(ちなみに、そういう部分は、おいらにとって、コブクロの大きな魅力でもあります。)2日目は、(なんか楽しそうに歌ってるんで(笑))「これは明るい曲なんだ」と思ったけど、半ばだまされてるような気分もして、、、ううむ。気になる曲だ!(勝手読みモード最大です。)
5:Million Films
いい曲やねぇ。。。ほんっと、稀なる名曲だ。いつ聴いても感動するもん。イントロだけでもうるうるしそうになる(照)。Diaryもそうだけど、こんなに日常を優しく歌う曲、って、なかなかないよなぁ。(他の曲をよう知らんおいらが言えることではないかもしれんが(汗))生活の「幸せ」に気づかせてくれる曲だ。生で聴けて、シアワセ♪
6:WHITE DAYS
すごい。すごいとしか言いようのない迫力とスケールの大きさに、溺れそうなぐらい感動した。確実に進化している二人の歌声と表現力に、「WHITE DAYS」が最大限生かされていると思った。楽曲が、喜んでる感じだった、と言ったら「不思議」扱いされるかな。でも、本当に、楽曲が、あるべき声で、あるべきハーモニーで、歌われてる、っていう完成度を感じた。ほんっと、すごい歌だったです。
7:蕾
もう、何も言えんくらいのラインナップ。「蕾」は、いつも二人が(バンドも)丁寧に丁寧に織り上げていく感じの曲だ。だから、毎回「最高」なのだが、この日の「蕾」は、昨年末のレコ大受賞の時や紅白での名演に勝るとも劣らぬ、というか、いっそう進化したかのような、そんな印象を受けた。表現力、という点で言っても、二人の声は、万感の思いを伝えてくれたと思う。なんか、「今後一生歌わへん気か?!」と勘違いするくらいの、すごさだった。お願いだから、これからのツアーでも「蕾」歌ってほしい。ほんっと、お願いだから。
8:To calling of love
一瞬「スタ★レビっぽい」とうれしくなった。真似、じゃなくて、雰囲気が大人っぽいんだ。ジャジーで、いい意味ですきまの多い。ムードも大好きな曲だ。歌詞のストレートな思いと、曲の素直さ。黒田氏の中に、こんな曲を産む要素があるんだな、と思うと、感動だった。声がまた、優しいんだよな。一日も早い音源化が待たれる。(今は脳内再生でしのいで、待ちわびてる♪)
それにしても、黒田氏、自分で作っといて照れるもんなのか。。。(苦笑)
9:FREEDOM TRAIN
これもスタ★レビ系♪こういう展開すっきやねん♪バンドっぽくて、疾走感があって、いいねー。電車の走行音(線路の音ね)っぽいリズムが、大好きです。早く音源化してくれー!!!
10:風の中を
もともとアイリッシュ・ダンス系は大好きなんで(「タイタニック」しかり、「リバーダンス」しかり)、CDで聴いた時から盛り上がってました。今回のツアーではまさに盛り上がり最高潮だった!演奏しながら歌いながら、あんなにくるくる回れるギタリストを見たのは初めてです(爆笑)。よく目が回らなかったなぁ。。。(回ってたこともあったみたいですが(汗))。見てるだけで、感動でした!(連れも相当印象に残ったらしく、見終わった後で「こぶちくん、すごい。。。」と言ってました。ちなみに、連れは、小渕氏の敏捷な動きと、目の前で熱唱する黒田氏のかっこよさにココロ奪われたそうです(笑))
11:天使達の歌
事前に小渕氏が歌詞を公開していたのを読んでいた。「天使?」と思っていたが、雪に対する「南の人」の思いが伝わってきて(笑)ほっこりしました。これも、寂しい歌なんだけど、きれいだったなー。ムードはサザンっぽいんだけど、サザンよりもピュアな展開(歌詞にしろ、コードにしろ)。コブクロらしいなぁ、と思った。「好きだよ」の部分の素直さと力強さが、好きだ。早くCDで聴きたい♪
12:風見鶏
広々としたイメージが、CDの時と変わって、新鮮な気分で聴けた。この曲、奇抜さはないけど、すごくいいんだよなぁ、、、小渕氏が「コブクロのマイ・ウェイ」と言っていたけど、本当にそんな感じで、大好きだ。なんていうか、、、しみじみと胸が熱くなる。力がわいてくる。背筋がしゃんとする。そんな気分にさせてくれる曲だ。丁寧に丁寧に歌い上げる彼らが、ものすごくかっこよかった。
13:蒼く優しく
この曲は!!!!!もう!!!!!
迫力といい、表現といい、歌声のそろい方といい、黒田氏の声の伸びといい、小渕氏の声の響きといい、「最高傑作」としかいいようのない、完成度の高さだった。おいら、今回のツアーで一番聴きたかったのが「蒼く優しく」だったんだ。
うれしかったのは、ライブ行った人の中で、もともとこの曲をそんなに意識していなかった人が、この曲を再評価してるらしいこと。やったね!ほんっと、この曲は胸の奥にずどんと響くんだって!この曲の凄さをわかってくれる人が増えてるみたいで、それがうれしい♪
「自分らしさ」を探すことについては未だによくわからんけど、この曲は大好きです。意識無意識両方に、ものすごく届く。「ありがとう。」と言いたくなる名演だった。
14:君という名の翼
すきやなぁ。。。深刻な夜の奥から、すかっと抜けるような青空に変わるような、爽やかな曲だ。何度聴いても、この曲のキャッチー(?)さは、たまらない。王道!って感じの一曲だよな。
15:潮騒ドライブ
これは隠れた名曲?盛り上がり具合が、すごい。これも日常を描いた曲だけど、ほんと単純に楽しめるいい曲だ。腕ふりは、、、(笑)特に二日目の周囲がすごかったです。さすが一桁列。気合いが入っとる!!!連れも必死に手振ってました(笑)。楽しかったなぁ。。。
16:ストリートのテーマ
「潮騒ドライブ」からこの曲にかけてが、スタ★レビでいう「ブートキャンプコーナー(笑)」だった。客は思う存分楽しんでいた。コブクロもそれ以上に楽しんでいたみたいだけど(笑)。コブクロのお客さんはけっこうおとなしい、というか、踊らん人が多いので、おいらは、(特に後ろにいるときは)一応気をつけてました(苦笑)。世は人並み、つーことですな(汗)。いっぱい叫んで歌って、気持ちよかったです。ちなみに、おいらの会場では「男VS女」バージョンでした。
17:彼方へ
この曲も成長したなぁ。コブクロの中では珍しくイマジナリーで不思議な曲なんだけど、独特の高揚感があるんよね。この曲の一番のポイントは黒田氏の「おいきなさい」ポーズだった(笑)。連れまで真似してたので、大爆笑。やりたいんか、やっぱり。いやー、盛り上がったなぁ。
18:Fragile mind
この曲は、始まったとたん、客が微動だにせずに聞き入るんだよね。その緊迫感がけっこう好きだった。拍手がないイントロ。すげーかっこいいの。
ものすごい力と思いが凝縮したような、叩き付けるような歌声と演奏とリズム。体中が熱くなって、苦しいんだけど気持ちがよくて、どこまでも声がのびていくように、どこまでも思いが伝わっていけばいい、と願った。
本編を締めくくるに最高の選曲だったと思う。
そして。アンコールまでの、ストリートのテーマの大合唱。あったかくって好きだけど、メロディが低いのは、なんでだろう。。。(ふつーの人にとっては、元の音程って高すぎるのか?)
19:桜
すごかった。息をするのも忘れるぐらいの名演でした。「桜」はもともと大好きだったけど、今回のツアーで聴いて、ますます好きになった。何という、すごい曲なんだろう。しかも、ギター一本!二人の声がのびて、まじりあって、広がり合って、ギターの音と一緒になって、、、あんな感動したのは久しぶりです。
ところで、一日目の「桜」の時、一部観客が感極まったのか、一緒に歌いだしてしまい、(それはそれで感動的なんでしょうが)、心の中で大きな葛藤(苦笑)を感じました。その人達、その後の「どんな空でも」の冒頭アカペラも大熱唱。「アカペラは一緒に歌うもの」だと思ってたのかなぁ。。。(「コブクロライブははじめての人~!?」って小渕氏が聴いた時に、その人達「は~い!!!」って手挙げてたけど。)おいらは、ライブでは(アーティスト自身が観客の歌を望んだ時を除いては、)「アーティストの歌声を聴きたい」派なのですが、そんな奴ばかりじゃないのかなぁ。二日目の桜の前に小渕氏が「それでは、聴いてください」と言った時、「聴いてください」の部分に気持ちがこもってたように感じて、「そうだよ、聴くんだよ、歌うんじゃなくて!!!」と感激してしまった、小心者のおいらです。もちろん、一緒に歌って楽しいときもあるし、DVD「Nameless World@武道館」で黒田氏が絶句して歌えなくなった時に客席から聴こえた歌声は感動的だったけど、、、うーん、何が言いたいかようわからんくなってきた。ごめん。
20:どんな空でも
冒頭ア・カペラに耳を澄ます心地よさ。その後の、客も含めた皆での大合唱の心地よさ。この曲の素直な歌詞とメロディの相乗効果で、本当に気持ちよかった。大勢の人とこんな風に歌えるなんて幸せだと思った。(さっき書いたことと矛盾すると思う?さっきのは、あくまでTPOの問題なんだよね。)
「いつかは晴れるよ どんな空でも」。。。この歌うたいながら、出勤したい朝があります。(爆)
最後、会場中が「ありがとう!!!」の声で満たされ、拍手はいつまでも終わることがなかった。アンコールの後、二人が花道に行ってなかなか戻ってこなかった時、バンメンの皆さんがアリーナ正面の客に愛想良く手を振って、正面客の手持ち無沙汰感を埋めてくれた。優しいなぁ。ほんと、コブクロのライブに行くと「優しいなぁ」って思う。ホスピタリティ。「もてなし」の気持ちっていうのかな。バンメン、スタッフの皆さんが開演前に気合い入れてるときの思い(「行くぞ!」「オウ!」の時のお言葉ね)は、観客に確実に届いてる、と感じた。
最高の二日間。雨模様だったけど、開演時間までには必ず雨が切れて、きれいな夕日が照らしてました。まさにミラクル。
いろんなたくさんの人達と、ともにコブクロの歌を楽しんだ2日間。全ての出会いに感謝したいと思います。
あなたのライブは、どんなでしたか?
また、コブクロに会える日まで、がんばって前進しよう。彼らへの感謝と、自らへの決意を表明し、長い長いこの記事を終わりにします。
最後まで読んでくれて、ありがとう!(いるんか?そんな人。。。)
おいらも、今回のツアーに参加できて、非常に楽しい経験をしました。
すでに記憶が不確かになりつつありますが、煮詰まり気味の今日この頃、思い切って「思い出の1ページ(笑)大放出」といきます。(今日も長いぞ!!!)
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おいらが参加したのはアリーナ型の会場だったんですが、初日は(黒田氏ですら)豆粒(笑)、2日目は前から一桁列、という「地獄と天国」な体験でした。
今回は、入場時にチケットの本人確認がある、ということで、客の出足を早めて混乱を防ぐために、開演前に早く行った客を喜ばせる仕掛けがあるんじゃないか、と思ってましたが、その通り!さすがコブクロスタッフ(^ー^)。グッズ売り場は大盛況だったし、ツアートラックもサービス精神の固まりのようでした。スタッフ全員体制のホスピタリティだなぁ、と、しばし感動。そして、何より、会場の幕の前に映し出された「5296」達のアニメーションとカウントダウンは、ほのぼのとした雰囲気を会場内に生み出していました。それにしても、5296達が最後に駆け込んでいく先が、ちゃんと当日会場の絵になっていて、たまげた。まさか、全会場分作ったんか?!それが、開演前に一番びっくりしたところです。
それから、会場がフラットだったんで、後ろからは当然見えにくい(涙)わけですが、車椅子を使う人のために高台を設置していたのが、いいなぁ、と思いました。どんなアーティストでもそういう風にしているのかもしれないけど、ちょうど花道の先端部分にそのコーナーがあったんで、二人が花道の先っぽに来た時、その席の人達にきちんと挨拶していたのが、印象的でした。当たり前かもしれないけど、優しいなぁ、、、って。(おいらは、1日目はその光景が前方に見える、とゆー位置だったわけです(苦笑)。)
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紗のような幕の上でカウントダウンが早まり、彼らの結成からの軌跡がCDとともに紹介される、、、
2日目は、2つの影が前方に歩いてスタンバイするのが見えて、おおっ!始まる!!!という高揚感に包まれました。
突然のハーモニーが流れ、会場を包み込む。「届け。。。」という歌声。圧巻だった。
コブクロに共感した者達が願っていたこと。「届け、コブクロ!もっと!!!」
コブクロは歌った。「届け、、、きみに!!!」と。
そうだ。聴くのはおいらたちだ。自分が、今日は、存分に受け止めて聴くのだ。なんか、最初からものすごく幸せな気持ちになった。
1:轍
最初から、この盛り上がり!!!おいら、轍好きだなぁ、、、不思議だけど、轍とかYELLって、コブクロを知れば知るほど好きになる曲だ。爆発的に熱唱する彼らの歌声が、会場が白く発光するくらいの熱を生み出していた!(「轍」って白のイメージなんだよね。すごく高温!)
2:月光
この曲の若さが好きだ。10代の頃のような、純な気持ちでのめり込んで聴いていた。メッセージは単純なんだけど、曲調というかコードの独特さが「青春時代の蒼いひねくれ具合」のようで、くすぐったい。黒田氏の吠えるような声が迫力だった!(と思ったが、後半は更に迫力だったのだった、、、すげー、、、)
ちなみに、2日間とも、最初から最後まで、彼らの声はものすごく安定していて、しかも伸び伸びしてて、心底感動した。こんなに上手に、しかも情感豊かに歌えるんだ、、、歌、という声の力に揺さぶられた3時間だった。もちろん、バックバンドの演奏もすごくて、ものすごく心地よかった。なんというか、、、これを一体感っていうのかな。二人はもちろん、全員の意思疎通がみられる、というか、、、プロ中のプロやなぁ、、、と思った。特に2日目は、二人だけでなくバンドの皆の動きがよく見えて、すごく感動した。まぁチャンがものすごく男前だったことにびっくりした。桜井さんのドラム、迫力があって大好きだ♪ストリンガーズの皆さんは当然麗しかった。3時間の演奏を最後まで弾ききって笑顔でいられる、って、すごいと思った。山田まんもふくちゃんもらむじーさんもよっしーさんも、プロ、って感じの余裕がすてきだった。
さて、3曲めは、そう、、、
3:Diary
きらきらした光が舞い降りるような、幸せなイントロから始まる一曲。Million Filmsのその後、みたいで、けっこう落ち着いた雰囲気、というか、30~40代の中堅?夫婦を連想させる曲だ。ポップス、と言えばポップスなんだけど、こんなに日常を具体的にかつイメージ豊かに歌った曲、って、歌謡曲界でも珍しいような気がする。しみじみ聴きました。
4:ベテルギウス
星好きとしては、ベテルギウスの名も知らん訳ではなかったが、実は、「どこにあったっけ?」くらいに物忘れは進行していた(爆)。オリオンの右肩の星だったんだね。曲紹介と映像と効果音でSFなイメージが浮かんだが、曲自体は、もっと複雑なイメージだった。今でも、この曲の志向性をあれこれと考える。おいらには力強いけど哀しい歌に聴こえるんよね、これ。曲調が六等星に似てて、感傷的ではないし、前向きでもあるんだけど、ものすごくココロをえぐる面がある。メッセージ的には「水面の蝶」に近いなぁ。。。音源化がすごく待たれる曲だ。
。。。誤解を恐れず言ってしまうと、コブクロの曲には、「死」「終わり」への言及を感じることが時々あるんだけど、この曲にはけっこうはっきりその部分が描かれていると思うんだ。爆発した星の、名残の光。いまは「いない」かもしれない、きみからの光。1日目に聴いたときは、呆然としてしまうくらいの衝撃だった。(ちなみに、そういう部分は、おいらにとって、コブクロの大きな魅力でもあります。)2日目は、(なんか楽しそうに歌ってるんで(笑))「これは明るい曲なんだ」と思ったけど、半ばだまされてるような気分もして、、、ううむ。気になる曲だ!(勝手読みモード最大です。)
5:Million Films
いい曲やねぇ。。。ほんっと、稀なる名曲だ。いつ聴いても感動するもん。イントロだけでもうるうるしそうになる(照)。Diaryもそうだけど、こんなに日常を優しく歌う曲、って、なかなかないよなぁ。(他の曲をよう知らんおいらが言えることではないかもしれんが(汗))生活の「幸せ」に気づかせてくれる曲だ。生で聴けて、シアワセ♪
6:WHITE DAYS
すごい。すごいとしか言いようのない迫力とスケールの大きさに、溺れそうなぐらい感動した。確実に進化している二人の歌声と表現力に、「WHITE DAYS」が最大限生かされていると思った。楽曲が、喜んでる感じだった、と言ったら「不思議」扱いされるかな。でも、本当に、楽曲が、あるべき声で、あるべきハーモニーで、歌われてる、っていう完成度を感じた。ほんっと、すごい歌だったです。
7:蕾
もう、何も言えんくらいのラインナップ。「蕾」は、いつも二人が(バンドも)丁寧に丁寧に織り上げていく感じの曲だ。だから、毎回「最高」なのだが、この日の「蕾」は、昨年末のレコ大受賞の時や紅白での名演に勝るとも劣らぬ、というか、いっそう進化したかのような、そんな印象を受けた。表現力、という点で言っても、二人の声は、万感の思いを伝えてくれたと思う。なんか、「今後一生歌わへん気か?!」と勘違いするくらいの、すごさだった。お願いだから、これからのツアーでも「蕾」歌ってほしい。ほんっと、お願いだから。
8:To calling of love
一瞬「スタ★レビっぽい」とうれしくなった。真似、じゃなくて、雰囲気が大人っぽいんだ。ジャジーで、いい意味ですきまの多い。ムードも大好きな曲だ。歌詞のストレートな思いと、曲の素直さ。黒田氏の中に、こんな曲を産む要素があるんだな、と思うと、感動だった。声がまた、優しいんだよな。一日も早い音源化が待たれる。(今は脳内再生でしのいで、待ちわびてる♪)
それにしても、黒田氏、自分で作っといて照れるもんなのか。。。(苦笑)
9:FREEDOM TRAIN
これもスタ★レビ系♪こういう展開すっきやねん♪バンドっぽくて、疾走感があって、いいねー。電車の走行音(線路の音ね)っぽいリズムが、大好きです。早く音源化してくれー!!!
10:風の中を
もともとアイリッシュ・ダンス系は大好きなんで(「タイタニック」しかり、「リバーダンス」しかり)、CDで聴いた時から盛り上がってました。今回のツアーではまさに盛り上がり最高潮だった!演奏しながら歌いながら、あんなにくるくる回れるギタリストを見たのは初めてです(爆笑)。よく目が回らなかったなぁ。。。(回ってたこともあったみたいですが(汗))。見てるだけで、感動でした!(連れも相当印象に残ったらしく、見終わった後で「こぶちくん、すごい。。。」と言ってました。ちなみに、連れは、小渕氏の敏捷な動きと、目の前で熱唱する黒田氏のかっこよさにココロ奪われたそうです(笑))
11:天使達の歌
事前に小渕氏が歌詞を公開していたのを読んでいた。「天使?」と思っていたが、雪に対する「南の人」の思いが伝わってきて(笑)ほっこりしました。これも、寂しい歌なんだけど、きれいだったなー。ムードはサザンっぽいんだけど、サザンよりもピュアな展開(歌詞にしろ、コードにしろ)。コブクロらしいなぁ、と思った。「好きだよ」の部分の素直さと力強さが、好きだ。早くCDで聴きたい♪
12:風見鶏
広々としたイメージが、CDの時と変わって、新鮮な気分で聴けた。この曲、奇抜さはないけど、すごくいいんだよなぁ、、、小渕氏が「コブクロのマイ・ウェイ」と言っていたけど、本当にそんな感じで、大好きだ。なんていうか、、、しみじみと胸が熱くなる。力がわいてくる。背筋がしゃんとする。そんな気分にさせてくれる曲だ。丁寧に丁寧に歌い上げる彼らが、ものすごくかっこよかった。
13:蒼く優しく
この曲は!!!!!もう!!!!!
迫力といい、表現といい、歌声のそろい方といい、黒田氏の声の伸びといい、小渕氏の声の響きといい、「最高傑作」としかいいようのない、完成度の高さだった。おいら、今回のツアーで一番聴きたかったのが「蒼く優しく」だったんだ。
うれしかったのは、ライブ行った人の中で、もともとこの曲をそんなに意識していなかった人が、この曲を再評価してるらしいこと。やったね!ほんっと、この曲は胸の奥にずどんと響くんだって!この曲の凄さをわかってくれる人が増えてるみたいで、それがうれしい♪
「自分らしさ」を探すことについては未だによくわからんけど、この曲は大好きです。意識無意識両方に、ものすごく届く。「ありがとう。」と言いたくなる名演だった。
14:君という名の翼
すきやなぁ。。。深刻な夜の奥から、すかっと抜けるような青空に変わるような、爽やかな曲だ。何度聴いても、この曲のキャッチー(?)さは、たまらない。王道!って感じの一曲だよな。
15:潮騒ドライブ
これは隠れた名曲?盛り上がり具合が、すごい。これも日常を描いた曲だけど、ほんと単純に楽しめるいい曲だ。腕ふりは、、、(笑)特に二日目の周囲がすごかったです。さすが一桁列。気合いが入っとる!!!連れも必死に手振ってました(笑)。楽しかったなぁ。。。
16:ストリートのテーマ
「潮騒ドライブ」からこの曲にかけてが、スタ★レビでいう「ブートキャンプコーナー(笑)」だった。客は思う存分楽しんでいた。コブクロもそれ以上に楽しんでいたみたいだけど(笑)。コブクロのお客さんはけっこうおとなしい、というか、踊らん人が多いので、おいらは、(特に後ろにいるときは)一応気をつけてました(苦笑)。世は人並み、つーことですな(汗)。いっぱい叫んで歌って、気持ちよかったです。ちなみに、おいらの会場では「男VS女」バージョンでした。
17:彼方へ
この曲も成長したなぁ。コブクロの中では珍しくイマジナリーで不思議な曲なんだけど、独特の高揚感があるんよね。この曲の一番のポイントは黒田氏の「おいきなさい」ポーズだった(笑)。連れまで真似してたので、大爆笑。やりたいんか、やっぱり。いやー、盛り上がったなぁ。
18:Fragile mind
この曲は、始まったとたん、客が微動だにせずに聞き入るんだよね。その緊迫感がけっこう好きだった。拍手がないイントロ。すげーかっこいいの。
ものすごい力と思いが凝縮したような、叩き付けるような歌声と演奏とリズム。体中が熱くなって、苦しいんだけど気持ちがよくて、どこまでも声がのびていくように、どこまでも思いが伝わっていけばいい、と願った。
本編を締めくくるに最高の選曲だったと思う。
そして。アンコールまでの、ストリートのテーマの大合唱。あったかくって好きだけど、メロディが低いのは、なんでだろう。。。(ふつーの人にとっては、元の音程って高すぎるのか?)
19:桜
すごかった。息をするのも忘れるぐらいの名演でした。「桜」はもともと大好きだったけど、今回のツアーで聴いて、ますます好きになった。何という、すごい曲なんだろう。しかも、ギター一本!二人の声がのびて、まじりあって、広がり合って、ギターの音と一緒になって、、、あんな感動したのは久しぶりです。
ところで、一日目の「桜」の時、一部観客が感極まったのか、一緒に歌いだしてしまい、(それはそれで感動的なんでしょうが)、心の中で大きな葛藤(苦笑)を感じました。その人達、その後の「どんな空でも」の冒頭アカペラも大熱唱。「アカペラは一緒に歌うもの」だと思ってたのかなぁ。。。(「コブクロライブははじめての人~!?」って小渕氏が聴いた時に、その人達「は~い!!!」って手挙げてたけど。)おいらは、ライブでは(アーティスト自身が観客の歌を望んだ時を除いては、)「アーティストの歌声を聴きたい」派なのですが、そんな奴ばかりじゃないのかなぁ。二日目の桜の前に小渕氏が「それでは、聴いてください」と言った時、「聴いてください」の部分に気持ちがこもってたように感じて、「そうだよ、聴くんだよ、歌うんじゃなくて!!!」と感激してしまった、小心者のおいらです。もちろん、一緒に歌って楽しいときもあるし、DVD「Nameless World@武道館」で黒田氏が絶句して歌えなくなった時に客席から聴こえた歌声は感動的だったけど、、、うーん、何が言いたいかようわからんくなってきた。ごめん。
20:どんな空でも
冒頭ア・カペラに耳を澄ます心地よさ。その後の、客も含めた皆での大合唱の心地よさ。この曲の素直な歌詞とメロディの相乗効果で、本当に気持ちよかった。大勢の人とこんな風に歌えるなんて幸せだと思った。(さっき書いたことと矛盾すると思う?さっきのは、あくまでTPOの問題なんだよね。)
「いつかは晴れるよ どんな空でも」。。。この歌うたいながら、出勤したい朝があります。(爆)
最後、会場中が「ありがとう!!!」の声で満たされ、拍手はいつまでも終わることがなかった。アンコールの後、二人が花道に行ってなかなか戻ってこなかった時、バンメンの皆さんがアリーナ正面の客に愛想良く手を振って、正面客の手持ち無沙汰感を埋めてくれた。優しいなぁ。ほんと、コブクロのライブに行くと「優しいなぁ」って思う。ホスピタリティ。「もてなし」の気持ちっていうのかな。バンメン、スタッフの皆さんが開演前に気合い入れてるときの思い(「行くぞ!」「オウ!」の時のお言葉ね)は、観客に確実に届いてる、と感じた。
最高の二日間。雨模様だったけど、開演時間までには必ず雨が切れて、きれいな夕日が照らしてました。まさにミラクル。
いろんなたくさんの人達と、ともにコブクロの歌を楽しんだ2日間。全ての出会いに感謝したいと思います。
あなたのライブは、どんなでしたか?
また、コブクロに会える日まで、がんばって前進しよう。彼らへの感謝と、自らへの決意を表明し、長い長いこの記事を終わりにします。
最後まで読んでくれて、ありがとう!(いるんか?そんな人。。。)