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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

休日のバッハ(4.2.11)

2011-04-02 10:26:07 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、カンタータ127番のソプラノのアリアのピアノアレンジメントの、アンジェラ・ヒューイットによる演奏です。

原曲のカンタータはこちらで公開されております。

ピアノ用に編曲したのは、ハロルド・バウワー(Harold Bauer, 1873-1951)というドイツ系英国人です。有名なパデレフスキーに師事しております。昔の白黒写真ながら、この曲によく似合う風貌ですね。

筆者は、原曲よりもこのピアノのための編曲の方が好きです。レオンハルト盤の原曲のカンタータを持っておりますが、ソプラノがボーイソプラノのためもあり、この曲が本来持っている憂鬱性がどこかに行っております。

しかし、よく聴き込んでみると実に現代的な雰囲気の曲ですね。

ところで、アンジェラ・ヒューイットほどバッハのピアノ曲を数多くリリースしているピアニストはないと言っても過言ではありません。カナダのピアニストという点ではグレン・グールドと同じですが、演奏は対極にあるのかも知れません。ちょっとロマンティックに流れすぎるところがあるのは欠点か。

それにしても、このヒューイットの顔写真の最上段の左から4つ目、どうみても、あの新潟の女傑、田中真紀子さんを少し美人にしたお顔に見えて仕方ありません。他の写真との落差が大きく、多分これは彼女の素顔ではないと思いますが、まあ、こういうことはままあるものです。

筆者もかつてシンガポールのルイ・ヴィトンの店で、何やら店員さんがこそこそと筆者の方を見て呟きあっているので、何故かを尋ねたところ、実はシンガポールのヴィトンの社長がこっそりと視察に来たのかと思ったとのこと。これで一気にヴィトンに親近感を持ちました。その社長さんにもしものことがあれば、この際、無報酬でもいいから「影武者」になってあげたいのだが、その後何の連絡もなし。

いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。
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市場概況(4.1.11)

2011-04-02 08:03:54 | 市場概況
月が変わって4月1日(金)の市場概況です。 先物は午後3時15分現在。下に1日の海外市況

◆日経先物:9700円(-10円)OSC55%(-8%)3月23日のOSC51%、終値9380円から切り返し中。RSIは39%(+1%)
◆日経平均:9708円(-46円)OSC60%(+1%)3月15日のOSC25%、終値8605円から切り返し中。RSIは42%(+1%)
◆TOPIX:863(-7)OSC53%(-3%)3月14日のOSC21%、終値847ポイントから切り返し中。RSIは42%(+1%)
◆マザーズ指数:457(-4)OSC50%(-1%)3月14日のOSC25%、終値410から切り返し中。RSIは43%(+1%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:106.33%(+1.2%)-4月1日現在。
 マザーズ:94.45%(+5.0%)-4月1日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率48%(-17%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率16%(+9%)

昨日は向きになってピボット超えの4751サイバーエージェントを売って失敗しましたが、今日は、2億円近い三木谷社長への報酬を開示した4755楽天を、前場から下値抵抗線付近で買い指しをしていたところ、突如、見せ板三昧の売り攻勢で、まるで巨大津波に襲われたが如く海の藻屑に。それでも後場中盤まで損切りを我慢しましたが、73800円あたりまで戻したところを、第二波の巨大津波が来襲。地合もへったくれもありません。この株。もう誰かが操作している板の顔つきを久しぶりに見せられてしまい、見ているだけで気分が悪くなるので1000円安で処分。

この楽天を牛耳っている方のネチネチした板構え(こんな表現あるかどうか不明)は、非常に後味が悪いもの。600枚ぐらいの売りの見せ板が点いたり消えたり。すっかり楽天的でなくなってしまった。

負けはほぼ9501東京電力の買いで回収。この株、400円を少し切って吹っ切れたようです。OSCも+1%の18%。今更、空売りをかけたくない気持ち。来週、どこまで戻すか注目。

以下は1日の海外市況

◆ドル・円:84.02円(+82銭)OSC66%(-2%)3月16日のOSC31%、終値79.82円から円安へと切り返し中。 RSIは64%(+2%)
◆ユーロ・ドル:1.423ドル(+0.007ドル)OSC63%(+10%)3月29日のOSC53%、1.411ドルからユーロ高に転じたか?RSIは63%(-1%)
◆USドルインデックス:75.84(-0.01)50MA(77.07)への下方乖離から反発中。下落傾向からの切り返しの頂点から落ちる気配。
◆米10年債利回り:3.46%(-0.01%)50MA(3.48%)を再度キャッチアップし揉み合い。(1日現在)
◆米3ヶ月国債:0.07%(-0.02%)対10年債スプレッド:3.39%(1日現在。3%切ると要注意。)
◆NYダウ:12377ドル(+57ドル)OSC56%(-3%)RSIは65%(+4%)3月16日のOSC46%、終値11613ドルから上昇基調続く。
◆Nasdaq:2790(+9)OSC61%(-4%)3月18日のOSC44%、終値2644から上昇基調続く。RSIは65%(+4%)
◆上海総合:2967(+39)OSC53%(+2%)3月28日のOSC59%、終値2984から下落に転じる。RSIは55%(+6%)
◆VIX指数:17.4(-0.34)50MA(19.03)も割れ下落中。
◆WTI原油先物:108.49ドル(+1.72ドル)50MA(96.61ドル)に一時近づくも高値更新。
◆CRB指数:360.89(+1.46)50MA(347.03)を割り込んだ後再度上昇傾向。
◆NY金:1428.3ドル(-3.6ドル)50MA(1391.35ドル)に接近後急反発し、高値圏で揉み合い中。
◆バルチックドライ指数:1520(-10)50MA(1337)を遙か下方から抜いた後、1500前後で揉み合い中。
◆シカゴCME(円建て):9805円(+105円)

NY株は最高値更新も、米国景気回復と金利上昇時期を巡る連銀内のハト派とタカ派の総裁発言が入り乱れ、結局はかなり押し戻されて終了。

雇用統計自体は悪くないため、インフレ抑制のためのタカ派と、今景気刺激策を解く理由はない、解けば腰砕ける、とするハト派の対立ですね。

一方、ECBはインフレ抑制で一貫しております。喩えアイルランドやポルトガルなど「弱い環」が影響を受けようとも、ユーロ圏全体を見て判断するとの強固な姿勢ですね。逆に言うと、その「弱い環」が切れないようにユーロ諸国全体で支えるとの強い意志とも言えます。

金融危機の影響は米国よりヨーロッパの方が深刻だと思います。にもかかわらず、米国の方が一般的にはハト派寄りなのは何故か?2つ理由が考えられます。

 ・米国の方が株式市場の回復をテコに、個人消費と景気の浮揚をより強く意識していること。
 ・長い目で見ると、米国の方が基軸通貨国の特権を使いすぎ、債務超過度が激しいこと。

つまり、国の歴史とは逆に、ユーロの方が若く潜在的な体力も全体としては残っており、それを支える思想的な基盤もあるのに対して、米国は長年の奢侈放漫経済により、体の芯まで蝕まれている状態なのではないか。この認識の差が背後にあるのではと思います。

しかし、両者ともに1つ間違えば命取りになる「癌」のようなものが身体に巣くっている状態は同じ。時々頭をもたげるインフレなどの合併症状を、ピンポイントの放射線で一気に潰すことを考えるのがユーロ。それに対して、それでは体力が持たないので、免疫力向上により根気よく治療するのが得策との立場を取るのが米国、とも言えそうですね。

では日本の今は一体どんな状態なのかが気になりますよね。

一足先にバブル経済を体験し、やっとの思いで金融システムを修復したものの、その原動力は、ゼロ金利による預金者から金融機関への合法的な富の移転と、手間をとらない手軽な国債売買益が主流でした。この間、国債の消化を支えたのは減り続けている個人の貯蓄ではなく、企業の潤沢な内部留保の資金でした。

それが今一変しようとしております。東電に代表されるように、震災前の10倍ほどの融資要請が銀行に殺到していると言います。これが一過性ならよいのですが、日本経済への深刻な影響が明らかになるにつれ、株式市場の低迷からも融資要請が増えるのではないかと推測します。そうなると、これまで順調だった国債消化(癌で言うと「抗がん剤治療」)が変調(抗がん効果がなくなる)をきたす恐れが出てきました。

これにより、これまで抑えられていたがん細胞(膨大な借金)が暴走(金利上昇)を開始するなら、医師団(政府・日銀)は手の施しようがなくなり、ついには緩和治療(ホスピスでのモルヒネというマネー垂れ流しの「非伝統的治療」)へと追い込まれるのが、最悪のシナリオかと。。。非伝統的治療でインフレが加速し、円安と輸入物価の高騰で国民は食料さえ確保が困難になり、年金は実質的にかなり目減りし、赤字の公立病院は医師に給料も払えず閉鎖状態となり、公務員の給料遅配でゴミの収集すらなされず町はゴミだらけとなり、電気も水道も時々絶たれるような状態ですね。

これは余程の決意で今の日本は臨まないとなりませんが、貧困な政治状況が事態の悪化に拍車をかけております。禁じ手の日銀への復興資金の引き受けまで堂々と論議されておりますが、ここは上述のような事態を避けるため、不要不急の経費の大幅カットと、持てる人からの税の徴収で震災復興資金を捻出し、かつ、このエネルギー危機の状態に立ち向かえるためのテクノロジー開発などに資金を集中的に投じる等が求められます。

こりゃ、チョイと朝方からテンションを上げ過ぎたかな? 後で、バッハの清澄な音楽をお贈りします。これで気分を清めて下さい。
コメント (2)
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4月1日(金)のつぶやき

2011-04-02 02:19:41 | 株に出会う
08:41 from web
H証券の証券業廃止に伴い、これまで朝1番で再掲してきました「フィスコの想定レンジ」は中止します。代わりにといっては何ですが、日経先物のテクニカル分析では定評のある、http://tuiterusennin.blog109.fc2.com/ のついてる仙人さんの「つき」をご紹介。
11:09 from web
前場終了段階の10DHMA超の銘柄数%は56%(-9%)、10DLMA未満の銘柄数%は11%(+4%)と劣勢。昨日騰落レシオが激しく上昇しており、今晩の雇用統計もあるし、朝一番の先物の吹き上げで今日の仕事は終わり、といったところでしょうか。引け際に楽天の指し値が持って行かれる。
15:39 from goo
市場概況(4.1.11) #goo_mariomari http://blog.goo.ne.jp/mariomari/e/439d0874e69d6762f3dd751072df6863
by mariomariot on Twitter
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