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休日のバッハ(9.18.10)

2010-09-18 07:48:18 | 休日のバッハ
今日の休日のバッハは、少々風変わりな演奏のご紹介です。

以前に、バッハの音楽はモーツアルトなどと違って、建物で言うと土台の部分がしっかりと作られているので、使用楽器を選ばず、ジャズ等への編曲なども可能になっております、といったことを書きました。

ジャス風のバッハと言えば、スイングル・シンガーズが有名ですが、今日は、バッハの有名なゴールドベルグ変奏曲というチェンバロの曲を題材として、マレー・ペライアのピアノで本来のこのバッハの曲のピアノ演奏を聴いて頂き、そして、それのジャズのバリエーションを、クラシック音楽が本業のシュトットガルト・チェンバー・オーケストラの演奏でお聴き頂きます。

実は、先日グレン・グールドのピアノ演奏を聴くことから遠ざかっていると書きましたが、このゴールドベルグ変奏曲に関しては、彼の右に出る演奏はないと今でも思っております。グールドが世界にセンセーショナルな形でデビューしたのもこの曲でした。2回目の録音盤を是非お聴かせしたかったのですが、第1曲だけアップロードすることが叶いませんでしたので、今回はペライア盤にしました。

基礎がしっかりとしていれば、使用楽器を選ばずジャズでも何にでも編曲できるというのは、一般的に考えれば実に示唆に富む話です。例えば、これを企業が開発する製品やサービスに当てはめてみるとよく分かります。いわゆるプラットフォーム的な製品やサービスを最初に買って頂き、それをライフサイクルに合わせて編集・変奏が可能だとすれば、どれだけ素晴らしいことでしょう。

子供の成長に合わせて大きくなる年齢を選ばない伸縮自在の洋服や靴、近眼や老眼が進むに従い度を自動調節する魔法の眼鏡、買われすぎ・売られすぎの株や債券を自動判別して、世界の取引システムを瞬時に選びとり、その金融商品を自動売買し必ず勝てる「打ち出の小槌ソフト」等々。

最後のは余計でしたね。ゲーデルの不完全性定理を持ち出すまでもなく、ゼロサムゲームの世界ではありえません。しかし、こうした可能性にフィンランドの学者、ユーリア・エンゲストロームが既に言及しております。ユーザーの成長に合わせて成長する製品やサービスを、顧客参加のマス・カストマイゼーション(Mass-Customization)、あるいは、顧客と会社と製品・サービスが一体となった活動(Co-Configuration)として。

さて、そうした可能性を示したバッハの音楽の神髄は一体どこにあるのか?これを一言で示すことは困難ですが、かといってあれこれとバッハの音楽論を調べてみても解答があるわけではありません。2007年12月にご紹介したこのブログに書いた通り、何しろバッハは、「私は一生懸命勉強した。誰でも私が勉強したほど勉強すれば、私ぐらいになるだろう」としか言っておりません。

いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定での公開です。

シュトットガルトのオーケストラ団員も結構やるでしょ?
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9月17日(金)のつぶやき

2010-09-18 02:24:16 | 株に出会う
08:19 from web
「朝の外資系証券10社経由の注文状況は、売り1830万株、買い1910万株、差し引き80万株の買い越しとの観測。」とのこと。フィスコの想定レンジは上限 9650円-下限 9400円。
11:22 from web
前場終了段階の10DHMA銘柄数%は58%(+3%)です。一時62%までいくも多少おされておりますが、まずまずのポジション。10DLMA銘柄数%は15%(-6%)です。しかし、動きに活気がない銘柄が多い。じっくり上げてくるタイプの2413M3は半分だけ少々早めの損切りは失敗。
by mariomariot on Twitter
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