ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「来年の三鷹市市議選挙に立候補する『紫野あすか』ちゃんを応援しに行った!」日本旅行2018・その4

2018年09月27日 | 友達とわたし


わたしがあすかちゃんを見つけたのは、パソコンモニターの画面の中でした。

巨大地震と大津波、そして甚大な原子力発電所の爆発が立て続けに起こった2011年の3月。
どんなに心配しても距離は縮まらず、自然の猛威に命を奪われた人々や町や村、そして動物たちに思いを馳せながら、命拾いをしてもなお、二次災害や被爆の危険に晒されている命を政府がどう守るのか、そのことが知りたくてSNSで情報を集めていました。

日本の新聞を6社、地方新聞を3社、毎日読み続けているうちに、おかしなことに気がつきました。

その昔、10年近く授からなかった赤ちゃんが、突如お腹の中にいてくれることがわかり、しみじみと喜んでいた矢先に、チェルノブイリの原発事故が起こりました。
もともとから環境汚染のことは気になる方だったのに、初めての妊娠に夢心地になっていたわたしは、空気の汚染が気になって、いろんな新聞を読んだり図書館に通ったりしました。
当時はインターネットなどというものは無く、調べたいことは新聞かテレビ、ラジオや図書館に頼らなければなりませんでした。

日本では、当時のロシアの対応が不十分である、といった報道が流れていました。
事故後、何年か経ってからは、様々な不備や失敗が明らかになり、そういった報道を見たり読んだりするたびに、ああ、わたしは日本人で良かった、などと思ったのを覚えています。
一体どうして日本人で良かった、などと思ったのでしょう?
もうその時には、日本の海岸線上に、日本をぐるりと囲むようにして、世にも恐ろしい原子力発電所が何十基も建てられたていたというのに、そんなことは全く知らずにいたのです。
仮に知っていたとしても、日本はきっとロシアのような失態は犯さないはず、いや、そもそも日本の原発は事故を起こさないはず。
だって日本なんだから。
日本でもし、こんなひどい事故が起こったら、絶対にあんなことにはならないだろうし、被災者の人たちをあんなふうに見捨てないはず。
だって日本のテレビも新聞も、遠く離れた国の事故にもかかわらずこんなに徹底的に調査して、検証して、それをわたしたちに知らせるべく報道してくれてるんだから。

なんて能天気で無知な大人だったんでしょう。
そんな思い込みがどれほど幼稚で世間知らずなものだったか。

新聞の報道が妙にズレていると感じてから、ツイッターやフェイスブックのメッセージと読み比べるようになりました。
すると…。
なんでこんなに違うんだ?から、どうして本当のことを言わないんだ?に変わり、これはあかん、自分で調べて覚え書きしていこう。

それが、このブログ記事のカテゴリーに、『日本とわたし』という項目が加わった理由です。

そんな毎日が続き、ツイッターの矢継ぎ早に流れてくる情報のどれもを鵜呑みにせず、一歩引いたところから読むことが大事だと気づいた頃、あすかちゃんのツイートが目に入りました。
もうどんな言葉が書かれていたのか、それすら覚えていません。
わかるのは、まったく見ず知らずの東京在住の女性だということだけ。
でも、なんか惹きつけられたんです。
彼女、子どもを守りたい、命を大切にしたい、親の命も守りたい…そんな気持ちを伝えるデモをやりたいって、呟いていたんです。
その後、彼女のツイートが読めるようにフォローして様子を見ていると、彼女を支えたいという人たちがワラワラと現れてきて、あっという間に(だったかな?)デモをする段取りがつきました。

『パパママぼくの脱原発ウォーク』

わたしはもう嬉しくなって、思い切って彼女にメッセージを送りました。
「遠く離れてるけど、読んでくださっているのは日本人の方がほとんどなので、わたしのブログで紹介させてください。応援したいです!」

それからというもの、女優業で鍛えた張りのある温かな声、パッと開いた花のような笑顔、人に寄り添う優しい心、そしてすんげ〜エネルギーでもって、どんどんファンを増やしていく彼女を、わたしはずっと遠くから見守っていました。
国会前のスピーチエリア『希望のエリア』では、頼りになる二朗さんと一緒に、雨の日も風の日も雪の日も、毎週金曜日の夕方6時(半?)に集まって来てくれる人たちと声を上げるあすかちゃん。
二朗さんとの漫才のような司会、おもしろトーク、参加者も混じっての歌や音楽、そして素晴らしいスピーチ、かっこいいコール、あきらめない人々の集まりを、これまでずっと7年間以上も引っ張ってきたただ者ではない人です。

その彼女が、とうとう、やっとのやっと(毎年会ってはやれやれ!とけしかけてきたので)、政治家になることを決心しました。

幸運にも、東京に滞在している間に、『あすかちゃんを励ますつどい』なるものが開かれるとのこと。
行かいでかぁ〜!!

というわけで、三鷹の会場に行ってまいりました。

ここからは、それはそれは素敵な、いつ見ても気持ちがすぅっとする素晴らしい人物像を撮ってくれるしのぶちゃんの写真と、優しい心がにじみ出るみほこちゃんのコメントをお借りして紹介させていただきます。

明日香さんの楽屋のれん、素敵ですね!


吉良よし子参議院議員と明日香さん。
吉良さんはとても感動的なスピーチをしてくださいました。詳しくは動画を!https://youtu.be/7MtAmDyacio


ちなみに、出産で入院されていた吉良さんを思って投稿したあすかちゃんの言葉はこれです。
この頃、2015年の9月15日は、国会前だけではなく、各地で『戦争法案』を強行採決しようとする安倍政権に、多くの市民が抗議の声を上げていました。

https://m.facebook.com/photo.php?fbid=879049675513652&id=100002258838836&set=a.336190526466239

左から、吉良よし子参議院議員、紫野あすか三鷹市議会議員予定候補、伊藤岳参議院議員埼玉予定候補。
お二人とも明日香さんを応援したくてたまらなくて、励ますつどいに参加してくださいました。


前進座の俳優の方々。
柳生さんと黒河内さんかが参加の予定でしたが、なんと、舞台のお稽古がお休みになったとのことで、先輩の益城さん、同期の浜名さん、えばやしさんがご参加くださり、応援メッセージを下さいました。


前進座の大先輩、村田吉次郎さん。


京都から村上敏明さん。
たくさんの方々の応援メッセージを持って、駆け付けてくださいました。




斎藤まりこ都議と藤田りょうこ都議のスピーチ。


弁護士白神優理子さんの、超〜パワフルな応援メッセージ。


体調を崩され療養中の柏原さんが、元気そうなお姿で、応援に駆けつけてくれました。
渡瀬さんも嬉しそうです。


スタッフのえつこさんのスピーチ。


ラストは決意表明のあと、毎週金曜日、国会前希望のエリアで歌っている「主権在民」を披露しました。
きらさんも「9の輪手拭い」を持って応援!


石原さんも。


希望のエリアの皆さんも「9の輪手拭い」を持って応援!


みんなからの心が詰まった千羽鶴。


最後にスピーチしたのは一人娘のふーちゃん。思いっきりもらい泣きしちゃいましたぞ〜!ほんっとに素敵な親子。


明日香さん決意表明、みんなの心に届く言葉でした。


時間が45分も押してしまって15分で撤収しなければならなかったのですが、皆さんのご協力もあり、10分で片付け。
最後に応援に駆けつけてくれた希望のエリアの皆さんとぱちり。



というわけで、この会ではスピーチを頼まれたわたしも、拙い言葉をつなぎ合わせたものをマイクで拾っていただいたのですが、
なんかもう泣きそうになってしまって、声が裏返らないようにするのが精一杯で、なかなかのトホホなスピーチになってしまいました。

わたしとほぼ同じ時期に、それまでほとんど知らなかった、知ろうとしてこなかったことを知り、愕然としながらも調べたり考えたりし始めたあすかちゃん。
まだ学生だった娘さんの未来を守りたい、どの子どもの未来も守りたい。
なのに国は、政府はどうだ。
守ろうとしないばかりか、まるで棄てるような態度を取り続けている。
じっとしているわけにはいかない。
声を上げて、一人でも多くの人に伝えたい。
それからは、元々からの彼女の意志の強さ、生きものに対する愛の深さを支えに、いろんな中傷や妨害にもへこたれず、ずっと前を向いて行動してきたのです。
だからわたしは、あすかちゃんのことが大好きだし、人としてとても尊敬しています。

紫野あすか、がんばれ〜!!
コメント
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