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休日のバッハ(4.16.11)

2011-04-16 08:13:06 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、久しぶりにバッハ音楽の最高峰、いや、人類が残した音楽の頂点を極める「マタイ受難曲」から、往年のディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウのバスを聴いて頂きます。

筆者にとって、最も印象的なディスカウの歌声は第66曲です。その前段の第65曲のレシタティーヴも素晴らしいので、両方合わせてお聴き下さい。歌詞の訳:皆川達夫氏

第65曲:

 おお、もとより、われらも主にならい、肉体を十字架にかけん.
 われらが心、善にむかわば苦難はさらにきびしくなるなり.

第66曲:

 来たれ、甘美なる十字架よ、われあえて言わん.
 わがイエスよ、そを、われにあたえたまえ.
 わが苦難のおもくば、われをたすけて担いたまえ.


フィッシャー=ディスカウのことを初めて知ったのは、筆者が高校1年生の時でした。音楽室にシューベルトの有名な「冬の旅」のレコードがありました。そのディスカウがバッハの宗教音楽に、ここまでの敬虔な歌声を披瀝できるとは驚きでした。

ディスカウは1925年生まれですから33歳の時の録音です。歌手としてはまさに絶頂期と言えます。

特に高音部の柔らかな心情を醸し出すその歌声は、まさしくこの世の絶品。世紀のソプラノとして有名なエリザベト・シュヴァルツコップをして「神に近い存在」と言わしめたそうですが、この歌声に出会えたことだけでも、これまで生きていた甲斐があったと言えるものです。

演奏は、カール・リヒター率いるミュンヘンバッハです。レコーディングは1958年ですから、リヒターが32歳の時。その5年前にミュンヘンバッハを創設。27歳の時でしたが、今の若者が果たしてこんな世界的な管弦楽団と合唱団を組織できるだろうか?

そのリヒターもグレン・グールドと同様、50歳でこの世を去っております。何かを成し遂げるには50年あれば十分か。。。
たとえ人間が100歳まで生きても、この宇宙の生誕から現在までを100歳に喩えれば、人間の100歳は、たったの0.5秒程度に過ぎません。実に儚い存在ですが、それでもこの人類に、これからもこうした若手の天才が出現するのを期待したいと思います。

いつものように、ここをクリックしてウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。
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市場概況(4.15.11)

2011-04-16 07:59:19 | 市場概況
4月15日(金)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。下に15日の海外市況

◆日経先物:9560円(-90円)OSC50%(-2%)3月30日のOSC65%、終値9710円から下落に転じる。RSIは55%(-9%)
◆日経平均:9592円(-62円)OSC54%(+-0%)4月12日のOSC43%、終値9555円から切り返しに転じる。RSIは55%(-1%)
◆TOPIX:841(-5)OSC52%(+-0%)4月12日のOSC41%、終値8839ポイントから切り返しに転じる。RSIは42%(-2%)
◆マザーズ指数:436(+3)OSC53%(+-0%)4月12日のOSC40%、終値428から切り返しに転じる。RSIは48%(+7%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:92.78%(+3.0%)-4月15日現在。
 マザーズ:88.1%(+6.0%)-4月15日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率25%(-2%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率26%(+-0%)

今日は昨日と違って引けにかけてジリジリと押される展開。それでも致命傷となる下落ではなく、3市場ともにOSCを前日同値で引けております。これは珍しい現象。小数点以下では3市場ともに前日よりわずかに上回っております。つまり、首の皮一枚が残った状態。

しかし、先物は完全に下落トレンドを示唆しております。ここは売り方有利の状態で週末を迎えました。
今日もノートレードでした。今週は、最近になくトレード回数が減っております。GMOインターネットの「はっちゅう君」に切り替えておりますが、値動きが激しい時は「凍り付いてしまう」ため、思い切って突っ込めないのが一因ですが、上述のような中途半端な相場展開の方が大きな要因ですね。上は重いし下には行かないしといった状態では、無理をしない方が無難かと思います。週末は、このネズミマークの「はっちゅう君」の上のグレードがあるようなので、それをチェックしOKならインストールするつもりです。ネズミマークではなく猫のマークなら文句なしにインストールします。

以下は15日の海外市況

◆ドル・円:83.11円(-39銭)OSC38%(-6%)4月6日のOSC71%、終値85.47円から円高へと切り返し中。 RSIは61%(-5%)
◆ユーロ・ドル:1.443ドル(-0.006ドル)OSC65%(-5%)4月14日のOSC70%、終値1.449ドルからユーロ安へと転じたか?RSIは76%(-7%)
◆USドルインデックス:74.86(+0.17)50MA(76.56)への下方乖離幅を保ちつつ下落中。
◆米10年債利回り:3.43%(-0.08%)50MA(3.49%)を挟んで揉み合い中。(15日現在)
◆米3ヶ月国債:0.07%(+-0.0%)対10年債スプレッド:3.36%(15日現在。3%切ると要注意。)
◆NYダウ:12342ドル(+57ドル)OSC54%(+2%)RSIは63%(+7%)4月13日のOSC46%、終値12271ドルから切り返し中。
◆Nasdaq:2765(+4)OSC51%(+4%)4月12日のOSC41%、終値2745から切り返し中。RSIは62%(+6%)
◆上海総合:3051(+8)OSC63%(-2%)3月31日のOSC51%、終値2928から上昇に転じる。RSIは71%(-6%)
◆VIX指数:15.32(-0.95)50MA(18.85)割れを起こしてから下落基調で最近のボトム近辺に。
◆WTI原油先物:109.8ドル(+1.37ドル)50MA(100.6ドル)に一時近づくも高値更新からの大幅下げ調整からの切り返し中。
◆CRB指数:362.78(+2.12)50MA(352.49)を割り込んだ後、再度上昇し高値更新からの大幅下げが止まって切り返し中。
◆NY金:1486.4ドル(+12.5ドル)50MA(1416.32ドル)に接近後急反発し、高値更新中。
◆バルチックドライ指数:1296(-13)50MA(1376)をついにデッドクロスし更に下落中。
◆シカゴCME(円建て):9590円(+30円)

NY連銀の製造業景気指数が昨年4月以来の高い水準の21.7となり、ミシガン大学の消費者信頼感指数(4月)も好結果で、NY株は上昇。最も重視すべき鉱工業生産(3月)も事前予想の0.6%を超える0.8%になっております。消費者物価指数もコアは前月比0.1%となっており予想を下回っております。

ユーロはムーディーズによるアイルランドの格付けを2段階引き下げ軟調。ギリシャ国債とドイツ国債のスプレッドも10ポイントに拡大しこれは過去最大。これにより金と米国債は安全資産として買われております。

金はついに1486ドルで1500ドルまでもう少しです。2-3年前から1500ドル達成は確実と書き続けてきましたが、1620ドルまでの予測も権威あるゴールドサーベイに出てきております。もちろん、このまま一本調子で行く訳はありません。一度大きな反落があってからのジャンプでしょうね。それだけ世界に不透明な要因が多すぎるということになります。
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4月15日(金)のつぶやき

2011-04-16 02:22:20 | 株に出会う
08:38 from web
先日ご紹介した、「ついてる仙人」さんの日経先物のブログ、各分足の移動平均線からの位置取りで上昇傾向か下降傾向かを判断する、いわゆるタイムフレーム理論、あるいはフラクタクル理論に基づくものと言えますね。これは、先駆的事象は短い時間軸から大きな時間軸へと波及するという理論。
08:40 from web
ついてる仙人さんのブログのURLを記すのを忘れました。http://tuiterusennin.blog109.fc2.com/ 彼は、ナスダックと日経の相関性を強くみているようです。
11:05 from web
前場終了段階の10DHMA超の銘柄数%は32%(+5%)、10DLMA未満の銘柄数%は23%(-3%)で、昨日より良化しております。日経平均も25日線の上に位置。各市場ともOSCは伸ばしております。4751サイバーエージェントの押し目を買おうとして失敗。273000円がR1です。
15:25 from goo
市場概況(4.15.11) #goo_mariomari http://goo.gl/mLthE
by mariomariot on Twitter
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