このところ少しずつ売れ続けていたキョウエイカルラ’20について、キョウエイカルラ’20の残口数が「残67口」となりました (2/1 09:00現在)とのアナウンスがあり、いよいよ満口が見えてきたようです。
キョウエイカルラ’20は募集総額4500万円/3000口で、4800万円/3000口のアスカビレン’20に次ぐ高額牝馬ですが、今現在広尾TCにおいて人気沸騰中の矢作厩舎所属馬ということもあり、(募集開始即満口とはならなかったものの)これまで売れ行きの脚が止まることなく着実に残口数を減らしていました…
と言いますか、アスカビレン’20が『残口僅か』表示になった以降、なかなか『満口直前』に進めないのも不思議ですが、これはやはり、300万円の価格差以上に所属厩舎の勢いが影響しているように感じます。
いや、もちろんアスカビレン’20の池江厩舎がダメなはずは無くて、2020年も38勝で全国リーディング9位と好成績を上げているわけです。それでも一方の矢作厩舎は53勝で堂々の一位ですし、何より所属馬の出走数が池江厩舎314に対して矢作厩舎は504と大きく差をつけていますからね。(勝率で言えば、矢作厩舎11%、池江厩舎12%で池江厩舎の方が上)
そのあたりは単純比較だけで語れない部分もありますが、出来れば出資馬のレースをたくさん見たい、勝てないまでもどきどきする瞬間を数多く楽しみたい、という一口馬主共通の気持ちに対して、矢作厩舎は高いレベルで応えてくれるとの評価が定着しているのは大きいと思います。
まあ、実際のところ、パンサラッサ、バスラットレオン、カイザーノヴァといった馬たちも『出れば必ず勝つ』わけではないですが、基本的に矢作先生はレースを使うことに対して積極的ですし、次はここを狙っていきたい、こういう路線で上をめざしたいといったリップサービス(?)をとても上手に、タイムリーに提供してくれるのもありがたいです。なので、『同じレベルの募集馬なら矢作厩舎の馬に…』と考える会員さんが多くなるのは、ある意味当然のことなのかもしれません。
募集馬残口数の話に戻しますと、昨年11月末に歩様が乱れ、12月に寛骨臼骨折が判明したレフィナーダ’19は、当然ながらその時点の残口数240から全く減る気配がありません。出資者としては再び少しずつでも残口数が減り始めるような、出来るだけ早い回復を祈るのみですが、なかなか楽観できる状況ではない感じです。
また、私の出資馬ではないですが、すでに満口となっていたプシュケ’20については腰痿(腰フラ)発症により募集終了(ファンド運用中止?)になったとのこと。。腰痿発症の原因は特定できないケースがほとんどですが、どんな期待馬であっても24時間人間が張り付くわけにはいきませんし、(レフィナーダ’19の寛骨臼骨折も含めて)こういうニュースがゼロにできないのはツラいところです。
また話が発散しそうになってきましたが、満口であろうがなかろうが価格や厩舎が違っていようが、競走馬として募集されたからには無事に成長して競馬場で走る姿を見せて欲しい。。それが簡単なことではないと分かっているだけに、頑張ってデビューまでたどり着いた馬たちには出来るだけ長く活躍して欲しいと思ってしまいます。
私は矢作先生にお世話になるようになってから、それほど長くはないのですが、先生の『馬主を楽しませてこそ』というお考えはすごく伝わってきます。
もちろん、他の先生がダメというのではなく、それぞれ特徴がある方が面白いのですが(^^ゞ
ちなみに私は『上手くいかなくても最後まで応援したい馬』に出資するようにしています。
その点では、出資馬の子どもや兄弟、好みのタイプ、お世話になっている牧場の生産馬なども重要な要素です(^^)