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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(9.1.09)

2009-09-02 07:53:11 | 市場概況
9月1日(火)の市場概況です。赤字部は2日朝の更新

◆日経先物:10500円(+50円)OSC51%(-2%)8月27日の62%から下落調整中。 指数値倍率:95(同値)
◆日経平均:10530円(+38円)OC54%(+3%)8月26日の63%から下落調整中。
日経平均指数値倍率:95(同値)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:968.77(+3.04)OSC56%(+4%)8月26日の63%から下落調整中。
◆マザーズ指数:457.61(+9.09)OSC55%(+11%)8月31日の44%から切り返しに転じたか?
◆ヘラクレス指数:640.51(+4.67)OSC61%(+4%)8月31日の57%から切り返しに転じたか?
◆ドル・円:92.93円(14銭の円高)OSC39%(-7%)6月23日の38%以来の低さ。更に円高が進むか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.33438%(前日比-0.01312%)9月1日現在。まだ金利低下中。
◆米10年債利回り:3.368%(-0.035%)-9月1日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10430円(大証終値比-70円)
◆シカゴ日経先物:10290円(円建て、大証終値比-210円)更新
◆NYダウ:9310ドル(-186ドル)OSC44%(-15%)7月9日の39%以来の低さ。更新

後場は一進一退でしたね。最後は先物も10500円をキープしての終了です。上海が少し切り返し気味だったのが、下落を防いだ感じです。

新興市場はクックパッドなどに引っ張られる形で切り返しております。主力市場は、きちんと上げに転じた訳ではありませんが、とりあえず、昨日を底に再度上げにかかる体勢には持ち込んでおります。

買いサイン銘柄数は、250銘柄中42銘柄です。前場終了段階より5銘柄減っております。

今日は2銘柄持ち越しました。1つは6310井関農機を428円と429円で、もう1つは2440ぐるなびを引け際に226000円で仕込みました。ぐるなびは買いサイン点灯銘柄。しかしこのところは押されております。明日はまだ売りが湧いて出るかも知れません。

井関農機は今日の安値413円で底を打ったと見ての買い持ち越しです。OSCは43%→51%へと切り返しており、明日は433円の壁を突破すれば440円あたりまでは行くと見ております。

-------2日朝のコメント-------

各国市場ともリスク回避とやらの動きが鮮明になったらしく株式市場は急落。昨日も良い経済指標には市場が反応しなくなっておりましたので、変だとは思っておりました。(後講釈)

今日も8月のISM製造業景況指数が予想を上回る52.9ポイントという2007年6月以来の好結果を出したにもかかわらず、これは既に市場が織り込んでいたようです。

市場には、大手投資ファンドが破綻との根も葉もない噂まで流れ、AIGの急落を誘うなど変な雰囲気が漂い始めております。しかし、このベア・マーケット・ラリーが続いている今頃になって破綻というのも変な話ですね。

どうやら、市場は高値警戒感がやっとピークに達しようとしているようです。NYダウも引けにかけては、30ドルぐらい乱高下して空売りの買い戻しやら、再度の売りやらが交錯しておりました。

やはり9月は調整の月というアノマリーに市場参加者は大いに毒されているようですが、これもマーケットの自律的な動きです。いつまでも上がり続ける株はない。

教訓は、昨日に好ニュースに市場が反応しないという異変を察知していたにもかかわらず、今日の大幅安への動きがきちんと予測出来なかったことです。

それにしても、これまでは些細なプレゼントでもそれを渡す度に、機嫌良く喜んでくれていた相手が、急に、「もうそんな安物のプレゼントには飽き飽きしたわよ!」と心の中で呟いていたとは。。。

これは乙女心と秋の空どころの話ではありませんでした。やはり、マーケットはとんでもない山姥(ヤマンバ)だったのか? そこを読めなかった筆者がうぶだった。。。

ちなみに、今日の下落でVIX指数は29.15となり+3.14(12.07%)も上がっております。8月17日も同じくらい上がりましたが、その後は急回復しております。その前、7月2日も223ドル下げVIX指数は急上昇しましたが、この時は7月8日に8087ドルを付けました。(更に200ドル下落)今回は、この7月のパターンを辿るのかどうか? VIXのRSIを見ると日足では65%になっておりますが、週足ではまだ47%です。

面白い発見は、このVIXの週足をよく見ると、200週移動平均に昨年3月にタッチしそうになり、それを最後に10月にかけて急上昇しております。今回は、やはり7月と8月にその線にタッチしそうになっておりました。このラインが抵抗線として働いていたようです。

その頭を押さえていたのが日足の50日移動平均線(26ポイント)でした。昨日のダウは、ちょうどその26ポイントにタッチして終わっていたのです。

とまあ、後講釈はいくらでも出来ますね。というのは、後講釈するためのテクニカル指標はいくらでも見つかるからです。これをテクニカルの罠と言います。

しかし、乙女が山姥に急変身するとは。これは罠にひっかかるのもやむを得ないか? ゲフォ。。。

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