株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

休日のバッハ(1.15.11)

2011-01-15 13:17:41 | 休日のバッハ
今日の休日のバッハは、カンタータ第65番「シバよりもろもろの人、来たりて」から冒頭の合唱です。

これは先週ご紹介すればよかったようです。というのは、この曲は顕現節である1月6日のために作られたからです。顕現節とは、キリストがヨハネから洗礼を受けた日のことですが、今では、東方より3人の博士が赤ちゃんのキリストに贈り物を捧げた日であり、クリスマスのお祝いの最後の日とされております。

東方からの3人の博士とは誰であるのか(注)定かではありませんが、何ともほほえましい物語です。人は、このように「祝福」されて生まれ出でるものなら、人の死もまた超越されるのではないかと思うほどです。

逆にいうと、誕生と死後の安穏たる世界は、実は全く同一ではないのか、そうした想像に駆り立てるような曲です。

とにかく、このホルンが導く合唱をお聴き下さい。何と透明感のある明るい雰囲気の曲なのでしょう。これは、OVPPといって合唱の1つのパートを1人が担う方式を採用しているせいかも知れません。

演奏は、イギリスのポール・マクリーシュ(PAUL McCREESH)指揮、ガブリエリ コンソート&プレイヤーズの1998年録音盤です。このCDは教会の鐘の音に始まり、バッハの時代の礼拝を再現している珍しい盤です。いつものガーディナー盤もありますが、こちらの方が新年の雰囲気にふさわしい演奏ですので採用しました。

HMVやアマゾンで発売しているかどうか検索しましたが、既に発売は中止になっているようです。

この曲を聴くと、マクリーシュが出しているマタイ受難曲も聴いてみたくなりますね。

歌詞は次のようなものです。

「もろびと シバより 来たり 宝を ささげ 主の ほまれ のべ伝えん」

いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。

注:どうやら3人の占星術師らしい。占星術師というのは中世当時では学識ある「博士」だったようです。あのケプラーも実は占星術師だったのは有名な話。
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市場概況(1.14.11)

2011-01-15 08:48:45 | 市場概況
1月14日(金)の市場概況です。 下に14日の海外市況

◆日経先物:10500円(-60円)OSC56%(+2%)12月30日のOSC50%から切り返し中。RSIは64%(+-0%)
◆日経平均:10499円(-91円)OSC56%(-7%)12月30日のOSC51%、終値10229円から切り返し中。RSIは57%(-11%)
◆TOPIX:930(-7)OSC59%(-11%)12月30日のOSC50%、終値899ポイントから切り返し中。 RSIは67%(-11%)
◆マザーズ指数:474(+-0)OSC70%(-7%)12月29日のOSC57%、終値434から切り返し中。RSIは86%(-1%)

◆騰落レシオ(25日間、東証1部):134.16%(-9.6%)-1月14日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率52%(-16%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率17%(+7%)

やっと調整らしい調整でしたが、まだ上昇トレンドでの小休止です。円高がジリジリと進行したのと週末要因も重なり、大引けにかけてジリ安の展開でした。その中でも、4819デジタル・ガレージや3715ドワンゴが出来高を伴い急伸。目配せが足りず参加できませんでした。かと思うと、昨日まで破竹の勢いだった4751サイバーエージェントは20万円近くまで上り詰めてからのマイ転終了。往復で稼いだ方もいることでしょう。

今日は、朝方の押し目を456000で買った7717Vテクノロジーを、ピボット近くの464500で売ったのが目立った勝ちトレード。これも引けにはマイ転。世の中、さびついていない羅針盤がないと全く分からないね。

後は、せこい動きの4288アズジェントその他で勝ったり負けたり。持ち越しはありません。

なお、マザーズの出来高が激増し、昨年9月21日の最高値を抜いております。その時はそれを契機に下落。もし同じ状況だとすると利確の売りがかなり多かったかも知れません。新興市場は買いが入らないとタコの足食い状態になりますので、来週以降の出来高に注意。少なくなれば問題です。


以下は14日の海外市況

◆ドル・円:82.91円(+12銭)OSC49%(-5%)1月7日のOSC61%から円高トレンドへと回帰か? RSIは51%(+2%)
◆ユーロ・ドル:1.339ドル(+0.002ドル)OSC59%(+4%)1月7日のOSC36%からユーロ高へと転じる。RSIは59%(+-0%)
◆USドルインデックス:79.1(-0.09)200MA(81.63)に近づくも、50MA(79.7)を割り込む。
◆米10年債利回り:3.35%(+0.01%)50MA(3.12%)を突破し、3.5%で頭打ち&揉み合い。
◆NYダウ:11787ドル(+56ドル)OSC64%(+2%)RSIは74%(+6%)12月31日の61%から上昇継続中。
◆Nasdaq:2755(+20)OSC75%(+1%)12月31日の51%から上昇に転じる。RSIは77%(+3%)
◆上海総合:2791(-36)OSC44%(-3%)1月7日の61%から下落に転じる。RSIは44%(-2%)
◆VIX指数:15.46(-0.93)50MA(18.29)を割り込み6月以来の最低値レベルの下限に達する。
◆原油先物:92.64ドル(+0.76ドル)50MA(87.92ドル)を大きく抜け、再度高値更新を窺う。
◆CRB指数:333.06(+0.06)50MA(317.41)を大きく抜けて上昇し、再度高値更新を窺う。
◆NY金:1359.4ドル(-13.8ドル)50MA(1383.52ドル)を割り込み下落中。1300ドル程度までの下落はありうるか?
◆シカゴCME(円建て):10575円(+75円)

米小売り売り上げの伸び率は前月比-0.2%の0.6%増となり、消費者物価指数は予想を0.1%上回る前月比0.5%でしたが、相場には影響を与えず。また、ミシガン大学の消費者マインド指数も72.7と前月より2.8ポイント低下するも、これまた影響せず。中国の預金準備率の引き上げも関係なし。どうやら、重戦車が荒れ野を我が道を行くがごとし。

ちなみに、生産者物価指数はコモディティ・インデックスとしてFRBのセントルイスから米労働省統計が発表されておりますが、1982年を100として、2008年夏に原油が147ドルを付けた時に200を少し超えておりましたが、昨年12月段階では190程度です。少し切り上げながらのなだらかな上昇の軌道に現在は位置しております。日本はデフレですがアメリカは長期にはインフレ継続です。

なお、金利面からは長短金利をグラフにプロットしたダイナミックイールドカーブがよく知られておりますが、現在のアメリカのイールドカーブは2004年9月頃のそれに近い形状です。その時期からS&P500は2008年まで上昇軌道に入っております。市場関係者の強気の背景にはこのようなイールドカーブが語る側面もあろうかと思います。S&P500は2003年の春頃に底をつけ1年半経って上昇に転じておりますが、今回も2009年春頃に底をつけ、そこから1年半経った時期が2010年9月です。この9月にS&P500の月足が陽転しております。その後は陽転の連続。日経225は少し遅れて2010年10月をボトムにして立ち上がってきております。

総じて言えば、コモディティ・インデックスで見たインフレ度合いも、過去の線上にあり、金利を取り巻く状況は過去の景気立ち上がりの時期に相似しており、マクロ的には株式を取り巻く状況は良好といった認識が市場にはあるものと思われます。
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1月14日(金)のつぶやき

2011-01-15 02:33:17 | 株に出会う
08:52 from web
フィスコの想定レンジは上限 10650円-下限 10550円。また、「朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り1170万株、買い1640万株、差し引き470万株の買い越しとの観測。」そして、オプション225型は8時40分現在、差し引き50万株の売り越しとなっている。」とのこと。
11:23 from web
しかし、理屈は何とでもつくものですね。野村のファーストリテの投資判断引き上げです。MD失敗の後遺症の苦戦から原点回帰としての評価ですが、原点回帰とは少品種大量生産ですが、世の中は無限種BTO迅速生産(マスカストマイゼーション)に移っていることを野村のアナリストは知らないらしい
15:27 from goo
市場概況(1.14.11) #goo_mariomari http://blog.goo.ne.jp/mariomari/e/b12cbf173b9823e3fa13d3c8cf30ad84
by mariomariot on Twitter
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