ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

伊勢崎氏「安倍政権をこのままにしておいたら、今ある平和は続きません。最大の国防の脅威は安倍政権です」

2017年10月18日 | 日本とわたし
目から鱗というより、ストンと腑に落ちて、だから余計に恐ろしくなりました。
日曜日の投票で安倍政権を倒すことが、日本の未来(近しいものから遠いものまで含めて)にどれほど必要であるかが、ひしひしと理解できたからです。

今の日本の防衛における最大の脅威は、北朝鮮でも中国でもありません、安倍政権です。
この点がきっちりと理解できました。
新聞やテレビがどんな選挙予想を出そうと、もうそんなものはどうでもいいです。
選挙に行ってください。
そして、自由民主党と公明党、維新以外の党に、数の力を与えてください。

以下は、数々の国際紛争に身を置き、実際の戦場を十分に知っておられる、伊勢崎賢治氏のスピーチです。
10月17日に瀬戸市で行われた、山尾しおり「立ち向かう集会」でのものです。
山尾さんを応援するしないはさておき、とにかくこのスピーチを聞いていただきたいと思います。
もし、13分の時間も無いという方のために、文字起こしをしました。
どうか聞いてください、読んでください。
そして、

日本が今置かれている危機は、安倍政権にあるということを、どうか理解をした上で、投票に臨んでください。
そしてそのことを、一人でも多くの方々に伝えてください。
どうかよろしくお願いします。

10/17”紛争解決人”伊勢崎賢治教授(東京外国語大学)山尾しおり応援スピーチ!山尾しおり🌸チャンネル


文字起こしはじめ(文体を読みやすいものにするために少し変えた部分があります。文責はブログ主にあります)

僕は研究者なので、静かに話します。
で、今、僕の紹介にありましたNGO職員とか国連の職員、で、多分、僕も護憲派でリベラルで、皆さんと同じ平和主義者だ、という印象をもたれている、かもしれません。
実は、違った側面もありまして、実は僕は、防衛省で、自衛隊の先生です。
もう10年やってます。
それも、ただの自衛隊ではありません。
東京の目黒に、統合幕僚学校ってのがあるんですね。
陸、海、空の精鋭を育てる高級過程というところで、幹部候補生をもう10年教えています。
で、何を教えているか。
戦争の勝ち方です。
それを教える人がいないんです、日本には。
なぜかというと、戦争にどう勝つかはアメリカが考える
自衛隊ってのは、非常に言いにくいんですけども、アメリカの2軍なんです。
だから、アメリカが考える戦略にどう従うかってことだけを、ずうっと、戦後の70年考えてきたってことです。
独り立ちで、敵とは(聞き取れず)なのか、もしかしたら戦争が回避できるかもしれない。
そういうことを、主体的に考えた事は、日本は無いんです、この70年間
これは本当なんです。
自衛隊の幹部候補生を教えるカリキュラムが、そういうふうにできちゃっているんですね。
これをどう変えるか。

今日の朝、僕はあまりテレビを見ないんですけれども、たまたまつけて。
そしたら朝からですね、自民党の安倍さんが出てくるあの『この国を守る!』のCMを見て(苦笑)。
で、筆頭に出てくるのが、北朝鮮の脅威なんですよ。
僕は、自衛隊の先生でありますし、国立大学の教員でもありますし、教えている自衛隊の最高司令官は、安倍首相です。
その立場で非常に言いにくいんですけれども、今の日本の、国防の最大の脅威は、安倍政権です。
これは、リベラルなことを言っているんではなくて、極めて専門的な立場で申し上げます
その理由をお話しします。

実は、先月、今から3週間前です。
僕はソウルにいました。
あのソウルです。
トランプ政権が、これから戦争やるやるって言ってるあのソウルに。
ソウルって、北朝鮮の国境から、50キロしか離れてないんですよ。
ここから名古屋駅、まあちょっと先位です、に敵がいるんです、大砲を向けて。
そこに呼ばれたんです。
誰が僕を呼んだんでしょう?
アメリカ軍の陸軍に、太平洋地区っていうのがあるんですね。
そこの最高司令官です。
最高司令官のロバートブラウン大将、一番偉い人です。
それが、ソウルで、この時期に、太平洋地区の32カ国の、陸軍の最高司令官だけを呼んだ会議を開くから、そこで講演をしてほしい、という依頼が来たんです、僕に。
アメリカに呼ばれたんですね。
なんでこの時期に、アメリカの陸軍がそういう会議を開くか。
それもソウルですからね、ソウル。
これから戦争しようとしている、大統領が…。
そこが陸軍なんです。
アメリカは一枚岩じゃないんです。

アメリカには大動力がある。
今イケイケドンドンですね、安倍さんみたいに。
アメリカには、国務省があるわけです。
外務省に当たる、国防総省軍があるわけです。
軍の中でも、陸、海、空とあるわけです。
その中の陸なんです、僕を呼んだのは。
なぜか?
戦争回避したいんです、彼らは
何故かと言うと、戦争が始まって、1番お鉢を食う(まうみ注・多分割りを食うと言うような、損な立場に追い込まれるという意味だと思います)のは陸軍なんです。
それは、空軍であれば、基地を飛び立って、爆弾を落として帰ってくるだけ、それだけですよ。
で、爆弾を落とした後、どうするんですか?
敵を倒す、政権を倒すのは、結構簡単なんですよ、今のアメリカの技術では。
金正恩なんかすぐ殺せます。
なぜそれをしないんですか?
リスクを考えているからですよ。
戦争というのは、敵国の政権を倒すだけでおわりじゃないんです。
だってその後に、人民がいるんですよ。
その人たちを、統治しないといけないんです。
そこで初めて、戦争に勝ったと言えるんです。
日本人にわからないでしょう、この難しさは。
だって我々は、うまく統治されたんですよ。
アメリカの唯一の成功例なんです、我々は。


ところが、戦後アメリカは、アフガニスタン、僕が今居ました、だから僕が呼ばれたんですけどね、その前はベトナム、イラク、
全て、敵は倒しましたけれども、その後の占領統治で、失敗したんです。
つまり、戦争に失敗してるんです。
だから、アメリカ陸軍から僕に、その、開戦した場合のコストとリスクを、将軍たちに教えてくれ、という依頼が来たわけです。
これもアメリカなんです。
大統領はやれやれって言ってるけど。
そこを考えて、じゃあ日本政府はどうするかって、考えなければいけないんですよ。
ところがどういうわけか、トランプ政権の足元に、キャンキャンキャンキャン小型犬のように吠えている国がいるわけです。
それが残念ながら、わが国の首相なのであります。

もし開戦したらどうなるか。
ソウルが火の海になる
50キロしか離れていないんです。
で、米軍を体内に置く我々も、狙われるでしょう。
多分、そこまでなったら、アメリカが総力をかけて、あの政権を倒すでしょうけれども、倒した後が問題なんです。
だって、2百万人いるんですよ、あっちの軍。
それが、トップの首を落としてしまったら、簡単に統合すると思いますか?
しないんです。
そこからが大変なんですね。
内戦になりますから、我々を巻き込んで
で、アメリカは、いつでも手を洗って、自分のところに帰って行きます
戦場となるのは、朝鮮半島であり、ソウルであり、もしかしたら日本かもしれない
これが、日本と韓国が置かれたこういう状況を、緩衝国家といいます。
buffer state(バッファーステイト)ですね。
つまり、大国の戦争の狭間になる
戦場となるのは我々なんです。
アメリカ本土じゃない。
それも、通常戦力でできちゃう。
何万人も死にますから、試算によると。
だから、気をつけて欲しいわけです。
だって、アメリカの陸軍の軍人たちが、自分たちの大統領に気をつけさせるために、こういう会議を開いているんですよ。
なんで、日本の首相が煽ってるんですか?
でしょ?

今、会場にお子さんたちがいらっしゃいますけどね、今ある平和が、お子さんたちの代にもしないとしたら、
その最大の脅威、それは、そういうふうにさせる最大の脅威は、大変申し訳ないですけど、安倍政権です。
安倍政権です。
これはほんとに、ご近所の方に、ここに来られていらっしゃる方に伝えてください。
このままにしておくと、本当に大変なことになりますよ。
僕だけじゃないんです、実は、言っているのは。
自衛隊のOBたち、それも幹部経験者の1部が、もうキャンペーンを始めました。
粛々と。
反戦運動はできないけれども、立場として。
でも、あの安倍さんのやり方はまずい、日本の国防を脅かしている
国防を誰よりも知っている人たちが、そういう声を上げ始めた。
絶対に、安倍政権をとらなければいけません

ーー中略ーー

今日の僕のメッセージは2つです。
山尾候補を絶対に勝たせなければならない理由は、自民党に勝たせてはいけない、この地元のです。
もう一つは、彼女は、日本を率いるリーダーになる、世界のモラルをリードするリーダーになる。
そうです。
で、僕は、本当に本当に何も背負っていません。一研究者ですから。
で、安全保障の専門家を自負しております。
今の自衛隊の幹部すべては、幸か不幸か、どんなにえらい自衛隊の幹部でも、戦ったことがないんです。
それはよかったことかもしれません。
僕は逆に、戦う現場にいました。
国連の、多国籍軍を率いる立場にもいました。
アメリカ軍とも行動しました。
実際、僕の命令で、人が亡くなっています。
その立場の人間として申し上げます。
今一度申し上げます。
安倍政権をこのままにしておいたら、我々の子ども、孫、今ある平和は続きません
最大の国防の脅威は、安倍政権です。
これを、僕の立場で申し上げます。


以上、文字起こしおわり
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もうこりごりだ!終わりにしよう!『日米安保条約』も『日米合同委員会』も『日米地位協定』も!

2017年10月16日 | 日本とわたし
先日11日、沖縄県東村高江の牧草地に、米軍の大型輸送ヘリコプターが大破し炎上しました。



米軍北部訓練場の一部を整理縮小して返還するからと、その引き換えに、高江に暮らす人々の住居をぐるりと囲むように移設された6ヶ所のヘリパッドのせいで、
訓練と称して低空を飛び交う米軍機の爆音に、毎日朝から夜遅くまで苛まれ、いつ事故を起こすか、事故に至らないまでも落下物が襲ってくるかもしれない危険と、隣り合わせの生活を強いられています。

わたしの暮らす地域の空にも、たまに、いつもとは違う、内臓を慄わすような不気味な音を立てて飛ぶ軍用機が、通り過ぎることがあります。
その音を聞くたびに、わたしは沖縄の、街路樹の葉を激しく揺さぶるほどに低い空を飛ぶ米軍機のこと、そしてそのすぐ下で、不安そうに見上げている住民の方々の顔を、いつも思い出します。

同時多発テロが起こってから、低空を飛ぶ飛行機やヘリコプターを見ると、胸の中がざわざわするようになりました。
高江区民のみなさんの不安に比べたら、わたしのそれなどは比べものにならないと思います。

6ヶ所もの米軍ヘリパッドに囲まれた場所で、暮らしを営むことの大変さ、恐ろしさ、悲しさは、想像を絶するものです。
住民は約130人。
130人だから我慢しなければならないのですか?
これまでずっと押し付けられてきた沖縄の人だから、これからも我慢しなければならないのですか?
区民の人たちは、移設反対の決議はしたものの、生活を営まねばならず、抗議活動に参加している人の割合は多くありません。
だから座り込みなどの抗議活動は、高江の悲惨な状況を自分のことのように捉え、何とか変えられないかと思う人たちによって行われてきました。
そのことを上っ面だけで見て、いい加減な報道をしたり、暴言を吐く人たちがいます。
すでに散々苦しめられている人たちは、こんな浅はかな物事や人たちとも、闘わねばなりません。

炎上した大型ヘリは、インジケーターと呼ばれる複数の部品に、放射性物質が使用されていました。
事故が起こってすぐに、そういう噂が流れていたのですが、きちんとした報道がなされていませんでした。
もちろん、消火のために駆けつけた消防隊員にも知らされていませんでした。
海兵隊から明らかにされたのは、事故が起こってから3日も経った14日のことです。
危険物の情報を提供すると定められたガイドラインが、全く守られなかったということになります。

消火に当たった隊員の方の被ばくが心配です。
爆発によって拡散された放射能が、すぐ近くにある住宅地に悪影響を及ぼさないか、風下の土壌や水源の汚染はないかということも、しっかりと調べないといけません。





いずれにせよ、住宅の上、それも低空を、米軍機が飛び交うような日常を、音を、自分のこととして想像したら、
うちからほんの数百メートル先に、突然巨大なヘリコプターが落ちてきて爆発するようなことが起こり得る空が、自分が暮らす家の上の空だったら、
このような事故を起こしても、立ち入り禁止にされ、内情を秘密にされ、事故状況を曖昧にされたまま、
また数日もしたら訓練飛行を再開されるというような、人権を極端に無視した行為を繰り返す米軍と、繰り返させる政府に、安心して生きる権利を踏みにじられているのが自分や家族だったら、

想像して、思いを馳せて、沖縄県を遠い見知らぬ所だなどと見放さなかったら、
そんな人がもっともっと増えて、日本中で、日米安保条約を破棄し、日米合同委員会を解散し、同時に日米地位協定廃止を求めていったら、
そしてその世論を受けて、政治家が腹を決め、日米安保条約、日米合同委員会、地位協定を破棄することができたら、
とてつもなく強大なしがらみ、そして巨額の税金搾取からも解放されて、沖縄はもちろん、国そのものが元気を取り戻せると思います。

炎上米軍ヘリ 放射性物質を使用
ストロンチウム90 米側資料に明記

【しんぶん赤旗】2017年10月15日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-10-15/2017101515_02_1.html

沖縄県東村高江の民間牧草地で炎上・大破した、米海兵隊普天間基地(宜野湾市)所属のCH53Eヘリコプターに、
放射性物質「ストロンチウム90」が使用されていることが、14日までに、複数の米側資料から判明しました。

ストロンチウム90は、カルシウムと似た性質を持ち、体内に摂取されると骨に取り込まれ、長く残留して放射線を出し続けるため、骨がんなどを引き起こす可能性があります
半減期は29年です。

2004年8月に、沖縄国際大で墜落したCH53Dに、ストロンチウム90が使用されており、
沖縄県は、後継機のCH53Eにも使用され、環境に影響をおよぼしているおそれがあるとして、調査に着手しています。

米海軍航空システム司令部(NAVAIR)の公表資料によれば、CH53Eと、同機の海軍使用機であるMH53Eヘリには、
回転翼の亀裂・劣化をパイロットに警告する、「機内ブレード検査システム(IBIS)」と呼ばれる装置が、6枚の羽根にそれぞれ取り付けられ、容器に入ったストロンチウム90が、1個ずつ使用されています

米原子力委員会(NRC)の公表資料によれば、IBISの放射能量は、1個あたり500マイクロキュリー(約1850万ベクレル)です。

さらに、米海兵隊は、沖縄を拠点とする第31海兵遠征隊(31MEU)に所属するCH53Eが、13年4月の米韓合同演習で墜落した際、機体にストロンチウム90が使用されていたことを公表。
焼失したので人体に影響はない」としていました。

沖縄国際大での墜落の際、米軍は、ストロンチウム90が入った5個の容器を発見。
1個が未回収で、「機体の燃焼で気化した可能性が高い」(在日米大使館)としていました。

今回、ヘリが墜落した牧草地を所有する西銘晃さん(64)は、
「現場で消火活動が終わってから、米側から放射能の話が出てきて、急いで立ち退きさせられた。
役場の職員も一緒にいたので、体に変化があったら報告しようと話している。
調査・情報公開を徹底してほしい」
と話します。
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ちょっと政治から離れて

2017年10月16日 | 音楽とわたし
ほとんど書き終わっていたところでフリーズしてしまい、仕方がないので強制終了したら、書いた記事がすっかり消えてしまっていた…。
いつもだと自動保存されているはずの記事データが、どこにも残っていない。
やられた…。

気を取り直したいけど時間がない。
それにがっかりもしているから気分も乗らない。

だから写真とコメントだけにしちゃおう。

昨日夫が作ってくれたトマト料理。


うちの裏庭菜園(トマトと紫豆ジャングル)から採ってきた熟れたトマトと、猫の額前庭から採ってきたバジル、そしてオリーブオイルと塩胡椒とすりおろしニンニク。
これを教えてくれたのは、60代前半に癌で亡くなった友人デイヴ。
これを食べるたびに、彼の部屋の中で、一口食べては「うまい!」「マジでうまい!」と褒めちぎるわたしたちを、当たり前だとばかりに笑って見ていた彼を思い出す。


いつもだったら6月の下旬に咲き始め、7月の下旬には咲き終わるムクゲの花が、10月中旬に咲いている?!


いつもだったら今頃は、色とりどりの紅葉で楽しませてくれる木々も、今年は戸惑っている感じ。


一本だけ、紅葉していた。


金曜日の夜は1週間お疲れさん!の時間だ、という夫の確固たるポリシーに付き合って、お気に入りのダイナーに行く。


すっかりハロウィン仕様の店内。あんまり変な天気が続いているので、ハロウィンのことをすっかり忘れていた。


一人分の料理『半身チキンロースト』を二人で分けても十分お腹がふくれる。
この国はまず、食事の量を減らすことが、国民の健康増加への第一歩だと思う。



ここ数週間、週末をマンハッタンで過ごしている。


ACMA(アマチュア音楽家協会)が主催するワークショップやコンサート、それから3月のコンサートで一緒に演奏するエリオットとの合わせ練習やプログラム用の写真撮影などなど。
写真といえばまうみに頼もう!などという大いなる誤解がいまだにあって、毎回汗だくになって撮影している。
わたしは気兼ねのない日常の風景や、記憶に残しておきたい一瞬を撮るのは大好きだけど、
この手の畏まった集合写真は苦手だし、カメラだって3万円弱の普通のデジカメだしと訴えているのだけど、何回言っても聞き入れてもらえない。
まあいいや、みんながこんなのでいいって言うんならと、毎回開き直っている。

1月のコンサートで演奏する人たち。


3月のコンサートで演奏する人たち。


ほんでもってエリオットと。


エリオットもわたしも、人前で演奏するとなると滅茶苦茶ビビるので、予行演習をたくさんやることにした。
ミニコンサートやサロンコンサートを何回も開いて、曲の仕上がりがまだ途中でもかまわないと言ってくれる人たちを呼んで、聞いてもらうことにした。
本番は3月だけども、12月のはじめぐらいから開始して、本番までに少なくとも4〜5回はやろうと決めた。
まあ、どれだけやっても、本番中の本番、カーネギーの舞台の上に立つとまた、きっと緊張するんだろうけどね。

でも、なんで緊張するんだろう…それもあんなにも。
緊張せずに楽しんで弾けたことなんて、この年になってもまだ片手で数えられるほどしかない。
なんてこったと、自分のことながら思う。
ひどい時なんか、眠ることもできなくなって、催眠療法を受けたこともある。
毎回本番が近づいてくると、なんでこんなことをしようなんて思ったんだろうか…などと、ほんとにしょうもないことを考えたりする。
進歩がないなあ…。
だからこその練習だ!
よっしゃ、頑張るぞ!
って、単純に思える今に感謝する。
ほんの2年前までは、ピアノを弾く=痛い思いをするってことで、スポーツテープで指をぐるぐる巻きにしないと弾けなかったんだから。
カフェオレとかワインとかミルクティとか、大好きだったものが飲めなくなったけど、その分体の中が浄化されてきてるような気がする。
気分の上がり下がりの幅も小さくなった(多分…)。
あと、グルテン(小麦粉)を食べなくなってから、集中力と記憶力が少しマシになってきているような気がする(多分その2…)。
まあそれでも、若い頃に比べたらトホホ〜な気分になるんだけども…。

さてと、練習練習っ!
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安倍首相の『首相失格の暴言』と『公職選挙法違反おにぎり』について

2017年10月12日 | 日本とわたし
読売新聞が、全国の有権者を対象に行った世論調査で、憲法9条に自衛隊の存在を明記するという安倍首相の考えに対する賛否の割合を発表しました。



賛成が35%
反対が42%

あとの23%は無回答

年代別では、
18〜29歳、そして30歳代で、賛成が反対を上回り
40歳代以上の各年代では、反対が多数を占めた。

男女別では、
男性が賛成44%、反対42%と、ほぼ互角
女性が賛成28%、反対42%と、反対が多かった

投票する党が決まっている人(全体の8割)の、投票先の政党別賛否は、
自民党支持者が60%とダントツに高く、次に維新の47%、そして公明の41%と続き、賛成が反対を上回った
希望の党の25%、社民党の13%、そして共産党、立憲民主党共に11%が、反対が賛成を上回った


この、希望の党の割合が興味深いです。
希望の党に投票しようと考えている有権者の58%が、反対だという結果が出ています。
この党は、憲法改正を主張していて、選挙後に自民党と連立すると明言しているのですが、この数字が意味しているものは…。
これは楽観的過ぎるかもしれませんが、野党共闘の意味で、希望の党に取り込まれている元民進党の候補者に投票しようと考えている人たちがいるのではないか、と思うのです。


内閣の支持率は37%、不支持率は48%
政党支持率では、
自民党   36%
希望の党  10%
立憲民主党 8%
公明党   5%
共産党   4%
日本維新の会2%
無党派層  21%


内閣の支持率が37%、自民党の支持率が36%、そして日経の世論調査によると、投票に「必ず行く」と答えた人が69%もいるのに、
どうして昨日のような、「改憲勢力、3分の2超えも」みたいな予測が立てられたんでしょうね。
憲法違反を繰り返し、国会をきちんと開かず、説明責任はまるで果たさず、もりかけ疑惑の追及を避けるために冒頭解散に踏み切った人間が党首の自民党の支持率が、
支持率が今だに3割以上もあるということが、本当に本当に不思議でならないわたしには、自民圧勝ってなに???と、でっかい?マークが頭の中でグルグルグルグル回り続けています。


さて、その安倍首相。
11日放送の「報道ステーション」で行われた党首討論で、森友学園前理事長の籠池被告への、国有地売却の経緯について検証の必要性を問われ、
「こういう詐欺を働く人物のつくった学校でですね、妻が名誉校長を引き受けたことは、やっぱり問題だった。
やはりこういう人だから、だまされてしまった」

って言ったんですね。



これに対して、鬼のように怒った弁護士さんがいます。
元検事の郷原信郎さんです。


郷原さんは、
「刑事事件では、推定無罪の大原則がある」
「籠池氏は起訴されたが、黙秘しているとされ、公判も始まっておらず、弁明の機会がない。
行政の最高責任者が、起訴内容を、あたかも確定事実のように発言するなど、司法の独立の観点からあってはならない」

と、これを有耶無耶にしていてはいけない理由を、詳しくブログで説明してくださっています。

「籠池氏は詐欺を働く人間。昭恵も騙された」は、“首相失格の暴言”
【郷原信郎が斬る】2017年10月12日
https://nobuogohara.com/2017/10/12/「籠池氏は詐欺を働く人間%E3%80%82昭恵も騙された%E3%80%82」/

引用始め:

加計学園問題は、安倍首相が「国家戦略特区諮問会議の議長」という立場にあるのに、
首相のお友達が経営する加計学園が、獣医学部の新設で優遇された疑いが問題となった

今回の「籠池氏の詐欺」についての発言は、自らが、準司法機関である検察を含む「行政の長」なのに、司法判断の介入になりかねない発言である。
いずれも、その立場にあることを認識していれば、あり得ない発言であり、認識した上で、意図的に言っているのだとすれば論外である。

安倍首相が、党首討論で持ち出した「籠池さんの詐欺」は、検察の逮捕・起訴も、それに至る告発受理の経過も、「疑惑だらけ」である。
それを、裁判が始まってもいないのに、有罪であるかのように決めつける発言を、「選挙に関して」行ったのである。

しかも、安倍首相は、自分の妻である安倍昭恵氏が、その籠池氏に「騙された」と言うのである。
それは、どういう意味なのだろうか。
「詐欺師の籠池氏に騙されて森友学園の小学校の名誉校長になった」という意味だろうか
それとも、「騙されて100万円を寄付させられた」という意味だろうか


引用終わり

******* ******* ******* *******

いやはや、もうこの人の無知さは底抜けとしか言いようがありません。
これまでにも、「私は立法府の長ですから」などという、とんでもないこと言ったこともありましたね。
その件について、逢坂誠二議員が提出した質問書に、こんな文言がありました。

安倍総理の「議会については、私は立法府の長」との発言に関する質問主意書
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a190280.htm
安倍総理は、国会会期中、自民党の国対幹部との面会をしばしば行い、自民党総裁として国会運営の方向性も指示しているため、
「国会は自分のコントロール下にある」との認識の下に、「議会については、私は立法府の長」と、しばしば言い間違えているのではないか。

******* ******* ******* *******

恐ろしいのは、この程度の、というか程度というにも低過ぎる知識、そして人権意識の人間が、一国の首相であり、事もあろうに改憲に手をつけようとしているということです。
だからやっぱり、今回の選挙は本当に大事な選挙であると、投票日まで何度でも言い続けていこうと思います。


そうそう、おまけと言ってはなんですが、先日の、稲刈りを遅らせてまでして演出をした、安倍首相の福島での田んぼ演説直後に、有権者におにぎりや飲み物を配って食べたことが、
公職選挙法違反(有権者に物品を与える行為を厳しく禁止する)における違反行為になる可能性が出てきました。
ビデオを見ると、司会の人が、「安倍総理が食べたおにぎりです〜」と、だからどうしたと言いたいようなことを大声で言っていました。
お茶も配られていましたし、

昭恵夫人が仲介に入り、山口と福島の業者が提携して作った日本酒も、宣伝されたようです。
何かもう、違う世界で生きているのではないかと思えるほどの行動です。
周りに誰も、注意や指摘をする人もいないのでしょうか?
それとも、しても聞く耳を持たないのでしょうか?

いずれにせよ、この選挙を最後に、この人物にはどうしても国会から消えてもらいたいという思いが、日増しに強くなる今日この頃です。

さあ、投票に行かないと、税金は国民から吸い上げるものだなんて言ってる首相に、また好きなように使われて、
おっきな会社は優遇されるわ、庶民の給料はいくら働いても上げてもらえないまま、働き方改革とか言ってこき使われる。
おまけに、子どもの育て方だの、学校での過ごし方だのにまで口挟まれて、何かおっきな災害が起ころうもんなら、緊急事態宣言されて、一気に独裁国家に成り果ててしまいます。

*緊急事態条項(安倍政権が憲法改悪の際に挿しこもうとしている最も危険なもの)

◯◯が起こった際に、という書き方をしていて、その◯◯がとてもあやふやなことが、まず一番懸念されることなのですが、
この緊急事態条項に基づいて緊急事態宣言が出されてしまった場合、

「首相は、支出その他の処分を行い、地方自治体の長に必要な指示を出せる」と規定されているので、
日本国のすべての権限を、内閣総理大臣という名の一個人が、掌握することになります。
しかも、緊急事態宣言下では、
「何人も、(つまり全国民は)国その他の公の機関の指示に、従わなければならない」と書かれています。

首相である人間がどんな人間であろうと、例えば今で言えば、口を開けばウソをつき、下品な野次を飛ばし、法律もろくに知らない安倍首相でも、
地方自治体の長に指示を出せるわ、公の機関も掌握してしまえるわ、そして全国民は例えどんなことを指示されても、それに従わなければならないって…、
これはもう、『戒厳令』じゃないんでしょうか?
今でさえ数の力でごり押しして、自分たちのやりたい放題をしている人間が、そしてそのことが憲法違反であることもわからない人間に、そのような巨大な権力を持たせることの恐ろしさを、想像するだけで寒気がします。

内閣は、法律と同一の効力を有する政令を、制定することができる
緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、
当該宣言に係る事態において、国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる、国その他公の機関の指示に従わなければならない


今の暮らしが変わるのがイヤ。
ずっと政権を取り続けてきた党だから、一番安定してるっぽい。
ミサイルとか怖いから、なんとかしてくれそう。
他の党に任せるのは不安。



そんなふうに考えている若い人たちに、今の自民党(特に安倍政権)は、これまでの自民党とは違って、
国の根っこに毒を盛り、市民もろとも弱らせてしまう恐ろしい計画を実行しようとしているんだということを、わかってもらいたいなあ。

そうだ、こんなずるいことや、汚いこともしてるよ。
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守田氏「今日の選挙予測の発表に落胆している方へ」今すぐにできる「自公300」という流れへのカウンター

2017年10月12日 | 日本とわたし


こんな表が目にとまりました。
けっこう落ち込みました。
なんとかして気持ちを落ち着かせようとしていたら、守田さんからのメールが届きました。

なんというグッドタイミング!

わたしと同じようにショックを受けている方々に、そして別に気にしてない方々にも、ぜひこの声明への署名をお願いしたいと思いました。
以下、守田さんのメールとともに、紹介させていただきます。

私たちは、主権者としての社会的責任を自覚し、政治に冷静な理性を求めます(京都有志発の声明に署名を!)
【明日に向けて】2017年10月12日
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/792b4de7db082cc20126db80e2b91bc8

守田です。

衆議院選挙がはじまり、選挙結果の予測が出始めました。
共同通信の調査で、自民党が公明党とあわせて300議席以上獲得する、との予測が流れています。
短い記事なので、全文を引用します。

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自公300超うかがう、序盤情勢 希望伸び悩み60前後
共同通信 2017年10月12日 
https://this.kiji.is/290937190421152865?c=39546741839462401

共同通信社は、第48回衆院選について、10、11日両日、全国の有権者約11万8900人を対象に、電話世論調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。
自民党は、小選挙区、比例代表で優位に立ち、公明党と合わせた与党で、300議席超をうかがう。
希望の党は、60議席前後で伸び悩んでいる。
立憲民主党は、公示前から、倍増の30議席台も視野。
共産党は議席減日本維新の会は微増にとどまりそうだ。
投票先未定は、小選挙区で54.4%に上り、22日の投開票に向けて、情勢が変わる可能性がある。
投票先未定との回答は、比例代表でも47.2%あった

******* ******* ******* *******

自公で300超という予測に、暗澹たる思いを抱かれる方も多いと思いますが、
僕は、これは「小池―前原劇場」があまりにもひどくてえぐかったので、安倍政権がさまざまに繰り返してきたひどさが、ややかすんでしまったための中間的結果ではないか、と思います。
いま必要なことは、もう一度、問題の本質に立ち戻ることです。
安倍首相が、もりかけ問題を隠すために、国会を開かないままに解散したこと
しかも、自分の延命のために、朝鮮民主主義人民共和国からのミサイル発射を利用して、「国難」を標榜しはじめたことなど、
この国の私物化を続ける安倍政権に、もう一度、批判を集中しなくてはいけません

同時に、ここであきらめていてはいけない!
記事には、「投票先未定との回答は、比例代表でも47.2%あった」とも書かれています。
まだまだ多くの方が悩み、迷っている段階なのです。
だからこそ、マスコミをもさんざんにぎわせてきた、「小池―前原劇場」のことはひとたび横におき、
みんなで、安倍政権への正面からの批判を、再度、あらゆる手段を通じて発信していきましょう


ただ、そのために、僕はひとたび頭を冷やし、心の中から沸き起こってくるトゲトゲした痛みを、ひとたびカルムダウンさせ、心を落ち着かせて、私たちの望む未来を考えなければならない、とも思いました。
それで、昨日はあえて、絵本についてのお話を書かせていただきました。
その後、「問題を再度整理した文章を出さなければ」と思っている時に、「これは素晴らしい!」と心から共感した声明文が回ってきました。
今回の表題にもあげさせていただいた、「政治に冷静な理性を求める」声明がそれです。
京都在住の槌田劭さん、石田紀郎さんが発信してくださり、すでに多くの方々が署名してくださっています。
僕も喜んで署名させていただきました。

今回は、この声明を、そのままここに貼り付けてお送りしますので、可能な方はぜひ、署名にご参加下さい。
京都有志発ですが、もちろんどこの地域、どの国に住まわれている誰でも参加可能です。
肩書も無用です。
無論、選挙権のあるなしも関係ありません。
ただし、憲法が絡むと、「国籍条項」の限界がどうしても目についてしまいます。
「国民」と言う名で多くの方を排除している現状を、日本国籍を持つ立場としてとても恥ずかしく思いますが、
僕は、今回は、ここで書かれている基本的な考えに賛同できる方には、国籍を問わず、ご署名いただければと思っています。

とくに、選挙予測の発表に落胆している方
まずは、いますぐにできる、「自公300」という流れへのカウンターが、この声明への署名です
そう考えて、連名に参加してくださると嬉しいです。
自分も署名しても良いと言う方は、石田さんのアドレスが公開されていますので、以下にご一報ください。
ishida@beige.plala.or.jp

メールタイトルに、「署名します」と書いていただいて、本文に、「明日に向けて」で情報を知ったと書いていただければ、すぐに伝わります。
(もちろん、とくに書式を決めているわけではないので、ご自由に書いてくださってかまいません)

あるいは、僕に連絡をくださってもけっこうです。
僕から伝えます。
以下、声明文を転載します!
拡散もお願いします!
マスコミ関係の方にも、積極的に伝えて下さい。
(なお、見やすくするために、僕の方で原文に改行を加えています)

私たちの手で、頑張って、明るい未来を切り開きましょう!
Never give up !!

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私たちは、主権者としての社会的責任を自覚し、政治に冷静な理性を求めます

日本は、「日本国憲法」によって、国のカタチを定め、国会で定める法律によって“法治”する、立憲民主国です。
思想信条の自由を人権として位置づけ、多元価値・多様性を尊重し合って、主権在民の理念で成立しています。

しかし、現実はどうでしょうか。
安倍政権の5年間を、冷静に吟味してみる必要があります。

大臣を安倍首相の“お友達”で構成し、政治が私物化されているのではないでしょうか。
安倍首相への「忖度」によって、森友・加計疑惑は、国税の使途としては不明のままです。
国会で虚偽答弁の疑いのある財務省局長が、あろうことか国税庁長官に栄転しています。
秘密保護法、戦争法、共謀罪などの国会審議においても、大臣達の答弁に混乱や虚偽が重なったにもかかわらず、オトガメなしで、審議不十分なままに、強行採決されました。
国民の信託を受け、国権の最高機関である国会、つまり、主権者国民に対する侮辱です。

今般の解散総選挙は、政治の恥ずかしい実態を背景に、混迷を極めています。
「逃げ切り解散」と世間で言われているように、森友・加計問題で、安倍首相は、「誠実で丁寧な説明」する臨時国会を回避するためなのでしょうか、
憲法の規定に沿った、野党の臨時国会請求を先延ばしただけでなく、所信表明演説もしない冒頭解散という理不尽でした。
ここにも、憲法無視の「ご都合」が見られます。
憲法の精神が、踏みにじられて来たのです。

このような恥ずかしい政治の現実の中で、アベノミクスは破綻が明白となってきました。
ゼロ金利で財布のヒモはかたいままです。
先行き不安が深刻だからです。
笑っているのは、輸出関連の大企業だけであり、中小零細企業は四苦八苦です。
貧富格差は拡大し、庶民に希望はありません。
社会的・経済的な閉塞感は、やがて全体主義を引き寄せ、破局的未来につながりかねません。
すでに、安倍一強体制によって、「忖度独裁」は進んでいます。
憲法無視の「力の政治」は、全体主義的です。
希望の党も小池独裁で、その危険性を露出しています。

時代の閉塞感は、庶民の中に、不安・不満と苛立を呼び、分かりやすい政策を独裁に求める危険があります。
この危険のもたらす全体主義は、壊滅的戦争への流れを強めることでしょう。
すでに安倍首相は、アメリカのトランプ大統領のお先棒を担いで、危機感を煽っています。
そして、国連の非核条約に、反対しました。
広島・長崎の経験を持ち、非戦の憲法を持つ日本国ですから、世界の不信感を集めたのも当然で、悲しいことです。

このような危機的状況の中で、政治の混乱をどう受け止めるべきなのでしょうか。
熱狂と興奮は、危険な世への雪崩を呼ぶでしょう。
私たちは、冷静で理性的にものごとを見つめ、一人一人が主体的、自立的に、主権者としての自覚を大切にしたいと思います。
私たちは、混乱に巻き込まれ、うろたえることはもちろん、小池劇場を楽しむ傍観者となるのは無責任です。
一人一人の力は小さくとも、力を合わせ、社会を健全にする社会的責任を自覚し、日本国憲法が認める国民の権利を、行使したいと思います。

2017年10月9日


政治に冷静な理性を求める京都の有志発

石田紀郎、五十嵐敏郎、石野はるみ、伊藤正子、稲垣紀代、入澤仁美、岩本真一、大津定美、大津典子、大見哲巨、大湾宗典、岡田直紀、小川光、荻野晃也、小椋純一、落合祥尭、川合仁、川那部綾子、川那部浩哉、北川政幸、楠瀬佳子、黒田末壽、駒込武、白井聡、新谷英治、住友剛、谷川稔、田平正子、槌田劭、中尾ハジメ、浜 矩子、平松幸三、藤原 辰史、細川弘明、松久寛、松良俊明、三木草子、三石博行、宮本正興、守田敏也、文殊幹夫、山田國廣、山田耕作、吉竹幸則、米澤鐡志、和田喜彦 (2017年10月11日現在)

連絡先:槌田劭(0774-32-6786)石田紀郎(090-1968-8004)ishida@beige.plala.or.jp

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守田敏也 MORITA Toshiya
[blog] http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011
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[著書]『原発からの命の守り方』(海象社)
http://www.kaizosha.co.jp/HTML/DEKaizo58.html
[共著]『内部被曝』(岩波ブックレット)
https://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN978-4-00-270832-4
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国民をだましているのは安倍さん、あなたですよ!

2017年10月11日 | 日本とわたし
「モリカケ疑獄疑惑については、選挙の中でしっかり説明する」
憲法違反をし、要求されていた臨時国会を開かず、いきなり解散選挙に持ち込んだことを非難され、言い訳にこんなことを言っていた安倍首相。

それなのに選挙が始まった途端、
「モリカケ疑獄疑惑については、国会で説明する」…だって?!

この人のポスターには、「責任を果たす」っていう言葉が書き込まれているらしいんですけど、
自分が疑われていることの説明責任もろくに果たせない、いや、果たそうなんて考えていない人間が、
国を守るだの国民を守るだの、そんなでかい責任を果たせるわけが無いじゃありませんか。

このウソつき男を、この選挙で落とし、二度と政治の世界に戻れないようにしたい!


安倍首相の嘘と強弁が止まらない!
「籠池さんは詐欺をはたらく人だから、妻は騙された」
国民を騙してるのは、おまえだ!

【LITERA】2017年10月12日
http://lite-ra.com/2017/10/post-3506.html

「妻は騙されてしまったのだろう」
 
昨晩、『報道ステーション』(テレビ朝日)で、最後のテレビ党首討論が放送されたが、そこで安倍首相がついに、こんなことを言い出した。
森友学園問題について、昭恵夫人は籠池泰典前理事長に騙された、と主張したのだ。
 
発言までの流れはこうだ。
森友問題について問われた安倍首相は、“籠池氏に会ったこともないし、妻も直接頼んだりしていない”と主張すると、
いつもの如く、「籠池さん自体が詐欺で逮捕され、起訴されました」と言い、疑惑の本丸である国有地値引き問題とはまったく関係のない、補助金不正受給の話をもち出した。
そして、こう言い放ったのだ。

「こういう詐欺をはたらく人物のつくった学校でですね、妻が名誉校長を引き受けたことは、やっぱり問題があったと。こういう人だから騙されてしまったのだろうと」
 
そもそも、国の補助金不正受給に詐欺罪を適用することには、法律関係者からも疑問の声があがっているが、
安倍首相がここまで「詐欺、詐欺」と繰り返すと、そのための「詐欺罪」だったのかと勘繰りたくなる。
だいたい、騙されたも何も、安倍首相自身が籠池氏の教育を褒め、“同じ志をもった人”と言っていたではないか。
2月17日の衆院予算委員会での安倍首相の発言はこうだ。

「うちの妻が名誉校長になっていることは承知をしておりますし、妻からこの森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしい、という話を聞いております」
「いわば、私の考え方に非常に共鳴している方」

 
さらに、2015年9月におこなわれた塚本幼稚園での講演で、昭恵夫人ははっきりこう話していた。

「こちら(森友学園)の教育方針は、たいへん主人も素晴らしいというふうに思っていて」
「時間があれば、ぜひこちらにも寄らせていただきたいと言っていた」

 
つまり、安倍首相自身も、教育勅語を園児に暗唱させるなどの、籠池氏の軍国教育を称賛していた
そうした経緯もあって、昭恵夫人はこの講演会で、
「籠池園長、副園長の本当に熱い熱い思いを何度も聞かせていただいて、この瑞穂の國記念小學院で、何か私もお役に立てればいいなと思って」と話し、名誉校長に就任したのだ。
自分たちから惚れ込んで肩入れしていたのに、これを「騙された」と言うのか。
 
ここまでわかりやすく、自己保身のために人を裏切り、手のひら返しをすること自体が、人として信用ならないが、その上、安倍首相は、お得意の「嘘」も連発した。


◼️森友でも、加計でも、安倍首相は嘘とスリカエのオンパレード

そのひとつが、共産党の志位和夫委員長が話題にした、総理夫人付き職員だった谷査恵子氏の、FAX問題だ。
 
あらためて振り返ると、籠池前理事長は、2015年10月、小学校建設地の土地取引について、昭恵夫人に電話をし、留守電にメッセージを残した。
すると、谷氏が、財務省の国有財産審理室長である田村嘉啓氏に問い合わせ、回答を引き出した上で、籠池前理事長にFAXで報告をおこなった。
そこには、
〈引き続き、当方としても見守ってまいりたい〉
〈本件は、昭恵夫人にも、すでに報告させていただいております〉
と記されている。
 
このFAXで、財務省に伝えられた籠池前理事長の「要望」について、志位委員長は、「満額回答だった」と述べたのだが、
安倍首相は、「反論させて」と言い出し、「夫人付きの人がFAXで訊いたことについては、『満額』と仰ったが、ひとつも実現されてません」「満額ではないです」「まったく違います」と主張したのだ。
 
何を言うか。
籠池氏がこのとき要望していたことは、その後すべて「実現」している。
これは明確な事実だ。
FAXで示されている、「50年定借への変更の可能性」については、籠池氏がもっとも切望していた土地の買い上げというかたちで、翌年6月に実現しているし、
「土壌汚染を理由にした賃料半額」の要望も、月額換算でその通りに
さらに、「工事費の立て替え払い」も、年度が変わってすぐの、4月6日に支払われている
どこからどうみても「満額回答」だ。
 
いや、「満額回答」になっていることも大問題だが、そもそも総理夫人付きという肩書きの職員が、財務省から回答を引き出す、そうやって口利きしていたことも、根本の問題なのだ。
それを、菅義偉官房長官などは、「谷氏が個人でやったこと」などと責任をなすりつけ、いまでは谷氏をイタリアに“栄転”させてしまった
疑惑のオンパレードではないか。
 
しかし、安倍首相の嘘は、加計学園問題の話題でも飛び出した。
『報ステ』の富川悠太キャスターは、安倍首相が、加計学園の獣医学部新設計画を、「今年の1月20日まで知らなかった」という国民が仰天した、あの発言に言及。
しかも、安倍首相が、「テレビが報じない」と連呼する、加戸守行・前愛媛県知事の、
「声をかけてくれたのは加計学園だけ。愛媛県にとっては12年間、加計ありきで参りました」という証言を引き、
「『12年間加計ありきで来た』と加戸さんはおっしゃっていますが、それでも総理は(加計学園の獣医学部新設計画を)知らなかった?」と尋ねたのだ。
 
すると、安倍首相は、“それは加戸証言の一部だけ取り出している”などと非難を口にし、「それ以外にも重要な証言を加戸さんはされている」と反論。
なぜか、加戸氏が、“鳥インフルエンザや口蹄疫の問題を対応する、獣医師の公務員や産業獣医師がいなかったが、応じてくれたのは加計学園だけだった”と証言したことを強調しはじめた。


◼️安倍首相自ら加計学園の新学部を発案していたとの証言も

質問は、「12年も加計ありきで動いていたのに、ほんとうに知らなかったの?」というものであって、加戸氏が閉会中審査で語った「獣医学部誘致の経緯」とは、何も関係がない。
なぜ加戸証言の話になるのか、さっぱり意味がわからないが、ここで富川キャスターが「それも伝えたんですが」と言うと、
安倍首相はムキになって、「それは伝えていないと思います。伝えていないと思いますよ」と繰り返したのだ。
 
しかし、これも安倍首相の嘘だ。
『報ステ』は7月24日に、同日おこなわれた閉会中審査で、加戸氏が、今治市での獣医学部誘致の経緯についての証言や、
「私は、鳥インフルエンザに巡りあいまして、愛媛に獣医学部が欲しいと思いました。
ちょうど、県会議員と加計学園事務局長が、たまたまお友だちという関係でつながった話でできあがりましたから、飛びつきました」などの証言を、しっかり映像で紹介
している。
「伝えていない」というのは事実と異なるのだ。
 
だいたい、今治市と加計学園が、獣医学部新設のために動いてきたその12年間のあいだ、安倍首相と加計孝太郎理事長は、しょっちゅうゴルフだの会食だのバーベキューだのを繰り返してきた。
また、安倍首相は、加計学園グループの千葉科学大学の開学10周年を記念する式典に出席するために、わざわざ銚子まで駆け付け、祝辞を述べている。
2009年の総選挙では、加計学園が、安倍氏の選挙に動員すべく、職員に出張命令まで出していた。
くわえて、加計理事長は、「自由民主党岡山県自治振興支部」の代表者として、政治資金収支報告書に名を連ね、
同支部の所在地も、加計学園グループの予備校である、英数学館岡山校の住所が記載されている。
 
さらに千葉科学大には、萩生田光一幹事長代行をはじめ、木曽功・前内閣参与や、井上義行・元首相秘書官、江島潔・元下関市市長といった、「安倍人脈」が大量に流れ込んでいる。
こうした背景について、同大の元教員は「文藝春秋」(2017年8月号)の取材に対し、同大の危機管理学部は、〈安倍の発案で設置された〉と証言。
しかも、この元教員自体が、「安倍さんから、『教授として名前だけ貸してくれないか』と頼まれました」、とも述べている。

 
どうだろう。
たんなる友だちという域を超えて、安倍首相は、加計理事長の学校運営に関与し、一方の加計理事長も、安倍首相の政治活動をバックアップしてきた
そうした深い関係を築いていながら、「獣医学部新設の話は知らなかった」というのは、あまりにも無理がありすぎる
そのことをずっと、安倍首相は問われているのに、「誰ひとり私の指示を受けたとは言っていない」「加戸証言をメディアは報じない」しか言わないのだ。
これを「丁寧な説明」と呼べるわけがない。
 
森友・加計問題について、安倍首相があまりに同じことを繰り返すばかりに、ウンザリしている人も多いだろう。
「もう、この話を聞くのはたくさん」、と思っている人も多いはずだ。

だが、この疑惑は、安倍首相の肥大化した権力を裏付ける、重要な問題だ。
「妻が騙された」のではない。
いま、この男こそが、わたしたちを選挙戦において、「騙そう」としている
のである。
(編集部)
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いつもは投票に行かないあなた、そのあなたの一票がどんなに貴重な選挙か、それを今からお話しします

2017年10月11日 | 日本とわたし
このTakakoさんの投稿を見たのは、3日前。
それからの3日間、この2時間20分もの長さの、山本太郎議員の街頭演説を、何度観直したことか。
2時間20分なんて時間無いよ!
そう思われる人はたくさんいると思います。
わたしもありません。
だから続けては観ません。観られません。
でも、例えば通勤時間に、掃除の時間に、料理中に、電車やバス、車の中で、部屋の中で、台所で、できる人は浴室で、
話を聞くだけならどこでもオッケーです。

今の政治、社会の、本当のことを、こんなにわかりやすく説明してくれる議員を、わたしは他には知りません。
Takakoさんもおっしゃっているように、彼にはヤジが飛んでくるし、様々な意見や非難を訴えてくる人もいます。
でも、その一人ひとりに、しっかりと、誤魔化すことなく応えようとする山本議員は、先日わざわざ自分のために稲刈りを遅らせ、好意的に聞いてくれる人だけを前に演説していたどこぞの弱虫とは大違い。
こうやって辻立ちの場数を踏んできたこともあるでしょうけれども、彼の胆力と強さを物語っていると思います。

わたしが文字起こしした部分は、そんな山本議員が、自分が政治の世界に入ろうと決心した理由、それは、

原発事故後の政府の態度に憤り、その権力に牛耳られた形で、あるいは自主的に、きちんとした情報を伝えないマスコミの代わりに、政治家になって自分が言ってやろうと思った。

そして政治家になってからは、

原発事故後、放射線業務従事者などが働くような放射線管理区域の被ばく限度の4倍、20ミリの地域に住民を帰還させ、それで福島復興とする法案が上がった時、もちろん反対した。
けれども反対したのは、700人以上もいる国会議員の中で立ったの4人、全員自由党のメンバーだった。

年間1ミリを超えてはならないというのが、世界的なコンセンサス(合意)なのに、さらには放射線管理区域が年間5ミリなのに、その4倍の20ミリで、帰って暮らしてもいいと国は言う。

こんな国家犯罪を許したままではいけない。
それを訴えたくて、そして変えたくて政治家になったのに…。

「悔しい、不甲斐なくてすみません」と言って、山本議員は悔し泣きしました。

山本議員に続く、市民の声を聞き、我が身のことのように一緒に苦しみ、同情し、解決のために奔走してくれる議員を、この選挙で一人でも増やすこと、
この選挙だけでなく、これからの選挙でもずっと、市民としっかり繋がる人を国会に送ること。
そして、ただ送るだけでなく、その人たちができるだけ早く、政権与党の立場を取れるよう、平常時から応援し続けること。
もう本当にそれしかないと思います。

今急に、選挙に行っても仕方がない、というツイートが流され始めました。
いわゆる『棄権のススメ』です。
今日の新聞には、自民党が優位であるというような記事が載っていました。
その1番の原因はやはり、民進党の崩壊と希望の党の出現により、投票に対する勢いが削がれてしまった、と書かれていました。
この騒動を生み出した小池氏と前原氏には、心の底からの怒りを感じますが、起こったことはもう仕方がありません。

希望の党と維新は、この選挙後に、自民党と連立するつもりです。
そうすると、自民党、公明党、希望の党、そして維新の議席が集まります。
それに対し野党は、立憲民主党、共産党、そして社民党の3つの党だけで、議席数は連立与党には到底敵いません。
だからこそ、今回の選挙では、希望の党に取り込まれてしまっている元民進党の議員一人ひとりに意見を聞き、希望の党であっても尚、その議員を国会に送るという投票行為が必要になってくるのです。

というわけで、少なくない有志の方々が、希望の党に所属する民進党の議員全員に、アンケート調査を実施してくれています。
このアンケート結果を許可が下りた後、できるだけ早くここにも載せますので、その結果を楽しみに待っていてください。

希望の党に居ても尚、おかしいと思うことについては反対をする。
そういうことをやってくれるのではないかと思えるかどうか、これまでその人がやってきたこと、公表している考えなどを参考に、ご自身で探してみてください。


自民党一党が続いている間に建てられてしまった原発は今、日本全国で54基。
そのうちの4基は、甚大な事故を起こした後、処理が不可能になったまま、もう6年半も経ってしまいました。
汚染水の問題の解決の目処も立たない。
処理費用に50兆円以上ものお金がかかる。
全部処理しようとすると、70兆円かかるという試算が出ています。

昨日、福島県で暮らす住民などが、慰謝料などを求めた集団訴訟の判決が出ました。
福島地方裁判所は、
「国が東京電力に、津波の対策を命じていれば、原発事故は防げた」として、国と東京電力の責任を認め、原告のうちおよそ2900人に、総額4億9000万円余りの賠償を命じました。

******* ******* ******* *******
原発事故で国の責任認め賠償命じる 福島地裁
NHK NEWS WEB】2017年10月11日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171010/k10011173531000.html

以下、一部引用:

原発事故のあとも福島県内の自宅で暮らし続ける住民や、避難した人など、およそ3800人は、
生活の基盤が損なわれ精神的な苦痛を受けたとして、慰謝料などを求める訴えを起こし、
これまでの裁判で、国と東京電力が、大規模な津波を事前に予測して被害を防ぐことができたかどうか、などが争われました。

10日の判決で、福島地方裁判所の金澤秀樹裁判長は、
「平成14年に、政府の地震調査研究推進本部が発表した地震の評価は、専門家による議論を取りまとめたもので、信頼性を疑う事情はない。
国が、これに基づいて、直ちに津波のシミュレーションを実施していれば、原発の敷地を越える津波を、予測することは可能だった」
と指摘しました。

そのうえで、
「津波に対する安全性を確保するように、東京電力に対策を命じていれば、原発事故は避けることができた」として、事故を防げなかった国の責任を認めました。

その一方で、
「安全確保の責任は、一次的には東京電力にあり、国の責任の範囲は半分にとどまる」として、
東京電力に対し、原告のうちおよそ2900人に、総額4億9000万円余りの支払いを命じ、このうち2億5000万円余りについては、国も連帯して賠償するよう命じました。

また、判決では、賠償を認めた地域について、避難指示が出された区域の外でも、事故直後に一定の放射線量が計測されていた地域の一部の住民に、国の指針を上回る慰謝料を認めました
一方で、福島県西部の会津地域などの住民については、賠償すべき損害はないとして、訴えを退けました。

******* ******* ******* *******

この対策を怠った国の責任については、以前から、この安倍首相の態度が問題にされていました。
もちろんテレビや新聞は追求もしていません。
インターネット上でのことです。

共産党の吉井元衆院議員(京都大学工学部原子核工学科出身)は、ずっと原発問題に取り組んでいた人で、
2006年から、日本の原発が地震や津波で冷却機能を失う可能性があることを、再三にわたり追求していました。
国会での質問は、津波で冷却水を取水できなくなる可能性について、そして福島第一原発の視察後には、老朽化している施設の危険性を訴えていました。

けれども、小泉政権はまともに取り合おうとしません
そしてその後、第一次安倍政権が誕生して3ヶ月後の2006年12月に、吉井議員は再度、
「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など、原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書」を、政府宛に提出しました。

「巨大な地震の発生によって、原発の機器を作動させる電源が喪失する場合の問題も大きい」として、電源喪失によって原子炉が冷却できなくなる危険性があることを指摘していたのです。

この質問主意書に対して、約10日後に出された「内閣総理大臣 安倍晋三」名の答弁書は、質問に何一つまともに答えず、平気でデタラメを強弁した内容のものでした。

非常用電源喪失に関する調査や、対策強化を求めたことに対しても、安倍首相は無視。
現状で十分であると言い、検証もせず、対策は何一つ講じませんでした。


今回の裁判で出された判決は、
「津波に対する安全性を確保するように、東京電力に対策を命じていれば、原発事故は避けることができた」として、事故を防げなかった国の責任を認める、というものです。

自分が犯した重大な間違い、事故を未然に防ぐ最大のチャンスを無視するという行為を棚に上げ、
事故当時の政権を担っていた民主党を責め、事もあろうに、海水注入中止命令などのデマをでっち上げ、菅直人首相を攻撃し、全ての責任を押し付けてきた安倍首相。

だからこその原発推進なのでしょう。
せっかく止まって核燃料も冷やされている状態だった原発を、次々に再稼働させようとしている破廉恥さは、到底許されるものではありません。

ミサイルがもし、日本の沿岸に無防備に建つ原発を狙って攻撃したら、たった一回で日本はおしまいです。
だからこそ、今回の選挙で、日本の経済を弱らせ、小泉政権と竹中によって破壊された雇用政策の改善もせず、
武器や核開発に湯水のように税金を注ぎ込み、憲法の隅々に国体を尊重する文言を差し込み、緊急事態条項という恐ろしい戦前回帰へのきっかけを憲法に加えようとしている安倍政権を、引きずり落とすことが本当に必要なのです。

その可能性がかすかに見えていた9月の末に、前原と小池という二人の策士たちによって、成熟しつつあった野党共闘が、無残にも破壊されてしまいました。

けれども、その破壊から生まれた立憲民主党、諦めずにさらに下支えに徹底し、自党候補の取り下げをする共産党、そして社民党の連携は、より強いものになりました。

でも数が足りません。
圧倒的に足りません。

もしあなたが、何を買っても10%の税金を払わさせられるのが嫌なら、
せっかく払っている年金が株に無駄遣いされた挙句、自分たちに還元されない可能性があることが心配なら、
そしてその年金で、人殺しのための武器を購入していることが許せないなら、
どんなに働いてもなぜか楽にならない暮らしに嫌気が差しているなら、
子どもを保育園に入れたくても入れられなくて困っているなら、
大きな地震と津波のせいであんなひどい原発事故が起こっても、また起こる可能性がある地域に建つ原発を再稼働させる国に疑問があるなら、
元々は関わりのないアメリカと北朝鮮の間に、わざわざ自分から乗り込んで行って、武力での解決は絶対にダメという諸外国の忠告も無視し、ミサイルミサイルと騒ぎ立てる人間がこの国の首相であることが危険だと思うなら、
現行憲法をみっともないと言い、自らが心酔する極右カルト団体の期待に添う憲法に変えようと、国会を数の力で支配し、次々に憲法違反の法律を強行採決で可決する手法が間違っていると思うなら、
一般の住民が暮らす地域の低空を、けたたましい爆音を立てて飛ぶ米軍機が、何度墜落しても何もせず、何もできず、基地建設で美しい自然を破壊し、沖縄の人々の人権を踏みにじり続けていることを恥じるなら、

今回の選挙は、有権者としての自覚を持って、誰に投票したいかということを真剣に考え、下調べをして投票に向かわないといけません。
面倒ですか?
忙しくてそんなことをしている時間がありませんか?

でも、今回は無理してでも行ってください。
行って、小選挙区では、自公、維新、希望の一部の議員以外の人の名前を、比例では、自公、維新、希望以外の党名を、
しっかりと書き込んでください。


前置きが長くなり過ぎてしまいました。
すみません。

では、この記事を書くきっかけになった、Takakoさんの投稿、山本太郎議員の街頭演説の一部、ほんの7分強の長さですが、その部分の文字起こししましたので読んでみてください。
そしてこの演説全部を、区切りながらでもなんでもいいです、ぜひ聞いてください。

全編はこちら→http://twitcasting.tv/yamamototaro0/movie/408741842

Takako Chinda

連日、山本太郎議員が街頭演説で、
今の政治状況をわかりやすく説明してくれている。

街頭には色んな人が来て質問もとんでくる。
中にはヤジみたいなものもあるし、
長々と持論を述べる人もいる。
自由党の解体やスタンスについての厳しい意見もある。
だけど山本太郎議員のあり方は昔からずっと変わらず、
一人ひとりの声に、真摯に応えている。

その姿にいつも感動&リスペクト。
彼を応援できる自分で良かったって思う。

そんな中で昨日の演説はもう、
痛いほど彼の想いが伝わってきて、
涙腺崩壊しそうなくらいに私は号泣した。

原発の被害の話で、
被爆回避の為に政治家になり何も出来ていない。
不甲斐なくてすみませんって、
泣きながら話す山本太郎議員。

政治家はたくさんいるけど、
こんなにも弱者の為に、
心を動かして、人生をかけて、
涙を流してくれる政治家は、
山本太郎議員しか私は知らない。

そんな事を皆さんにも少しでも知ってほしくて、
長い演説を自分で撮り直してみた。

泣きながら撮ったので鼻水すする音とか入ってるし、
めっちゃ画像も悪いけど、
ここだけは見て感じて欲しいのです。

そして10月22日は選挙にいきましょう!!


******* ******* ******* *******

文字起こしはじめ:

メルトダウンを起こした、メルトスルーを起こした、そのような原発三つ抱えてる事故なんて、世界で初めてなんですよ。
チェルノブイリでも一基だけなんです。
事故は、収束は何もするはずないんですよ。仕方がわからないからっていうのが実際なんですよ。
民間で見てみてもこのぐらいの額だけども、

日本経済研究センター(試算)
汚染水海洋放出の場合
49.3兆円


おそらくこれじゃ収まらないぐらいの、天文学的数字になり得るってことなんですね。

これ、どこから払えますか?
東電は黒字ですよ、ボーナスも出ますよ。
事故当初、事故を起こした責任者たちはどこ行ったか?
皆、天下りしてますよ。逮捕もされていませんよ。
事故が起こった後どうなった?
汚染があるところは除染します。
除染っつったって汚染は無くならない。
場所が移っているだけ。
しかも溜まりやすいところはまた数値が上がっていく。
じゃあどうしますかといったら、それを利権化しているわけですよね。
除染作業も利権ですよ。
で、とにかく人を返すっていう話になってる。
人の被曝に関しては、年間1ミリは超えないことっていうのが、世界的なコンセンサスなんですよ。
でね、これ、放射線業務従事者などが働くような放射線管理区域は、年間5ミリ。
一日8時間働く。
必要のある時に入って出る。ただし、腕まくりするのは無し。そんな中で飲食なんてしてはダメ。
その年間5ミリ、放射線管理区域、放射線業務従事者が働くようなところの4倍、20ミリで帰ってオッケーです、問題ありませんって言ってるのが今の国っていうことなんですよ。

でももう、なんとなく大丈夫な雰囲気になってるでしょ?
こういうことを言うと、復興を邪魔する、反日だって言われるんです私。
ありえないでしょ?
でね、20ミリの地域に人々が帰ってもいい、っていうことが前提の福島復興、ってことが法案で上がった時に、これに反対したのは誰ですか?
700人いる国会議員のうちで、4人だけですよ。
メンバーは誰だって?
今回選挙に出ない、うちの党(自由党)のメンバーなんですよ。

だから、もしも袂を分かって、今回はそのような形にはならなかったけど、あの中(まうみ注・多分希望の党)に入ったとしても、そこに反対できる人たちだったら、こんなこと言ったら怒られるけど、やってくれるんじゃないのかなっていう気持ちになるんですよ、私は。

酷くないですか?
年間1ミリを超えないようにっていう話なんですよ、元々の世界的コンセンサスは。
放射線業務従事者、放射線管理区域は、年間5ミリ。
その4倍の20ミリで、みんなが汚染されているわけじゃないけれども、特に汚染(値)が高いところとかでも、帰れるようになっちゃってるっていう話なんですよ。

国家犯罪じゃないかこんなの。
でも、そのことを考えるチャンス、あまりないですよね。
情報が無いもん。
情報が無かったら怒れないじゃないかっていう話ですよね。

本当に悔しい。
そのことを言って…
(後ろを向いて太郎さんは泣いていた。何度も何度も涙をぬぐっていた)
不甲斐なくてすみません。
それを訴えて国会議員になりましたけどね、その状況は全然止められてないんですよ。
ほんとに不甲斐なくて申し訳ないんですけどね。

民間試算だと、汚染水海洋放出の場合は49.3兆円なんですって。
汚染水全部処理したとしても70兆円かかる。

もっとかかりますよ。
なんなんだって。
この国どうしようとしてるんだ。
で、再稼働?
バカなこと言ってんな。
ゼロなんて当たり前の話だろ。
国民の生命財産を守るんだったら、何をするべきかっつったら、他の方法を考えるしか無いんだよ。
安全基準を上げてそこに住めってことで、何も無かったことにするなんて、有り得ない話だろ?
でも平気でそんなことをするんですよ、それが政治なんですよ。
だったら変えるしか無いだろうっていうことだけど、今ほんとに、ぶっ壊されちゃったんですよね、野党第一党が。
だったら、誰に入れるべきかってことは、今までの仕事でチョイスしてくださいって言いたいんですよねー!
そんなこと言ったら、リベラルの人から怒られるけど、裏切り者とか言われるけど、そうじゃないだろ?
もちろん、そこから旗揚げした立憲民主党ってところは応援してあげたい。
今まで頑張ってきた共産党も応援したい。社民党も頑張れって言いたい。
だけど、希望の党に行った人にも、諦めずに本当の希望を持った人たち、光持った人たちがいるんですよ。
だから、応援したいな、してあげてほしいなっていう気持ちが、私の中にはあります。
非常にね、これ、股裂き状態ですけどね、本当にそう思う。

この不条理、国家犯罪、いつかこれ、断罪されるべきだと思うんです、私。
でも今の世の中じゃ難しい。
テレビが本当のことを言えるはずがない。
だって、誰から金もらってる?
企業から金もらってるじゃないですか。
みなさんのための情報なんて、何も流さない。
みなさんの情報じゃない、企業のための情報なんですよ。
どうしてか?
みなさん、テレビ観るのに、ほとんどお金いらないじゃないですか。
スポンサーみんなお金払うんですよね。
数十億、数百億、だったらテレビが本当の、核心の部分なんて言えるはずが無いんですよ。
それだけの既得権益がある、うまみのあるところの、本当の本丸の部分に斬りかかるわけ無いじゃないじゃないですか。
だとしたら、自分たちで知ろうとしなきゃ、どんどんみなさんにツケが回っていくような社会になっていくのは当然のことで、やっとそれに気づいたのは僕、原発事故やったんすよね。
36歳、情けなかった。
だったらどうするかって思った時に、じゃあ言ってやろうと思って。
逆に言ってやろうと思って。
テレビ、取材してくれよ、仕事減ってもかまわんわと思って。
だって、それで仕事続けられて、何も言えなくて仕事続けられたとしても、
生きてるみなさんの、マイナスになることが続いたら意味無いじゃないですか。
お客さんが不利益被ったら、エンターテイメントの世界もアウトですよ。
だったら、自分もお客さんも、いいような社会にしていくべきだなと思って、そこは中二病かもしれませんよね、私もね。
じゃあもう政治の中に入って変えてやろうと思ったんですよ。
でもたった一人、入ったとしても、アナウンスはできますよ、こういうふうに、こういう状態なんですって言うことは。
けどやっぱり、720人近くいるうちの半分以上取んないと、前に進まない。
少なくとも、与党サイドに立たなきゃなかなか進まない。
でも警鐘を鳴らすことはできるっていう話なんですよね。
このまま原発続けるのもいいんですよ、ほんとにみなさんがそれでいいと思えば。
でもこの先、これだけ地震が多い国で続けていけば、そのしわ寄せはあなたにしかいかないんですよ。


文字起こしおわり
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これが唯一の逆転のチャンス『核の地上配備を沖縄と連帯する形で、日本人全体で拒否する』

2017年10月09日 | 日本とわたし
本日公示された衆議院選挙、いよいよ始まりました。
先月の末から始まった奇怪な解党事件、そして二つの新党の誕生。

矢部氏の『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』より

豊富な資金と全国組織をもつ野党第一党の党首が、事実上独断で、
目前に迫った衆議院選挙での、自党の候補者の公認をすべて取り消し、
できたばかりの小規模政党(希望の党)の党首(小池百合子氏)に、その候補者たちを自由に「選別」する権利を与え、
事実上、党を消滅させてしまったにもかかわらず、自分は100億円以上の政党助成金の分配権を握ったまま、代表の座にとどまり続けている前原氏。


矢部氏は著書の中で、民主党が政権を取っていた時の野田首相が、民主党を自爆解散に追い込んだ事件と、今回の前原氏が起こした事件の共通点を、このようにまとめています。

突然決まった衆議院選挙の混乱のなかで、
最高責任者が意図的に、党を壊滅させるような行動をしたにもかかわらず、
その後、議員辞職もせずに党内にとどまり、実力者としての地位を維持しつづけた。


起こったことは仕方がない。
前を向いて進まなければならない。
選挙はもう始まってしまった。
モリカケの追求の勢いも、すっかり削がれてしまった。
対抗勢力などと騒いでいた希望の党は、自公が弱った際のお助け役であること、自公よりもさらに、極右カルト集団の使命を叶えるつもりであることがわかった。
それにずる賢くくっついて、自分たちの党の拡大を狙う維新も、戦争を仕掛けたくて仕方がないことを、今や隠そうともしない。



けれども、この混乱を経て、立憲民主党という、市民の思いをすくい上げてくれる党が生まれた。
それを良しとして、共産、社民とともに、野党共闘で闘おう。

今日までの2週間あまり、このようなことを毎日毎日考えていました。

156

この数字を頭に叩き込んでください。
今回の選挙で、野党側が、何が何でも獲得しなければならない議席数です。
野党三党(立憲民主党、共産党、社民党)の候補者全員が当選したとしても、156議席には全く届きません。
補完勢力に違いない希望の党の元民進党議員を国会に送り込まなければ、改憲を始め、緊急事態条項などの非常に危ない事柄が、強行採決によって次々に決められていくことは目に見えています。

明日か明後日に、希望の党から立候補する元民進議員の人たちを対象として行われたアンケートの結果を、みなさんにお知らせしようと思っています。
希望の党を応援しようという気持ちは毛頭ありません。
けれどもこの、昭和と平成を通してもなお、最も際どい崖っぷちに立たされている現実を考えたとき、好き嫌いを言っている場合ではないと思うのです。
日々の支援をずっと続けてきた方々にとっては、許し難い裏切り行為だったでしょう。
外から見ても、いくら代表の後押しがあり、ある意味騙されたとはいえ、ヒョロヒョロと得体の知れない家の敷居を跨いで行く姿は、褒められるものではありません。
踏み絵を踏まされ、思想を一律に括られ、内心や意志が変わってしまった人もいるかも知れません。
元々から、そういう思想であった人もいるかも知れません。

けれども、それでも、156という数字を獲得しなければもう後が無いところにきているわたしたちは、
希望の党、そして無所属から立候補する、元民進党議員の人たちを、数合わせのために当選させなければなりません。
ならば、怒ったり、非難したり、陰口を叩くのではなく、アンケートを読んで、もっといえば地域の事務所に行って、
議員一人一人の主張や思いを知ってください。
そして、希望の党だから、無所属だからということは忘れて、数を増やすことに集中して、156以上を目指して投票する冷静さを持ってください。

参考のために、HUFFPOSTさんが昨日9日の夜9時の段階でまとめてくださった名簿を、紹介させてもらいます。
皆さんが投票される地域に当たる候補者がいるかどうか、調べていただければと思います。

■民進前職の公認政党別の一覧(10月9日調べ)

希望の党(52人)


▽北海道2区=松木謙公
▽青森1区=升田世喜男
▽岩手1区=階猛
▽秋田3区=村岡敏英
▽山形2区=近藤洋介
▽福島4区=小熊慎司、同5区=吉田泉
▽茨城1区=福島伸享
▽群馬1区=宮崎岳志、同2区=石関貴史
▽埼玉1区=武正公一、同6区=大島敦、同7区=小宮山泰子、同10区=坂本祐之輔、同14区=鈴木義弘
▽千葉1区=田嶋要、同8区=太田和美、同9区=奥野総一郎
▽神奈川9区=笠浩史、同14区=本村賢太郎、同16区=後藤祐一、同17区=神山洋介
▽東京3区=松原仁、同8区=木内孝胤、同15区=柿沢未途、同21区=長島昭久
▽長野3区=井出庸生
▽岐阜4区=今井雅人
▽静岡5区=細野豪志、同6区=渡辺周
▽愛知2区=古川元久、同4区=牧義夫、同9区=岡本充功、同11区=古本伸一郎、同13区=大西健介
▽滋賀2区=田島一成
▽京都3区=泉健太、同4区=北神圭朗、同6区=山井和則
▽兵庫1区=井坂信彦
▽奈良1区=馬淵澄夫
▽和歌山1区=岸本周平
▽岡山2区=津村啓介、同4区=柚木道義
▽香川1区=小川淳也、同2区=玉木雄一郎
▽愛媛2区=横山博幸
▽福岡9区=緒方林太郎
▽佐賀2区=大串博志
▽熊本1区=松野頼久
▽大分1区=吉良州司
▽比例代表東北=寺田学


立憲民主党(15人)

▽北海道3区=荒井聡、同6区=佐々木隆博
▽埼玉5区=枝野幸男
▽神奈川1区=篠原豪、同6区=青柳陽一郎、同12区=阿部知子
▽東京6区=落合貴之、同7区=長妻昭、同16区=初鹿明博、同18区=菅直人
▽新潟1区=西村智奈美
▽愛知3区=近藤昭一、同5区=赤松広隆
▽大阪10区=辻元清美
▽岡山1区=高井崇志


無所属(22人)

▽北海道8区=逢坂誠二
▽宮城5区=安住淳
▽福島1区=金子恵美、3区=玄葉光一郎
▽栃木2区=福田昭夫
▽千葉4区=野田佳彦
▽神奈川8区=江田憲司
▽山梨1区=中島克仁
▽静岡3区=小山展弘
▽長野1区=篠原孝
▽愛知7区=山尾志桜里、8区=伴野豊、12区=重徳和彦
▽三重1区=松田直久、2区=中川正春、3区=岡田克也
▽新潟2区=鷲尾英一郎、同3区=黒岩宇洋、同4区=菊田真紀子
▽京都2区=前原誠司
▽大阪11区=平野博文
▽佐賀1区=原口一博


そして何より、このひどい投票率の低さを、今回ばかりは高めなければなりません。


こんな低い投票率の国は、民主主義国家ではありません。
有権者の権利を無駄にしないでください。


では、どうしてこの選挙が、とてつもなく大切なのか、そして日本は実は、どのような状況に陥っているのか、
知ることは痛みを伴いますが、ぜひ読んでいただきたいと思います。


誰が首相になっても、総選挙後に必ず起こる「2つの重大な出来事」
『知ってはいけない』著者の警告

【矢部 宏治】2017年10月8日
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53127

<自民・公明><希望・維新><立憲民主・共産・社民>という、「3極」の構図で争うことになったと報道される、今度の総選挙。
しかし、どのような経緯をたどるにせよ、選挙後に私たちの目の前に姿を表すのは、<自民・公明・希望・維新>による巨大な保守連合体制である可能性が極めて高い

その結果、どんな事態が想定されるのか。

「これから日本は、非常に厳しい時代に入っていくが、たったひとつのことだけ守っていれば、充分に逆転のチャンスはある」

――こう指摘するのは、ベストセラー『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』の著者・矢部宏治氏である。
「戦後日本」最大の曲がり角に直面したいま、私たちが考えておくべきこととは。


◾️あまりにも奇怪だった「前原民進党・解党事件」

最近、本のPRをかねて、ラジオやネット番組にいくつか出演した。
すると、各番組のディレクターたちが、みな口をそろえて、同じことを聞いてくるのである。

「矢部さん、いまいったい何が起きてるんですか?まったくわけがわからないんですが」

もちろん、前原誠司代表が9月28日に起こした、「民進党・解党事件」のことである。
長い日本の戦後政治においても、これほど奇怪な事件はあまり見つからないだろう。
なにしろ、豊富な資金と全国組織をもつ野党第一党の党首が、事実上独断で

目前に迫った衆議院選挙での、自党の候補者の公認をすべて取り消し、
できたばかりの小規模政党(希望の党)の党首(小池百合子氏)に、その候補者たちを自由に「選別」する権利を与え、
事実上、党を消滅させてしまったにもかかわらず、自分は100億円以上の政党助成金の分配権を握ったまま、代表の座にとどまり続ける


ということを、突然決めてしまったのだから。

この出来事を、たとえば国外のメディアや知人に向けて、合理的に説明できる人が、はたしてどれほどいるだろうか。


◾️「野田民主党・自爆解散事件」との共通点

けれども実を言えば、私自身はあまり驚かなかった。なぜならいまから5年前、民進党の前身である民主党のなかで、同じくらい奇怪な事件が起こったことをよく記憶していたからだ。それは2012年11月に、当時の野田佳彦首相が起こした「民主党・自爆解散事件」である。もう昔のことなので、忘れている人も多いと思うが、これは簡単に言えば、

当時、政権公約と真逆の政策(消費税増税)を「命をかけてやりとげる」と公言していた野田首相が、
自党の選挙準備がまったく整わない状況のなか※、野党の党首(安倍晋三・自民党総裁)との国会討論中突然解散に合意し、わずか2日後(11月16日)には本当に衆議院を解散して、230議席から57議席へという壊滅的な敗北を喫してしまった
そして政権を失ったにもかかわらず、野田氏はその後、政界から引退も離党もせず、そのまま党の実力者でありつづけた


という、きわめて不可解な事件である。
そしてこの事件は、

突然決まった衆議院選挙の混乱のなかで、
最高責任者が意図的に、党を壊滅させるような行動をしたにもかかわらず、
その後、議員辞職もせずに党内にとどまり、実力者としての地位を維持しつづけた


という点において、前述の「前原民進党・解党事件」と完全な相似形をなしている。
------------------------------------------------------------
※註 
この自爆解散事件の直前には、鳩山由紀夫元首相や、すでに離党していた小沢一郎元幹事長に対して、
「いまは絶対に解散しない」という野田首相からのメッセージが、民主党の主要幹部を介して伝えられていた。
だからこそ、あの「ヤラセの党首討論」(=そこで突然解散が決まったというフィクション)が必要だったわけである。

------------------------------------------------------------


◾️2つの奇怪な事件は、なぜ起きたのか

では、この2つの奇怪な事件は、いったいなぜ起きたのか。
その理由については、私などよりもはるかにわかりやすく、しかも、簡潔に説明している人物が存在する。
元航空自衛隊のトップ(幕僚長)であり、対中国強硬派、核武装論者としても知られる右派の論客、田母神俊雄氏である。

彼は、「前原民進党・解党事件」が起こった直後、自分のツイッターでこう述べている。

「希望の党ができて民進党は解散になる。
小池さんも前原さんも、日本の左翼つぶしに是非とも頑張ってほしい。
右と左の二大政党では、国がつねに不安定だ。
保守の二大政党制になってこそ、安定した政治になる。
〔現在の〕日本のおかれた状況で、憲法改正に反対しているような政治家には、国民生活を任せることはできない」
(2017年10月1日、下線筆者)

実にわかりやすい「解説」ではないか。
つまり、安全保障の問題から、左派(リベラル派)の影響力を完全に排除する――。

それこそが、今回の「前原民進党・解党事件」と、5年前の「野田民主党・自爆解散事件」のウラ側にあった本当の目的であり、グランド・デザインだったというわけだ。
実際、この2度の自爆選挙によって、かつて旧民主党政権に結集したいわゆるリベラル派勢力は、ほとんど消滅寸前まで追い込まれてしまった。


◾️「最悪の愚作」

そうした異常な行動を生みだした背景については、理解できないこともない。
私が『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』で指摘したように、安保条約や地位協定にもとづく戦後の日米間の法的な関係は
独立の直前(1950年6月)に起こった、朝鮮戦争のなかで生まれた「米軍への絶対従属体制」、いわゆる「朝鮮戦争レジーム」であり、
そのなかで日本政府は、米軍からの要求に対して、基本的に拒否する権利をもたないという、つらい現実があるからだ。

けれども、そうした米軍支配の構造のなかで、反対勢力を非民主主義的な手段で壊滅させるのは、これ以上ないほど愚かな行為である。
なぜなら日本の戦後政治には、ながらく、

自民党・右派          (安保賛成・改憲)
自民党・リベラル派(保守本流) (安保賛成・護憲)
社会党他の革新政党       (安保反対・護憲)


という3つのグループが、それぞれ約3分の1ずつの議席をもつという構造のなかで、
①と②が、安保体制を維持しながらも、あまりにひどい要求に対しては、
②と③が、あうんの呼吸で連携して、それを拒否するという政治的な知恵が存在した
からである。

けれどもいま、この②と③の勢力の多くが、一度民主党(民進党)に集められたのち、野田・前原の2度の自爆選挙によって壊滅しようとしている
その結果、訪れるのは、「朝鮮戦争レジーム」の最終形態である、「100パーセントの軍事従属体制」に他ならない

枝野幸男氏が新たに立ち上げた立憲民主党をはじめ、選挙を戦うリベラル系の候補のみなさんに対しては、心からのエールを送りたいと思うが、
今回どのような選挙結果が出たとしても、選挙後に姿を表すのは、巨大な「自民・公明・希望・維新」による保守連合体制であり、
その最終的な目的は、軍事問題についての「野党の消滅」、または「大政翼賛体制の成立」
なのである。


◾️選挙後に必ず起こる2つのこと

では、具体的に、これから何が起こるのか。
選挙後に誕生する巨大な保守連合の、新たな目標として設定されているのは、まちがいなく、

全自衛隊基地の米軍使用
核兵器の陸上配備


の2つである。
いずれも、以前から、アメリカの軍産複合体のシンクタンクで、集団的自衛権とともに日本の課題とされてきたテーマだからだ。

今回の選挙結果がどうであれ、日本の首相に選ばれた人物には、この2つの課題を早急に実現せよという、強烈な圧力がかかることになる

そのときわれわれ一般人は、いったいどう考え、行動していけばいいのか
その手がかりとなる情報を、以下、簡単にスケッチしておきたい。

「自衛隊基地の米軍使用」については、多くの人が知らないだけで、すでに進行中の現実である。
たとえば下の図のように、現在、富士山の北側と東側には、広大な自衛隊基地(富士演習場)が存在する。
ところが現実には、これらはすべて、事実上の米軍基地なのである。


富士演習場の地図(『赤旗』2013年8月26日)


富士演習場で実弾射撃訓練を行う米軍(米海兵隊HP)


というのも、この広大な自衛隊基地は、当初は米軍基地だったものが、1950年代から60年代にかけて、日本に返還されたことになっているのだが、
なんとそのウラ側では、日米合同委員会での密約によって、米軍が「年間270日間の優先使用」をする権利が合意されているのである。
年間270日、つまり1年の4分の3は優先使用できるのだから、これはどう考えても事実上の米軍基地なのだ。


◾️普天間は一度日本へ返還後、また米軍基地になる?

なぜアメリカの軍産複合体が、こうした「自衛隊基地の米軍使用」を、今後すべての基地に対して拡大しようとしているかと言えば、その理由は簡単だ。

「自衛隊基地」という隠れ蓑によって、基地の運用経費をすべて日本側に負担させることができる。
「米軍基地」への反対運動を消滅させることができる。
今後、海外での戦争で、自衛隊を指揮するための合同軍事演習を、常時行なうことができる。


米軍側にとって、いいことづくめなのである。

この「自衛隊基地の米軍使用」計画について考えるたび、私は非常に不吉な予感におそわれる。
なぜなら現在、日本への返還が正式に決定していながら、そこで勤務する米軍の上級将校たちが、
「いや、オレたちはここから出ていく予定はない」と言っている、不思議な米軍基地がひとつあるからだ。

沖縄の普天間基地である。

これからやってくる「大政翼賛体制」のもとで、一度日本に返還された米軍・普天間基地が、民間利用ではなく自衛隊基地となり、
さらには現在の地位協定と密約の組み合わせによって、事実上の米軍基地となる可能性は非常に高い
、と私は思う。

もし本当にそんな事態が起きたとき、われわれ本土の人間が、沖縄と一緒になって、「そこまでバカにするのか!」と、真剣に怒ることができるのか。
そうした事態についても、あらかじめ想定して準備しておく必要があるのである。


◾️「核兵器の本質」とは?

そしてここからが、もっとも重要な問題だ。
戦後日本の「国体」ともいえる「朝鮮戦争レジーム」は、いま最終局面を迎えている。
このまま半永久的に続いてしまうのか。それとも解消へと向かうのか。
実はこれまで、絶対に揺るがないように見えていたその体制が、終わりを告げる可能性が出てきているのだ。

そのことについて説明する前に、読者のみなさんには、ひとつだけおぼえておいてほしいことがある。
それは、「核兵器の本質」が、「置いた国と置いた国のあいだで撃ち合いの関係になる」ということだ。
そして、一発でも撃ち合えば、その被害があまりにも大きいため、両者の間には「恐怖の均衡」が成立する

アメリカとロシア・中国の間には、すでにこの「恐怖の均衡」が成立しており、両者が直接戦争する可能性が消滅して久しい。
そしてさらにいま、少し前まで誰も予想しなかったことだが、北朝鮮とアメリカの間にも、この「恐怖の均衡」が成立(※)しつつあるのである。
------------------------------------------------------------
※註 
北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の急速な発展の背後には、ロシアからの技術流出(または技術協力)の存在が確実視されており、現在でも精度はともかくとして、距離的にはアメリカ本土に届く可能性が高いと考えられている。

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◾️バノンが明かしたアメリカ政府の本音

米軍にすっかり支配された日本の言論空間のなかでは、決して語られることのない多くの事実がある。
「朝鮮戦争レジーム」の根幹である北朝鮮問題については、とくにその傾向が強い。
だから、われわれ日本人の常識は、世界の常識とまったく違ってしまっているのだ。

その証拠に、たとえば今年の8月、トランプ政権の本音をバラしすぎて解任された、トランプ大統領の側近中の側近、スティーブン・バノン首席戦略官の問題の発言を見てみよう(いずれも2017年8月16日のニュースサイト「アメリカン・プロスペクト」より)。

「北朝鮮問題に軍事的解決などない。まったくない。開戦30分で、ソウルの市民1000万人が通常兵器で死亡するという問題を、少しでも解決しないかぎり、(軍事的解決など)意味不明だ」

これはアメリカの本音というよりも、世界の常識だと言えるだろう。
1994年の第一次核危機で、「韓国側に50万人の死者が出る」という予測が出たために、北朝鮮への軍事攻撃を思いとどまったアメリカが、どうしていま、本格的な核の撃ち合いなど容認することができるだろう。
トランプも、もちろん本当はそのことをよくわかっている。

メルケル首相やプーチン大統領が、「北朝鮮問題に軍事的解決などない」とくり返し警告しているのは、トランプや金正恩に対してというよりも、
むしろ自分たちが一番危険であるにもかかわらず、なぜか声高に強攻策を主張しつづける、理解不能な日本の首相へのメッセージなのである。

「中国が北朝鮮の核開発を凍結させ、きちんとした査察を受けさせるなら、米軍を朝鮮半島から撤退させるという交渉もありえる。もっとも、かなり先の話になるだろうが」

バノンのこの発言も、多くの日本人にとっては、非常に意外かもしれない。
米軍が日本や韓国から撤退することなど、絶対にありえないと、ほとんどの人が考えているからだ。

しかし、国際的な常識からいえば、このバノンの発言は、ごく当然の話なのである。
朝鮮戦争(※)を、北朝鮮とともに戦った中国軍は、すでに1968年には、朝鮮半島から完全に撤退している。
休戦から64年もたつのだから、米軍も撤退するのが、本来は当たり前なのである。

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※註 
このときの米軍は、国連安保理で「国連軍旗の使用」などを認められていたため、「朝鮮国連軍」とよばれることもあるが、
軍の指揮権は、完全に米軍司令官がもっており、国連はいっさいそれに関与できなかったため、その実態が米軍であることは明らかである。

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◾️日本の未来を切り開くために

こうして生まれた新しい状況のなかで、私たち日本人が今後注意しておくべきことは、たったひとつしかない。
それは、総選挙後に始まる安全保障の議論のなかで、「核兵器の地上への配備だけは絶対に認めてはならない」ということである。

これから米軍、とくに日本と韓国に軍をおく米太平洋軍は、日韓両国に核兵器を地上配備させようと、猛烈なプレッシャーをかけてくるだろう。
もしもその圧力や巧妙な説得に負けて、日本と韓国が何百発、何千発もの核兵器を地上配備してしまえば、北朝鮮の攻撃対象は当然、日本と韓国へと向く
その結果、北朝鮮とアメリカの間の「恐怖の均衡」は崩れ、アメリカ本土は安全を回復する
結果として、韓国からの米軍撤退の可能性も消え、日本における「朝鮮戦争レジーム」も永遠に続くことになるわけだ。

誰だって、自分が核攻撃の標的になどにはなりたくない。
しかも日本は、世界で唯一の被爆国なのだ。
核兵器の地上配備など、認めるわけがないだろう。
多くの人がそう思うかもしれない。

しかし、そこには大きな落とし穴が隠されているのだ。
というのも今後、核兵器の地上への配備がおおやけに議論されるようになったとき、それがいくら公平な議論のように見えても、結論はすでに決まっているからだ。

それは、核を地上配備するのは、沖縄の嘉手納と辺野古の弾薬庫だということだ。


辺野古の新基地のすぐ隣にある弾薬庫地区。
広大な敷地に、写真のような台形の弾薬庫が40以上あり、最大1000発以上の核弾頭が、貯蔵できるようになっている。
(撮影/須田慎太郎)



◾️本当の平和国家になるために

私も6年前から本に書いているように、本土への復帰前は、沖縄に、最大1300発もの核兵器が地上配備されていた

そして嘉手納と辺野古には、当時それぞれ数百発の核兵器が貯蔵されていた、巨大な弾薬庫がいまもあって
さらにはそれを、「将来必要になったらいつでも使えるように維持しておく」という密約まで結ばれているのだ(1969年の佐藤・ニクソンによる「核密約」)。
黙っていれば、自然にそういう流れができてしまうことは確実だ。

けれども、この沖縄への核兵器の地上配備だけは、本土の人間も一体となって、日本人全員で、絶対に食い止めなければならない。

おそらく、身勝手な本土の人間たちは、
「沖縄なら自分は安全だ。核兵器だろうと何だろうと、配備すればいいじゃないか。オレには関係ない」と考えるかもしれない。
ところが、そうはいかない。

ここが問題の本質なのだが、北朝鮮対策という名目で、沖縄に核が配備されたとき、それは自動的に、中国との間で核の撃ち合いの関係を生み出してしまう、「恐怖の均衡」が成立するのである。
そしていうまでもなく、中国のもつ核兵器は、日本列島全体を瞬時に壊滅させるだけの威力をもっている

今回の「前原民進党・解党事件」でも、よくたとえに登場した、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の教訓を思い出してほしい。
「オレだけが助かればいい。ほかの奴らは地獄に落ちてもかまわない」と思った瞬間、われわれ日本人はみな、一体となって地獄へ落ちていくことになる。

同じように、核兵器の配備について「沖縄ならいいか」と思った瞬間、「核大国・中国との間での、永遠につづく軍事的対立」=「永遠の朝鮮戦争レジーム」という、最悪の結果がそこには待ち受けているのだ。

けれども逆に、核の地上配備を沖縄と連帯する形で、日本人全体で拒否することができれば、北朝鮮とアメリカの間で「恐怖の均衡」が成立し、
バノンが予言していたとおり、やがて北朝鮮の核開発の凍結とひきかえに、米軍は朝鮮半島から撤退し、日本の朝鮮戦争レジームも終わりを告げることになる
だろう。

われわれ日本人が望んでやまない、「みずからが主権をもち、憲法によって国民の人権が守られる、本当の平和国家としての日本」という輝ける未来は、その先に訪れることになるのである。


知ってはいけない 隠された日本支配の構造 著者・矢部宏治



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週末マンハッタンのおはなし

2017年10月09日 | 家族とわたし
以下の3枚は、載せ忘れていた2日前の木曜日の、地下鉄ユニオン駅の写真。






1週間のうちに、こんなに何回もマンハッタンに来るのは珍しいことなんだけど、

子ども時代に、あんたら双子?と、知らない人からいつも聞かれていたほどの仲良し従姉妹の娘さっちゃんが、
いつの間にやら立派な大人になって、結婚して、ニューヨークに新婚旅行で来ることを知り、

そらもう、会いに行かなあかんでしょ!?

ということで、5日間でマンハッタンやブルックリンを周るというコミコミのスケジュールだと知りつつも、お願いして会ってもらうことにした。

これまでずっと、雨が全く降らなくて困っていたのに、彼女たちが滞在している間は晴れの日が少ない。
別に自分がお天気を決めたり操作したりしている係ではないし、そんなことは全くできないのだけども、
せっかくの新婚旅行を、それも365日の中のたった5日だというのに、東海岸特有の爽やかな秋の空気を楽しめないだなんて、なんだか申し訳がないような気持ちになる。

この日は朝からレッスンをして、夫と二人、車でマンハッタンに向かった。

待ち合わせを彼女たちが泊まっている五番街のホテルにして、そこから少し離れたところの駐車場に止めようと思っていたのだけど、
街に入った途端、どこもかしこもとんでもない渋滞になっていてびっくり。
コロンバスデー(月曜日)の三連休の初日で、だからパレードも行われていて、天気は変だけどもいわゆる観光シーズン真っ只中。
ホテルの部屋からも、五番街の激しい渋滞が見えたのか、さっちゃんから「車すごいですね!すみません!お気をつけて!」というLINEメッセージが送られてきた。
いやいや、さっちゃんが謝ることじゃないから



無事に会えて、どこに行きたいかを聞いて(というか、夫が推薦したグランドセントラル駅になったのだけど)、みんなで歩いて行った。
夫はひでくんと、わたしはさっちゃんと並んで歩きながら、いろんなことを話した。
そしたらなんと、彼らは、今の夫とわたしと幼児だった息子たちの4人が、新しい暮らしを出発させた思い出の地である大津に新居を構え、4月から住んでいるというではないか!
不思議な糸がキラリと微笑んだような気がした。

グランドセントラル駅の、威風堂々とした佇まいを眺めながら食事ができるレストランで、尽きない話をしながら食事をした。
彼らは前日の夜に着いたところで、軽食以外のきちんとした食事を取ってなかったので、まずはお腹にしっかりとしたものを入れなさいと、ジジババのお節介が始まった。

まあほんとに、絵に描いたような良い人同士のカップルで、良い人っていう言葉の中には、優しいとか思いやりの気持ちが溢れているとか大人としての常識が身についているとか、色々あるわけだけど、
ここに二人の写真を載せられないのがとっても残念!

でもねひでくん、ひでくんがどんなに良い人で賢くても、よその家に嫁いで暮らす毎日の中で、さっちゃんはいろんな思いを抱えるはずだから、
もちろんひでくんは、さっちゃんを1番に大切にするだろうし、ひでくんの家族も、さっちゃんのような可愛い女性を愛しているだろうけれども、
それでもやっぱり、嫁ぎ先でふと、独りぼっちの自分をさっちゃんは何度も見たり感じたりするだろうから、
全力で愛して、守ってあげてね。
一度、大津とは全く違う環境だったけども、そして人としても全く違う性質だったけれども、そういう孤独を嫌というほど経験して、結局は夫婦になれなかったババからのお願いです。

…みたいなことを、初めて会って食事をしている、しかも到着して間もない、時差ボケ中でもある二人に、面と向かって言えなかったので、ちょっと書いてみた。

ランチの後は、夫の一押しのコーヒーが飲めるホテルへ。
マンハッタンはとにかく歩くことになる。
だから、上はスーツ姿でも、靴はスニーカーというのが、結構あちこちで見られる。
さっちゃん、持ってきたかなあ…。

お邪魔虫をして申し訳ない、などと言いながら、いつまでも話していたいわたしだったのだけど、
4時からの公開レッスン&ワークショップに出かけなければならないので、泣く泣く彼らと別れた。
時間がなかったのでタクシーに乗り、一直線に54ストリートまで上がってもらうだけだったのに、いやあ、やっぱり渋滞がひどくて2分遅刻した。

前回のワークショップも、参加した人全員がとても満足してくれて、数人のピアノ弾きさんたちからは、ピアノだけの公開レッスンをしてほしいという意見が出された。
今回もまた、ピアノの公開レッスンをしてほしいと言われたので、近々そういう機会を作ろうかという話になった。
こうした企画が、ACMAのメンバーの中級の人たちに、この会に入っていて良かったと思ってもらえるきっかけになったらいいなあ。

今週末の土曜日は、来年の1月と3月に行われるコンサートの、プログラム用の写真撮影がある。
その前にエリオットと合わせ練習をして、撮影後は定例のコンサートを聴きに行く。

いやもう、毎週末の充実っぷりについていけなくて、月曜日になってもヘトヘトな今日この頃なのである。
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小池氏「規制委が許可した原発再稼働はOK」リクルーター中山氏「首相は安倍さんがいい」えぇ〜?!

2017年10月06日 | 日本とわたし
小池さん、しがらみからの脱却だなんて言って、極右カルト団体『日本会議』のしがらみだらけです。

自分の親しい議員、これから繋がって市民からいろんな権利をむしり取る算段をしている維新や公明党の議員、それから立憲民主党に入らず無所属で立候補する元民進党議員には、刺客候補を立てない。

どうしてでしょう?
どうして、同じく安倍政権の独裁政治をやめさせようと立ち上がった立憲民主党の候補者に、いちいち刺客候補を対峙させるのでしょう?
自分たちのところに合流しなかった、金づるにならなかったからでしょうか?
野党共闘ではなく自分たちだけでやる、とでもいうのでしょうか?
そのために、前原代表を小使いに、野党第一党の民進党を引っ張り込み、踏み絵を踏ませ、多額の金をぼったくり、お得意のガンジガラメ作戦に出ました。

どのようなガンジガラメかというと、これは先の都議選で生まれた『都民ファースト』から抜け出した二人の都議からの証言で明らかになった事です。
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都民ファースト
各都議から毎月、政務活動費15万、党費は6万円を徴収。
毎月15万+6万、合計21万×55人で1155万円(そのうちお活動費だけでも825万円)が、都民ファーストに入金されている?!
このお金の使い道は今もわからないままで、所属している都議にも、情報は全く公開されていない

さらに、情報統制が敷かれていて、代表交代の際にも上層部だけが密室で決定していた。
少しでも上層部に意見をすると、後で役員に呼び出され、全員の前で、
「あのような発言は慎むように。そういうことは裏で言うように」と、圧力をかけた。

派閥の結成を防ぐために、都議同士の食事の禁止、メディアへの出演制限、1枚2万円のパーティー券購入ノルマなどがある。

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などなど、まさに小池独裁、やりたい放題の実情ですが、今の希望の党の内情はどうなんでしょうか?
情報が入ってこないという苦情、そしてお金だけ払わせて、結局選挙に出られないという人も出てきています。

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民進「埋蔵金110億円」の行方
【東スポWeb】2017年10月4日
http://news.livedoor.com/article/detail/13701107/

衆院選(10日公示、22日投開票)を目前に、民進党の枝野幸男元官房長官(53)が2日、新党「立憲民主党」の結党を表明した。
小池百合子東京都知事(65)率いる「希望の党」とは、理念・政策が異なると合流を拒否。事実上、民進党から“分党”する形で、資金面のメドもついた格好だ。
民進党にある110億円とも言われるカネの乗っ取りを画策していた希望にとっては、思わぬ誤算となってきた。

ー中略ー

希望が、民進党のリベラル・左派系の合流を拒否したことで、新たな受け皿が必要になった背景だけでなく、
ここにきて、希望の銭ゲバぶりが露呈し、批判が出始めたのも、枝野氏らの新党結成へ追い風となっている。

とにかく、希望の党はカネ、カネ、カネとなっていて、小池氏と(公認候補予定者)のツーショット撮影に3万円なんて、美肌修整などの写真加工費の手間があるから、かわいい方。
小選挙区と比例重複で、供託金600万円は持参するほか、党に100万~200万円の上納金が必要となる。
細野豪志元環境相が、夫が出馬予定の中山恭子参院議員にも上納金を要求して、恭子氏がブチ切れたらしい
」(永田町関係者)

希望は、衆院選後に、民進党を正式に吸収することで、金庫に眠る政党助成金など、約110億円とも言われる資金をまんまと頂戴する青写真を描いている。
小池氏は、「お金欲しさうんぬんに批判される方は全くの間違い。お金のしがらみをつくってはいけない」とカネ目当てを否定するが、民進党に支給された助成金を、国庫に返還するとの話は出てきていない。

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上記にも名前が出た中山恭子議員。
自身のオフィシャルサイトで、 「日本の核武装について検討を始めるべき」などと公言している極右議員ですが、
その夫である、これまたバリバリの日本会議信奉者、元日本のこころの中山成彬氏が、希望の党の重要な役割を占めています。
彼は小池氏から、リクルートの役割を依頼されているのですが、入党者の『思想チェック』をしているなどと公言しているのです。
『思想チェック』などと言う言葉が自然に口から出てくるのも驚きですが、そのようなことを公の場で言っても良いという中山氏流の常識が、本当に恐ろしくおぞましい。
彼は堂々と、思想チェックをする際には、特に民進党出身者の思想や動きを、厳しく牽制していると言うのです。

何という強烈な排外思想、そしてファシズム…そしてそして、コロコロ文章が変わる公約。

希望の党に所属する議員を非難するつもりはありませんが、このようなことがまかり通っている党の空気を吸い込み過ぎないよう、くれぐれも気をつけてもらいたいと思います。

今回の衆議院選挙では、比例代表九州ブロックに立候補する中山成彬元文部科学相ですが、
宮崎県庁内で記者会見した際に、首相に望ましい人物について
「小池百合子代表が(衆院選に)出ないなら、安倍晋三さんがいい」と言ったのです?!

へえー?
こんな人にまだそんな期待をかけてるあなたの常識を疑います。

http://bogonatsuko.blog45.fc2.com/blog-entry-1491.html

もう本当にムチャクチャというか、狂っています。

原発ゼロなんていうのもウソ!
先日3日に、鹿児島県で開かれた、東京五輪関連イベントでの囲み取材で、
「規制委員会がですね、客観的に科学的に総合的に判断されている再稼働については、これに異論を唱えることはございません」
と、はっきりと言ったのです。

マスコミは、特にテレビは、こういった情報も逐一伝えるべきです。
伝えないのなら伝えさせなければなりません。
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