ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

始まってしまった二国間協議…農業を切り売りする安倍首相と、武器を押し売りするトランプ大統領

2018年09月28日 | 日本とわたし
「私が『日本は我々の思いを受け入れなければならない。巨額の貿易赤字は嫌だ』と言うと、日本はすごい量の防衛装備品を買うことになった」

安倍首相
「今後とも米国装備品購入」トランプ氏に伝える

【毎日新聞】2018年9月28日
https://mainichi.jp/articles/20180929/k00/00m/030/023000c

引用はじめ:

首相は会談で、
「厳しい安全保障関係に対応するため、今後とも米国装備品を含め高性能な装備品を購入する」と発言。

日本政府は、今回の会談で、防衛装備品が議題に上ったことを明らかにしていなかった。
しかし、トランプ氏は26日の記者会見で、
「(日本側に)『現状のような大赤字は望んでいない。もっと(米製品を)買わないとだめだ』と言い、彼らは大量の製品、防衛装備品を購入することになった」と語っていた。

陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」や、F35ステルス戦闘機など、米国からの装備品購入が盛り込まれる見通しだ。


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日本が買うっていうのは結局、日本国民が払っている税金で買うっていうことですよね。
いろんな補償を削って、年金も70歳以降から払うよなんて言い始めて、そんな政府の税金の無駄遣い。






日本のことだけ言ってる場合じゃありません。
このアメリカも、軍事関連に費やされている税金の率はそりゃもう高く、わたしたちの税金も望まぬことに湯水のように注ぎ込まれています。

うちの通りと隣の通りの住人が団結して、町や市の議員を家に呼び、
「軍事への税金投入を減らして教育や福祉に回すという議案を上げて、それを上に伝えてください、そうでないと次の選挙は落ちますよ」とお願い?して、
あとはもちろん議会のたびに傍聴に出かけ、声かけした議員にたくさんの目力で「見てるぞ〜」とお伝えする。
そんなことをずっと続けています。

とりあえず、そういうことなら少し無理したらできるという人が、できない人の代わりにする。
こちらでも、できない人が少なくありません。
働いても働いても、なぜか暮らしが楽にならないって人がたくさんいます。
州によって消費税率は違いますが、ここは7%。
生きていくのに不可欠なもの、例えば食品には税金がかかりませんが、同じ食品でもぜいたくな物になるとかかります。
医療保険と固定資産税がぶっちぎりで高いのは、多分地域性だと思うのですが、それとてもしも軍事に膨大な税金を使っていなければ、少しはマシになるはずです。
教育や福祉のような、国民の命や心を尊重するようなものを最も重要視する、なんていう姿勢は全く見られません。


先日、山本太郎参議院議員のドキュメンタリー映画の上映会がありましたが、参加者の中に、たまたま日本から旅行に来ていて、時間が合ったから観に来た若者がいました。
彼は、選挙に出て、政治家になって、国を変えれるものなのか?と、山本議員に質問しました。
彼は岩手県在住の青年で、前に一度、町議会選挙に立候補した経験があるそうです。
当選できなかったのですが、今回また立候補しようかどうか迷っていると打ち明けてくれました。

その時の話で、町議会や村議会に立候補する場合、供託金が一切要らない、タダで立候補できると聞きました。

それを聞いて、これだ!と思いました。
市民の政治参加を町や村からどんどん進める。
今の日本をなんとかしなきゃと思う志のある人たちが、政治にどんどん増えていく。
長く続き過ぎた一党支配によって、腐りに腐ってしまったピラミッドのてっぺんを、地べたから清浄していく。
時間はうんとかかるかもしれませんが、確実な方法だと思うのです。

それと並行して、質問の答として太郎さんがおっしゃった、
「本当に世の中を変えるには、その政治家を使って変えようという、世の中の人たちの意識の高まりが必要」
ということをふまえて、やはり根気よく伝え続けていくことも大切なんだなと思いました。

日本だけじゃない、アメリカだけでもない、人権が尊ばれていない、主権が蔑ろにされている、そんな国民がいっぱいいます。
きちんと説明してくれる報道を心から望みます。
コメント
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