イクイノックスの勝利で幕を閉じた第166回天皇賞・秋。。勝ち馬に最大の敬意を払うことが大前提ではありますが、それでも今年の天皇賞を最も盛り上げたのはパンサラッサだと感じていますし、個人的には『2着でもMVP』だと思っています。
そんな気持ちを一般の競馬ファンもある程度共有しているからでしょうか、競馬メディアが勝ち馬イクイノックスに負けないくらいパンサラッサのことを取り上げてくれていて、単なる『負けた馬』の扱いと思えないほど。。もちろん、これは出資者にとって非常に嬉しい話ですし、ありがたく余韻に浸らせて頂く意味でも、あえて関連記事をまとめて載せておくことにしました。
そんな中、唯一気になることがあると言えば、それはやはり『令和の○○』とか『○○の再来』といったキャッチフレーズが独り歩きしていることです。いや、そういうのはプライベートな空間(このブログ?みたいな)や仲間内の酒飲み話では大いに結構なのですが(ネタとしては盛り上がりますし)、スポーツメディア、競馬メディアが延々とそれをやり続けるのは話が違う気がします。
ちょっと違うけれど似た話としては、ヤクルトの若きスラッガー村上選手が56本目のホームランを打った時、日本人記録更新!みたいなわけのわからないジャンルを作って無理に盛り上げようとする風潮がありました。あれも個人的には相当に筋が違っていると感じたわけでありまして、もうちょっとキチンと褒めてあげないと王選手にも村上選手にも失礼のような。。(村上選手にはバレンティン選手のホームラン記録60本の更新を期待しています)
話がだいぶ逸れてしまいましたが、別に怒っているわけではなく、メディアにはプロとしての冷静、客観的な視点を持って欲しいですし、盛り上がれば何でもOKみたいな態度は取って欲しくないなぁと…。
なので、それぞれ素晴らしい逃げ馬だったツインターボやサイレンススズカの話はここまでにして、次走香港カップでは、再び『パンサラッサにしかできない逃走劇』を期待したいですし、今度こその勝利を祈りたいと思います!(^^)
【天皇賞】パンサラッサ“らしさ”全開も惜しい2着 矢作師「悔しいけど馬を褒めてあげたい」:デイリースポーツ
あと残り約3メートルで、国内G1初制覇を狙ったパンサラッサの夢ははかなく散った。
それでも久々に“らしさ”全開で場内をヒートアップさせた。向正面入り口で先頭に立つと、迷うことなく逃げてグングンと差を広げて行く。前半5F通過57秒4にどよめくスタンド。3角では15馬身以上、4角を過ぎてもまだ10馬身以上の差。“これはもらった!”-そう思ったところに、イクイノックスの豪脚が突き刺さった。
「最後の100メートルは脚が上がったけど、よく頑張ってくれた。すごい馬です。状態も良かったんでしょうね。何とかしたかった」と唇をかんだ吉田豊。「期待に応えられなくて申し訳ない」とは矢作師。直線に入る前から声援を送り続けていたとあって、その声はかすれ気味。「ここ2戦とは行きっぷりが違っていたからね。悔しいけど、きょうは馬を褒めてあげたいよ」と愛馬の奮闘をたたえた。
この後は予定通り、香港C・G1(12月11日・香港シャティン)へ向かう。「かなりこたえていると思うので、少し放牧に出してから香港へ。勝ちに行きます!」。きょうの悔し過ぎる敗戦が、燃える闘将を本気にさせた。
大逃げするパンサラッサ(右端)。左端はイクイノックス Photo by デイリー
【天皇賞・秋】ゴール寸前で…パンサラッサ2着 矢作師「負けた悔しさより馬を褒めてあげたい」:スポニチ Sponichi Annex
場内大興奮の逃走劇。逃げ一筋パンサラッサが沸かせた。好スタートで飛び出して迷わず行くと前半5F57秒4。98年天皇賞・秋で逃げたサイレンススズカと全く同じハイペースを刻んだ。一時は後続に15馬身以上の差。逃げ切るかに見えたが、最後の最後でイクイノックスにかわされ2着に終わった。
吉田豊は「最近はゲートがひと息だったのでゲートだけと思っていましたが、これだけ出てくれて、枠(3番)も良かったので向正面から馬に任せた。涼しくなって状態も上がっていたんでしょう。最後まで頑張ってくれていたので何とかしたかったです」と唇をかんだ。一方、矢作師は「負けた悔しさより馬を褒めてあげたいです」と力を出し尽くした愛馬を称賛した。「ジョッキーもうまく乗ってくれた。宝塚記念(8着)や札幌記念(2着)は押っつけて、あの程度の逃げだったが、今日は普通に行ってあのペース。それだけ状態も上がっていたと思う」と目を細めた。
次走は香港カップ(12月11日、シャティン)。3月のドバイターフを制した底力を国内でも示した個性派には海外G12勝目の期待が膨らむ。指揮官は「馬もこたえていると思うので短期でも放牧に出して香港に備えます。勝ちに行きます」。次なる大目標に心は飛んでいた。
【天皇賞秋】〝令和のサイレンススズカ〟パンサラッサに見た「夢の続き」 矢作調教師「勝てる計算でした」:東スポ競馬
[G1天皇賞秋=2022年10月30日(日曜)3歳上、東京・芝2000メートル]
後続を10馬身以上離しての大逃げ。予想通りの先手主張とはいえ、けれんみのない走りにファンは大いに沸いた。さすがにラスト1ハロンを過ぎたあたりで脚色が鈍り、ゴール10メートルほど前でイクイノックスの豪脚に屈したが、文字通りの完全燃焼の激走。間違いなくこのレースの主役だった。
「57秒台で行って59秒台で上がれば勝てる計算でした」とレース後に明かした矢作調教師。そして実際に刻んだラップは前半57秒4。これは奇しくも悲運の名馬サイレンススズカが1998年の同レースで刻んだ数字と同じ。後続を大きく離して3角過ぎの大ケヤキを通過するシーンも、24年前を彷彿とさせた。
故障発生でまさかの競走中止となったサイレンススズカ。いまだに〝結末が見たい〟と熱望するファンも多い悲劇の天皇賞・秋。結局、パンサラッサは2着に敗れたが、四半世紀ほど前の〝夢〟の続きを見た気がしたファンも多かっただろう。それだけファンを興奮させる逃走劇だった。
「夏はよくないのか行きっぷりが悪かったですね。今日はジョッキーも厩務員も、涼しくなってシャキッとしたと言っていました。ここ2戦はおっつけながら運びましたが、今日は普通に行ってあのペースでした。とても状態が良かったのでしょう。勝てなくて悔しいですが、よくやったと馬をほめてあげたいですね」と矢作調教師。稀代の逃亡者の次の狙いは香港カップ(12月11日、芝2000m)。「さすがにこたえたと思いますので、少し休ませて香港カップに行きたいと思います。勝てるでしょう。勝ちに行きますよ」と力強い言葉で締めくくった。
【天皇賞・秋】大逃げパンサラッサ あのサイレンススズカと同じ千M通過57秒4にどよめき:極ウマ・プレミアム
<天皇賞・秋>◇30日=東京◇G1◇芝2000メートル◇3歳上◇出走15頭
あの「伝説の快速馬」と同じ超高速逃走劇だった-。
7番人気のパンサラッサ(牡5、矢作)は、懸案だったスタートを決めて、大逃げを打った。
一時は後続を20馬身近くも離した逃げっぷりに、東京競馬場内も大きくどよめき、盛り上がった。
1000メートルの通過タイムは、なんと57秒4。1998年にサイレンススズカがマークした通過タイムと同じだった。
あの年のサイレンススズカは、1番枠から好スタートを切って、そのまま逃げた。ラップタイムは200メートル通過が13秒0、400メートル通過が23秒9、600メートル通過が34秒6、800メートル通過が45秒8、そして1000メートル通過が57秒4だった。
2番手にいたサイレントハンターに約10馬身、そこからさらに10馬身ほど離れた3番手にオフサイドトラップが続く、というよりも置き去りにするような超高速の大逃げだった。しかし、1200メートルを過ぎた後の4コーナー手前で悲劇に見舞われ、天国に召された・・・。
あれから24年。パンサラッサが刻んだラップタイムは、最初の200メートルが12秒6、400メートル通過が23秒5、600メートル通過が34秒7、800メートル通過が46秒0、そして1000メートル通過が57秒4だった。
サイレンススズカが天国へと旅立ったあの4コーナー手前でもスピードは衰えず、府中の長い直線で独走態勢に持ち込んだ。このまま逃げ切るのか-。多くのファンが、そう思ったことだろう。
残り30メートル付近でイクイノックスの決め手に屈してしまったが、レースを大きく盛り上げ、沸かせた立役者には違いなかった。そして、あの伝説の“スピードスター”と同じ1000メートルの通過タイム・・・。負けはしたが、この日のパンサラッサの走りは、ファンに多くの夢を与え、いろいろな記憶を思い出させてくれたのではないだろうか。偉大な敗者として、長く語り継がれていくことだろう。
天皇賞で大逃げするパンサラッサ(右端)Photo by 極ウマ
【天皇賞・秋】大逃げで沸かせた2着パンサラッサ 次走は香港Cへ - サンスポZBAT!
圧倒的な大逃げがレースを盛り上げた。7番人気のパンサラッサは好スタートを決めると、1000メートル通過57秒4のハイペースに。最大15馬身ほど2番手を離し、最後も粘り強さを見せたが、ゴール寸前に勝ち馬の決め手に屈した。
「ゲートだけだと思っていました。向こう正面から馬の気に任せて運んで、最後まで頑張ってくれたし、何とかしたかったですね」と吉田豊騎手は唇をかんだ。
見守った矢作調教師は「直線に向くどころか、その前から力が入った。今日はこの馬のペースで行けたからね。負けた悔しさよりも、馬をほめてやりたい」と誇らしげに語った。次走は香港カップ(12月11日、シャティン、G1、芝2000メートル)を予定。日本が誇る個性派が、ドバイターフ以来のG1・2勝目を視野に入れている。(綿越亮介)
パンサラッサ(右端)は5ハロン57秒4のハイラップを刻み、見せ場たっぷりの2着だった=東京競馬場(撮影・塩浦孝明) Photo by ザンスポZBAT!
超遅レスすみませんm(_ _)m
仰る通り、2着馬がこれだけ注目されるのは珍しいですよね!
次走ではさらに注目度アップ確実なので、世界の競馬界にガツンと衝撃を与えて欲しいです(^^)
超遅レスになってしまいましたm(_ _)m
逃げ無双のパンサラッサ!
これを超えないと採用されないんですね…
(誰に採用して欲しいのか分かりませんけれど(^^;))
とにかく、これからも注目され続けるのは間違いないでしょう!
頑張れ!です(^^)
あの欅の向こうをただ一頭馬群を大きく引き離して走る姿は私もサイレンススズカと重なりました。競馬ファンの多くはその直後の悪夢がトラウマになっていたと思います。
これからは悪夢ではなく、果敢にゴールに向かうパンサラッサの姿がイメージとして残ることでしょう。
サイレンススズカに例えられていることが、あの悲劇のトラウマを上書きするために必要だったと思えば納得です。
我らがパン君間違いなくヒーローですね。
ドバイターフを勝った時点で僕は「令和の◯◯」はやめて、『逃げ無双のパンサラッサ』と。
まぁ、マスコミはこちらの意図と違う書き方して売り上げを狙うのは、分かったことです。
(恥ずかしいですが、僕は新聞紙に載ったことがあり(それも3回)一緒に出た友達がそんなこと言って無いと憤慨していました)
それと矢作先生が「馬を褒めてあげたい」は遠い昔?に同じようなセリフ?がありましたけど…。
仰る通り、サイレンススズカのファンが心を動かしてくれたとしたら、それはとても嬉しい話です(^^)
私も格好の良いふたつ名を考えられれば良いのですが、何しろセンスがなくて…
香港カップを勝ったら何か考えてみようかなぁ(^^ゞ
色々な取り上げ方をされるというのも、パンサラッサが注目馬になった証拠ですからね。
充実期を迎えたパンサラッサがこれからどんな走りを見せるのか…
世界の競馬ファンの心を揺さぶる存在になれたら最高ですね(^^)
注目度の高さは驚くほどですね!
これで勝っていたらどうなっていたんでしょうか…
勝つチャンスがあっただけに、次こそは、という気持ちも湧いてきます(^^ゞ
スズカのファンの方に「止まっていた時計がやっと動き出した想い」とか言われると、こっちまでウルウルしてしまいました。
令和の~~についてはツイッターでも賛否ありますので、早く新しい二つ名が付くといいんですがねー。香港やドバイで勝てば「世界のパンサラッサ」のほうで定着しますかね?( ̄~ ̄;)
パンサラッサではありますが
ツインターボや
サイレンススズカの足跡を
縫うかのような走りは
人々を魅了してやまない軌跡
嬉しくも誇らしくもあります。
多くの競馬ファンに
感動と衝撃を与え
多くの競馬ファンから
愛されるならば
願ったり叶ったりです。
これからもパンサラッサには
魅了し続けてほしいです。
この方の分析も面白く読みました。
https://note.com/keiba_maskman/n/nbeb76c17488e
確かに、色々と話題になるということは、それだけでも嬉しいことですよね。
何だかんだでたくさん楽しませてもらっていますので、とにかく元気でいてくれるのが一番です(^^)
こんばんは!
コメントありがとうございますm(_ _)m
1勝クラスということは、ひとつ勝ったということですから素晴らしいです。
私もいろいろな馬に出資をしましたが、ひとつ勝つことがいかに難しいか…
パンサラッサなんて奇跡だと思っていますので、その分たくさん楽しませてもらっています(^^ゞ
泣くのは全然良いと思いますし、ボーっとしているのも知っているのでアレですけれど…
ちょ、ちょっと何を仰っているのかよく分かりません(^^;)
あっ(。・_・。)
さらなる反省とより一層の精進、そして一日一善m(_ _)m
風月と申します。
私も金曜日にパンサラッサの話をチラッと記事にしましたが、期待通りの走りを見せてくれて興奮しました😊
私の出資馬も福島が始まれば出てくる予定との事で、パンサラッサの様に頑張ってくれたら嬉しいなぁと思います😊
まだ一勝クラスなんですけどね💦
医大の歯医…
偉大な敗者…
香港に行きましょう(๑•̀д•́๑)キリッ
偉大な敗者として、長く語り継がれていく…
ぢゃなくて、
偉大な勝者として、長く語り継がれていく存在になりましょう( ー`дー´)キリッ