大きな作品(大物)を作る話を、続けます。
4) 轆轤で大きな作品を作る。
① 背の高い作品を作る。
b) 繋ぎ合せて、高い作品を作る。
) 筒状に挽き上げた土の上に、同じ様な筒状の土を載せ、高さを高くしてから、轆轤成形する方法。
背の高い、大きな作品を作るには、いかに土を高く挽き上げるかに掛かっています。
イ) 前回お話したのは、土を分割して、各々を轆轤挽きし、乾燥した下部に積み上げて、
作品を作る方法ですが、製作時間が掛かる事と、完成した作品を予想しながら、作らなければ
成らないと言う、欠点もあります。(但し、この方法が一番、肉が薄く軽く出来るはずです。)
ロ) 今回お話するのは、一度に挽き上げる高さは、目標の高さの1/2程度、挽き上げれば
良いと言う方法です。
即ち一度に40cmの高さまで、轆轤で挽き上げるのは、かなりの熟練を要します。
更に、粘土も5Kg程度必要かもしれません。
しかし、20cm程度の高さで有れば、さほど困難ではありませんし、土の量も
(筒2本分で、)半分程度で済みます。
ハ) 一例をお話します。
土2.5Kgを用意し、1.5Kgと1Kgに分けます。
・ 1Kgの粘土を轆轤上に載せ、片手が入る程度の筒状に、轆轤挽きします。
底は抜きます。高さは、20cm以上が欲しいです。肉厚は厚くする必要はありません。
出来れば亀板の上で、轆轤作業をし、作業後に亀板ごと取りあげます。
(轆轤に慣れない方は、この20cmが一つの壁に成ります。ある意味この高さまで、
轆轤挽きが出来ない方は、大物に挑戦するのは、困難かも知れません。)
・ 1.5Kgの土を轆轤上で、底のある筒状に挽き上げます。筒の径は1Kgの筒と同じに
します。高さは20cm程度にしますが、土の量多いですから、当然肉厚に成ります。
出来れば、1.5~2cm程度の肉厚にしたいです。
・ 轆轤上の筒に、先に作った筒を載せます。先に作った筒は、亀板から糸で、切り離して
おきます。さもないと、亀板の重みも、下の筒にかかり、変形を起こすからです。
尚、基本は、轆轤上の筒を挽き上げた直後に、上に載せますが、下が柔らかい時には、
若干乾燥させてから載せます。筒2本が縦に繋がりますので、高さは40cm程度に
成ります。
・ 2本の筒を繋ぎ合わせる方法は、前々回お話しましたので、省略します。
但し、合わせた所は、土を良く締めてから、轆轤の回転を「ゆっくり」させながら、
振れをなくします。
・ 接合部分が、凸凹も無く平らに成ったら、胴を徐々に膨らませ、形を作って行きます。
全体の形が一目で解かりますので、形も作り易いです。
繋ぎ目をしっかり内外から、手を当て力を入れて、土を締めないと、胴を膨らませた際に
繋ぎ目に「ひび」が入り易いから、注意して下さい。
二) 背の高い作品を作る場合、轆轤の前に座ったままでは、内側の手が奥まで入らない場合が
あります。 その際には、轆轤の横に立って作業する必要があります。
姿勢がやや不安定な中腰に成りますので、作業がやり難いかも知れませんし、腰を
痛めない様に、注意して下さい。
② 大皿を挽く
以下次回に続きます。
4) 轆轤で大きな作品を作る。
① 背の高い作品を作る。
b) 繋ぎ合せて、高い作品を作る。
) 筒状に挽き上げた土の上に、同じ様な筒状の土を載せ、高さを高くしてから、轆轤成形する方法。
背の高い、大きな作品を作るには、いかに土を高く挽き上げるかに掛かっています。
イ) 前回お話したのは、土を分割して、各々を轆轤挽きし、乾燥した下部に積み上げて、
作品を作る方法ですが、製作時間が掛かる事と、完成した作品を予想しながら、作らなければ
成らないと言う、欠点もあります。(但し、この方法が一番、肉が薄く軽く出来るはずです。)
ロ) 今回お話するのは、一度に挽き上げる高さは、目標の高さの1/2程度、挽き上げれば
良いと言う方法です。
即ち一度に40cmの高さまで、轆轤で挽き上げるのは、かなりの熟練を要します。
更に、粘土も5Kg程度必要かもしれません。
しかし、20cm程度の高さで有れば、さほど困難ではありませんし、土の量も
(筒2本分で、)半分程度で済みます。
ハ) 一例をお話します。
土2.5Kgを用意し、1.5Kgと1Kgに分けます。
・ 1Kgの粘土を轆轤上に載せ、片手が入る程度の筒状に、轆轤挽きします。
底は抜きます。高さは、20cm以上が欲しいです。肉厚は厚くする必要はありません。
出来れば亀板の上で、轆轤作業をし、作業後に亀板ごと取りあげます。
(轆轤に慣れない方は、この20cmが一つの壁に成ります。ある意味この高さまで、
轆轤挽きが出来ない方は、大物に挑戦するのは、困難かも知れません。)
・ 1.5Kgの土を轆轤上で、底のある筒状に挽き上げます。筒の径は1Kgの筒と同じに
します。高さは20cm程度にしますが、土の量多いですから、当然肉厚に成ります。
出来れば、1.5~2cm程度の肉厚にしたいです。
・ 轆轤上の筒に、先に作った筒を載せます。先に作った筒は、亀板から糸で、切り離して
おきます。さもないと、亀板の重みも、下の筒にかかり、変形を起こすからです。
尚、基本は、轆轤上の筒を挽き上げた直後に、上に載せますが、下が柔らかい時には、
若干乾燥させてから載せます。筒2本が縦に繋がりますので、高さは40cm程度に
成ります。
・ 2本の筒を繋ぎ合わせる方法は、前々回お話しましたので、省略します。
但し、合わせた所は、土を良く締めてから、轆轤の回転を「ゆっくり」させながら、
振れをなくします。
・ 接合部分が、凸凹も無く平らに成ったら、胴を徐々に膨らませ、形を作って行きます。
全体の形が一目で解かりますので、形も作り易いです。
繋ぎ目をしっかり内外から、手を当て力を入れて、土を締めないと、胴を膨らませた際に
繋ぎ目に「ひび」が入り易いから、注意して下さい。
二) 背の高い作品を作る場合、轆轤の前に座ったままでは、内側の手が奥まで入らない場合が
あります。 その際には、轆轤の横に立って作業する必要があります。
姿勢がやや不安定な中腰に成りますので、作業がやり難いかも知れませんし、腰を
痛めない様に、注意して下さい。
② 大皿を挽く
以下次回に続きます。
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