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善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

京町温泉の旅・山麓温泉

2016年02月20日 | 温泉

(この旅は2015年5月連休の宮崎/鹿児島県の霧島周辺の旅の記録です)

タクシーを呼んでもらい、京町温泉に戻りました。
京町観光ホテルを横に見て山麓温泉に向かいました。国道を横断しJR吉人線の踏切を越えたところに山麓温泉がありました。

(山麓温泉)

山麓温泉の駐車場は広く、母屋と湯小屋は別になっています。湯小屋というか独立した温泉棟というか大きさはほどほどの大きさです。
入浴料金は母屋で支払います。おかみさんらしい人がどこから来たか尋ねました。

中に入ると、番台の痕跡がありますが、今は板で閉じられています。

(脱衣場)

脱衣場としては極めてシンプルな形式で、ベンチと脱衣用籠があるだけです。他には何もありません。

(番台の跡)

浴室もシンプルです。床と浴槽はともにタイル張りです。浴槽は女湯との仕切りに沿って浴室内の左側にあります。

(浴槽)

浴槽の手前に小さめの源泉槽があって、メインの浴槽にお湯が注いでおり、一方奥からもパイプからお湯が注がれています。また浴槽にはライオンを模した湯口がありますがお湯はここからは入ってきていません。

山麓温泉のお湯は典型的な京町温泉のお湯で、単純アルカリ温泉です。
ややヌルヌル感がある良いお湯です。

(上がり湯と水道水の樋)

さて、浴槽にたまったお湯が熱すぎた場合、水道の蛇口は上がり湯槽の外側にあるので、浴槽に届く長さの竹の樋が用意されています。
水道水を出して竹の樋をあてがうと見事に水道水が浴槽に入って湯温を下げるのに役立ちます。

これは吉田温泉の鹿の湯と同じ発想でした。

静かで良い温泉でしたが、山麓温泉から京町温泉駅方面には踏切が無いので、タクシーで渡った踏切に戻る以外に京町温泉の中心街に行く道はなさそうです。

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