(この旅は2013年10月に三国街道を旅した記録です)
昭和39年に三国峠にトンネルが開通し、苗場スキー場として開発されてからかなりの年月が経ちます。
淺貝集落は、それまでは、越後湯沢からアクセスするのが唯一の方法で、関東側からは三国峠越えでアクセスしていました。
御宿本陣の起源は聞いていませんが、この地区では老舗旅館と思われます。
現在では温泉を掘って、峠の湯という日帰り温泉を運営しています。
(御宿本陣)

(御宿本陣の立ち寄り湯「峠の湯」)

正面玄関から入ると、廊下の奥に浴場ののれんがあります。
男性の内湯の呼び名は山紫水明の「山紫」、露天風呂は「恵比寿」という呼び名です。
(内湯ののれん)

脱衣場は狭く、また、内湯も露天風呂もさして広いとはいえません。
(内湯浴槽)

お湯は、カルシウムナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(アルカリ性低張性高温泉)で、若干のすべすべ感はありませが、加水と循環使用のためか新鮮さに欠けた気がします。
源泉名は「苗場温泉 峠の湯」、湯温は42.4度とのことで、季節によっては加温が必要とのことです。
露天風呂は内湯の奥にあります。
岩を配した凝った造りの露天風呂です。
(露天風呂)

露天風呂の入り心地は解放された気分が強く快適です。
この、山紫と恵比寿の組み合わせの浴場の他に、離れ露天風呂という新たな露天風呂があります。
ゆったりとした造りの露天風呂で、木材を多用した脱衣場や木の縁取りの浴槽など、お金がかかった印象のお風呂です。
(離れ露天風呂)

浴槽が広く、15~6人も入れそうです。
(離れ露天風呂の脱衣場)

(離れ露天風呂の洗い場)

離れの露天風呂は洗い場付きですから日帰り入浴の方はこちらだけでも十分に満足出来るかも知れません。
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