ども。
仕事休んで、ぼーっとしてもうた一日でした(爆)。
明日はちゃんと働きます。しゃれになんねぇ崖っぷち。
そんな日々の中で、偶然入ったシネコン。
「岳」か「ブッダ」か迷ったあげく、「ブッダ」視聴。
おもしろかったっす。
クオリティ高かった♪
以下、ネタバレ含み、感想です。
なんというか、心配したような宗教色はなく、「物語」として堪能できました。
絵も綺麗だったなぁ。音楽も。
声優陣も味わい深かった。
吉岡秀隆はやはり「王子」だ、と思った。
なんというか、声だけでも品がいいというか。
かねてから、彼には「王侯貴族」「宮家」の役が似合うと思っていたから、図らずも夢かなったファンとしては嬉しい限り♪
(もちろん、市井の人の雰囲気ももっとりますです、吉岡氏。どっちも自在に雰囲気出せるのがすげーとおもう。)
スッドーダナ王よかったなぁ。
観世清和さん(名前も綺麗だ)何というか、彼も(能楽の方だから当然だが)口調・雰囲気が雅で上品なんだ。
上流階級の人の優雅で落ち着いたしゃべり方、というか、典雅な口調が臨場感あってよかった。
王様としての品というか、「ああ、いい王様なんだなぁ」と(庶民として)あこがれを感じましたです。
彼の実際の息子さん(三郎太くん)は、ジョーテカかわいかった。
つい先だって見た「マルモリ」(だっけ?)の子役二人に匹敵する「子どものかわいさ」を存分に発揮していたと思う。
(観世さん、父親冥利に尽きるだろうね。)
ミゲーラもヤショダラ姫(原作の印象とは違ったが、ちょっとまろやかな彼女もかわいい)も魅力的だった。
んで、とにかく、吉永小百合さんのお声が聞こえた時点で、もう、100点っすから。
チャプラ母の慈愛に、しみじみ癒されました。
チャプラ役の堺雅人さんも、よかった。自然に役の心情を表現してくれた。
タッタ役の大谷育江さんも、シッダールタ幼少期役の折笠愛さんも、玄田さんも永井さんも藤原さんも皆大好きな声優さんだ。
観てよかった、と思った。
残念だったのは、シッダールタの扱いが少々少なかった点。
彼の幼少期の病弱の描写がほとんどなかったもんで、意外でした。
手塚さんの仮説「シッダールタ胃弱説」はおいら、すごく支持してるんだけどな。
幼少期、あれだけ病弱で、環境的には全て望んで得られないものはないのに、自分の身体が常に意のままにならない経験してて、6ヶ月も死線をさまようようなこともあったからこそ、シッダールタの生への執着とか、死を身近に恐れる気持ちなんかが、切実に伝わってきたものなのだが。
何となく、「何不自由なく裕福だからこそ、哲学しました」的な描写になってしまったような印象があった、そこは、勿体なかった。
(まぁ、王侯貴族のように自由になる時間が無ければ、そもそも、生や死について考えるなんて形而上学的思考の余裕はないとは思うが。そういえば、同じように哲学的思考を一生続けたローマ皇帝マルクス=アントニウスも、病弱だったんだよな。今なんか接点感じたぞ♪)
もちろん、映画の尺の問題もあるから、チャプラをあれだけ丁寧に描いた分、仕方の無いことだったのだろうな、とは思う。
その分、Part2で、その辺のところも十分(回想シーンでいいから)描いて欲しいなぁ、とも思ったのでした。
一番印象に残ったのは、花が切られても心を痛めるシッダールタが、総大将として、死屍累々の戦場に赴かざるを得なかったこと。あの場面での彼の戸惑いと悲しみは、観ていて胸にこたえた。
そんなこんなで、明日も、目の前の仕事を片付けろ!話はそれからだ!的な展開ですが、今日命の洗濯をさせてもらったことに感謝しつつ、崖っぷちをもう少し?楽しみたいと思います。
吉岡秀隆氏、シッダールタ、かっこよかったぜ!
次作も期待してます。(早速原作買ってきた単純な奴(笑))
いろいろ悲しみはあるけれど、悲しみつきないこの空に、明日も太陽が昇るように、この世界にぼくがいる限り、ぼくはぼくの愛をこの世界に注ごう。
おやすみなさい♪
仕事休んで、ぼーっとしてもうた一日でした(爆)。
明日はちゃんと働きます。しゃれになんねぇ崖っぷち。
そんな日々の中で、偶然入ったシネコン。
「岳」か「ブッダ」か迷ったあげく、「ブッダ」視聴。
おもしろかったっす。
クオリティ高かった♪
以下、ネタバレ含み、感想です。
なんというか、心配したような宗教色はなく、「物語」として堪能できました。
絵も綺麗だったなぁ。音楽も。
声優陣も味わい深かった。
吉岡秀隆はやはり「王子」だ、と思った。
なんというか、声だけでも品がいいというか。
かねてから、彼には「王侯貴族」「宮家」の役が似合うと思っていたから、図らずも夢かなったファンとしては嬉しい限り♪
(もちろん、市井の人の雰囲気ももっとりますです、吉岡氏。どっちも自在に雰囲気出せるのがすげーとおもう。)
スッドーダナ王よかったなぁ。
観世清和さん(名前も綺麗だ)何というか、彼も(能楽の方だから当然だが)口調・雰囲気が雅で上品なんだ。
上流階級の人の優雅で落ち着いたしゃべり方、というか、典雅な口調が臨場感あってよかった。
王様としての品というか、「ああ、いい王様なんだなぁ」と(庶民として)あこがれを感じましたです。
彼の実際の息子さん(三郎太くん)は、ジョーテカかわいかった。
つい先だって見た「マルモリ」(だっけ?)の子役二人に匹敵する「子どものかわいさ」を存分に発揮していたと思う。
(観世さん、父親冥利に尽きるだろうね。)
ミゲーラもヤショダラ姫(原作の印象とは違ったが、ちょっとまろやかな彼女もかわいい)も魅力的だった。
んで、とにかく、吉永小百合さんのお声が聞こえた時点で、もう、100点っすから。
チャプラ母の慈愛に、しみじみ癒されました。
チャプラ役の堺雅人さんも、よかった。自然に役の心情を表現してくれた。
タッタ役の大谷育江さんも、シッダールタ幼少期役の折笠愛さんも、玄田さんも永井さんも藤原さんも皆大好きな声優さんだ。
観てよかった、と思った。
残念だったのは、シッダールタの扱いが少々少なかった点。
彼の幼少期の病弱の描写がほとんどなかったもんで、意外でした。
手塚さんの仮説「シッダールタ胃弱説」はおいら、すごく支持してるんだけどな。
幼少期、あれだけ病弱で、環境的には全て望んで得られないものはないのに、自分の身体が常に意のままにならない経験してて、6ヶ月も死線をさまようようなこともあったからこそ、シッダールタの生への執着とか、死を身近に恐れる気持ちなんかが、切実に伝わってきたものなのだが。
何となく、「何不自由なく裕福だからこそ、哲学しました」的な描写になってしまったような印象があった、そこは、勿体なかった。
(まぁ、王侯貴族のように自由になる時間が無ければ、そもそも、生や死について考えるなんて形而上学的思考の余裕はないとは思うが。そういえば、同じように哲学的思考を一生続けたローマ皇帝マルクス=アントニウスも、病弱だったんだよな。今なんか接点感じたぞ♪)
もちろん、映画の尺の問題もあるから、チャプラをあれだけ丁寧に描いた分、仕方の無いことだったのだろうな、とは思う。
その分、Part2で、その辺のところも十分(回想シーンでいいから)描いて欲しいなぁ、とも思ったのでした。
一番印象に残ったのは、花が切られても心を痛めるシッダールタが、総大将として、死屍累々の戦場に赴かざるを得なかったこと。あの場面での彼の戸惑いと悲しみは、観ていて胸にこたえた。
そんなこんなで、明日も、目の前の仕事を片付けろ!話はそれからだ!的な展開ですが、今日命の洗濯をさせてもらったことに感謝しつつ、崖っぷちをもう少し?楽しみたいと思います。
吉岡秀隆氏、シッダールタ、かっこよかったぜ!
次作も期待してます。(早速原作買ってきた単純な奴(笑))
いろいろ悲しみはあるけれど、悲しみつきないこの空に、明日も太陽が昇るように、この世界にぼくがいる限り、ぼくはぼくの愛をこの世界に注ごう。
おやすみなさい♪