PATAGONIAが東京新聞に載せた意見書です。
『僕らはおしまいだ、健全な環境がなければ』
この言葉を読んだ時、心が揺さぶられました。
その通りだと思います。
ほんとに、このままだと、おしまいです。
だからこそ、今回の選挙で、健全な環境に立て直そうとする、健全な思想の持ち主の人間を、一人でも多く政界に送り届けなければ。
だからこそ、今回の選挙で、不健全な社会を取り戻そうとする、不健全な思想の持ち主の人間を、一人でも多く政界から追い出さなければ、
私たちはおしまいです。
私たちだけでなく、未来に生まれてくる子どもたちも、おしまいです。
選挙を考えましょう。
考えを伝えましょう。
そして投票をしましょう。
写真:
ひとけのない双葉町で、スローガンが掲げられた看板の前に立つ、防護服とマスクを身に着けた人。
2011年3月、福島第一原子力発電所の事故により、全町民が避難した。
このスローガンは今、皮肉にも、原子力への依存の危険性を思い出させている。
Arkadiusz Podniesinski
投票することは、無駄ではない
by イヴォン・シュイナード
「環境汚染は危機的転換点に達している」
このことを、どのくらいの人びとが、認識しているだろうか?
2015年は、気象統計を取りはじめた1850年以降で、最も気温が高い年となり、
世界各地での洪水、干ばつなど、異常気象による自然災害は、もはや「新しい常態」となった。
温室効果ガスの排出を減らし、きれいな水、空気、土を守り、再生可能エネルギーに投資しないかぎり、
地球が自己治癒できる能力を、人類が破壊することになる。
日本では、何が起こっているだろうか?
1945年から2000年頃までに、川から運ばれてきた水の汚れを濾過するフィルターの役割を担い、生命を育む干潟の41%が、埋め立てなどにより消滅した。
2013年、大気汚染は、一日あたり約180人の、早期死の原因であると推定されている。
世界各国が脱石炭火力に向かうなか、石炭火力発電所の新設計画が、全国に47基ある。
また、EUや韓国で禁止されたネオニコチノイド系農薬が、日常生活の中で、広範囲に使用されている。
さらに、2011年の福島第一原子力発電所事故による放射能汚染が、いまだに残る状況であるにもかかわらず、原子力政策は維持されたままだ。
これらはすべて、私たちが投票で選んだ、政治家の政策によるものだ。
有権者は、自然資源の健全性以上に大切なものはない、ということを理解し始めている。
とても単純なことだが、僕らはおしまいだ、健全な環境がなければ。
僕らは、家族や地域の幸福を守ってくれるリーダーを、選ぶ必要がある。
そのリーダーとは、きれいな水、空気、土を大切にし、気候変動対策と再生可能エネルギーへのシフトを、勇気を持って進める人だ。
僕らがそのような行動を取らなければ、人類のため、意義のある問題に、賢明な一票を投じなければ、
子供たちの将来と、その他の野生について気にかけない、誰かの思うつぼなのだ。
投票日の僕らの選択は、地域、都道府県市町村、そして全国レベルで、多くの環境問題に、直接的な影響を及ぼす。
投票こそ、自分が直接参加できるアクションだ。
来る7月10日、明るい未来のために、水、空気、土を守るべく、行動を起こそう。
皆が一体となって動けば、僕らが必要な政府を選べる。
参議院選挙2016
Vote for Our Planet.
投票しよう。
『僕らはおしまいだ、健全な環境がなければ』
この言葉を読んだ時、心が揺さぶられました。
その通りだと思います。
ほんとに、このままだと、おしまいです。
だからこそ、今回の選挙で、健全な環境に立て直そうとする、健全な思想の持ち主の人間を、一人でも多く政界に送り届けなければ。
だからこそ、今回の選挙で、不健全な社会を取り戻そうとする、不健全な思想の持ち主の人間を、一人でも多く政界から追い出さなければ、
私たちはおしまいです。
私たちだけでなく、未来に生まれてくる子どもたちも、おしまいです。
選挙を考えましょう。
考えを伝えましょう。
そして投票をしましょう。
写真:
ひとけのない双葉町で、スローガンが掲げられた看板の前に立つ、防護服とマスクを身に着けた人。
2011年3月、福島第一原子力発電所の事故により、全町民が避難した。
このスローガンは今、皮肉にも、原子力への依存の危険性を思い出させている。
Arkadiusz Podniesinski
投票することは、無駄ではない
by イヴォン・シュイナード
「環境汚染は危機的転換点に達している」
このことを、どのくらいの人びとが、認識しているだろうか?
2015年は、気象統計を取りはじめた1850年以降で、最も気温が高い年となり、
世界各地での洪水、干ばつなど、異常気象による自然災害は、もはや「新しい常態」となった。
温室効果ガスの排出を減らし、きれいな水、空気、土を守り、再生可能エネルギーに投資しないかぎり、
地球が自己治癒できる能力を、人類が破壊することになる。
日本では、何が起こっているだろうか?
1945年から2000年頃までに、川から運ばれてきた水の汚れを濾過するフィルターの役割を担い、生命を育む干潟の41%が、埋め立てなどにより消滅した。
2013年、大気汚染は、一日あたり約180人の、早期死の原因であると推定されている。
世界各国が脱石炭火力に向かうなか、石炭火力発電所の新設計画が、全国に47基ある。
また、EUや韓国で禁止されたネオニコチノイド系農薬が、日常生活の中で、広範囲に使用されている。
さらに、2011年の福島第一原子力発電所事故による放射能汚染が、いまだに残る状況であるにもかかわらず、原子力政策は維持されたままだ。
これらはすべて、私たちが投票で選んだ、政治家の政策によるものだ。
有権者は、自然資源の健全性以上に大切なものはない、ということを理解し始めている。
とても単純なことだが、僕らはおしまいだ、健全な環境がなければ。
僕らは、家族や地域の幸福を守ってくれるリーダーを、選ぶ必要がある。
そのリーダーとは、きれいな水、空気、土を大切にし、気候変動対策と再生可能エネルギーへのシフトを、勇気を持って進める人だ。
僕らがそのような行動を取らなければ、人類のため、意義のある問題に、賢明な一票を投じなければ、
子供たちの将来と、その他の野生について気にかけない、誰かの思うつぼなのだ。
投票日の僕らの選択は、地域、都道府県市町村、そして全国レベルで、多くの環境問題に、直接的な影響を及ぼす。
投票こそ、自分が直接参加できるアクションだ。
来る7月10日、明るい未来のために、水、空気、土を守るべく、行動を起こそう。
皆が一体となって動けば、僕らが必要な政府を選べる。
参議院選挙2016
Vote for Our Planet.
投票しよう。