今週から新馬戦が始まっています。昨日6/6は東西で芝1600m戦が行われ、阪神ではキズナ産駒のダディーズビビットが勝ち、モーリス産駒のウインメイユールが2着、府中ではマツリダゴッホ産駒のウインアグライアが勝ち、モーリス産駒のブエナベントゥーラが2着という結果でした。
ロードカナロアやキズナといった実績種牡馬の産駒の中で、新種牡馬モーリス産駒が互角に戦ったのは、同じモーリス産駒のカイザーノヴァを抱える私にとっては嬉しいことです。いや、府中で2着になったブエナベントゥーラはブエナビスタの仔、ノーザンファームが確勝を期して送り込んだ単勝1.5倍の馬なので、当然2着ではご不満でしょうが、傍から見ればそんなに悪い競馬ではなかったです。
ちなみにブエナベントゥーラは母父スペシャルウィークなので、カイザーノヴァと血統構成がよく似ています。昨日のレースでは追い出されてからギアが上がるまでに時間を要し、また、一旦先頭に立ったあとに内から来たウインアグライアにキレ負けしたところなど、『追ってからの反応と最後の頑張りが課題』とのカイザーノヴァに対するコメントが思い出される内容でした(^^ゞ
それでも2歳のこの時期にあれだけしっかり競馬ができたのですから、全く悲観する必要はないでしょう。ましてやモーリスは底力系晩成血統ですから、今後の成長次第でかなり上位の活躍も期待できそうです。(募集価格が1億円なので、最初からハードル設定が高いところは可哀相かも…)
そして、阪神で2着に逃げ粘ったウインメイユールもモーリス産駒でした。そのレースにはモーリス産駒が3頭出走していましたが、実は5着に負けたドナウエレンの方が人気は上位。。ただ、中団からレースを進めたドナウエレンが伸び切れず5着だったのに対し、ウインメイユールは(7番人気ながら)果敢に逃げて、最後までしぶとく脚を使って2着と、まさに長く良い脚を使うレースをしていました。
まあ、僅か2レースだけではありますが、東西の新馬戦を見た限りでは、新種牡馬モーリス産駒には『ビュンと切れるのではなく、ジワジワと長く良い脚を使う』傾向が強くなる可能性を感じました。金曜日のカイザーノヴァ近況で、シュウジデイFの石川さんの「瞬時のキレ味というよりは、長く良い脚を使うタイプ」とのコメントを見ていましたので、余計にそう思えるだけかもしれませんけれど(^^ゞ
話はそれますが、ブエナビスタの19年産は父ロードカナロアですから、2年連続してステラリードと同配合になっています。カイザーノヴァもステラリード'19も、母ブエナビスタに負けない活躍をしてくれたら…。お値段の話は別にして、そういうチャンスがあるというのも競馬の面白さでしょう!
**カイザーノヴァ血統表**
**ブエナベントゥーラ血統表**
個人的にはやっぱり父系が強く出るのかなという気もしますがサンデーサイレンスのクロスなどや牝系がスピード満載でその影響が出る場合等、まだまだ楽しませてもらいたいと思います!
個人的にはモーリス産駒がこんなに早く出てくることが驚きです。
産駒傾向についてはこれからでしょうが、新種牡馬に注目するのは楽しいですね!
ブエナベントゥーラとカイザーノヴァは特に血統が似ていますし、将来、ライバルになってくれたら面白いなぁ(^^ゞ
さらに言うと、この時期の2歳馬のドスローからのヨーイドンでは、良さを発揮しにくいのかな?と。
出資馬含めて、モーリス、ドゥラメンテの新種牡馬産駒がどんなレースをするか楽しみです。
『キレより持続型』
まさにそういう雰囲気でしたよね。
ドゥラメンテも含めて、これから段々とベールを脱いでいく新種牡馬産駒たち、楽しみです(^^)
その意味では、シーザリオ産駒として初めて彼女の持つサドラーの血を触ってきたシーザリオの18(父モーリス)がどんな走りを見せてくれるか、その辺もカイザーノヴァの可能性を測る意味では面白いのかなと思っています。
「ジリ脚、決め手不足」≒「ジワジワと良い脚を長く使う」というヤツですね(^^;)
シーザリオ'18、ルペルカーリアはブエナベントゥーラ以上にカイザーノヴァと相似血統ですし、大注目の一頭です。
もう函館競馬場に入っているようですし、仕上りは早いみたいなので、見張っておかなければイケマセン(^^)