今日の「休日のバッハ」は、復活祭の第二日曜日のために作曲されたカンタータ第42番(同じ安息日の夕べ)より、冒頭のシンフォニアと第3曲のアルトのアリアです。
このシンフォニアは、バッハの他の有名な協奏曲に負けず劣らずの素晴らしいものです。バッハ自身、このカンタータを教会コンチェルトと呼んでいるほどです。
第3曲の歌詞の日本語訳は次の通りです。
「二人あるいは三人が集まり、
イエスの尊い名のもとに留まっているなら、
彼らの中にイエスは姿を現わし、
アーメンという同意の言葉を与えて下さる。
愛と苦悩とから生じたことがらが
いと高き神の摂理を破ることはないのだから。」(小林英夫 訳)
しかし、このような古風な日本語では、原曲の美しさが伝わってきませんので、あえてドイツ語の原文を記しておきます。
「Wo zwei und drei versammlet sind
In Jesu teurem Namen,
Da stellt sich Jesus mitten ein
Und spricht darzu das Amen.
Denn was aus Lieb und Not geschicht,
Das bricht des Höchsten Ordnung nicht.」
原文の方がアルトの美しい歌声をよく辿れることと思います。
この曲のユニークなところは5分21秒あたりからの転調部分です。まるで語りかけるような歌い方ですね。
それにしても、またしても驚いたのは、このアルトは実は1969年生まれのダニエル.テイラーというカウンターテナーが歌っております。とても男声とは思えません。
今日のこの42番のカンタータなど聴くと、やはりバッハは元来教会作曲家であり、その原点は一連のカンタータ群にあると改めて思ってしまいます。少し演奏が長くなりますが、このようなカンタータの世界もあることをお感じ頂ければと思います。
いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。
このシンフォニアは、バッハの他の有名な協奏曲に負けず劣らずの素晴らしいものです。バッハ自身、このカンタータを教会コンチェルトと呼んでいるほどです。
第3曲の歌詞の日本語訳は次の通りです。
「二人あるいは三人が集まり、
イエスの尊い名のもとに留まっているなら、
彼らの中にイエスは姿を現わし、
アーメンという同意の言葉を与えて下さる。
愛と苦悩とから生じたことがらが
いと高き神の摂理を破ることはないのだから。」(小林英夫 訳)
しかし、このような古風な日本語では、原曲の美しさが伝わってきませんので、あえてドイツ語の原文を記しておきます。
「Wo zwei und drei versammlet sind
In Jesu teurem Namen,
Da stellt sich Jesus mitten ein
Und spricht darzu das Amen.
Denn was aus Lieb und Not geschicht,
Das bricht des Höchsten Ordnung nicht.」
原文の方がアルトの美しい歌声をよく辿れることと思います。
この曲のユニークなところは5分21秒あたりからの転調部分です。まるで語りかけるような歌い方ですね。
それにしても、またしても驚いたのは、このアルトは実は1969年生まれのダニエル.テイラーというカウンターテナーが歌っております。とても男声とは思えません。
今日のこの42番のカンタータなど聴くと、やはりバッハは元来教会作曲家であり、その原点は一連のカンタータ群にあると改めて思ってしまいます。少し演奏が長くなりますが、このようなカンタータの世界もあることをお感じ頂ければと思います。
いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。