団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

このお母様のご子息は、やさしい方ですね。

2018-02-06 05:22:11 | 日記
中日新聞の読者投稿蘭に94歳の女性が「息子の手」というタイトルで投稿されていました。


 今年のお彼岸のお墓参りは、息子と行ってきました。
94歳にもなると、歩くことも、二輪車の手押し車でもやっぱりなかなか大変で、
外へ出るときは車が本当に頼りです。

 息子の車は少し大きいので、乗るときは台を置いて乗ります。
墓へ着いて降りるときは、台がなくても降りられます。

 息子は花と水を持って、私の前へ来て、さっと手を出してくれました。
思わずしっかりとつかまり、手に力が入りました。
76歳で死んだ夫とは、一度も手を握って歩いた記憶はないので、うれしかったです。

 墓参りを済ませて、昼食に行くときも、車を降りると手を出してくれました。
家に帰って「ありがとうね」と言ってから、息子の小さいときが思い浮かびました。

 小さく生まれ、やせていた子が175センチと大きくなって孝行してくれる幸せに、
思わず目頭が熱くなりました。

 若いときはどんな苦労も気にせず暮らして来ましたが、
年を重ねると、体も思うように動かなくなり、
気持ちもおっくうになり、楽しみもなくなります。

 しかし、生きなければと心に誓って、今日も一日、
何か楽しみを見つけて生きていきたいと思っております。


  以上です。


 このお母様のご子息は、やさしい方ですね。

 実は私の母親は白内障でほとんど目が見えない状況でしたので、
たまに実家に帰って何処かへ一緒に行くときは、母親と手をつないで歩いたものです。

 自分が子供の頃には、まさか自分が母親の手をとって歩くようになるとは
思いませんでした。
今でも母親の手の感触は思い出せます。
自分の母親が年をとるのは、少し悲しいものですね。






グレープ 掌
コメント (8)
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