わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

作品を軽く作る方法 まとめ

2008-04-02 22:13:22 | 陶芸技法 焼物の技法
電動ろくろで作品を軽く作る方法は

1) ろくろ上で薄く挽き上げる。

   即ち 左右の指で強く挟み込み、ろくろの遠心力を使って、薄く上に延ばす。

その際の問題点は

イ)  粘土がねじ切れる。

   対策: 水切れを無くす。水(ドベ)を粘土や手に付けて、手が滑る様にする。

      : 左右の指に入れる力を、状況に応じて強弱を付ける。

ロ)  粘土(作品)が振れる。

  対策: 外側の手(左手)の肘を太もも等に固定する。

     : 左右の手は、出きるだけ親指を組んで位置を固定する。

     : 次の動作に入る前には、必ず振れ止めをする。

     : 振れが発生したら、直径をやや大きくしてから、元の径に戻す。

     : 粘土が水を吸って、ヘタラない様に作品を早く仕上げる。

2) 削って軽くする。

   イ) 底、高台、高台脇を削る。

   ロ) 削る前に、作品の内側と外側を指で触り、肉厚を確認しておく。

   ハ) 内側と外側の肉厚が一定になる様に削る。

     (内側の形に合わせて外側を削る)

   二) 肉厚は、作品を指で弾いてその音で判断する。

    (薄くなるに従い音は 高くなる。)

 以上の方法で、作品を軽く出来る。

 上記方法を習得するには、実際に何度も練習をする必要があります。
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