ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

クウとカイとスミとお別れのさびしさと

2021年04月28日 | 家族とわたし
空(クウ)と海(カイ)の外遊びの時間は朝8時から夕方6時まで。
朝は食べるのもそこそこにネコ窓から飛び出していき、夜は5時前から餌はまだか〜餌はまだか〜と、台所の床をグルグル歩き回っている。
冬の夕方6時は真っ暗であきらめもつくのだろうけど、夏時間はまだまだ明るい。
だから夕飯の後はこんなふうに、名残惜しそうに窓の外を眺めている。




危うく2匹の格好のトイレと化すところだった畑の移動が終わった。


土が多過ぎて今のところはまだちゃんと体裁を整えられないままだけど、歩くところに去年に切り倒されてしまった桐の大木の木屑を撒くことができた。
まるで散骨みたいだと思った。
木はもう跡形も無くなってしまったのだけど、こうやってまた一緒に居ることができるのが嬉しかった。
もっともっと長い間眺めていたかった桐の老木を思い出しながら撒いた。

クウ(黒猫)は畑の周りで時間を過ごすことが多い。


草ぼうぼうの庭で遊ぶクウとカイ。



ちょっと休憩。

一番手前の浅い畑には、根雪にも負けずにケールが大きく育ってくれてたのだけど…、

囲いを取り払ったらやっぱり、野生動物に食べられてしまった。

残った葉っぱを慌てて採ってベーコンと一緒に炒めていただいた。


土と戯れた週末が明け、また1週間が始まった。
今週の金曜日にカリフォルニアに移住する次男くんとガールフレンドが、捨てるにはもったいない食材を持ってくるというので、あんこ餅好きの二人のために、お餅と粒あんをお土産に持たせるべく、朝から材料のオーガニック小豆を買いに、車で半時間の所にあるコリアンマーケットに行った。
今年のお正月にも粒あんと黒豆をお土産に持たせたのだけど、大急ぎで炊いた粒あんが超〜美味しくなくて、遠くに離れてしまう前にどうしても、美味しいのを食べさせたかったのだった。
引越し直前のバタバタしている時にそんなものが欲しいかという心配もあったので事前に尋ねたら、ぜひぜひと言う。
多分わたしの気持ちを汲んでくれたのだろうと思いつつ、ついニヤニヤしてしまう単純な母…やれやれ…。
ランチは夫が作ったチキンスープの中につきたてのお餅を入れて食べた。

西海岸に実家がある彼女はともかく、次男くんにとってのそこは、ゲームのトーナメントに出かける程度の場所だった。
これまでは正社員であり、格ゲーと呼ばれるスポンサー付きのプロゲーマーであり、さらにYouTubeでストリーミングをするという大忙しの三股生活だったのだが、これからはゲームデザイナーとしてゲーム界の中枢にある会社で働く。
その会社が西海岸にあるので引っ越すのだけど、移動から家探しまで全て向こうがやってくれているらしく、まるでリゾートホテルのようなでっかいアパートメントで、ガールフレンドと愛犬の炭(スミ)くんと一緒に暮らすことになるらしい。
彼女もブートキャンプ講座で猛勉強して、たった半年でコンピューターエンジニアリングの資格を取り、次男くんの会社と同じ地域にある会社で働くことになった。
何から何まで万々歳で、新しく始まる生活にワクワクドキドキの二人なのだった。

そんな二人を見ていると、わたしも夫もとても嬉しい。
そしてやっぱり寂しい。
車で45分程度の所に住んでいても、会うのは1年に数回程度で、たまにLINEで話すぐらいだったのだけど、やっぱり物理的に飛行機で6時間もかかる所まで離れてしまうというのはね…。
もちろん日本よりはよっぽど近いけど。

留守番中のスミ。お利口だった。

アップで。


横からも。

ちょっと拗ねた。

手を握ってやるとウトウトした。


いつか向こうで会おうね、スミくん。
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