前号は龍隠庵恒例の餅つきの状況を報告しましたが、引き続き餅つきに関して、主に裏方さんの様子を報告します。
龍隠庵への小道と石段をたどると、龍隠庵の客殿の前の境内に出ます。
(龍隠庵への小道)
受付で記帳していると、ご住職の書とムクロジの実から作った飾りがありました。諸縁吉祥とのことです。
(受付の新春飾り-諸縁吉祥)
すでに境内では餅つきの真っ最中で、数十人が二つの餅つきの臼の周りに群がっていました。
そして、客殿の中では、供え餅がパック詰めの真っ最中でした。。
(供え餅のパック造り)
今年は、二百キロ以上の餅を搗くとのことで、前日に15臼、この日は60臼の予定だそうです。餅米は水に浸した後、せいろで蒸し上げます。
(餅米を水に浸す)
(せいろで蒸す)
蒸し上げたら、客殿前の庭で餅つきです。
(餅つき)
臼のそばには、杵で打たた餅を臼の中で手で返す介添え人が必要です。
このように、手で餅を返し、水気を与える人を「返し手」もしくは「相の手」というらしいですね。
(返し手)
今年からは女性の返し手も登場です。手際の良い介添え人たちです。
(返し手2)
さて、参加者の楽しみは昼食の絡み餅です。
具は、大根おろし、納豆、こし餡、きなこ、ごまなどで、前夜用意したとのことです。
他に、大根や白菜の浅漬けなど。
(絡み餅の具1)
(絡み餅の具2)
(トレイの餅に好きな具をのせてもらう)
けんちん汁は禅寺のごちそうの一つです。
野菜の下ごしらえは前夜行いました。
この日は大鍋で焚くのですが、風が変わるので煙りとの戦いです。
(けんちん汁1)
(けんちん汁2)
こういった裏方さんが餅つきを支えていました。