ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

家族が揃たらお寿司でナイト♪

2012年07月25日 | 家族とわたし
今月の10日は、旦那の誕生日やった。
その日は、訪米してた母が日本に戻り、EVOに出場してた息子がラスベガスから戻り、
母の滞在中、ほとんど仕事を休んでたわたしは、それまでの分を取り戻すべく働いて、
結局は、皆がそれぞれに、クラクラするほどに疲れ切ってた。

だからというて、言い訳にはならんのやけど、
旦那はその日、息子Tからの、しかも、数日前からすでに配達されてあったブツが、誕生日としての唯一の贈り物で、
他はもう、口先だけの「誕生日おめでとさん」だけで終ってしもた。

きっとそれが妙に寂しかったんやろう。
旦那はどんどん口数が少なくなり、元気もそれに伴い少なくなっていった。
気がついてたけど、それでもどうしても、なにもする気が出んくて、あかんあかんと思いながら、その日が終ってしもた。

それからも、引き続きあかんあかんと思いながら、疲れが抜け切らんままなんとなく日が過ぎてしまい、
できんかったから改めて、とか言うてた週末も過ぎ、また次の週も過ぎてしまいそうやったある日、とうとう旦那が文句を言うた。

「あのさ~、このまま無かったことになるんかな~。それはあんまりやと思うのやけど……」
「も、もも、もももちろん、このまま無かったことなんかにはなりませんです、はい!」
「けど、な~んも別にありそうにないやん」
「いや、それはきっと気のせいです。それが証拠に、わたしは今日、これから、あなたが好きそうなシャツを買いに行こっかな~などと思ておりました」

ほんまかいな……。

んでもって、息子達は、ごちそうを奢るはず。
やったのに、全員のタイミングがどうにも合わず、結局のびのびになったままでいたのやけど、突如その日がやってきた。

息子Tが、今働いてるおっきな会社を辞めて、彼を引き抜いてくれた、これから発展しそうな会社に転職することにした。
だいぶ迷ったらしい。
つい最近、給料をかなり上げてもろたとこで、その恩義もあるし、充分に認めてもろてきた感謝の気持ちもある。
けども、新しい職場では、もっと自分の腕を磨けるし、未知のことへの挑戦もしたいし、収入がさらに、はっきり言うて倍近くにもなる。
親としては、安定した環境の方が安心やけど、息子はまだ若いし独身やし、自分の実力を磨いていくことはええことやし、
まあ、賭けやけど、ムチャし過ぎんと頑張って欲しいと、見守るっきゃない。

で、その新しい職場のために、Macのラップトップを新しく買い、それが我が家に送られてきたので、それを取りに家に帰ってきた。

全員そろうやん♪
ということで、いきなりのお寿司でナイト♪

突然のお願いにも、イヤな顔をしない、寿司シェフK。
仕入れから引き受けてくれたので、わたしはその間に寿司飯8合と、他のおかずの準備にかかる。
ネタは、コリアンマーケットで、出所を確認してから購入。
すべてはスペイン近海から。ただし、だからというて安全なんかどうか、それは不明……およよ。

Kの作業はめちゃくちゃ速い。


職人K。


イクラちゃん。旦那が嬉しそうに「これいくら?」と言ふ……。


海老天巻き。


残ったもん巻き。


やっぱ、家族が揃うって楽しい。食べ過ぎた旦那とわたしは苦しい。
で、いったい今夜のお寿司は、なんのお祝いやったっけか?
コメント (8)
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