休日のバッハ（１．１．１１）

今日の休日のバッハは、フルートソナタホ短調（ＢＷＶ１０３４）より、アンダンテをお贈りします。

使われているtransverse Fluteは、紀元前９世紀に中国で最初に見られたものだそうです。いわゆる横笛です。

バッハのフルートソナタの中では、このアンダンテはお聴きの通りに緩やかな美しい音色で、心がひととき安まるような曲ですね。
こうした牧歌的な雰囲気の中で新年が始まり、つつがなく終わることを祈りたいと思います。

亡き妻とも、株をやりながらこのフルートソナタはよく聴きました。実は昨晩、新年に日が変わってからですが、夢の中に２度も現れてくれました。これまでの約半年間でたったの２度しか見なかった（リアリティのある）夢を、一晩に２度も。

これは、年が変わったので、気持ちを切り替えるようにとの彼女からのメッセージかも知れません。

「私はあちら側で幸せに過ごしているので安心しなさい。」とでも言われているようです。

フルートの演奏は、Annie Laflammeという人です。

Annieという名前の通り、カナダ生まれの女性です。録音は２００９年の新しいもの。先月取り寄せたばかり。

いつもの通り、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。

海外市場概況（１２．３１．１０）

１２月３１日の海外市況です。

◆ドル・円：８１．５３円（－１１銭）ＯＳＣ３６％（－３％）１２月１５日のＯＳＣ６１％から円高方向へ切り返し中。　ＲＳＩは２０％（－５％）
◆ユーロ・ドル：１．３２９ドル（＋０．００７ドル）ＯＳ５１％（＋６％）１２月２２日のＯＳＣ３１％からユーロ高へと転じる。ＲＳＩは５４％（＋５％）
◆ＵＳドルインデックス：７９．０４（－０．４８）２００ＭＡ（８１．７）目前から急落して５０ＭＡ（７９．０９）をついに割り込む。
◆米１０年債利回り：３．３％（－０．０７％）５０ＭＡ（２．９６％）を突破し、金利上昇過程に突入中。２００ＭＡ（３．０９％）を突き抜けて少し調整後揉み合い。
◆ＮＹダウ：１１５７０ドル（＋８ドル）ＯＳＣ６１％（－１％）ＲＳＩは７６％（－３％）１２月１５日の５０％から依然緩やかな上昇中。
◆Ｎａｓｄａｑ：２６５２（－１０）ＯＳＣ５１％（－９％）１２月２７日の６６％から下落に転じる。ＲＳＩは５７％（－１２％）
◆上海総合：２８０８（＋４９）ＯＳＣ４３％（＋６％）１２月３０日の３７％から切り返しに転じたか？ＲＳＩは３５％（－５％）
◆ＶＩＸ指数：１７．７５（＋０．２３）５０ＭＡ（１８．９９）を割り込み６月以来の最低値レベルの下限に達し反発中。
◆原油先物：９１．４６ドル（＋１．５９ドル）５０ＭＡ（８６．２７ドル）を大きく抜け再上昇し９０ドルを挟んでもみ合い。
◆ＣＲＢ指数：３３２．６９（＋５．５８）５０ＭＡ（３１２．２３）に１度タッチしてから再度上昇し高値更新から反落中。
◆ＮＹ金：１４２０．７ドル（＋１６．３ドル）５０ＭＡ（１３７６．１７ドル）の少し上で揉み合いから上昇中。
◆シカゴＣＭＥ（円建て）：１０１９５円（－１５円）１２月３０日現在。

３１日の海外市場はドルの下落が顕著に。特にユーロ圏での強気発言が続き、ユーロ・ドルは１．３３９ドルまで上昇。クロス円はドル・円以外は円安へとなっております。

ドルが下落すれば株式市場は上昇するのが相場ですが、引き続き利益確定の動きが優勢。特にナスダックがかなり下げております。一方、商品相場はＣＲＢ指数の急伸に見られるように活発。米国債は景気回復期待から持ち高の解消が進み１２月の下落基調はそのままですが、通年で見るとそれでも＋５．５％のリターン。それにしても、ＰＩＭＣＯのビル・グロースが米国債を始め政府関連債を１０月の６３％から１１月は５１％へと１２％も大幅に減らしましたが、実に先見の明がありました。これが分かったのが１２月中旬です。既に１２月冒頭からの大幅な下落の後でした。

何故ビル・グロースが米国の債券を売ったのかをきちんと理解していれば、株式への資金還流の世界的な動きが予見できたはずですね。こういう影響力の強い投資家の言動をきちんと掴まえるのも大切。このビル・グロースが優れた投資家であることを示すアレンタウンという最新のインベストメント・アウトルックを是非ご覧下さい。マクロ面から世界の金融と経済を捉え、かつ文学的なセンスにも溢れる、この世界では希有な人物と見受けます。

ついでに、正月早々外人だけを紹介するのも癪だから、日本人を一人紹介します。岡野雅行。