ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

国会議員いちらんリストで候補者のことを調べてみよう!神道政治連盟や日本会議に所属してたらアウト!

2016年06月24日 | 日本とわたし
すでに、歴史的役割を終わった主張に固執し、隠密的活動をおこなっていると、改心した『生長の家』から、非難を受けた『日本会議』。
その『日本会議』はもちろんのこと、『神道政治連盟』に関わっている議員は誰か。
それがすぐにわかる名簿を作ってくださった方がいます。

国会議員いちらんリスト
http://democracy.minibird.jp

このサイトで、みなさんご自身が投票する人の詳しい周辺事情を、簡単に知ることができます。
例えば、わたしがこちらに移住する前は、滋賀県に住んでいましたので、滋賀県の立候補者を調べてみると、




ふむふむ、よかった、二人とも、神道政治連盟や日本会議には関わっていないみたいです。
でも、二之湯氏は自民党ですから、安保法に賛成しています。
なので、二之湯氏はアウト。

こんなふうに、(戦争法)と呼ばれる安保採決の際はどうだったか、(改憲を悲願とする)神道政治連盟や日本会議(改憲を悲願とする)に関わっているか否か、それをはっきりと知ることができます。

どうぞ、みなさん一人一人が、調べてみてください。
そして、みなさん一人一人の意思を、投票という行為だけでなく、候補者と直接接することができる今こそ、
街頭演説などを聞きに行き、「安保法に賛成した人」「神道政治連盟や日本会議」に関わっている者には投票しないと、はっきりと訴えてください。
あるいは、候補者の事務所に行ったり、ファックスなどを送って、投票をしない意思を伝えてください。

あのような団体に擦り寄る議員は、組織票目当ての人、単に大きなものに頼りたい人、思想に同調している人、断れない人などなど、いろいろと事情はあるのでしょうけれども、
少なくとも所属していることで、思想が染まっていくことは免れません。

国民より国家。
市民のための政治など、政治ではないと言い放ち、
『緊急事態条項の創設』と『憲法24条を改変し、家族条項を追加』『憲法9条2項の改廃』のカウントダウンをしている人たち。
国家のために生き、国家のために奉仕する国民に躾け直したいと、本気で考えている人たち。
子どもは飼い馴らさなければならないと、当然のように言う人たち。

そんな人たちに、政治の仕事を任すわけにはいきません。

候補者に直接、伝えてください。
そして7月10日は、投票で示してください。
コメント (5)
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陸上自衛隊の新公式エンブレムがひどい!人と国土を守る手のひらが、国家(日の丸)を守る日本刀へ?

2016年06月24日 | 日本とわたし
昨夜、フェイスブックで、幸雄さんが教えてくれたこのエンブレムを見て、はじめは冗談か?と思ったほどのデザインでした。
でも、調べていくうちに、これは冗談でもなんでもなく、本当に決まってしまっているもので、
陸自のサイトにはしっかり、このエンブレムが掲載されていました。



極めて個人的な悪夢のような経験から、わたしは日本刀を見ると、腹の底からイヤな思いが湧き上がってきます。
イヤな思いというより、拒絶反応といった方が良いかもしれません。
でも、世の中には、日本刀が大好きだったり、今もチャンバラごっこを楽しんでいる人もいます。
それはまあ、人それぞれの趣味であったり、中にはライフワークとして、作品として、学んだり作ったりしている人もいるわけですから、
刀など、この世から消えてしまったらいいのに、などと言う気もありません。

でも、まさか、自衛隊を象徴するものとして、いきなり日本刀や日の丸が現れるだなんて、思ってもいませんでした。
人に見立てた日本列島を手のひらで包む→人が消え、日の丸に象徴される国家を守る軍隊…。

手のひらから日本刀。
人から国家。

これはもう、戦前回帰に加速する、日本の中央部の象徴としか思えません。
撤回と変更を求めましょう!

東京新聞の記事のあとに、撤回を求める署名の紹介をしています。
どうか、皆さんも署名をしてください。

こうやって、気づいたこと、おかしいな?と思ったことは、どんな小さなこと(この件は小さくはありませんが)にも署名や嘆願をしていく。
気づいた人が周りの人に伝え、それをまた順々に伝えていく。
これは、日本会議が、戦後コツコツとやってきた『草の根市民運動』です。
わたしたちに一番足りなかった、この『草の根運動』を、日本会議を見習って、コツコツ気長に、途切れることなくやることが、
民主主義を殺そうとしている『市民運動』の、息の根を止めることにつながります。

コツコツ気長に、一緒に、がんばりましょうね!


陸上自衛隊の新エンブレムに刀 こわもてイメージに
【東京新聞】2016.06.03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016060302000121.html

陸上自衛隊は、初めて公式エンブレムを採用し、ホームページなどで使い始めた。
日の丸を中央に配し、これを日本刀で守るこわもてのデザイン
題して「桜刀(さくらかたな)」。

海外での武力行使を認めた、安全保障関連法の施行に合わせたのか-。
 
これまでは、「守りたい人がいる陸上自衛隊」のキャッチフレーズとともに、
人に見立てた日本列島を、手のひらで包むシンボルマークを使ってきた。
人と国土を守るメッセージが込められていたが、エンブレムからは人が消え、日の丸に象徴される、国家を守る印象を強めている
「手のひら」から「日本刀」への変化も、象徴的だ。
 
陸自のシンボル桜星を、下段中央に置き、「陸自が前進する姿を国鳥であるキジの翼でイメージ化」(陸自ホームページ)したという。
 
陸上幕僚監部広報室は、
「これまで陸上自衛隊には、儀礼上、海外の軍人と交換するメダルなど、エンブレム入りの贈答品がなかった。
今後は、陸自のシンボルとして、国内外で活用していきたい」と説明する。
 
一方、シンボルマークは、自衛官募集などに使い続けるため、ソフトなイメージにあこがれて採用された新隊員は、
入隊後、こわもてのエンブレムと向き合うことになる。(編集委員・半田滋)



陸上自衛隊に新エンブレムの撤回を求めます!
https://www.change.org/p/陸上自衛隊に新エンブレムの撤回を求めます?recruiter=59888391&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=fb_send_dialog

陸自が、これまでの「国土防衛マーク」を捨てて、日本刀の「抜き身」をエンブレムに登場させました。
「帝国陸軍軍人」が帯刀していたこと、それが飾り物ではなく、実際に殺戮のために振るわれたことを、
記憶しているアジアの国々では、戦前の「亡霊」が現れた、と受け止めるでしょう。
 
鞘を抜き払った日本刀が描かれたエンブレムは、陸自が、人殺しの道具をあがめている集団と表明しているのも同然です。
「問答無用」での武力行使をしてきた、旧日本軍の、血塗られた軍刀の記憶を呼び覚ますこのエンブレムは、
国内のみならず、海外でも、大きな反発を引き起こすことは必至です。
 
「平和への活動」と言いつつ、刀を崇拝しているデザインは、国民としても、大変恥ずかしく、海外に出すわけにはいきません。

陸自に新エンブレム撤回の英断を求めます。
コメント (4)
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米国『SAVE TREE』事情

2016年06月24日 | 米国○○事情
古い木を大切にしよう。
そういう条例がある町が多い。
ニュージャージー州は特に、自然保護を推奨しているので、わたしのような老木オタクには、とても住み心地が良い。

何度もここにも登場した、我が家のカエデ爺さんの、健康診断初体験の日がやってきた。
この爺さんと一緒に人生を全うしたいと思って、この家を買い、さらに隣の空き地を買った。
でも、ここ数年、みるみる元気が無くなってくる爺さんの様子を、毎日台所の窓から見るのが辛くて、一度どんな状態なのか、診てもらった方がいいかもと、木のお医者さんに来てもらった。

無料診断をしに来てくれたのは、若い女性のトレーシー。
木だったらどんな木でも大好き!と言うトレーシーは、わたしたちのどんな質問にも答えてくれた。
そして、
「カエデというのは成長が早くて、だから大きくなるのも老いるのも、その分他の木よりうんと早いの。
だから、最悪の場合も覚悟しておいてね」と言った。
それを聞いたそばから、早くも涙ぐんでるわたしを見て、
「ごめんね。でも、そういう一生を悲しむのではなくて、最後の数年を一緒に生きたことを喜んであげて」と、トレーシーは慰めてくれた。

トレーシーから紹介された『SAVE TREE』という、木の診断をし、結果に応じた処置をする人たちに頼まなければならない。
でももし、もう寿命が来ているので、切り落とさなければならない、と言われてしまったら…。
なので、検査に来てもらいたいような、来てもらいたくないような、複雑な気持ちのまま、日がどんどん過ぎていった。

そんなある日のこと、夫が裏庭でくつろいでいたら、いきなり何の前触れも無く、目の前のガラステーブルの上に、小さな枝が落ちてきた。
サイズは小さくても、6階建てのビルぐらいの高さの、カエデの爺さんのてっぺんから落ちてきた枝だったので、とんでもなく大きな、恐ろしい音を立てた。
そのことがあってすぐに、夫は検査を申し込んだ。


体に巻きつける道具。


検査をするための道具を点検。




え…あなたが…。来てくれた男性たちは皆、けっこうゴツい。木登りには大変なんじゃないのでしょか?


なんたる腕の力。ロープを引きつけて自分の体を上げていく。


でも、ここまでだと、夫はロープ無しで、スルスルッと登ったのだけど…。もちろんそんな余計なことは言わなかった。


点検中。


グルグルと回りながら調べている。ああドキドキする。


木の年輪を調べる装置。ああほんとにドキドキする。


遠くから。


気になる所を満遍なく。


一番問題がありそうな所を調べている。


あ、さらに登り始めた。


どんどん上がっていく。


待機しているクレーン車。


どこだぁ〜!


すると、上からドサドサと、枝が落ち始めた。いつの間にやら、クレーン車も庭に入ってきていた。


わたしには、人がどこにいるのか、さっぱりわからない。あんな派手なオレンジ色のTシャツを着てるのに…。


他の木の枝が折れないように、なんとも巧みにクニャクニャ動くクレーンの先っぽに、枝を切る人が乗っている。


めちゃ高い!


あ、見っけた!


爺さんの根元に、すでに枯れてしまっている枝が、どんどん落ちてくる。


ビデオで紹介したいぐらいの、超絶技巧なクレーンさばき。






で、もう一人の大ベテランはというと…ズームしているからわかりにくいけど、相当てっぺんに近い。


三階建ての我が家の倍ぐらいの高さから、落とすよ〜と、枝を切り落とすたびに大声を出す。


けっこう葉っぱがついているのも落ちてきて、




そんなこんなの地上の様子を見ていたら、なんとなんと、とんでもない所に移動していた!






ほんとのほんと、爺さんのてっぺんに近づいていく。ギリギリの所でギコギコやっていた。


助手のおっちゃんが、上を見上げて呆れているわたしに、
「彼らはね、怖いっていう気持ちが無いんだ。それに、どこまでが限界か、どの枝なら大丈夫か、ちゃんと分かるんだ」


と話してくれたけど、そう言うおっちゃんの顔もわたしと同じく、けっこう呆れてた。

落とされた枝は、粉砕機にかけられる。




ちっちゃなのはまとめてお持ち帰り。


たったこれだけの命綱で。


残念だったのは、台所の窓にぐんぐん近づいていた小枝が、バッサバッサと切り取られてしまったこと。



診断の結果は…爺さんは元気だった。
まだまだ大丈夫。
だから、すっかり枯れて落ちる可能性がある部分だけ、切り落としてもらった。
嬉しくて、やっぱり泣いた。
途中から様子を見に来ていたトレーシーに、夫が「大丈夫だ」と報告すると、「まうみはきっと泣いたでしょ」と言ったそうだ。
ええ、ええ、その通りですよ、泣きましたよ。
だってね、嬉しいじゃないですか!
爺さんと一緒に暮らしたくて、ここに来たんだから。


というわけで、5年ぐらい経ったら、再び様子を診てもらう。
またドキドキするだろうな…。


おまけ
歩美ちゃんちで大きくなって、うちに戻って来たムクゲの赤ちゃんのつぼみ。
コメント
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