ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

パタゴニア→『僕らはおしまいだ、健全な環境がなければ』皆が一体となって動けば僕らが必要な政府を選べる

2016年06月22日 | 日本とわたし
PATAGONIAが東京新聞に載せた意見書です。
『僕らはおしまいだ、健全な環境がなければ』

この言葉を読んだ時、心が揺さぶられました。
その通りだと思います。
ほんとに、このままだと、おしまいです。
だからこそ、今回の選挙で、健全な環境に立て直そうとする、健全な思想の持ち主の人間を、一人でも多く政界に送り届けなければ。
だからこそ、今回の選挙で、不健全な社会を取り戻そうとする、不健全な思想の持ち主の人間を、一人でも多く政界から追い出さなければ、
私たちはおしまいです。
私たちだけでなく、未来に生まれてくる子どもたちも、おしまいです。

選挙を考えましょう。
考えを伝えましょう。
そして投票をしましょう。


写真:
ひとけのない双葉町で、スローガンが掲げられた看板の前に立つ、防護服とマスクを身に着けた人。
2011年3月、福島第一原子力発電所の事故により、全町民が避難した。
このスローガンは今、皮肉にも、原子力への依存の危険性を思い出させている。 
Arkadiusz Podniesinski

投票することは、無駄ではない
by イヴォン・シュイナード


「環境汚染は危機的転換点に達している」

このことを、どのくらいの人びとが、認識しているだろうか?
2015年は、気象統計を取りはじめた1850年以降で、最も気温が高い年となり、
世界各地での洪水、干ばつなど、異常気象による自然災害は、もはや「新しい常態」となった。
温室効果ガスの排出を減らし、きれいな水、空気、土を守り、再生可能エネルギーに投資しないかぎり、
地球が自己治癒できる能力を、人類が破壊することになる。

日本では、何が起こっているだろうか?
1945年から2000年頃までに、川から運ばれてきた水の汚れを濾過するフィルターの役割を担い、生命を育む干潟の41%が、埋め立てなどにより消滅した。
2013年、大気汚染は、一日あたり約180人の、早期死の原因であると推定されている。
世界各国が脱石炭火力に向かうなか、石炭火力発電所の新設計画が、全国に47基ある。
また、EUや韓国で禁止されたネオニコチノイド系農薬が、日常生活の中で、広範囲に使用されている。
さらに、2011年の福島第一原子力発電所事故による放射能汚染が、いまだに残る状況であるにもかかわらず、原子力政策は維持されたままだ。
これらはすべて、私たちが投票で選んだ、政治家の政策によるものだ。
有権者は、自然資源の健全性以上に大切なものはない、ということを理解し始めている。

とても単純なことだが、僕らはおしまいだ、健全な環境がなければ。

僕らは、家族や地域の幸福を守ってくれるリーダーを、選ぶ必要がある。
そのリーダーとは、きれいな水、空気、土を大切にし、気候変動対策と再生可能エネルギーへのシフトを、勇気を持って進める人だ。
僕らがそのような行動を取らなければ、人類のため、意義のある問題に、賢明な一票を投じなければ、
子供たちの将来と、その他の野生について気にかけない、誰かの思うつぼなのだ。

投票日の僕らの選択は、地域、都道府県市町村、そして全国レベルで、多くの環境問題に、直接的な影響を及ぼす。
投票こそ、自分が直接参加できるアクションだ。
来る7月10日、明るい未来のために、水、空気、土を守るべく、行動を起こそう。

皆が一体となって動けば、僕らが必要な政府を選べる。

参議院選挙2016
Vote for Our Planet.
投票しよう。
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「あしたのための声明書」ー 自由と平和のための京都有志の会

2016年06月22日 | 日本とわたし
自由と平和のための京大有志の会
https://www.facebook.com/kyotounivfreedom/

「あしたのための声明書」 ー 自由と平和のための京大有志の会

わたしたちは、忘れない。

人びとの声に耳をふさぎ、まともに答弁もせず法案を通した首相の厚顔を。



戦争に行きたくないと叫ぶ若者を「利己的」と罵った議員の無恥を。



強行採決も連休を過ぎれば忘れると言い放った官房長官の傲慢を。



わたしたちは、忘れない。

マスコミを懲らしめる、と恫喝した議員の思い上がりを。



権力に媚び、おもねるだけの報道人と言論人の醜さを。



居眠りに耽る議員たちの弛緩を。



わたしたちは、忘れない。

声を上げた若者たちの美しさを。



街頭に立ったお年寄りたちの威厳を。



内部からの告発に踏み切った人びとの勇気を。



わたしたちは、忘れない。

戦争の体験者が学生のデモに加わっていた姿を。



路上で、職場で、田んぼで、プラカードを掲げた人びとの決意を。



聞き届けられない声を、それでも上げつづけてきた人びとの苦しく切ない歴史を。



きょうは、はじまりの日。

憲法を貶めた法律を葬り去る作業のはじまり。



賛成票を投じたツケを議員たちが苦々しく噛みしめる日々のはじまり。



人の生命を軽んじ、人の尊厳を踏みにじる独裁政治の終わりのはじまり。



自由と平和への願いをさらに深く、さらに広く共有するための、あらゆる試みのはじまり。



わたしたちは、忘れない、あきらめない、屈しない。






2015年9月19日
コメント (2)
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