釉薬については、以前にも、お話していますので、重複する部分も、有ると思いますが、御了承ください。
釉薬(又は、単に釉と言う)は、粘土で作品を造ると、同様に、大切な事項です。
作品を見る時、最初に目に入るのは、作品の大きさは、勿論ですが、それ以上に、色(色彩、色使い)や、
景色と言われる物です。この良し悪しで、「作品が評価される」と言っても、過言では無い位です。
・ 備前焼や信楽焼きでは、釉を掛けない、方法が有ります。
備前や信楽焼きは、薪で焼成する事により、色、艶、緋色、胡麻、牡丹餅など、釉では出せない、
表情を造りだす事が、出来ます。
それ故、大変魅力的な、焼き物です。しかし、一般には、釉を掛けて、焼成します。
・ 釉に付いて、知りたい事も、多いと思いますが、調合の仕方、窯詰めの仕方、窯の状態(構造、
壁の厚さ)、燃料の差(薪、ガス、電気)、焼成の仕方(酸化、還元)などで、 同じ釉でも、
条件によって、大きく変化します。
・ 釉の調合の仕方も、企業秘密や、個人秘密(一子相伝)等で、技術を公表している事は、少ないです。
たとえ、公表された、調合例によっても、同じ様に行きません。
・ 陶芸材料店(釉薬専門店)で、多種多様な、焼成温度、色、艶(光沢)の釉が、市販されています。
わざわざ、自分で調合しなくても、安定した、比較的安価な釉を、容易に購入する事が、出来ます。
釉の知識が、少しあれば、この市販されている、釉を自分なりの、釉に変える事も、可能です。
例えば、焼成温度を下げる、色釉を作る、マット釉、乳濁釉を作る、釉に流動性を持たせる、
逆に貫入がある釉を造る事も、出来る様に成ります。
・ 但し、プロとして作品を、販売する人や、公募展の様なコンクールに、出品する場合には、その人
独自(オリジナル)の釉が、必要に成ります。
又、過去の作品に、使われている釉で、今だ再現されていない、釉もあり、再現に挑戦している方も
多いです。
・ どうしても、「オリジナル」な釉を、造りたい方は、基礎釉を造り、そこに、色々な金属、アルカリ類や、
長石、珪石などの、釉の原料と成る、物質を配合して、目的とする釉を造る事に、なります。
但し、目的の釉を、開発するまでは、かなりの苦労や、手間が必要になります。
・ 以上の事柄を、順次述べる予定ですが、ご希望に叶う物か、不明です。参考に成れば、幸いです。
尚、今後記述する物は、必ずしも全てが、私の経験に基ずく物では、有りません。
文献より、孫引きした記事も、多いです。念の為、お断りして置きます。
次回は、焼成温度や、釉の基礎である、ゼーゲル(ジェーゲル)式について、述べたいと、思います。
釉薬(又は、単に釉と言う)は、粘土で作品を造ると、同様に、大切な事項です。
作品を見る時、最初に目に入るのは、作品の大きさは、勿論ですが、それ以上に、色(色彩、色使い)や、
景色と言われる物です。この良し悪しで、「作品が評価される」と言っても、過言では無い位です。
・ 備前焼や信楽焼きでは、釉を掛けない、方法が有ります。
備前や信楽焼きは、薪で焼成する事により、色、艶、緋色、胡麻、牡丹餅など、釉では出せない、
表情を造りだす事が、出来ます。
それ故、大変魅力的な、焼き物です。しかし、一般には、釉を掛けて、焼成します。
・ 釉に付いて、知りたい事も、多いと思いますが、調合の仕方、窯詰めの仕方、窯の状態(構造、
壁の厚さ)、燃料の差(薪、ガス、電気)、焼成の仕方(酸化、還元)などで、 同じ釉でも、
条件によって、大きく変化します。
・ 釉の調合の仕方も、企業秘密や、個人秘密(一子相伝)等で、技術を公表している事は、少ないです。
たとえ、公表された、調合例によっても、同じ様に行きません。
・ 陶芸材料店(釉薬専門店)で、多種多様な、焼成温度、色、艶(光沢)の釉が、市販されています。
わざわざ、自分で調合しなくても、安定した、比較的安価な釉を、容易に購入する事が、出来ます。
釉の知識が、少しあれば、この市販されている、釉を自分なりの、釉に変える事も、可能です。
例えば、焼成温度を下げる、色釉を作る、マット釉、乳濁釉を作る、釉に流動性を持たせる、
逆に貫入がある釉を造る事も、出来る様に成ります。
・ 但し、プロとして作品を、販売する人や、公募展の様なコンクールに、出品する場合には、その人
独自(オリジナル)の釉が、必要に成ります。
又、過去の作品に、使われている釉で、今だ再現されていない、釉もあり、再現に挑戦している方も
多いです。
・ どうしても、「オリジナル」な釉を、造りたい方は、基礎釉を造り、そこに、色々な金属、アルカリ類や、
長石、珪石などの、釉の原料と成る、物質を配合して、目的とする釉を造る事に、なります。
但し、目的の釉を、開発するまでは、かなりの苦労や、手間が必要になります。
・ 以上の事柄を、順次述べる予定ですが、ご希望に叶う物か、不明です。参考に成れば、幸いです。
尚、今後記述する物は、必ずしも全てが、私の経験に基ずく物では、有りません。
文献より、孫引きした記事も、多いです。念の為、お断りして置きます。
次回は、焼成温度や、釉の基礎である、ゼーゲル(ジェーゲル)式について、述べたいと、思います。
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