電動轆轤の失敗と、対策の話を続けます。
2) 空気が抜けない。
④ 土の中の空気を、見つける。
) 空気が、外側に現れる場合は、比較的発見可能ですが、内側では、見つからい事も多いです。
その際、口縁をやや拡げ、中が良く見える様にします。特に、底周辺に、空気が有る時は、
有効な方法です。
・ 一度径を拡げた後、径を小さくすると、空気が有る部分が、内側に、出っ張ってきます。
但し、絞りすぎると、土に撚れが出ますので注意。
外側には、螺旋状に細長く空気が、入っている場合も、有りますので、全体を見回して下さい。
・ 土の肉厚が、薄くなれば成るほど、空気のある場所が、はっきりしますし、空気の面積も
増えます(体積は当然、変わりません)。
その為、少々作業がしづらくても、薄く伸ばすと、発見し易く成ります。
⑤ 空気を逃がす。
見つけた空気は、2~3ヶ所、針で突き刺し、指で撫でます。空気が逃げれば、その部分が、
凹みます。凹むからと言って、そこに土を盛る必要は、有りません。
針は表面だけでなく、壁を突き抜ける程度、深く刺します。一度で取れない事も、有りますので、
数回繰り返す場合も、有ります。
) 内側の空気の位置が、解からない場合には、空気が有りそうな所を、針で1周、傷を付けます。
その後、轆轤をゆっくり、回転させ、轆轤挽きします。多分これで、空気は抜けるはずです。
) どうしても、空気が抜けない場合には、指導者(先生)に取て貰って下さい。
⑥ 土を轆轤から、取り除き、練り直します。
上の処置で、空気が抜けない場合や、空気の場所が多い時は、再度、菊練をした方が、早いです。
) 空気が入るのは、陶芸の初心者に多く、菊練が、不十分な為です。
菊練は、電動轆轤の、必須条件ですので、何度も練習が、必要です、不安な場合には、指導者に
確認して貰う事を、勧めます。
⑦ その他、空気が入る場合
) 大皿を轆轤で造る場合、粘土の塊を、拳で叩いて、底を造ります、その際、空気を発見する事が、
有ります。その部分が、膨らんでいますので、発見は容易です。
) 紐造りで、数段重ね上げてから、轆轤挽きをする場合にも、紐の繋ぎ面から、空気が
閉じ込められる、場合も多いです。
又、紐の両端を繋いで、輪を造り、輪積みをする際、両端の繋ぎ目から、空気が入り込む
場合も多いですので、空気が入らない様に、注意します。
⑧ 異物(空気以外)の除去
空気と同様に、異物も、轆轤作業の妨げと、成ります。
この場合は、ほじくり出す必要が有ります。異物の大きさが、小さい場合には、取り出し後、
そのまま、轆轤作業を、続けても、問題ありませんが、大きい異物の場合(側面に穴が開く)には、
その跡に、土を盛る必要が有ります。
やや硬めの土を、穴に押し込む様にして、内外から指で挟む様にして、土を足します。
3) 土の厚みが、一定に成らない。
以下次回に続きます。
2) 空気が抜けない。
④ 土の中の空気を、見つける。
) 空気が、外側に現れる場合は、比較的発見可能ですが、内側では、見つからい事も多いです。
その際、口縁をやや拡げ、中が良く見える様にします。特に、底周辺に、空気が有る時は、
有効な方法です。
・ 一度径を拡げた後、径を小さくすると、空気が有る部分が、内側に、出っ張ってきます。
但し、絞りすぎると、土に撚れが出ますので注意。
外側には、螺旋状に細長く空気が、入っている場合も、有りますので、全体を見回して下さい。
・ 土の肉厚が、薄くなれば成るほど、空気のある場所が、はっきりしますし、空気の面積も
増えます(体積は当然、変わりません)。
その為、少々作業がしづらくても、薄く伸ばすと、発見し易く成ります。
⑤ 空気を逃がす。
見つけた空気は、2~3ヶ所、針で突き刺し、指で撫でます。空気が逃げれば、その部分が、
凹みます。凹むからと言って、そこに土を盛る必要は、有りません。
針は表面だけでなく、壁を突き抜ける程度、深く刺します。一度で取れない事も、有りますので、
数回繰り返す場合も、有ります。
) 内側の空気の位置が、解からない場合には、空気が有りそうな所を、針で1周、傷を付けます。
その後、轆轤をゆっくり、回転させ、轆轤挽きします。多分これで、空気は抜けるはずです。
) どうしても、空気が抜けない場合には、指導者(先生)に取て貰って下さい。
⑥ 土を轆轤から、取り除き、練り直します。
上の処置で、空気が抜けない場合や、空気の場所が多い時は、再度、菊練をした方が、早いです。
) 空気が入るのは、陶芸の初心者に多く、菊練が、不十分な為です。
菊練は、電動轆轤の、必須条件ですので、何度も練習が、必要です、不安な場合には、指導者に
確認して貰う事を、勧めます。
⑦ その他、空気が入る場合
) 大皿を轆轤で造る場合、粘土の塊を、拳で叩いて、底を造ります、その際、空気を発見する事が、
有ります。その部分が、膨らんでいますので、発見は容易です。
) 紐造りで、数段重ね上げてから、轆轤挽きをする場合にも、紐の繋ぎ面から、空気が
閉じ込められる、場合も多いです。
又、紐の両端を繋いで、輪を造り、輪積みをする際、両端の繋ぎ目から、空気が入り込む
場合も多いですので、空気が入らない様に、注意します。
⑧ 異物(空気以外)の除去
空気と同様に、異物も、轆轤作業の妨げと、成ります。
この場合は、ほじくり出す必要が有ります。異物の大きさが、小さい場合には、取り出し後、
そのまま、轆轤作業を、続けても、問題ありませんが、大きい異物の場合(側面に穴が開く)には、
その跡に、土を盛る必要が有ります。
やや硬めの土を、穴に押し込む様にして、内外から指で挟む様にして、土を足します。
3) 土の厚みが、一定に成らない。
以下次回に続きます。