Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

三越の新作加賀友禅

2014-03-03 23:36:02 | 日記
今日は雛祭り当日ですね。娘の初節句のお祝いに全力を注いだ週末でしたので、
当日の今日はあまり気分が盛り上がりませんでした(笑)

娘が寝てから郵便物などの整理をしていたのですが、先日日本橋三越から届いた
ダイレクトメールで、とても素敵なものがありました



日本橋三越がセレクトした、加賀友禅の新作を特集したものです。B5版サイズの
ケースの中には同じ大きさの用紙に一枚ずつ印刷された加賀友禅の着物の写真が
入っていて、それぞれ作家さんのお名前と作品名、そして解説が載っています

私は京友禅が好きなので、今まで加賀友禅にはあまり興味が無かったのですが、
最近録画してみているドラマ「花嫁のれん」に影響されて、少し気になるように
なってきました。買いたいとうよりは、作品として鑑賞したい感じですが…

「花嫁のれん」は金沢の老舗旅館かぐらやを舞台に、東京から嫁いだ嫁と大女将
である姑と、その周りの人々が繰り広げるドタバタを描いたコメディドラマなの
ですが、金沢の風習や文化、伝統工芸などがたくさん盛り込まれていて、とても
見ごたえのあるドラマです。毎回たくさんの着物が見られるのも嬉しいところ

加賀友禅は独特な色彩と描き方なのですが、その中でも京友禅に近くて、今後の
訪問着製作の参考になりそうな図案として、いくつか注目したものがあります。


裾濃になった水色の訪問着ですが、肩から裾に向かって桜の枝が伸びる様子が、
背景の色と相まって、まるで空から水面に向かって伸びているように見えます。
こういう季節限定の礼装はとっても贅沢ですが、いつか付下げで欲しい柄です


こちらは私の大好きな御所解き柄に近い柄です。いつか付下げで濃いめの地色の
御所解き柄が欲しいと思っているので、だいぶイメージがつかめました。抑えた
柄の配色もとても素敵ですね


こちらは貝桶をメインに様々な枝や草花を描いた色留袖。貝桶柄の訪問着は以前
千總にお願いして青い地のものを作ってもらったのですが、こんなふうに繊細な
描き方もあるのだなぁと勉強になりました


こちらは二代目由水十久の作品。寿式三番叟をテーマに描いています。由水十久
といえばこの可愛らしい人物画が特徴ですが、そういえば、母が初代由水十久の
袋帯を持っていたのを、これを見て思い出しました

私はあまり人物を描いたものは着ないのですが、いつか色無地にあわせて借りて
みようと思います


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