ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

もう今年は来ないかと思った春が…来た!

2015年04月29日 | ひとりごと
やっと、やっとやっとやっと、春みたいな感じがした今日…まだ少し冷やっとしていますが、猫騒動がひとまず落ち着いてきて、睡眠時間も続けて取れるようになりました。
ああほんとによかった。
あのまま、あと二日であっても眠れない夜が続いていたら、さすがにぶっ倒れていたかもしれません。
今はとにかく、心身ともに力を取り戻し、10日後にあるオーディション突破に向けて精進精進!


というわけで、実に2週間ぶりに、夫と一緒に散歩に出かけました。
そういう気分になれることが嬉しい…しつこいけれど、ギリギリのところで回復してくれて、ほんとによかった…。

毎年、春はもうすぐそこだよ~と教えてくれるかのように、一番先に咲き始める黄色い花。


街路樹のソメイヨシノさん、ああ美人(美木)!


芽吹き始めの、生まれたての黄緑を見るたび、また会えたねと思ってしまうけど、知らないよね、わたしのことなんか。


ロビンさんも嬉しそう。


名前は知らないけれども…。


うさぎさんだって嬉しそう。



オーブンで素焼きしただけのカリフラワー。


最近は野菜を、生でも蒸したのでも焼いたのでも、素のままでいただくことが多くなりました。
もちろん、(もっぱら夫が作ってくれる)手作りのドレッシングも美味しいのですが、それぞれの野菜が持つ風味や匂いを楽しむには、なんといっても素のままが一番。
かぼちゃや大根などの根野菜も、ひとつまみのお塩を足すだけ、出汁も使いません。

年を重ねていくにつれ、余分なものをそぎ落としていく。
この世から卒業する日が来た時に、身軽な自分でいられるよう、ぼちぼちと減らしていこうと思うようになりました。
コメント (4)
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大人みたいに先延ばしなんかしない!良い事はガンガン実行するよ!それが子供力!社会を変えていく力だよ!

2015年04月29日 | 日本とわたし
友人幸喜くんのおかげで知り合えた晶ちゃん。
当時わたしはジャズを学びたくて、せめて経験だけでもしたくてウズウズしていた時で、晶ちゃんはだから、その先生としてわたしの目の前に登場したのでした。
「勉強したいならいい先生知ってるよ。めちゃんこ厳しいけどさ」

それが、幸喜がドラマーとしてメンバーだったバンドの、キーボード兼ディレクター兼作曲家の晶ちゃんなのでした。
確かに妥協を許さない、とことん追求していく彼女は厳しい人ではあったけれども、
次々に曲を創ってはメンバーと一緒に練り上げていくその様子を、小間使いをしながら見ているだけで、どんなにワクワクしたことか。
練習以外の時は、使い慣れたレシピでお菓子を作ったり、恋人や猫をとぉ~っても愛したり、年をとってるだけの冴えないわたしをイジメたり(ジョークジョーク)…。
付き合いがあった時間は人生の中のほんの短い間だったけれど、根っこがつながったという感じ。
横浜に移住してからは、音楽活動はもちろんのこと、地域の活性のためのプロジェクトでもぐんぐんと頭角を現し、音楽同様、柔軟な発想や行動力で大活躍中の彼女から、
こんなお知らせが届いたのが、今からもう3週間も前のことでした。

こんなに遅くなってしまってごめんね。
5月13日の締め切りまでに、もうちゃんと目標額を達成できたね、すばらしいね!

子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのためのプロジェクト。
「19歳以上の大人口出し禁止、こどもによるこどものためのこどものまち」
こんなこどものまちが、日本中にいっぱいできてきたらいいね!

そして、このプロジェクトの長期目標である、
子どもたちを始めとするすべての人が参加できる防災訓練が、市内の多くの地域で継続的に実施されることで、
横浜の多くの地域でコミュニティの力が再生され、災害時はもちろん、普段から人々が助け合う、暮らしやすい地域社会の実現』が、
横浜からさらに波及して、日本全国に広がっていくよう、わたしも応援するぞ!




「サバイバルジュニアワークショップ」実施のための、子どもたちによる東北被災地取材ツアー
「社会を変える子どもの力」を地域の「共助」に生かす ~横浜+石巻 防災サバイバルワークショッププログラムをつくりたい~


「サバイバルジュニアワークショップ」実施のための、子どもたちによる東北被災地取材ツアー

私たち、NPO法人「ミニシティ・プラス」(横浜市都筑区中川)は、2007年から、子どもの力をまちづくりに生かす活動を、横浜市北部で続けてきた団体です。
力を入れてきたのは「ミニヨコハマシティ」(以下ミニヨコ)というプロジェクト。
「19歳以上の大人口出し禁止、こどもによるこどものためのこどものまち」をつくる活動です。
 
「子どもたちができる防災まちづくり活動」として、ミニシティ・プラスの母体ともいえるNPO法人「I Loveつづき」(横浜市都筑区中川)が、
東日本大震災前・2005年から2010年まで、主に小学生を対象に、「サバイバルジュニアキャンプ」を実施していました。

このキャンプは、
「いざというとき、自分の身は自分で守れる、正しい判断で行動できる、地域の情報に詳しい」子どもを、
『サバイバルジュニア隊員』として育成する」ことを目的にした防災訓練です。

子どもを、単なる「弱者」や「お客さん」ではなく、さまざまなことができる「力を持った存在」としてとらえた、1泊2日の防災プログラムは、
ゲームあり、クッキングあり、まち歩きあり、さらには大学の先生による地震講座ありの体験型で、参加者や行政から、非常に高い評価を得ていました。

内閣府「みんなで防災」防災まちづくり事例

 
このプログラムを体験した参加者を、私たちは「サバイバルジュニア隊員」と呼んでいます。
東日本大震災の際、サバイバルジュニア隊員の1人は、ターミナル駅で大きな揺れに遭遇し、そのまま「帰宅難民」になってしまいました。
避難所で一晩を明かした際、キャンプで寒さ対策をしたことを思い出し、ダンボールを活用した寝床をつくり、周囲の人にも寝床づくりの方法を教えることが出来た、と話してくれました。

子どもは、身をもって体験したことは忘れません。
さらに、子どもは純粋に知識に向き合い、「よいこと」はすぐにアクションに移します。
サバイバルジュニア隊員のいる家庭は、すべての家庭で防災袋がチェックされ、最新の状態になり、各家庭の家具の固定がされました。
大人が先延ばしにするようなことも、躊躇せずに取り組む姿が、社会を変えていく力を持つこと-。
それが、この6年間のキャンプで、大人の私たちが学んだことでした。


東日本大震災以降、運営資金の関係から、「サバイバルジュニアキャンプ」の活動はストップしてしまいました。
しかし、子ども達は、被災地のこどもたちとの交流などを通して、「安心して暮らせるまち」について話しあってきました。
そこで子ども達から出てきたのは、防災について考える「サバイバルジュニアワークショップ」を、子ども達自身も企画に参画しながら実施したい、というアイディア。

東日本大震災発生から4年が経ち、少しずつ記憶が風化し始めた今こそ
わたしたちは以前行っていた「サバイバルジュニアキャンプ」のように、子ども達が防災について主体的に考え、取り組む機会をつくりたいと決意しました。

2015年春から秋にかけて、「サバイバルジュニアワークショップ」を企画、実施することを計画しています。
子どもの視点から防災について考えたプログラムの企画、ワークショップ後の報告書作成、報告会実施を通して、地域で役に立つこどもたちを育てます



2015年の今、ふたたびミニシティ・プラスで、この「サバイバルジュニアワークショップ」を実施させるにあたって、まだまだ足りないことがあります。

それは、被災地の子どもたちの経験や視点を、「もっと知ること」です。
石巻の子どもたちは、危機と混乱の中、どのように自分を守り、何を感じたのでしょうか?
長い避難生活で、どのように地域とかかわり、人を助け、大人たちの活動をどんなふうにみていたのでしょうか?
子どもたちが必要だと考えている日ごろの備えや、必要な訓練はなんなのでしょうか?

 
横浜に暮らす子どもたちが石巻に取材に行き、情報を集めて、よりよいプログラムをつくりたいと思っています。

横浜市では、2013年3月11日に、「よこはま地震防災市民憲章〔行動指針〕」が制定されました。
そこではまず、「自助・共助」の大切さが強調されています
自治体による公助は、被害が深刻・甚大なところに振り向けられるためです。

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よこはま地震防災市民憲章

よこはま地震防災市民憲章
~ 私たちの命は私たちで守る ~


ここ横浜は、かつて関東大震災に見舞われ、多くの方が犠牲になりました。
大地震は必ずやってきます。
その時、行政からの支援はすぐには届きません。
私たち横浜市民はそれぞれが持つ市民力を発揮し、一人ひとりの備えと地域の絆で大地震を乗り越えるため、ここに憲章を定めます。

穏やかな日常。
それを一瞬にして破壊する大地震。
大地震はいつも突然やって来る。
今日かもしれないし、明日かもしれない。
だから、私は自分に問いかける。地震への備えは十分だろうかと。

大地震で生死を分けるのは、運・不運だけではない。
また、自分で自分を守れない人がいることも忘れてはならない。
私は、私自身と周りの大切な人たちの命を守りたい。
だから、私は考える。今、地震が起きたら、どう行動しようかと。

不安の中の避難生活。
けれどみんなが少しずつ我慢し、みんなが力を合わせれば必ず乗り越えられる。
だから、私は自分に言い聞かせる。周りのためにできることが私にも必ずあると。

東日本大震災から、私たちは多くのことを学んだ。
頼みの行政も被災する。
大地震から命を守り、困難を乗り越えるのは私たち自身。
多くの犠牲者のためにも、このことを風化させてはならない。
だから、私は次世代に伝える。自助・共助の大切さを。
平成25年3月11日制定


よこはま地震防災市民憲章〔行動指針〕

(備え)
1 自宅の耐震化と、家具の転倒防止をしておきます。
2 地域を知り、地域の中の隠れた危険を把握しておきます。
3 少なくとも3日分の飲料水、食料、トイレパックを備蓄し、消火器を設置しておきます。
4 家族や大切な人との連絡方法をあらかじめ決めておきます。
5 いっとき避難場所、地域防災拠点や広域避難場所、津波からの避難場所を確認しておきます。
6 家族ぐるみ、会社ぐるみ、地域ぐるみで防災訓練に参加します。

(発災直後)
1 強い揺れを感じたら、命を守るためにその場に合った身の安全を図ります。
2 怖いのは火事、揺れが収まったら速やかに火の始末を行います。
3 近所のお年寄りや障害者の安否を確認し、余震に気をつけながら安全な場所へ移動します。
4 避難する時は、ガスの元栓と電気のブレーカーを落とし、備蓄食料と常用薬を持って行きます。
5 断片的な情報しかない中でも、噂やデマに惑わされないよう常に冷静を保ちます。
6 強い揺れや長い揺れを感じたら、最悪の津波を想定し、ためらわず大声で周囲に知らせながら高いところへ避難します。

(避難生活)
1 地域防災拠点ではみんなが被災者。自分にできることを見つけて拠点運営に協力します。
2 合言葉は「お互いさま」。拠点に集まる一人ひとりの人権に配慮した拠点運営を行います。
3 避難者の半数は女性。積極的に拠点運営に参画し、女性の視点を生かします。
4 子どもたちの力も借りて、一緒に拠点運営を行います。
5 消防団員も拠点運営委員も同じ被災者。まずは感謝の言葉を伝えます。
6 「助けて」と言える勇気と、「助けて」に耳を傾けるやさしさを持ちます。

(自助・共助の推進)
1 あいさつを手始めに、いざという時に隣近所で助け合える関係をつくります。
2 地域で、隣近所で、家庭で防災・減災を学び合います。
3 子どもたちに、大地震から身を守るための知恵と技術、そして助け合うことの大切さを教えます。
4 横浜はオープンな街、訪れている人みんなに分け隔てなく手を差し伸べます。
5 私たち横浜市民は、遠方の災害で被災した皆さんにもできる限りの支援をします。


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ミニシティ・プラスが主に活動している港北ニュータウン近辺は、密集した市街地も少なく、自然も豊かで、
地震の際に、火災や津波の危険性が高い臨海部よりも、「比較的安全度が高い」と言われています。
それは自然災害が起こった際に、被害が大きい可能性がある他地域よりも、自分たちで支え合い、助け合う姿勢が求められるということ。
小・中学生も「自助・共助」の意識を育て、「自分ができること・ほかの人に役に立つこと」ができたら、災害に強いまちに一歩近づきます。
「サバイバルジュニアワークショップ」、そしてそのための取材調査は、そのための大切な一歩です。

ぜひ、支援・協力をお願いします。




プロジェクトの目的/課題認識

今回、「サバイバルジュニアワークショップ」企画に関わる横浜の子どもたちは、東日本大震災以降、非常時を生き抜いた石巻市の子どもたちと交流を深めてきました。
 
2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災は、未曾有の津波を引き起こしました。
岩手・宮城・福島の3県では15,891人が死亡、2,584人が今なお行方不明のままとなっています。(総務省など調べ/2015年3月9日現在)。
とりわけ、日本有数の大漁港を抱えた石巻市は、死者3,541人・行方不明者430人と、人口の約2.5%にあたる死者・行方不明者を出しています。
 
こうした大きな被害の傷あとが残る石巻市雄勝町で、2012年に、「こどもサミットin雄勝」が行われました。
横浜の子どもたち(ミニヨコ市民)は、雄勝町を訪ねて、「こどものまち」を一緒に開催し、雄勝のまちづくりについて「できること」を考えました。

また、都筑区役所の主催事業としてスタートし、東京都市大学環境情報学部中村雅子研究室と連携し、2009年から運営している「つづきジュニア編集局」の子ども記者たちは、
2012年・2013年と、「石巻日日こども新聞」(主催・一般社団法人キッズ・メディア・ステーション)の子ども記者と交流し、
まちづくりシンポジウムを共同開催したり(2013年12月)、宮城県の高校生の写真展を都筑区のコミュニティカフェ「シェアリーカフェ」で開催したり(2014年3月)、
子ども同士で顔が見えるつながりをつくってきました

石巻の方たちのお話を聞くうちに、横浜に住む私たちも、地域での日ごろの備え、防災意識の向上が大切であることを、改めて感じました。
けれども、地域に目を向けてみると、日ごろ行われている防災訓練に、子どもが主体的に参加することは、ほとんどありません

地域防災のアクションの中でも、最も定例的に行われているのが「防災訓練」ですが、
学校を舞台に、自治会・町内会の地縁団体に加え、区役所や消防他の公共機関が中心となって実施され、きまったパターンで行われがちです。
特に、小学校高学年以降にもなると、決まり切った内容では参加しなくなってしまいます。  
わたしたちは、被災地の子どもの視点を反映し、横浜の子どもたちの主体性も生かした「子どもたちができる防災まちづくり活動」を通じて、「地域の自助・共助を実現したい」と考えました。


プロジェクトの達成目標/創出効果/成果物

□プロジェクトは、以下スケジュールで実施したいと考えています。
5月:
スタッフを中心に、被災地への取材ツアー実施→今回のクラウドファンディングはここに充当します。

6月-8月:
「サバイバルジュニアワークショップ」参加者募集

8月:
事前講座・オリエンテーション:地震のしくみと防災の心得を学ぶ講座(横浜市立大学地震教育PJの一環で実施)

8月-10月:
「サバイバルジュニアワークショップ」プログラム開催

□創出効果、成果物
①「サバイバルジュニアワークショップ」終了後の子ども達は、以下をつくります。
こどもでも参加できる、防災イベントプログラムをブラッシュアップし、防災イベント開催マニュアルを作ります。

②子ども防災シンポジウムを実施します。
今回のプロジェクトの学びを、子ども自身が発表する機会となります。

③開催地である、ハウスクエア横浜の1Fシェアリーカフェで、隔月程度での防災カフェを実施します。
(例:乳幼児を持つ親向け講座(横浜市立大学)、被災地の方を招いての勉強会等)をし、こどもたちだけでなく、多様な方たちと「自助」「共助」について、検討します。

④子ども防災シンポジウム終了後、防災カフェを実施する中で、こどもたちと一緒にこどもたちでも読みやすい成果報告書をつくります。

□達成目標
短期目標:
被災地に行き、被災体験者の声、特に子どもたちの声を聞き、それらを横浜に持ち帰り、「サバイバルジュニアワークショップ」をこどもたちと一緒に計画し、実施します。

中期目標:
今回作成する実施マニュアルをもとに、子どもたちをはじめとするすべての人が参加できる防災訓練を、継続的に実施・ブラッシュアップしながら、他地域にも広げていきたいと思います。
自分たちだけで実施するのではなく、他地域で使ってもらえるように、ウェブサイト等でマニュアルを公開していきます。

長期目標:
子どもたちを始めとするすべての人が参加できる防災訓練が、市内の多くの地域で継続的に実施されることで、
横浜の多くの地域でコミュニティの力が再生され、災害時はもちろん、普段から人々が助け合う、暮らしやすい地域社会の実現を目指します。


プロジェクト構成メンバー/経歴

岩室晶子 NPO法人ミニシティ・プラス事務局長 全体統括・コーディネート
三輪律江 横浜市立大学教授 マニュアル検証等
杉山昇太 コーディネート・まちづくり
百崎佑  高校生リーダー こどものまちミニヨコハマシティ市長
井藤里香 カウンセラー コーディネート・まちづくり
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