12月8日(金)のレーザーテック研究です。
相変わらず、朝一番での振幅は1000円もあり大きい。震度7級の激震に毎朝見舞われているかのような「波形」です。
今日の朝の高値は昨日の高値には届かず、ここは売りだと見た筋からの強烈な売り攻勢。まさに、地震は最初はゆっくり、数秒後に本震がきますが、そのような揺れ。昨日の安値もいとも簡単に突破されると、34200円近辺でのもみ合い。
一応、34800円という随分以前の壁があります。後場に一旦、このラインを突破しましたが、すぐに突き崩され、それ以降はこのラインに達することなく安値圏で「投了」という感じの1日でした。
ちなみに貸借倍率は0.46で昨日と変わらず。相変わらずの踏み上げ相場。
今日は、SOX指数がかなり上がっていたことと、どこかの証券会社が例によって、目標価格の引き上げを行っていた関係で、寄り付きに思わず成買いをした方もいたのかも知れません。
この証券会社の目標価格引き上げというのは曲者です。およそ、現状の株価のかなり上に設定されます。その設定価格に届くことはほとんどありません。
では、なぜこのタイミングで連続で証券会社がそのような目標価格の引き上げを行うのか?
これは、この世界では常識ですが、上げの最後っ屁を一般個人投資家にかませて、それ以前に安値で買っていた大株主や大得意様へ「売り逃げ」の機会を提供するためですね。
新聞記事になったら、天井だとか底だとかよく言われますが、それに似たようなところがあります。そのあたり、レーザーを手掛ける個人投資家はよく分かっているので、売り優勢の0.46という貸借倍率になっているのでしょう。
以上です。