まつや清の日記 マツキヨ通信

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市民グループ、東静岡多目的アリーナ問題で市長、県知事に申し入れ

2010年01月19日 | ニュース・関心事
静岡市の東静岡新都市拠点整備事業における市有地への多目的アリーナ誘致事業を巡って、静岡県川勝知事は年頭記者会見、定例記者会見の二度にわたって「草薙運動場敷地内への建て替え」を表明し、尚且つ、県有地に対しては「大学コンソーシアム構想」を発表。

こうした新たな展開の中で市民グループは静岡市、静岡県に、1、協議会への市民参加、2、協議会の公開の2点についての申し入れを行いました。マスコミ取材もSBS、第一テレビ、静岡新聞、朝日新聞、中日新聞など12月よりも関心が高まった印象です。

協議会がいつ設置されるのかは今日の段階では未定です。県有地については過去に経営企画局、都市局と県・企画部との間で協議会は持たれていた、市有地については、草薙体育館が県・建設部所管で知事からの静岡学園跡地建替え方針を組織内で確定した後とのことです。

県としての方向性が確定してしまえば、市有地に関する協議会は、市としての目的が半減します。静岡市が多目的アリーナ誘致をまだ本気で考え、県知事の意思を覆そうというのであれば、協議会での議論ではなく水面下での働きかけが必要です。その姿はみえません。

市民グループは今日の申し入れ後に3点を確認。1、推移を見守る。2、自主的な街づくりワークショップを計画する。3、市民協働事業にワークショップを提案する為の書類準備を始める。ガンダムやってくる東静岡市有地、夢膨らむプランを作り上げたいものです。

もうひとつ、盛り上がったことはガンダムの移設費1億5000万から2億円。これが税金負担でいいのか。市民事業としてのプラン公募を始めるべきではないか。ホビー協会に貸し付けるという方向だけでない、市民アイディ募集に真剣に考えてほしい、と。

さすが、市民パワー!



※※静岡市長 小嶋善吉殿

東静岡地区の利用について、静岡市と協議会を設置する件に関する          要望書

いつも、市政において、市民の要望を聞き届けてくださり、市民共同参画条例の制定など、市民自治社会の構築にご努力いただき、ありがとうございます。
過日の新聞発表で、静岡県と静岡市は「東静岡地区の利用に関する協議会を設置する事」で同意されたと知りました。その件に関しまして、以下の2点の要望を申し上げます。

(1)東静岡地区の利用について、県・市合同の協議会で決定するのではなく、
広く、市民の意見を聞く手法を取ってください。

 東静岡地区の再開発について、前静岡県知事の時代に静岡市と協働して計画を進める事が合意され、静岡市は多目的アリーナの建設に向けて市民のパブリックコメントも募集し終えて、市民の合意も得られたとされているようですが、公共事業に関する国や県の考え方も変わってきていることは、市民も知る所です。 
東静岡地区の利用について、多目的アリーナ構想を決定事項とせず、市街地にある市有地をどのように利用したいか、市民協働参画による政策の決定の手法を採用し、市民が要望を提案できる場を設けてください。
市有地の利用について、広くプランの公募を行い、応募のあったプランを公開イベントとしてプレゼンテーションを行い、提案されたプランに対して、参加者によるプレ・投票や意見交換の場を設け、多くの市民が協議に参加できる場を作ってください。
 プラン発表は、静岡市や企業からの提案も行っていただき、市民が様々なプランを聞く機会が実現すれば、市民の市政への関心を喚起する事ができますし、全く新しい形の協議会を組織する事も可能になるのではなかと考えます。そして、何より、協働を喜び、楽しむイベントになると思います。
このような政策決定方法は、ニューヨークなどでも、都市開発計画を策定する折に取り入れられたと聞き及んでいます。
決定した公共事業について、パブリックコメントを求めるのではなく、計画の段階から市民と協働する手法をとってくださるよう、要望いたします。

(1) 万が一、従来型の協議会を設ける場合は、審議会を公開とし、
傍聴者の意見を発表する時間も設けた両方向の審議会として下さい。

県政、市政への参加の機会は、私たち市民にも多くの協議会、審議会の委員として参加の道が開かれていますので、現在まで、多方面の委員会の審議を経験したきましたが、審議会、協議会では、議題や討議内容が、市・県当局担当者によって準備され、その中で委員の意見を聴取する進行に終始していました。
今回の協議会は、東静岡地区の利用に関して、県と市の担当者や行政が選出した委員によって協議するのではなく、会議を市民に公開し、傍聴者の意見を聞く時間を設けて、市民参加を場を実現してくださるようお願いします。
市政に関心を持つ市民の意見をくみ上げることで、市政への関心を高め、静岡市らしい、斬新な市民参加の手法をとってくださる事を希望いたします。
                            2010年1月15日

「県・市政うぉっちんぐの会」
 代表 入江とし子
                       静岡市葵区唐瀬2-14-33
                       電話 209-3773

            「市民の財政学習会・参加メンバー一同」
 代表 馬場利子
                       静岡市葵区城東町31-14



※※静岡県知事 川勝 平太殿



東静岡地区の利用について、静岡市と協議会を設置する件に関する要望書



過日の新聞発表で、知事は静岡市より要望が上げられた「東静岡地区に多目的アリーナの建設を目指して協議会を持つ」件に関して、草薙の県立体育館立替をめざし、多目的アリーナの建設を考えていないと明言されたと知りました。

私たちは、市民財政学習会を続ける中で、静岡県や市が大型公共施設の建設を続ける財政支出に不安を持ってきましたので、

知事の公共事業の見直しの姿勢に、大きな共感と歓迎の意を表します。まさに川勝知事ならではのご判断だと、県民の多くが『県政が変わっていく』期待を新たにしたと思います

その上で、知事が、静岡県と静岡市で「東静岡地区の利用に関する協議会を設置する事」に同意されたという報道に対して、

以下の2点のお願いをさせていただきます。



(1)東静岡地区の利用について、県・市合同の協議会で決定するのではなく、

広く、市民の意見を聞く手法を取ってください。



  県民協働参画による政策の決定の方法として、東静岡地区の利用について、

県民の要望を提案できるよう、広くプランの公募を行い、応募のあったプランのプレゼンテーションを公開イベントとして開催し、

提案されたプランに対して、参加者によるプレ・投票や意見交換の場を設けるなど、県民の要望を聞く場を設けてください。

 プラン発表は、静岡市や静岡県の提案も行っていただき、市民プランと行政プランを県民が聞く機会が実現すれば、

県民の関心を喚起する事ができますし、全く新しい形の協議会を組織する事も可能になるのではなかと考えます。

そして、何より、協働を喜び、楽しむイベントになると思います。

このような政策決定方法は、ニューヨークなどでも、都市開発計画を策定する折に取り入れられたと聞き及んでいます。

川勝知事が県民力を信じ、協働の場を設けてくださるようお願いいたします。



(1) 万が一、従来型の協議会を設ける場合は、審議会を公開とし、

傍聴者の意見を発表する時間も設けた両方向の審議会として下さい。



県政、市政への参加の機会は、私たち県民にも多くの協議会、審議会の委員として参加の道が開かれていますので、

現在まで、多方面の委員会の審議を経験したきましたが、審議会、協議会では、

議題や討議内容が、市・県当局担当者によって準備され、その中で委員の意見を聴取する進行に終始していました。

 今回も、東静岡地区の利用に関して、県と市の担当者や行政が選出した委員によって協議するのではなく、

会議を県民に公開し、傍聴者の意見も聞く時間をとってくださるよう、お願いします。

県政に関心を持つ県民の意見をくみ上げることで、県政への関心を高め、

川勝知事らしい斬新な県民参加の手法をとってくださる事を希望いたします。



 

                            2010年1月15日



「県・市政うぉっちんぐの会」

 代表 入江とし子

                       静岡市葵区唐瀬2-14-33

                       電話 209-3773



            「市民の財政学習会・参加メンバー一同」

 代表 馬場利子

                       静岡市葵区城東町31-14