【フェアリーS】芦毛馬イフェイオンがクビ+クビ差の大接戦制す!:サンスポZBAT!
(フェアリーステークス、2024年1月7日 15:45、G3、中山11R、芝・右外1600m)
第40回フェアリーステークス(3歳オープン、G3、牝、芝・外1600m)は、西村淳也騎手の5番人気で芦毛馬イフェイオン(栗東・杉山佳明厩舎)が未勝利戦から連勝で重賞初制覇。好位の4、5番手追走し、直線で勢いよく急坂を駆け上がって先頭に立つと、最後は二枚腰を発揮して押し切り大接戦を制した。タイムは1分34秒0(良)。
クビ差の2着にはマスクオールウィン(6番人気)、さらにクビ差遅れた3着にラヴスコール(4番人気)が入った。なお、1番人気のスティールブルーは追い込み届かず4着に敗れた。
フェアリーSを勝ったイフェイオンは、父エピファネイア、母イチオクノホシ、母の父ゼンノロブロイという血統。通算成績は3戦2勝。重賞は初勝利。杉山佳明調教師はJRA重賞初勝利、西村淳也騎手はフェアリーS初勝利。
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中山マイルで行われた3歳牝馬重賞、フェアリーSは社台RHのイフェイオンが優勝しました。イフェイオンは前走の未勝利戦(京都マイル)で1分33秒3の好時計勝ちを飾っていましたので、このぐらい走る実力はあったということですね。
本当の一線級と当たった時にどうなるかは分かりませんが、残り200m地点から後続の追撃を凌ぎ切った根性は立派でしたし、エピファネイア×ゼンノロブロイという本格的な配合なので、これからが楽しみな一頭と言えるでしょう。
それにしても、ここ数年はすっかり社台ファーム、社台RHが勢いを取り戻しつつありますね。一時はノーザンファーム、サンデーRCなどのノーザンファーム系クラブに圧倒されていた印象でしたが、生産・育成において様々な施策を打ってきたことは漏れ伝わっていましたし、それが見事に結果に繋がっている…ということなのでしょう。
広尾TC的は大社台さんに喧嘩を売れる立場じゃないのでアレですが、それでも競馬である以上は勝つチャンスがゼロじゃないのも確かなので。。たまには小粒でもピリリと辛いところを見せたいよね…と、謙虚な姿勢で張り合いたいです(^^ゞ
そう言えば、今日の広尾TCはドグマとグランツベリーがともに5着、いずれも直線中ほどまでは『勝つまであるか?』と思わせる内容でしたので、明日のテラステラには2頭のかたき討ちを含めて是非とも頑張ってもらい、パンサラッサの引退式前に片目をあけておきたいです。相手もあるので簡単ではないでしょうが、何となくイケるんじゃないかと思います!
**2024/1/7中山11R フェアリーステークス(G3/牝/芝1600m)・良**
フェアリーステークス【2024年1月7日中山11R】出馬表、予想:競馬ラボ
netkeibaさんがこんなポストをしていました。
2023年の種牡馬の獲得賞金世界ランキングは
— netkeiba (@netkeiba) January 5, 2024
1位 ロードカナロア
2位 ドゥラメンテ
3位 ディープインパクト
4位 キズナ
5位 ハーツクライ
…でベスト5を日本が占めるとのこと。
なおロードカナロアとドゥラメンテの差は約978万ドル。パンサラッサが獲得した🇸🇦サウジC1着賞金1000万ドルがそのまま差に。 https://t.co/wRmJZkbCFp
日本における2023年の種牡馬ランキングは以下の通りでありまして、1~5位の顔触れは変わらないものの、世界のビッグレースを制している1位ロードカナロアと3位ディープインパクトの順位が下がっているんですよね。
1位 ドゥラメンテ
2位 ロードカナロア
3位 キズナ
4位 ハーツクライ
5位 ディープインパクト
ロードカナロアについてはパンサラッサがサウジカップを勝っており、ディープインパクトはオーギュストロダンが英愛ダービーやBCターフを勝っていますから、『その分は計算に入れない』と言われたら当然順位は下がるワケです。
日本の種牡馬ランキングにおいて、海外レースの賞金を計算外にすることの意味はさて置いて、よく似た事例としてゴルフの『メルセデスランキング』というのがあり、ちょっと面白いなぁと思ってしまいました。
女子ゴルフの事例を簡単に紹介すると、昨年、一昨年とJLPGAの年間チャンピオンは山下美夢有選手だったわけですが、その順位は獲得賞金ではなく大会ごとにあらかじめ設定されたポイントの獲得を競う『ポイント制』で決まっています。数年前までは『賞金女王』という形で年間チャンピオンが決まっていたものの、高額賞金大会を勝った選手が突然上位になってしまうのは正しい評価にならない…などの判断があり、現在のメルセデスランキング方式が導入されたわけです。
ちなみにメルセデスランキングについては海外メジャー大会などにもポイントが設定されており、国内では今ひとつ勝ち切れなかった申ジエ選手が、海外メジャーで好成績を上げて獲得したポイントをベースに、最後まで山下選手と女王争いを演じたのは記憶に新しいところです。(ゴルフに興味のない方には何のこっちゃでしょうけれど(^^;))
まあ、これはもうどちらがどうという話ではないので、いや、どちらの考え方もあると思いますので、単に面白がっていればよいんじゃないかとも思いますが、あえて言うなら私の中での2023年リーディングサイヤーは世界で最も稼いだロードカナロア、ロードカナロアの代表産駒はサウジカップで1000万米ドルを稼いだパンサラッサということになっています。
その上で、あえて新たな提案をするとしたら、監督官庁との合意で決められている『日本で馬券が発売される海外レース』の賞金は、普通に獲得賞金に算入しても良いんじゃないかと思いますが、どうなんでしょうね(^^ゞ