ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「こんにちは、憲法です。今日で73歳になりました。変な噂を耳にしたのですが本当ですか?今の総理大臣が私をリストラするって話」

2020年05月03日 | 日本とわたし

新型コロナウイルスの感染防止対応がうまくいっていないのは、憲法のせいではありません。
安倍政権の「政治姿勢」と「政治能力」に致命的な問題があるからです。

そして安倍晋三本人が、最高責任者であると常に嘯くこの男が、責任を問われると必ずこういうふざけた態度を取ることに、大きな問題があるのです。

例えば、西日本豪雨災害で11万人に避難指示が出された日の(すでに兵庫で死者が出ていた)夜に、安倍首相をはじめ自民党議員が、「赤坂自民亭」と称する酒席を開いてどんちゃん騒ぎをしていた事件。



この問題について国会で、辰巳コータロー前参議院議員の追及を受けた時の安倍首相の答弁を覚えていますか?

一事が万事。
「私に責任がある」と事ある毎に言っていますが、この男には責任感も無ければ、責任を取るということがどういうことなのか理解できていません。

「緊急事態宣言」と「緊急事態条項」は、まるっきり別ものです。
そもそも、公人の長である安倍首相が、改憲を求めること自体が憲法違反(憲法第99条・憲法尊重擁護義務)なのです。

というか、今このウイルス感染防止対策の先頭に立ち、国民の暮らしと命を守ることに必死にならなければならないはずの人間が、どうして憲法弄りに心が向いているのでしょう?
やるべきことは何もせず、意味不明なマスク配りやビデオ撮りをして自己満足に浸っている無能者。
現憲法は新型コロナ対策や災害対策の足かせになどなっていません。
「休業補償」も「検査拡大」も「失業者救済」も、すべて為政者が本気でやろうと決めたらできることです。
どちらも法律レベルで十分対応できるのに、それをわざとせずに混乱と恐怖を増殖させ、改憲が必要とウソを吹聴する。
ここまで姑息で醜悪な政治家が今までにいたでしょうか。
多くの国民が大変な困難の中にいるということを実感している今、それがまるで「憲法の不備」が原因であるという印象操作をする。
もう本当に許せません。
今の自民党の主流派は、「基本的人権の尊重」「平和主義」「国民主権」を否定しています。

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