ジェットレーシング在厩のピークブルームは、おもに角馬場での調整後、周回コースでハッキングを消化しています。1月初旬の馬体重は460kgです。
◇毛利調教主任のコメント 「移動後の数日間は落ち着きを欠いていましたが、跨り始めてからは大丈夫。特にピンポイントで疲れや痛みはなく、どうやら大きく消耗したという感じではなさそうです。来週後半ぐらいから通常の調教メニューに移行し、その感触やリアクションを窺っていきましょう」
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前走の疲れやダメージについては大したことはなさそうで、来週末には通常の調教に入っていけそうとのことです。デビュー戦も2戦目も、正直、期待ほどのパフォーマンスを見せてくれませんでしたから、ここで長期休養にならずに済みそうなのは良かったです…と言いつつも、本当に長期離脱にならないかどうかは分かりませんけれど(^^;)
いずれにしても、本馬については精神面を含めた成長が必要な気もしますので、そこはジェットレーシングの皆さんにしっかり見極めて頂きたいところ。。心身のバランスと調教量が噛み合ってくれば、きっとやれる馬だと思っていますので、(立場弁えずの贅沢で申し訳ないですが)次(かその次)のレースでは、目先の一勝以上の可能性を感じさせて欲しいです!
【2023/12/28中山4R 2歳未勝利(芝1800m)でのピークブルーム:公式HPより】
ジェットレーシング在厩のセントアイヴスは、引き続き、おもに角馬場にてハッキングを中心に調整されています。1月初旬の馬体重は513kgです。
◇毛利調教主任のコメント 「念のためレントゲンで色々とチェックしてもらいましたが、特に悪いところはありませんでした。ただ、昨年下半期の疲れが溜まっているのでしょうか。もうひとつ体のバランスが戻ってこない感じなんですよね。体がしっくりくるまでの間はリフレッシュを優先させ、その後より通常の調教メニューに移行していければと考えます」
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第一印象を「馬っぷりが良く素直な性格をしている」と語ってくれた毛利調教主任ですので、基本的には前向きに考えてくれているはずですが、どうやら昨年末に続けてレースを使ったことが、多少、尾を引くことになるのかもしれません。
ということで、今後の方針や復帰時期のイメージは概ね疲れが取れてからになりそうです。
格上挑戦でも必ず勝てる…との手応えがトリフィスほどはないだけに、この現役続行を成功につなげるためには、転厩初戦のパフォーマンスがとても大切になってきます。(障害にチャレンジするなら話はまた別!)
なかなか難しいチャレンジですが、諸々含めてくれぐれもよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
【2023/12/16中京7R 3歳以上1勝クラス(ダ1800m)でのセントアイヴス:公式HPより】
ジェットレーシング在厩のアスロスは、現在はウォーキングマシン30~35分を消化しています。1月初旬の馬体重は467kgです。
◇毛利調教主任のコメント 「経過に異常は見られませんので、今週から運動時間を30~35分に延長しました。少しとはいえ体を動かすことにより、フォルムも変わってきたように感じます。月内にもレントゲン検査をおこない、騎乗に向けての目安をイメージしていければと思っています」
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年末のウォーキングマシン20分が30~35分に延長、少しずつ前進してくれています。
先はまだまだ長いですが、今月中のレントゲン検査の結果次第で『いつ頃から乗り出せるか』がイメージできるかもしれないとのことなので、まずはその報告を待ちたいと思います。
毛利調教主任のコメントから、ウォーキングマシンのみでもジッとしているよりだいぶマシなことは伝わってきますし、今までのところは(精神面、体調面ともに)順調に回復していると思って良さそうですm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、現在は、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇田中克調教師のコメント 「以前は寒さに強く、暑さに弱かったのですが、去勢後はそれが逆転したのではないかと思わせるくらい、寒くなってくるにつれてトップコンディションになりづらくなってきました。どこが悪いというわけではありませんので、厳寒期がひと段落したところで状態も上向いてくるものと考えます。体の硬さについては去勢後から格段に改善できていますので、引き続き馬の状態を確認しつつ、しっかりと調整していきたいです。少しお時間をいただけたらと思います」
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暑さに弱いと言われ続けてきたプライムラインが、去勢によって寒さに弱くなってしまった…みたいなことが本当にあり得るのかどうか分かりませんが、ホルモンのバランスが変わり、それが体型の変化にも表れているとしたら『そういうことがあってもおかしくないのかな?』と思えなくもありません。(本当なのかなぁ…(^^;))
まあ、寒いのも暑いもの嫌いと言われるのが最悪なので、結果的にこの冬場に調子が上向かないとしたら、それほど寒くない季節=春夏秋の間に頑張ってもらえれば。。ということしか言えないっすね。
いずれにしても、去勢明けのレースで力を出せていないのは事実なので、多少の時間をかけてしっかり調整するのは良いと思いますし、その覚悟も当然ながらできています。あとは、できれば寒い暑いの話ではなく、様々な可能性を探りつつ今年もオープン入りに挑戦していくぞ!的なお話が聞けたらありがたいです(^^ゞ
【2023/12/17阪神 御影ステークス(3勝C/ダ1400m)でのプライムライン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のマジックブルーは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、ウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の速めを乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「右前にソエの反応が出ましたので、年明け一週間はハロン17秒ペースまでで大事を取りました。すぐに落ち着いてきたこともあり、今週からは再び速めを織り交ぜていますが、まだ弱いところを残しているのかもしれませんね。引き続き、慎重にトレーニングを重ねていきたいと思います」
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昨年末には坂路56秒台を継続したいましたが、右前がソエ気味となって少しペースを落としたようです。
ソエの症状は大したことがなさそうですが、これは小泉厩舎長も仰る通り、馬がまだ幼く身体ができ上がっていない証拠のようなものですからね。年が明けて3歳になると、早く勝ちたい気持ちが出てくるものの、本馬のような晩成タイプには、無理に仕上げてレースを使うより成長に合わせたトレーニングの継続が大切なのではと思います。
その意味では、ソエがすぐに落ち着きつつあるのは本当に良かったです。ペースが落ちたと言っても17秒程度まではやれていますから、むしろ良い小休止、成長促進になったのではと(都合良く)考えておきます(^^ゞ
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースで軽いキャンター1000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1~2回、15-15程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「少しずつペースを上げており、今週は半マイル59秒1で登坂。馬自身が前へ前へガーッと突っ込んでいこうとするのをこちらが宥めながらの調整となっています。引き続き、体を起こして走れるように仕向けていきたいですね」
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年末に坂路に入り始めて今は15-15プラスアルファまで。ペースについては上げる気になればいつでも上がる馬ですから、それよりも、「馬自身が前へ前へ突っ込んでいこうとするのを宥めながら」という部分の調整が重要になってきますね。
と言っても、本馬の癖や良い時、悪い時をすべて把握しているチャンピオンヒルズさんですから、時間さえかければほどなく良い頃の走りを取り戻してくれるでしょう。
この10日には一緒に海外に遠征し、世界をアッと言わせた兄貴分のパンサラッサが登録抹消になりましたので、今後は名実ともにこの馬が広尾TCを引っ張る存在にならなくてはいけません。正直、ここ数戦の内容を見ると若干心許ない気がするものの、本来の素質ではパンサラッサに負けず劣らずの馬ですからね。
2024年は本馬にとっても勝負の一年になるはずです。そのスタートをがどのレースになるかは別にして、もう一度バスラットレオンらしい走りを取り戻して欲しいと思いますm(_ _)m
【2023/11/19京都 マイルCS(G1/芝1600m)でのバスラットレオン:公式HPより】
テラステラは、10日、チャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
◇小泉厩舎長のコメント 「想像していたほどテンションは高くありませんが、逆に少し疲れているとも考えられますからね。レースが続きましたので、まずは心身ともにしっかりとケアしてあげたいと思います。様子を見つつ、目下は存分にリフレッシュを促してあげましょう」
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中山マイルでの一戦を終え、チャンピオンヒルズへ放牧となりました。
前走の内容を改めてリプレイで確認すると、やはりゲートは出負け気味。それを取り返そうと急かした結果、必要以上に掛かってしまい…という悪いパターンにハマってしまいましたね。今後についてはリフレッシュをしたあと、また厩舎の皆さんで考えて頂けると思いますが、個人的には小倉の1800mなんてどうだろう?と勝手に想像したりしています。
テラステラが負けた翌日、1/9には早くもモズアスコット産駒の弟が生まれていますからね。
兄貴としても厩舎の期待馬としても、いつまでも2勝クラスで燻ってもらっては困りますので、ひと息入れてフレッシュな状態になったあと、これまでの鬱憤を晴らすような走りを見せて欲しいと思います。頑張れ!
【2024/1/8中山12R 4歳以上2勝C(芝1600m)でのテラステラ:iphoneで撮影(^^;)】
三重ホーストレーニングセンター在厩のトリフィスは、現在はダート馬場で軽いキャンター1000mを消化しています。
◇伊藤場長のコメント 「ダクを乗り出した後も特に熱感や張りはありませんでしたので、今週から軽目のキャンターに移行しました。まずは1000mから始めていき、徐々に距離を延ばしていきたいですね。体はガレておらず、これから乗り進めていくなかで、その肉づきに張り感が出てくるものと思われます。経過は良好です」
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昨年末に騎乗運動を再開、年明け2週目になり軽いキャンターまで進んでくれました。馬体が萎んでいないことも含めて、ここまでの回復状況はとても良い感じに思えますので、この調子で可能な限り早い復帰をめざして欲しいと思います。
経験馬相手の格上挑戦だったデビュー戦で惜しい2着と素質の高さを見せたとは言え、客観的には本馬は立場の弱い未勝利馬ですからね。出来るだけ早く復帰をし、出来るだけ早く一つ勝って安心させて欲しい。。慌てちゃちゃイカンと分かっていても、レースさえさせてくれたら勝てるのに…と考えてしまうと、どうしても気持ちが急いてしまいます(^^ゞ
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン20秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「その後も脚元が落ち着いていることから、今週よりテンからハロン20秒ペースで登坂。週末には18秒までペースを上げてみることも検討中です。まずは目前のひとやまを越えてくれた感じでしょうか。休んでいたぶんの緩みがありますので、調教の継続により引き締めていければと思います」
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ハロン20~24秒を行ったり来たりという、ここ数週間続いていた気持ちの悪い状況からは一歩踏み出すことができそうです。もちろん油断はできないのでしょうが、小泉厩舎長の「目前のひとやまを越えてくれた感じ」を信じたいと思います。
次は週末の18秒をクリアして脚元に問題が出ないかどうか。少しずつ確認しながらの前進にはなりますが、いずれこの苦労が完全復活に繋がるはずですので、何とか乗り越えて欲しいと思いますm(_ _)m