本焼きで重要な事の、話を進めましす。
3) 所定の色に焼き上げる事
作品に釉を掛ける際、どんな色にしいかを、考えているはずです。
又、下絵付けした場合、出来上がりの絵の色を、考えているはずです。
・ 釉の色が、大きく変化する要因は、酸化焼成か、還元焼成かによります。
窯を焚く際の、操作の差によるものが、多いです。
勿論、酸化でも還元でも、同じ様な色に、焼き上がる釉も有りますが、
・ 酸化と、還元では、発色が完全に違う色に成る、釉も多く有ります。
特に、銅を含んだ釉(織部、辰砂、銅青磁、青銅マットなど)は、大きく変化します。
酸化で緑、還元で紫~赤色に、発色します。
更に、石灰系透明釉では、還元でグレーに成ります。
色釉は一般に、酸化焼成すると、良く発色します。還元では、色が出ない釉もあります。
又、下絵付けの色も、酸化焼成のみで、発色する絵の具と、酸化、還元両方で発色する絵の具が
有ります。(絵の具は、本焼き用を、使う事。楽焼専門の絵の具も有りますので、注意)
色が変化する要因に、燃料の差も有ります。
但し、色々な燃料の窯を、持っている方は、少ないでしょうから、余り気にしなくて、良いでしょう。
① 窯を焚く前に、酸化か、還元かを、決める。
② 還元、酸化に入る直前までは、酸化または、中性炎で温度を、上げます。
(勿論、還元焼成ならば、早い段階から、還元焼成でも、かまいません。)
・ 強酸化も、強還元も、温度上昇は、鈍ります。場合によっては、温度が下ります。
温度上昇に、最も適した焼き方は、中性炎(酸化でも還元でも無い状態)と、言われています。
② 還元作業の操作を行う。(還元焼成が、可能な窯である事)
SK-8(1250℃)前後で焼成する場合、950℃位から、還元作業に入れば良いと、
言われています。SK-7(1230℃)では、900℃程度から、還元作業に入ります。
) 釉の熔け方:釉は、作品表面から、熔け始めます。
即ち、表面が熔け始めると、ガラス質になり、表面より内側の釉は、窯の雰囲気の、
影響を受けなく成ります。
それ故、表面が熔けた段階で、酸化か、還元かが、決まります。それ以後の影響は、
あまり関係無い事になります。
) 燃料を使う窯(灯油、ガス、薪)では、窯全体を、完全に酸化に焼成する事は、
中々、難しい事です。(なるべく低い温度から、酸化焼成した方が、良い結果がでます)
窯の一部の場所では、大なり小なり、還元が掛かり易いです。
) 釉が熔け始まる前の、窯の状態が大事です。
即ち、窯に一酸化炭素(不完全燃焼状)が多いと、釉の表面から、酸素が奪われ、
還元傾向になり、酸素が多いと、酸化傾向になります。
燃料と、空気の量との兼ね合いで、酸化、還元が決まります。
空気量は、バーナーの空気調整部分と、煙突の引きの強さを、調整する事により、出来ます。
) 酸化還元を、交互に焚く方法
還元が強くなると、温度上昇は、鈍ります。それ故、一度酸化に戻し、温度を上昇させ、
その後、還元に戻します。酸化、還元を交互に、繰り返し、温度を上昇させる方法もあります。
Ⅴ) 釉の表面が、完全に溶けた状態(1200℃程度)に成ったら、酸化焼成にします。
還元では、炭素が、釉薬の中に残り、釉の色を悪くします。
それ故、酸化にして、残った炭素を燃やす必要が有ります。
陶芸の本焼き 注意点
酸化 還元
3) 所定の色に焼き上げる事
作品に釉を掛ける際、どんな色にしいかを、考えているはずです。
又、下絵付けした場合、出来上がりの絵の色を、考えているはずです。
・ 釉の色が、大きく変化する要因は、酸化焼成か、還元焼成かによります。
窯を焚く際の、操作の差によるものが、多いです。
勿論、酸化でも還元でも、同じ様な色に、焼き上がる釉も有りますが、
・ 酸化と、還元では、発色が完全に違う色に成る、釉も多く有ります。
特に、銅を含んだ釉(織部、辰砂、銅青磁、青銅マットなど)は、大きく変化します。
酸化で緑、還元で紫~赤色に、発色します。
更に、石灰系透明釉では、還元でグレーに成ります。
色釉は一般に、酸化焼成すると、良く発色します。還元では、色が出ない釉もあります。
又、下絵付けの色も、酸化焼成のみで、発色する絵の具と、酸化、還元両方で発色する絵の具が
有ります。(絵の具は、本焼き用を、使う事。楽焼専門の絵の具も有りますので、注意)
色が変化する要因に、燃料の差も有ります。
但し、色々な燃料の窯を、持っている方は、少ないでしょうから、余り気にしなくて、良いでしょう。
① 窯を焚く前に、酸化か、還元かを、決める。
② 還元、酸化に入る直前までは、酸化または、中性炎で温度を、上げます。
(勿論、還元焼成ならば、早い段階から、還元焼成でも、かまいません。)
・ 強酸化も、強還元も、温度上昇は、鈍ります。場合によっては、温度が下ります。
温度上昇に、最も適した焼き方は、中性炎(酸化でも還元でも無い状態)と、言われています。
② 還元作業の操作を行う。(還元焼成が、可能な窯である事)
SK-8(1250℃)前後で焼成する場合、950℃位から、還元作業に入れば良いと、
言われています。SK-7(1230℃)では、900℃程度から、還元作業に入ります。
) 釉の熔け方:釉は、作品表面から、熔け始めます。
即ち、表面が熔け始めると、ガラス質になり、表面より内側の釉は、窯の雰囲気の、
影響を受けなく成ります。
それ故、表面が熔けた段階で、酸化か、還元かが、決まります。それ以後の影響は、
あまり関係無い事になります。
) 燃料を使う窯(灯油、ガス、薪)では、窯全体を、完全に酸化に焼成する事は、
中々、難しい事です。(なるべく低い温度から、酸化焼成した方が、良い結果がでます)
窯の一部の場所では、大なり小なり、還元が掛かり易いです。
) 釉が熔け始まる前の、窯の状態が大事です。
即ち、窯に一酸化炭素(不完全燃焼状)が多いと、釉の表面から、酸素が奪われ、
還元傾向になり、酸素が多いと、酸化傾向になります。
燃料と、空気の量との兼ね合いで、酸化、還元が決まります。
空気量は、バーナーの空気調整部分と、煙突の引きの強さを、調整する事により、出来ます。
) 酸化還元を、交互に焚く方法
還元が強くなると、温度上昇は、鈍ります。それ故、一度酸化に戻し、温度を上昇させ、
その後、還元に戻します。酸化、還元を交互に、繰り返し、温度を上昇させる方法もあります。
Ⅴ) 釉の表面が、完全に溶けた状態(1200℃程度)に成ったら、酸化焼成にします。
還元では、炭素が、釉薬の中に残り、釉の色を悪くします。
それ故、酸化にして、残った炭素を燃やす必要が有ります。
陶芸の本焼き 注意点
酸化 還元
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