株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

「売買判断指数値」を用いた”買いタイミング”の自動検出

2023-12-16 13:45:12 | 株に出会う
ここ2-3年、首題の件について様々なトライアル検証を行ってきました。その結果、ほぼ、全銘柄に適用できる自動検出エクセル分析表が完成しました。

主要銘柄について順次検証を進めている段階ですが、直近のデータ2つの主要銘柄の買い条件を予想と、結果の検証をしてみたいと思います。

1.9983ファーストリテイリングの予想

 12月13日 売買判断指数点灯(最新)終値35240円。(A)
 12月14日 安値が35050円だったので(A)より低く買いは見送り。
 12月15日 まだ安値が(A)に届かず見送り。
  
 12月18日のトレーディングの構え:

 もし(A)より当日の安値が高く、かつ、前日終値の35580円より当日安値が高い場合に限り買い。

2.6920レーザーテックの予想

 こちらは32700円がベースライン。月曜日はこのラインより安値が同値か上の場合に買い。また、売買判断指数が1.00を超えていること。1.00以下に転落したら消灯するまでアンタッチャブル。

3.レーザーテックの過去データで検証

難解なのが7月12日からの値動きです。

1)7月12日に売買判断指数1.00をマーク。
  (1.00以下は5日連続でした。)
2)7月13日にやっと1.00超となりましたが、ベースラインの19890円を当日安値が上回ることができず買いに入らず。
3)7月14日にやっと安値がベースラインを超えましたが、前日終値の20750円を安値が超えることが出来ず買いは断念。
4)翌7月18日も同様で断念。
5)翌々7月19日も同様で断念。
6)7月20日も、ベースライン値は上回ることができておりますが、前日終値を下回っていたため買いは断念。(この日1105円の下げ)そして、再度売買判断指数が点灯。翌日も点灯し、新たなベースラインとして19640円が設定された。
7)7月24日になって、そのベースラインより安値が高く、この日の大引けまでに、やっと買い。

という流れになります。いささかトリッキーな動きをレーザーテックはしますので、非常に難解な局面が続くこともあります。

その7月24日での買いは、大引けで買っても20395円でした。この時のOSCは42.9%。以降、OSCが上昇する限りホールドします。8月2日にOSCは結果的にはピークアウト。翌日は51%に降下。その過程で売ります。
大引けで売ったとして21510円となり+1115円。

以上です。
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NY市場概況(12.15.2023)

2023-12-16 08:50:46 | NY市場概況
12月15日(金)のNY市場概況です。

1.NYダウ
 OSCは何と+7%の83%に跳ね上がっております。あの怪鳥レーザーテックでも65%止まり。RSIは14日や9日ですと100%に達する時がありますが、窓開け上下分を補正して、7日、14日、28日間のデータの平均値を取っているOSCでの83%というのは、ダイキン工業が5月9日にマークした80%しか記憶にありません。それほどの異常な数値。

ちなみにこの時のダイキン工業は、売買判断指数を1.223にしておりました。4月11日の1.000からの上昇でしたので、これがピークと思いきや、5月22日には1.317まで上昇しております。終値で約2000円の上昇。

この位相のズレがありますので、OSCがピークを付けたからと言って、即、そこが株価のピークになるとは限りません。それはデータを取る期間を限定しておりますので、どうしてもそうした位相のズレが生じることがあります。

いや、むしろ過去の経験則では、OSCがピークを付けてからの数日間はまさに「惰性」の力が働き、最後の駆け込み乗車の乗客を満載する必要があり、テクニカルには取得期間の制限からくるサイクル的には下落を示唆していても、実際の株価は上昇し続けることがよくあります。

という訳で、ひょっとすると年末までまだ少しありますので、来週末あたりまではNYダウは多少の調整を挟みながらも上昇トレンドをキープするのではないでしょうか?

2.Nasdaq
 ダウに負けないOSC78%をマーク。売買判断指数は1.068。直近最高値の11月20日の1.157までまだ余裕?あり。短期のRSIは90%近くまで行っておりますが、11月8日には100%をマークしており、まだ余力?あり。

3.ドル・円
 少し戻しましたが、たったの27銭の円安。もう円高の流れは押し止める力はありません。しばらく前にメガバンクなどが円安を背景にしたドル建て資産の購入を、顧客に対しては行わないという異例の決定をしておりましたが、こうした流れを事前にある程度予測をしていたのでしょう。

そういえば、152円に到達すると、企業が輸入する際にかけている為替ヘッジの効力が無化されるという記事がありました。今回は、そのギリギリのところで円安が止まり、関係者はほっと胸をなでおろしていることでしょう。

円高回帰は国内物価にとってもいいニュースです。これ以上、輸入物価高によってインフレに苦しむ方々が増えると社会がますます荒れる要因となるでしょう。

しかし、ここまでの異次元緩和を意図的に進めた安倍元首相と黒田前日銀総裁の罪は重い。なぜなら、インフレ惹起のために一般庶民の生活を無視して異次元緩和を意図的に進めたからです。

インフレになると借金をしている人が得をするとは、皆さん、よくご存知でしょう。5%のインフレが10年間続けば、国の借金は半分に目減りするんですよ。こんなうまい話はない!

4.CME日経平均先物
 32630円で終了。日経平均の終値比340円ほど安い。月曜日は安く始まりそうです。32330円のベースラインにはギリギリ踏みとどまっている状態。

5.VIX指数 12.28(-0.2)

6.SOX指数 4117(+20)

7.米10年債利回り 3.915%(-0.006%)

以上です。
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