ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

こんなにあるよ、接戦の選挙区!みんなが投票したら、もっともっと接戦地区が増えてワクワクするよ!

2017年10月20日 | 日本とわたし
こんにちは!
みなさんのところのお天気はどうでしょうか?
台風の影響はいかがですか?
今日は投開票日の前日、いよいよ明日は投票日です。
といっても、期日前投票は今日の夜8時まで開いてます。
選挙運動最終日とあって、あちらこちらでは候補の方々が、最後の呼びかけをしておられると思いますが、その声を聞きがてら、投票に出かけるというのも良いかもしれません。

で、その前に、あともう一度、しつこくいきたいと思います。

このJAPAN CHOICE、こんなギリギリに教えられても〜と、文句を言われそうですが、とても役立つ、面白い選挙特設サイトなので、ぜひ一度目を通してみてください。

JAPAN 🔴 CHOICE

日本地図上の県をクリックすると、地区別に候補者が出てきますし、各候補の政策比較や投票ナビ、選挙に関連する記事 や選挙カレンダーなどが、本当にわかりやすくまとめられています。

これは、
「投票しろ!だけ言うのは無責任」と思った(耳が痛いっ!)26歳の若者が作った、“頑張らない”選挙情報サイト。
「政治に興味を持て、勉強しろ、理解しろ、ってしんどいじゃないですか。頑張りたくない人が大多数なんですよ」
という思いで、これだけのものを作ってくださったのですね。

以下、引用はじめ:

「投票しろ!だけ言うのは無責任」
26歳が作った “頑張らない” 選挙情報サイト

【BuzzFeed】2017年10月17日
https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/japan-choice?utm_term=.ckrml89AMY#.oaDqR9M8o3

「投票を呼びかけるだけでは限界があるし、何より無責任だなと思ったんです」

運営するNPO法人『Mielka』の徐東輝さん(26)は、学生時代から、若者の政治参加を促す活動に携わってきた。

「投票しよう」。

同世代に向けて積極的にそう呼びかけてきたのは、他ならぬ自分自身だった。
その考えが変わったのは、2016年の米大統領選だという。

BuzzFeed Newsは、「JAPAN CHOICE」を立ち上げた経緯や、今、政治情報をわかりやすく伝えることに取り組む理由を聞いた。

投票前の10分だけでいい

「JAPAN CHOICE」では


● 地図をクリックして選べる、住んでいる町の候補者比較(小選挙区向け)
●「消費税増」「教育無償化」など、争点別にまとめられた各党の政策比較(比例向け)
● 20の質問に答えて、考え方の近い政党をマッチングする「投票ナビ」


などのコンテンツを掲載している。

意識したのは、必要最低限の情報を、コンパクトにまとめること。
徐さんは、「投票に行く前に10分でも、15分でも目を通してくれればいい」と、あっさりと話す。

学生の頃は、若者の投票率を上げるための活動をしていた徐さん。
自身が在日韓国人で、選挙権を持たない中、同世代に、権利を行使しない人が多いことが悲しかったという。

しかし、数年間にわたって啓蒙活動をする中で、迷いが出てきた。
これでいいのか?
もっと根本的な問題があるのでは?

投票する側に甘えるな

2016年秋、米大統領選に合わせて渡米し、3カ月かけて、各陣営の戦い方を見て回り、市民の声を聞き、NPOや第三セクターと議論した

最も大きな違いを感じたのは、情報公開への姿勢だった。

政治家側が、積極的に、自らのデータを公開するのは当たり前
そのデータを組み合わせ、有権者が求める情報を、わかりやすく伝えるメディアや団体が、いくつもあった


引用おわり:

******* ******* ******* *******

そしてもう一つ、
市民連合さんが、ツイッターに随時載せてくださっている、接戦が伝えられている各選挙区の応援画像を、まとめて載せてくださったサイトがありました。
掲載されている写真だけを紹介させていただきます。
画面上に、自分の選挙区がわからない方用のコンテンツもありますので、ぜひ確認してください。

選挙に行っても何も変わらない」は嘘だった!
接戦の選挙区はココだ!

【みんパラ★市民アクションパラダイス】2017年10月18日
http://citizenopinion.jp/2017/10/18/sessen/































































あなたの一票は、決して無駄なんかではありません。
意味がないこともありません。

自分一人が選挙に行かなくても何も変わらない、というのは間違いです。

今日の二つのサイトを、10分でもいいです、ちらっと目を通してみてください。

******* ******* ******* *******

そして最後に、徳島大学で政治学を教えておられる饗場和彦教授からのメッセージを紹介させていただきます。
以前から民進党の議員を応援していたが、今回の離党騒ぎで気持ちが揺らいでいる方に、是非とも読んでいただきたいと思います。

希望に行っても全くブレてない旧・民進の人たち
2017年10月20日
饗場和彦(徳島大学教授・政治学)

希望の党に行った民進の人は変節漢だーー。
安保法制や憲法など、今までの主張と矛盾しているじゃないかーー。

そんな攻撃を受けている、旧民進党の候補者をよく見かけます。
しかし、こうした批判を言う人は、うわべだけしか見ない思慮の浅い人か、弱みにつけこむ悪意ある人か、どちらかです。
ことの本質において、旧・民進の人らにぶれはありません。

この選挙で、野党が目指す究極の目標は、安倍政治を止めることです。
ジリ貧の民進党より、小池人気の希望の党の勢いに乗ったほうが、この目標に近づきやすい。
それが、希望の党との合流と言う、前原・民進党の捨て身の策でした。
ところが、その頼みの小池さんの「排除」発言が、致命的なターニングポイントになり、一気に勢いが急落。
結局、立憲民主党ができ、共産党も対立候補を立て、野党が乱立する事態に陥りました。
小選挙区で分裂して戦えば、勝てるはずがありません。
今回の選挙は、安倍さんの完勝で終わるでしょう。

本来、小池さんが、民進党の人全員を受け入れ、知事を辞めて選挙に立てば、初の女性総理を旗印に、かなりの風を吹かせたはずです。
選挙結果は与野党が伯仲し、野党連立政権が安倍政権に取って代わった可能性もあります。
結局、旧民進党の人たちは、小池さんに振り回され、だまされた形です。
この人たちは、当選しやすいから信念を曲げて党を移ったのではなく、安倍政治を止めるという信念を通すために、党を移ったわけです。
裏目に出てしまいましたが、それは民進党の人が悪いせいでなく、小池さんの失敗のせいです。
なので、民進党の人の変節をあげつらうのは的外れで、むしろ同情に値します。

でも、希望の党と政策が違うじゃないか、という疑問はどうでしょうか。
これも、矛盾というほどの違いではありません。

安保法制については、政策協定書(=踏み絵)の原案では、
「限定的な集団的自衛権の行使を含め、安全保障法制を基本的に容認し」とあったのが、最終文書では、
「安全保障法制については、憲法にのっとり、適切に運用する。その上で不断の見直しを行い」と変わりました。

「憲法にのっとり適切に運用する」のであれば、そもそも安保法制は憲法にのっとっていない違憲の法制だから、適切に運用できない=凍結というロジックが可能です。
また、「不断の見直し」を行うのですから、安保法制の修正の道が開かれています。
「容認し」という言葉を消したのは、反対の考えがあってもいいから消したのです。
なので、安保法制に反対してきた民進党の人は、希望の党の中でも、従来の立場を維持できる余地があります。

憲法はどうか。
旧・民進の人は、基本的に護憲派です。
希望の党は、9条も含め改憲を目指しますが、原発ゼロを憲法に明記する考えも示しています。
安倍さんの言う改憲案は論外とはいえ、そもそも市民にとって良い改憲なら、改憲もあっていいはずです。
例えば、憲法裁判所の設置(これがあれば、そもそも違憲の安保法制は、裁判所によって否定されていた)や、
首相の衆議院解散権の制約(これがあれば、安倍首相の自己都合による今回の解散はなかった)などは、良い改憲でしょう。
なので、改憲の議論自体は受け入れる、しかし、なんにせよ9条だけは変えない。
そういう考え方であるなら、希望の党の中でも、一つの立場として折り合えます。

このように、希望の党に行った民進党の候補者は、安倍政治を止めるという一点において、全くぶれはなく、政策も従来の主張と矛盾はない、と言えるわけです。
コメント (3)
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うるさく言ってすみません。でも今日か明日、どうしても投票に行ってもらいたいです!お願いします!

2017年10月20日 | 日本とわたし
投開票当日は、台風のために天候が荒れると予想されています。
投票所が早めに閉められる可能性も大きいです。




さて、国政選挙にはもう一つ、選挙があります。
それは、最高裁判官の国民審査です。

でも、審査しろってったって、どんな裁判でどんな判決を出してきた人で、どんな人となりなのか、マスコミはほとんど伝えません。
有権者であればそれぐらい自分で調べろ、ということなんでしょうか?
それならばと、総務省のホームページに掲載されている『最高裁判所裁判官国民調査広報』っていうのを見てみたら、
加計学園と強い繋がりがあることでネットでは有名な木澤氏の略歴の中に、『加計学園』の『カ』の字もありません。

あれれれれ〜?

この人は、アノ加計孝太郎氏の大学時代の同級生
2016年の7月に最高裁判事に就任した時には、「初の立教卒の最高裁判事」と、話題になった人です。
でもこの人、2013年から、加計学園の監事を勤めているのですよ。
もちろん安倍首相とも、一緒にゴルフを楽しむこともあるようです。


さて、最高裁判事は、裁判所法第39条によって、内閣が任命することになっています。
内閣が任命…ということは、総理大臣と国務大臣によって閣議決定されるわけです。

ただ、第二次安倍政権以前では、内閣が任命といっても、
最高裁の人事担当が、推薦された適任者の名前を書いた用紙を、事務方トップの副官房長官に提出し、内閣が自動的にそれを認めて任命する、というのが慣例になっていました。

なぜかというと、政治権力による露骨な人事介入に対する、防波堤の役割を果たすためです。

ところが、第二次安倍政権以降、
人事調整を行う官僚トップの杉田和博内閣官房副長官が、この『慣例』を破り、最高裁判事を任命する内閣の特権を、強行に行使し始めたのです。


杉田和博
警察官僚。内閣官房副長官。官僚トップ。
元内閣危機管理監。
前川潰しに動いた、安倍の謀略政治の要
子飼いには、内調トップ、 内閣情報官の官邸のアイヒマンと呼ばれる北村滋 がいる。

いやはや、安倍首相の加計学園イケイケゴーゴー大作戦は、最高裁判事という所にまで行き渡っていたのですね。
この木澤氏を最高裁に置いておくのは、血税を私物化して好き放題する政治家を、さらに冗長させてしまうことになりますよ。
でっかい✖️を記入しましょう!


もっと詳しくはこちら!

【衆院選同日/最高裁国民審査】加計のオトモダチ裁判官を罷免するチャンス
【⭐︎Dancing the Dream⭐︎】2017年10月7日
https://ameblo.jp/et-eo/entry-12317247287.html

引用はじめ:

■安倍内閣による司法介入にNO‼️
加計のオトモダチ裁判官を罷免しよう



■具体的に、だれに ✖️をつけるべきか?
慣例無視 強引に内閣が任命した裁判官


●木澤克之


2016/6/17に行われた政府閣議において、最高裁判所判事に木澤克之氏の就任が決定された。
木澤氏は、弁護士で、加計学園の監事であり、立教大学出身で、学園理事長の加計晃太郎とは同窓生
任期は、2016年7月19日から2021年8月26日。

●山口厚


それまで、最高裁判事の「弁護士枠」は、日弁連が示した5人程度のリストから選ばれるのが「慣例」だった。
ところが、2017年1月13日、日弁連の推薦リスト7人には入っていない人物が、判事に任命された。
弁護士出身の大橋正春判事の事実上の後任に、山口厚氏を内閣は任命した。
山口氏は、著名な刑法学者で、昨年8月に弁護士登録をしたばかりで、開業の経験はない
弁護士枠は保たれたというよりも、人事権を用いて司法の独立性に介入してくるのは、この政権の「手口」だろう。


引用おわり:


何だろうこれ?と思いながら無視するか、適当に✖️をつけるか、わたしも含む多くの人たちが、そんなふうにして適当に扱ってきた最高裁判事国民審査。
でも、アノ安倍内閣が選んだ最高裁判事を、わたしたち国民が承認するかどうかの審査ならば、いや待てよ、ちゃんと調べようじゃないかと思うわけです。
なにしろアノ安倍内閣ですから。
ただし、◯をつけてはいけません!
✖️以外の記載をすると、すべて無効になってしまいますので、気をつけてくださいね。



今一度、この5年間、安倍政権が続いたことによって、富める人はさらに富み、貧困に苦しむ人は増大しました。
ここ数日間で、安倍政権にとって不利益になる動画や文章が、ネット上から次々に消されています。
報道は萎縮し、記者クラブはただの速記クラブになり、記者としての気概も責任も持ち合わせていない腑抜けだらけになりました。
消費税を上げる代わりに福祉を充実させるなどと言って、実際には福祉を蔑ろにし、借金返済に回し、年金を株の運用に使い、大きな損失が生じています。



そして一番恐ろしいのは、緊急事態条項という、独裁政治の要となるものを、憲法に書き込もうとしていることです。
これをさせてしまうと、憲法そのものが破壊されてしまうことになります。

この政権の長である安倍晋三氏にとって、国民はただの数、金ヅル以外の何者でもありません。



投票に行く人が二人に一人という、民主主義国家としては恥ずかしい棄権行為は、こういう事態を招き、国会に独裁一強政治を蔓延させてしまいます。
投票率が70%を超えると、このような不可思議な数字にはなりません。



野党の中でも、国会でキレの良い、国民の立場に寄り添う内容の質問をし続けてきた共産党の議席を、減らすことのないよう、比例の投票先がまだ決まっておられない方は、共産党と記入してください。



投票に行け行けと、うるさく言ってすみません。
でも、どうかよろしくお願いします。
コメント (2)
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