【京都金杯】伏兵コレペティトールが最内を突いて今年最初のJRA重賞を制す:サンスポZBAT!
(京都金杯、2024年1月6日 15:35、G3、京都11R、芝・右外1600m)
1月6日の京都11Rで行われた京都金杯(G3、芝1600m)は、岩田康誠騎手の8番人気コレペティトール(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎)が最内から脚を伸ばして差し切り、今年最初のJRA重賞を制した。タイムは1分33秒8(良)。
ドルチェモアがスタート直後の先行争いを制して後続を引っ張る。コレペティトールは中団のインを追走し、直線を向くと鞍上からのムチに応えて最内を突いてゴール前で抜け出した。
半馬身差の2着にはセッション(3番人気)、さらにアタマ差遅れた3着にトゥードジボン(1番人気)が続いた。
コレペティトールは、父ジャスタウェイ、母ベガスナイト、母の父Coronado's Questという血統。栗東・中竹和也厩舎。戦績は10戦5勝。重賞は初勝利。
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何だかんだはあるにせよ、岩田康誠騎手は今年も健在ですねぇ。。
最内狙い、イン突きは京都外回りの定番とは言え、レースリプレイでスタートから3角まで、4角手前から直線に入っての立ち回りを確認すると、さすがに伊達に歳くってるわけじゃないのがビンビン伝わってきます。
もちろん、コレペティトールに鞍上の指示に応える能力あってこその話ですが、岩田パパが敵に回すと怖いジョッキーなのは間違いないですし、逆に、古くはステラリードの函館2歳Sでお世話になったことが鮮明に思い出されます。
上手く先行して惜しくも2着に敗れた坂井瑠星騎手にとってはアンラッキーなレースになってしまいましたが、ベテラン、中堅、若手がそれぞれの持ち味を出し切って勝負をしてくれると、競馬はホントに面白いと再確認させてもらいました(^^)
**2024/1/6京都11R 京都金杯(G3/芝1600m)・良**
スポニチ賞京都金杯【2024年1月6日京都11R】出馬表、予想:競馬ラボ
宇治田原優駿ステーブル在厩のジーベックは、おもにトラック2000mのウォーミングアップ後、坂路でハロン21秒ペースのキャンター1本を乗られています。1月上旬の馬体重は471kgです。
◇松山担当のコメント 「体力、筋力ともに緩んだ状態からの再スタートになりますので、あくまでも本馬のバランスを重視した調教メニューでじっくりと。前進気勢があることですし、こうやって慎重に進めていくうちに自然とコンディションが上向き、時計も詰めていくことができるものと思われます。まずは休んだぶんを取り戻すところから。それが一番の近道になるのではないでしょうか」
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坂路調教が始まってから2、3週間しか経っていませんからね。ゼロからの再スタートになってしまったことも考え合わせれば、まだ、時間をかけてじっくり乗り慣らしている段階なのは仕方がありません。
それでも体調面、精神面ともに問題はないようですし、時間さえかけてあげれば、そのうちに状態が上がっていく手応えがあるのはありがたいです。前回の近況では「乗り味良好で雰囲気がある馬」とのコメントを貰っていますので、体力、筋力の回復とともに、自然に時計が詰まっていく流れで良いんじゃないかと思います。
現状からすると、さすがに新馬戦には間に合いそうもありませんが、経験馬相手なんて気にしないレベルの走りを見せて欲しいですし、その可能性は充分にあるんじゃないかと思っています!(希望的観測ですけど(^^ゞ)
ジョイナスファーム在厩のトゥジュールは、引き続き、日に2~3時間ほどのサンシャインパドック放牧により管理されています。
◇稲村場長のコメント 「年末にエコー検査をおこなったところ、『4回目のPRP注入でカバーしきれなかった箇所がまだ完全ではない』ことから、『もう1ヶ月、放牧で我慢』(獣医師)することになりました。冬場ということもあるのでしょうか、見た目はスカッと枯れており、触った感じもひんやりして安定していますので、あとは中身の問題。今月末頃の検査を待ちたいと思います」
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一応の覚悟はしていましたが、年末のエコー検査においても大きな進展は見られなかったようです。
まあ、重い損傷の場合はそれが急激に良くなることはないでしょうから、現状については仕方がないことですし、回復基調がもっとハッキリしてくるまでは我慢を続けるしかありません。(見た目はもう枯れているようですが…)
次は今月末のエコー検査でどうなるか…。
引き続き大きな進展までは難しいとしても、微々たる良化を積み重ねていくことで、気づけば気温の上昇とともに運動が始められる状態になっていた、みたいな感じになればと思いますm(_ _)m
【ジョイナスファーム在厩のトゥジュール:公式HP(2023/11/28更新)より】