ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

#「次の質問どうぞ」

2018年12月11日 | 日本とわたし
記者さん、自分たちが用意した質問にまともに答えない政治家には、とことん食らいついてちゃんと答えさせてください。
頑張ってください。

質問に答えず無視する。
これは安倍政権の得意技(なんて言って茶化してる場合ではないのですが)です。
答えるという気持ちがない。国民に説明するつもりもない。
どの国会でもずっと、説明責任を放棄し、国民を馬鹿にしてきた政権です。

辻元議員がこう批判しました。
「記者が質問する後ろには国民がいるわけで、質問にまともに答えず、無視するような姿勢は、国民を無視していることに等しい」
その通りです。
野党が質問する後ろにも国民がいます。
でも、与党はずっと、質問にまともに答えようとはせず、国民を無視し続けています。

菅官房長官がその代表です。
そんな姿が当たり前のようになってしまっているからこそ、外相がこのような横暴な態度を取っても構わないと思ったのかもしれません。

日本の報道記者さん、どうか今一度奮起して、頑張ってください!

******* ******* ******* *******



時事通信:
日露関係について伺います。
先日、ロシアのラヴロフ外務大臣が、日露平和条約の凍結について、第二次世界大戦の結果を認めることを意味すると、日本が認めることが最初の一歩になると、いうような発言をされていますけれども、
この発言に対する大臣の受け止めをお願いします。

河野外相:
次の質問どうぞ。

読売新聞:
今のに関連して伺います。
大臣、国会答弁などでも、日露関係については交渉に資することはないので、発言は一切控えるというふうにおっしゃってますけれども、
今のように、ロシア側では、ラブロフ外相、ベスコフ報道官等々、いろいろな原則的立場の表明があります。
これに対して反論を公の場でするおつもりもないということでよろしいんでしょうか。

河野外相:
次の質問どうぞ。

共同通信:
引き続き、関連の質問なんですけれども、大臣は良い環境を整備したいということで、発言をこれまで抑制的、あるいは抑えてこられたと思うんですけれども、
一方で、ロシア側からは、どんどん、これまで通りの発言が出てきます。
こういった、はたから見たらアンバランスな状況が、実際の協議にも影響を与えるという懸念もあると思うんですが、
その点に関してはどうお考えでしょうか。

河野外相:
次の質問どうぞ。

共同通信:
大臣、なんで質問に「次の質問どうぞ」と言うんですか。

河野外相:
次の質問どうぞ。

毎日新聞:
先ほど来、ロシアの質問に「次の質問どうぞ」というふうに回答されていますけれども、(大臣の)従前のお立場というのは我々も分かってますけれども、
公の場での質問に対して、そういうご答弁をされるというのは、適切ではないんじゃないでしょうか。
どう思われますか。

河野外相:
えーあのー、交渉に向けての環境をしっかりと整えたいと思っております。

はい、それでは本日の大臣会見終了します。


河野太郎外相の横暴「次の質問どうぞ」は、マスコミの弱腰が生んだ!
菅官房長官の会見では、回答拒否をアシスト

【LITERA】2018年12月12日
https://lite-ra.com/2018/12/post-4423.html

ついに安倍政権の「驕り」はここまできたか──。
昨日、河野太郎外務相が定例会見において、記者から受けた日露関係の質問を、すべて「次の質問どうぞ」で押し通し、何ひとつ答えなかったのだ。
 
ー中略ー

日露間の北方領土交渉は、完全に、ロシアに手玉にとられている状態にあるとはいえ、なぜ質問に答えないのか、
その理由さえ口にせず、質問がなかったかのように無視しつづける──。

この態度に対し、立憲民主党の辻元清美・国会対策委員長の、
「記者が質問する後ろには国民がいるわけで、質問にまともに答えず、無視するような姿勢は、国民を無視していることに等しい」と批判したが、まさにそのとおりだろう。
 
さすがに今回は、外務省記者クラブも黙っておらず、文書で、
「国民への説明責任を果たしているのか、疑問を禁じ得ない。誠実な会見対応を求める」と申し入れをおこなった。

河野外相は、“神妙に受け止める”と、意味不明な回答をしている。
 
しかし、河野外相が図に乗り、醜悪そのものの態度を晒せる状況を生み出した責任は、マスコミにもある
 
マスコミはこれまで、安倍政権下で繰り広げられる、こうした国民の知る権利をないがしろにした会見を、放置するどころかアシストしてきた。
 
その典型例が、菅義偉官房長官の定例記者会見だ。
菅官房長官は日々、「その指摘はあたらない」などとはぐらかして質問には答えず、ときには「ここは質問に答える場所ではない」と言い放ってきた。
 
だが、この菅官房長官に対し、食い下がって質問を重ねる記者は、東京新聞の望月衣塑子記者しかいない。
そして、菅官房長官の怠慢を、新聞もテレビも、直接批判しようとはしてこなかった。
 
それどころか、質問をぶつけつづける望月記者に対し、官邸側進行役の広報官が、制限をかけるだけではなく、
記者クラブ幹事社の記者が、「以上で終わります」と、官邸の意を汲んで打ち切りの号令をかけるような状態だ。


◾️トランプ政権の報道体制に、毅然と抗議を続ける米メディアとの差

記者として当然の質問をしているだけの記者を、排除するかのように、他の記者が官邸と一体化して、立ち塞ごうとする──。
これが、この国のメディアの姿勢なのである。
 
今回は、河野外相が、「次の質問どうぞ」としか言わないという、露骨にもほどがある質問無視をしたために、
外務省記者クラブも抗議をおこなったものの、質問に答えないのは菅官房長官だって同じ。

にもかかわらず、記者たちはそれを黙認し、場合によってはアシストさえしてきた。

前述したように、記者が質問するうしろには、国民がいる。
つまり、記者の仕事は、国民の「知る権利」を守ろうとしない権力を監視し、厳しく追及することなのに、それを放棄しつづけているのだ。
これは、自分たちの存在意義さえ自ら脅かす、メディアの“自殺行為”である。
 
かたやアメリカに目を向ければ、質問に答えないトランプ大統領やホワイトハウスの広報体制に対し、記者たちは怯むことなくガンガン質問を浴びせかけ、責任を追及しつづけている。
最近も、中間選挙後に、トランプ大統領は記者会見で、CNNテレビのジム・アコスタ記者のホワイトハウス入館用の記者証を没収したが、
ホワイトハウス記者会はすぐさま強い抗議をおこない、
〈われわれはホワイトハウスに対し、弱腰で心得違いの行動を、すぐさま撤回するよう強く求める〉と声明を出している
(AFP通信、11月8日)。
 
また、トランプ政権のホワイトハウス報道官だったショーン・スパイサー氏が、政権に批判的なCNNやニューヨーク・タイムズなどを会見から締め出した際には、AP通信やタイム誌は、一緒になって会見をボイコット。
ホワイトハウス記者会も、抗議声明を発表した。
 
もちろん、報道官が、菅官房長官と同様にまともに質問に答えず、批判的なメディアには強権的な姿勢を見せても、
記者たちは食い下がって、何度も質問を繰り返し、ときには紙面や番組で、はっきりと、「嘘つき」「バカ」「大バカ」「最悪の返答」と批判を浴びせている。

これこそが、不誠実な政権担当者への、ジャーナリズムの本来のあり方ではないのか。
 
繰り返すが、河野外相や菅官房長官が、質問に答えず無視することは、説明責任の放棄であり、国民を馬鹿にした行為だ。
河野外相にそうしたように、記者たちには、質問に答えない菅官房長官にも、抗議をおこなうべきだろう。
(編集部)


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上記の記事の中にもありますが、菅官房長官の会見のひどさには、眼に余るものがあります。
それを延々と続けていられるのがどうにも信じられません。
そのひどいありさまをどこの報道機関が取り上げず放置したままなので、こんな記事を書きました。

首相官邸記者会見における菅官房長官の不真面目で無責任な態度を動画にまとめ、公に晒してください!
https://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/3ec12ca8bd970d93fc46ca3e359661ca

どいつもこいつも、という言い方がありますが、この政権はまさにどいつもこいつもの政権で、もう本当に政治の世界から身を引いて欲しい人だらけです。

大きな、そしてふりがな付きの原稿がなければ何もできない、無礼な木偶の坊が首相なのですから、その配下にある者の能力がどんどん劣化していくのは当然です。

そりゃバカにされるでしょうし、こんなのを相手に交渉なんてしてられないと呆れられるでしょう。

















コメント
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