新型ウイルスがあぶり出した、各国政府の国民を守ろうという気持ちの有無と本気度

WHOってもっとちゃんとした組織だと思ってた。
そりゃ166億円は大金だよ。
でも金もらったからって、初動対応から今までずっといい加減な安倍政府の実態を知ってるくせに、
「安倍首相の主導の下での政府挙げての対策が感染の抑制に決定的な役割を果たしている」

は？
こんな猿芝居、世界の笑い者だ。 https://t.co/i9oADoE8cx

— 眞海 (@maumi11) March 14, 2020

これは昨日、あまりにも腹が立って書いたツイートです。

この後、案の定、WHOのテドロス事務局長は、安倍首相の露骨なリップサービス。

新型コロナウイルス感染症への日本の対応について「安倍（晋三）首相自ら先頭に立った、政府一丸となった取り組み」と称賛したのでした。

記者会見の場で、加盟国の指導者の名前を個別に挙げて褒めることなど、異例中の異例です。

褒め言葉を金で買う。

金をもらったから褒める。

なんと浅ましくみっともない人たちでしょう。

しかもその金額が166億円では済まなかったのです。

日本は3回もWHOに払っていて、その合計はなんと222億円？！

中国も韓国も払っていますが、その額は中国が20億円、韓国は3億円です。

そんな222億円ものお金があるのなら、今回の新型ウイルス感染拡大のために収入が減った人、途絶えた人に、ややこしい手続きや条件抜きで、安心できる程度の補助金を渡すべきです。

そして何より、重症者だけを検査するというような縛りを取り、感染者をまず見つけるために検査の量を増やすことが必要。

いまだにコロナウイルス感染の窓口は、武漢との接触やライブハウスの入店が無ければ、疑わしい症状が出ていても検査拒否。

病院は、コロナウイルス感染の疑いがあったら受信拒否。

これは昨日13日の、一般のお母さんからのツイート報告で流れていました。

娘さんの症状は、

2月21日から背中の痛み、下痢、悪寒、倦怠感、発熱38〜38.9が4日間続きインフル陰性。 

5日目ぐらいから胸の痛み（肺ではなく胸の真ん中らへんをグッと押されてる感じ）乾いた咳。熱が微熱に。 

7日目から食べたモノを吐く程のひどい咳、夜中息が詰まる感じで頻繁に目覚め咳が止まらず。

異常としか思えません。

米国が新型コロナウイルスの検査拡大に本腰を入れ始めました。韓国に追随する動きです。米国で取材し、各地の報道も見ていると、関係主要国の中で、いつまでたっても検査を真剣に拡大しようとしないのは、日本ぐらいのように感じます。米専門家の意見は、検査拡大が必要、という見方で一致しています https://t.co/xMvC1f8ykQ

— Toshi Ogata (尾形　聡彦） (@ToshihikoOgata) March 13, 2020

今や世界の主導国となった韓国では、新型コロナウイルスに感染しているものの、症状が軽く、病院で治療する必要が無い患者のための専用の施設を作り、適切な対応をしています。

韓国のPCR検査数は世界でも断トツの多さ。

試行錯誤の連続だった初期の段階で起こりかけた医療崩壊も、対応を速やかに変え乗り越えています。

日本の検査数の今日までの合計が、韓国の1日分。

安倍政府がやってる感を演出するだけで、一向に新型ウイルス感染拡大を止めようと努力していないことが、これだけでもわかってもらえると思います。

検査を保険適用にしたのが今月の6日。

検査数がグンと増えるかと思いきや…「検査能力と必要な検査数は別物」「必要性や感染状況などにより変わってくる」とお茶を濁す加藤厚労省。

こんな風ですから、上記のお子さんのような例が、全国で続々と出ているのです。

検査だけではありません。

専門家の意見すら聞かずに、全国一斉休校の要請を唐突に発表した際にも、何もかもを現場に丸投げ。

フランスや中国のように、オンライン授業を可能にする下準備も何もせず、というかそんなことができる段階に至っていないことを露呈させました。

フランスといえばつい先ほど、食料品店と薬局を除く国内の全ての商業施設を閉鎖しましたね。

そしてスペインも非常事態宣言を出しましたし、昨日非常事態宣言を出したアメリカは、イギリスからの入国を禁止しました。

とにかく日本は、検査をしたら感染者が増え、医療現場がパンクする、という理由で検査体制をなかなか整えようとしません。

オリンピックの開催の有無にも関わってくるだろうし、安倍政権の支持率にも響くからだと思います。

ならば、今のところ成功している韓国やシンガポールの対応を参考に、まず検査をして感染者を見つけ、軽症者は自宅隔離にし、自宅隔離をちゃんとしない人には厳罰を与える、という風にすればいいと思います。

日本の新型コロナウイルスのテストの少ないが際立っています。100万人に対し、日本は66のテストだけ、一位は韓国で3692テスト、2位は国ではないが広東エリア（人口は日本に匹敵）で2820テスト。アメリカは最低の23テスト。アメリカは一月中旬から2月中旬までテストのキットが無く感染を拡大させた。 https://t.co/xwEJ4v0fMs

— DNAパパ🇦🇺メルボルン永住17年 (@DNA_PAPA) March 13, 2020

新型コロナウイルス　第１感染者確認後のグラフ
3/13時点
日本(725)、韓国(7979)、イタリア(17660)、イラン(11364)、フランス(3640)、ドイツ(3675)、スペイン(4374)、アメリカ(2018) pic.twitter.com/kvR8PpVux9

— e_takaqu (@ETakaqu) March 13, 2020

ちなみに、この@Kanayama Koheiさんのツイートは、韓国の新型コロナウイルス感染症対策の様子を知るのにとても役に立っています。

韓国、3/14のデータがまた凄すぎる…ネトウヨも嫌韓の人も全員見なきゃダメだよ。

ここ10日で韓国は収束に向けて猛スピードで突き進んでる。数字が物語ってる。

新規感染者数はなんと2/21以来の低水準。

💉新規検査数 12688
😷新規感染者数 107
📊陽性率 0.85%

検査増加＝医療崩壊は、完全に嘘。 https://t.co/MkqMlOCFfB

— chocolat. (@chocolat_psyder) March 14, 2020

韓国で全数検査なんてしてないですよ。

ある一定の症状がある人だけ検査してます。

ではその基準は何か？

日本：37.5度の熱が4日間、感染者との濃厚接触、武漢等への渡航者との接触など

韓国：37.5度の熱と呼吸器異常

で韓国の場合、陽性者は症状別に当局の管理下に置かれる。 https://t.co/JODtx31Qn4

— Kanayama Kohei (@koheikana) March 14, 2020

疑似症状を訴える人をドライブスルー検査で分類し対応を決める。

１．軽症→自宅隔離、療養
２．中症→施設で管理（医療機関ではなく新設）
３．重症→入院
４．重篤者→入院

まずこれくらいは必要だ。一日も早く。 https://t.co/K9tT49ECWA

— Kanayama Kohei (@koheikana) March 13, 2020

韓国の新聞記者に質問したところ、保健所に確認をくれました。

ドライブスルー検査の受診を希望だが自家用車がない場合は、レンタカーや知人の車を借りるなどして来てもらうことになる。
ただ、37.5度以上の熱と、呼吸器の異常がある場合に限り検査が可能とのこと。

— Kanayama Kohei (@koheikana) March 14, 2020

日本のマスク不足はいつ解消されるのだろうか？とにかく医療や介護の現場はすぐにでもマスクが手に入るように行政がするべきだ。それ以外の所では、マスク入手の偏りを解消するための様々な方法を諸外国の例を手本にして改善していくべきだろう。 https://t.co/ZuNRllAHi7

— 木下秀明 (@khideaki) March 14, 2020

韓国すごい！ほんとにすごい！

韓国では街や道路を封鎖したり人の移動を止める措置は取っていないが、感染経路を見つけ検査し必要な処置をする
'trace, test and treat' 方針を貫いている。
全ての患者を病院で診療するのではなく、重症者だけ必要な設備のある病院で治療することが命を救う道だとしている。

— ラブリー@news from nowhere (@1ovelynews) March 13, 2020

従業員395人の韓国バイオテク企業がCovid-19 のサンプルも無しに、AIを駆使し3週間でコロナ検査キットを開発。
通常なら1年半かかる許可も1週間でおりて実用化。
1回20ドルで100万人を検査できるキットを1週間で製造し、ドライブスルーも含めすでに23万人以上の検査をした。https://t.co/MaAhcWJvDW

— ラブリー@news from nowhere (@1ovelynews) March 13, 2020

今ではイタリアやドイツなど30カ国から需要がある。
利益を度外視しても世界中の需要に応えるためにキットを作り続けるという。
他の国では手動で行われるため時間がかかる分析を、ロボットを使い自動で行う。
このため、4時間で94人分のサンプルを分析できるし、エラーや混入リスクも減らせる。

— ラブリー@news from nowhere (@1ovelynews) March 13, 2020

と、ここまでは日本と韓国の様子を色々と書いたのですが、こちらでは昨日、トランプ大統領が非常事態宣言を公式に行いました。

夫とわたしの外出自粛は、明日の15日で2週間になります。

今のところは、この14日の自粛の間に何も症状が出なかったら、16日から仕事を再開するつもりでいるのですが、

夫は鍼灸師、わたしはピアノ教師と、どちらも人に接する、いわゆる濃厚接触だらけの仕事なので、果たして今後、今までのように働けるのかどうか不安になってきました。

とりあえず、もし患者さんや生徒さん自身がひどい咳をしているような場合は、治療やレッスンはできない旨を伝えておくことにしました。

実は今年に入ってから、先ずは息子が、次に夫が、そして最後にわたしが、それぞれひどい咳風邪にかかったのですが、一番長く、しかもひどい状態が続いたのが最年長のわたしだったのです。

3人とも高い熱は出ませんでしたし、鼻水の症状もあったので、ただの風邪だったと思いますが、

当時はアメリカ全土でインフルエンザが大流行していて（実はその中に新型コロナウイルスも混じっていたと、先日米国CDCの発表がありました）、とにかくインフルエンザでなければ良しと、わたしたちは呑気に構えていたのです。

いずれにしても、我々は二人ともに零細個人事業主なので、仕事をしなかったら即収入は途絶えます。

毎月の支払いの中で一番高額なのが家のローン、そして健康保険、夫のオフィスの家賃、固定資産税、冬場のセントラルヒーティングのガス代と、それぞれ恐ろしい額のお金が引かれていきます。

息子たちはどちらも無期限の在宅勤務になりましたが、今まで通りのお給料と保障を得ることができるので、彼らの心配をしなくていいだけでも気持ちは救われますが、わたしたちの仕事は自由な代わりに保障がありません。

今になって今年から年金をもらい始めてた方が良かったかなと思ったりもしますが、この山さえ超えられたら…とも思うし、ふと気がつくとあれこれ考え込んでいたりします。

さて、米国政府は一体、わたしたちフリーランスの生活の補償を考えてくれるのでしょうか。

とにかく今は、考えても仕方がないことは横に置いて、自分と家族の健康維持に集中し、家の中のあるものを大切に使い、暮らしを小さくしていこうと思っています。

みなさんもどうぞ、ご自身とご家族を大切に！

そしてお互いに、無事にこの難関を乗り越えられることができますように！