善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

甲府市内の公衆浴場巡り(8)・都温泉

2010年07月13日 | 温泉

都温泉は甲府市のほぼ中心街近くにあります。

同じく中央5丁目にあった竹の湯が閉鎖したためますます貴重になりました。

(都温泉)

都温泉がわかりにくいのは、建物が駐車場の奥に引っ込んでいるためで、注意深く探せば見つかります。

また、建物が新しいのは火事に遭ったからだそうです。

(扁額)

こぢんまりとした公衆浴場です。
脱衣場は新しくシンプルな配置で、番台と木のロッカーがあります。
番台からはカーテンなどがあって脱衣場は見えない仕組みです。

あと、昔ながらの籐製の脱衣籠が重ねておいてあり、これが唯一の昔を偲ぶ手がかりになるようです。

(脱衣場)

浴槽は浴室の突き当たりに二槽が横並びで、左側が気泡風呂になっています。
湯口は右側の浴槽にあります。

(浴槽)

洗い場は中央と両サイドとにカランがあり混んだ時でも使い勝手は良さそうで、これは昭和期の洗い場の雰囲気です。

お湯はしゃきっとしたお湯で、無色透明、無味無臭のお湯です。

ご主人が、甲府市の公衆浴場が次第に減少していくのを嘆いておられました。


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