ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

東京新聞記者「多くの国民がこんな状況で五輪ができるはずがないと思っている。国民の命を守ることよりも五輪が優先されていませんか?」菅首相 「五輪開催はIOCに権限があり、IOCが決定している」

2021年04月24日 | 日本とわたし
Tadさん(https://twitter.com/TadTwi2011)が動画の文字起こしをしてくださいました。
動画ツイッターの転載はTadさんが断っておられるので、ツイッターの方でご覧ください。

この東京新聞記者の質問と菅首相の応答を読み比べてみてください。

東京新聞記者:
オリンピック開催の判断基準についてお伺いします。
前回の緊急事態宣言で感染が微増傾向だったにもかかわらず解除したのは、聖火リレー開始時に宣言が解除されている事を優先したため、との指摘がありました。
また今日、緊急事態宣言の期限を来月11日までとしたのも、IOCのバッハ会長の来日前に解除するためだった、との指摘が今日の厚生労働委員会でもありました。
各紙世論調査では、今年の夏に、予定通りオリンピックを開催すべきだとの意見は少数で、多くの国民は『こんな状況で五輪ができるはずがない』と今思っています。
総理は緊急事態宣言を出しても五輪には影響が無いと、今週の火曜日におっしゃいましたけれども、コロナ対策と関係なく開催を前提にしているように見えます。
国民の命を守ることよりも五輪が優先されていませんか?
感染状況がどの時点で、どんな数値になれば五輪を開催し、どんな数値だったら開催しない、というですね、具体的な分かりやすい基準を国民に示すべきではないでしょうか。


菅首相:
オリンピックの聖火リレーがあるから解除したとかしないとか、そういうことは全く関係をしておりません。
まず、東京オリンピックですけれども、これの開催はIOCが権限を持っております。
IOCが東京大会を開催することを、すでに、世界の、それぞれのIOCの中で決めてます。
そして安全安心な大会にするために、東京と組織委員会、そして政府の中でですね、感染拡大を防ぐ中で、オリンピック開催という形の中で、さまざまな今、対応を取らさせていただいています。
外国人の観客を入れないというのも、その一例だというふうに思います。
そこについて、コロナの感染拡大防止、国民の命を守る、これは当然の私どもの役割であります。
そこはしっかりやりながら、オリンピックも対応していきたい。


呆れるぐらいに具体的な対応策というものがありません。
質問の中で具体的な数値や基準を述べるよう求められていても、のらりくらりと抽象的な言い回しを繰り返すだけ。
そりゃそうでしょう、関心が無いし、無いから真剣に対策を練ったりということも無いのでしょう。
そして五輪の開催はIOCが決めることで、もうすでに開催すると決められているから止める気は無いと、まるでよそ事のように話す首相。
さすが、大災害に見舞われて国民が命を落としている最中に、酒宴を開いてどんちゃん騒ぎができる輩の長だけあります。

でも感心?している場合ではありません。
この五輪はなんとしてでも中止にしなければなりません。
何をしようとも、このコロナ禍の中の安全安心な大会などは実現しません。

今日も生徒の親御さんからこんな事を言われました。
「日本ってもっときちんとしっかりしてる国だと思ってました」と。

CNNが、今回で3度目の緊急事態宣言発令とオリンピック開催とわずが1%のワクチン接種などについて報道したからです。

「日本ならワクチンを世界に先駆けて開発すると思ってた」
「日本はアジアの中で最も感染を抑え込める国だと思ってた」

えぇえぇそうでしょうとも、そう思われてたでしょうとも!
わたしもそうでしたから。
でもね、違ったんですよ。
特にこの10年、無能なのに欲だけは誰よりも深い、どうしようもない連中に政治を乗っ取られてしまってきた日本は、今最高に崩れています。
とどめを打つのは東京オリンピックの強行です。
IOCにNO!を突きつけてやりましょう。

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