新しい神札を頂きに二つの神社へ行ってきた。
まずは崇敬する神社へ。
相馬神社です。
急な坂道の参道を登って行くと、ご神木が見えてくる。
そして、その奥に相馬神社が静かに佇んで・・・と書きたかったが、この日は神社の大掃除だったようで、宮司さん達が忙しそうに動き回っていらした。
でも今年もまた相馬神社へお詣りできたことが、とても嬉しい。
神社に対しての表現としては適切じゃないかもしれないけど、相馬神社はまるで久しぶりに実家に帰ったような心地よさと嬉しさを感じる。
ところで参拝の帰り道、急な参道(坂道)をゆっくり徒歩で降りていたら、ふもとの入口から一台の車が入ってくるのが見えた。
車は大きな鳥居をくぐり抜けると、参道横にある車でも登ることができる道へ入って行った。
すると私の先を降りていた人から「危ないっ」という大きな叫び声があがった。
視線を先ほどの車の方へ向けると、なんと登って行った車がバックした状態で坂道を滑り降りてくるのが見えた。
上から別の車が降りてきた為、避けようとしたらしいが、スピードが出ていたせいか制御不可能になって雪道を滑り落ちている。
どうか鳥居に当たりませんように・・・と思いながら、ただ茫然と見ているしかなかったのだが、運転手さんのハンドルさばきが上手だったのか、はたまた偶然か、鳥居をきれいにくぐりぬけると、駐車している他の車にもぶつかることなく空いている場所にみごとに着地した。
事の顛末を見ていた誰もがホッとしたのは言うまでもなく、横でアワアワしながら見ていた夫が「神さまのお陰だな」と言った言葉には、私も深く同意した。
あの大きなコンクリート製の鳥居にぶつかったら、車も乗っている人も大変なことになっていたかもしれない。何事もなく無事でよかった。
相馬神社の参道。
写真ではそう見えないが、かなり傾斜があって登るのがきつい。
しかし冬は滑るので下りてくる方が危険。滑り止めが付いた靴で行くのがおすすめです。
これから冬道が続くが、車の運転も気をつけなければと思う。
その後は氏神さまの神社にもお詣りをして神札を頂き、自宅に帰ってから夫とそれぞれ自分の神棚の掃除をして(うちには神棚が二つある)新しい御札を納めた。
なんだか気のせいか、神棚はもちろんのことその周辺まで、清々しい空気に入れ替わったような気がした。