前回に引き続き、アベンチュリン釉(砂金石釉、金梨子地釉)について、述べます。
⑤ 釉の調合例
) 鉄アベンチュリン釉
ゼーゲル式で表すと、以下の様に、成ります。(B2O3は、硼酸です。)
(0.25K2O+0.25Na2O+0.50CaO)・ 0.75B2O3・ 2.25SiO2
これは、硝酸カリ:14、炭酸カルシウム:13.8、珪砂:37.3、 硼砂:26.4、硼酸:8.5を
フリットしたもので、これに酸化鉄を加えます。
・ フリットとは、水に溶ける材料(ナトリウム=ソーダ、カリ、硼酸など)を使う場合、生の状態では、
使えません。それ故、これらを混合後、高温度で、熔融してガラス化しから、水に投入して、
急冷しガラスの粉末に、した物です。
有害な鉛等も、フリット化すれば、水に溶けず、安全に成ります。
) アベンチュリン釉の、フリットの他の調合例
a) 硼砂:63、 石灰石:5、 鉛丹:10、 珪石:22
b) 硼砂:14、 炭酸カルシュウム:4、 鉛丹:25、 珪砂:43、
酸化金属類(鉄、クロム、マンガン):14
c) 硼砂:33、 珪砂:44、 長石:13、 弁柄:15、 硝酸カリ:4、 炭酸バリウム:3
d) 硼砂:28、 硼酸:9、 石灰石:14、 石英:39、 硝酸カリ:10
上記フリットに、結晶させたい、酸化金属を、20~25%程度、添加します。
尚、ベンナイトを1%程度加えると、使い易く成ります。
) 酸化金属の種類、量、焼成の仕方(酸化、還元)、熔融温度など、色々な条件によって、
発色の仕方は、変化します。この釉を調合したい方は、それなりの準備が、必要です。
尚、各種アベンチュリン釉は、市販されています。
) 銅や金でも、アベンチュリン釉はできますが、還元で焼成し、金属銅の状態に、する必要が
有ります。
酸化ウラン(ウラン酸ソーダ)を使う場合には、酸化錫を入れる、必要が有ります。
2) 結晶釉について
結晶釉については、以前述べましたので、ここでは述べませんので、参考にして下さい。
(2009年1月の記事です。) 新しい事項が発生した場合には、再度記述する予定です。
釉の種類は多く、まだ説明していない、釉も有りますが、今回で、釉の話は、終わりに致します。
次回より別の事柄を、述べたいと思います。
⑤ 釉の調合例
) 鉄アベンチュリン釉
ゼーゲル式で表すと、以下の様に、成ります。(B2O3は、硼酸です。)
(0.25K2O+0.25Na2O+0.50CaO)・ 0.75B2O3・ 2.25SiO2
これは、硝酸カリ:14、炭酸カルシウム:13.8、珪砂:37.3、 硼砂:26.4、硼酸:8.5を
フリットしたもので、これに酸化鉄を加えます。
・ フリットとは、水に溶ける材料(ナトリウム=ソーダ、カリ、硼酸など)を使う場合、生の状態では、
使えません。それ故、これらを混合後、高温度で、熔融してガラス化しから、水に投入して、
急冷しガラスの粉末に、した物です。
有害な鉛等も、フリット化すれば、水に溶けず、安全に成ります。
) アベンチュリン釉の、フリットの他の調合例
a) 硼砂:63、 石灰石:5、 鉛丹:10、 珪石:22
b) 硼砂:14、 炭酸カルシュウム:4、 鉛丹:25、 珪砂:43、
酸化金属類(鉄、クロム、マンガン):14
c) 硼砂:33、 珪砂:44、 長石:13、 弁柄:15、 硝酸カリ:4、 炭酸バリウム:3
d) 硼砂:28、 硼酸:9、 石灰石:14、 石英:39、 硝酸カリ:10
上記フリットに、結晶させたい、酸化金属を、20~25%程度、添加します。
尚、ベンナイトを1%程度加えると、使い易く成ります。
) 酸化金属の種類、量、焼成の仕方(酸化、還元)、熔融温度など、色々な条件によって、
発色の仕方は、変化します。この釉を調合したい方は、それなりの準備が、必要です。
尚、各種アベンチュリン釉は、市販されています。
) 銅や金でも、アベンチュリン釉はできますが、還元で焼成し、金属銅の状態に、する必要が
有ります。
酸化ウラン(ウラン酸ソーダ)を使う場合には、酸化錫を入れる、必要が有ります。
2) 結晶釉について
結晶釉については、以前述べましたので、ここでは述べませんので、参考にして下さい。
(2009年1月の記事です。) 新しい事項が発生した場合には、再度記述する予定です。
釉の種類は多く、まだ説明していない、釉も有りますが、今回で、釉の話は、終わりに致します。
次回より別の事柄を、述べたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます