愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

孝勝寺 宮城県仙台市

2015年08月27日 06時06分15秒 | 宮城県
立派な五重塔
仙台駅の東に榴(つつじ)ヶ岡というところがあります。仙台での用事はそこだったのですが、予定より早くついたので、近くを散策していましたら、立派な五重塔が見えました。

いったいどんなお寺だろうと、寄ってみることにしました。すると、孝勝寺という日蓮宗のお寺でした。

日蓮の像

城下町仙台市
辺りには、お寺が多く、ここは城下町なので、東のまもりとしてお寺がたくさん集められた地域なのかと思いました。

仙台城(2) 宮城県仙台市

2015年08月26日 05時49分21秒 | 宮城県
帰りは、歩いて仙台市内に帰りました。
本丸詰門から大手門までは坂になっていました。

詰門(つめもん)
まずは、詰門跡です。これも立派な石垣でした。

詰門跡

中門
しばらく下ると、沢門跡、中門跡がありました。沢門跡は、どこだか分かりませんでしたが、中門跡は、道がかぎ状になっていました。

道が曲がりくねっている中門跡

大手門櫓
さらに下っていくと、大手門の櫓が見えました。これはコンクリート製です。


堀・子門(ねのもん)
大手門を右に曲がると、池がありました。堀の跡です。


この堀沿いに進んでいくと、博物館がありました。博物館の入り口は石垣があり、どうも遺構っぽいので、辺りを見回しますと、看板がありました。やはり門の跡でした。「子門」です。

子門跡

博物館に土塁?
子門を入ると博物館になりますが、博物館の向かいは土塁になっていました。きれいに盛ってあるので、博物館の工事のときにわざと造ったのかもしれません。

博物館向かいの土塁(?)

仙台に愛知の焼き物が
博物館は、仙台市博物館です。ちょうど浮世絵展をやっていましたが、またの機会に浮世絵は見れると思い、常設展のみの見学としました。(見学料400円)展示は、どこの博物館でもあるように、古代から近代までの仙台の歴史を展示してありました。焼き物の展示で、愛知県の常滑焼や瀬戸焼が仙台に来ていることが分かり、驚きました。

仙台市博物館

両目政宗像の話
伊達政宗で、ひとつ逸話があるを知りました。というのは、政宗の死後に作られた肖像画や像は両目を開けているものがあるそうです。それはどうしてかというと、政宗が言い残したことに、「自分の木像作るときは、片目ではなく、両目にしてほしい、生まれたときは両目を親からもらっているのだから、片目にするのは親不孝である」ということで、両目の政宗が描かれたということです。なかなかいい話でした。

仙台は自分の中のイメージとしてなんとなく金沢のような感じがしました。大きな外様大名として江戸時代を生き抜いてきたからでしょうか。いい街でした。

仙台城(1) 宮城県仙台市

2015年08月25日 09時04分08秒 | 宮城県

伊達政宗像

るーぶるバス
仙台に用事がありましたので、仙台城を見学しました。
仙台市は、観光に力を入れているようで、専用のバスがありました。「るーぷる仙台」というバスです。1日乗車券が620円と割安です。

仙台城に登る「るーぷる仙台バス」
8月15日は仙台城への入り口は大変混雑しました。画像のように渋滞でした。

本丸北壁石垣
城に着くとまず出迎えてくれるのは、本丸北壁の石垣です。

すごく立派な石垣でした。最も高いところで17mもあるそうです。また、この石垣の修復が平成9年から16年にかけて行われましたが、その時にこの石垣が3期に分かれて作り変えられていたことが分かったそうです。

石垣の修復・発掘について書かれた掲示

1期は慶長6年(1601年)伊達政宗の時期につくられた野面積みの石垣
2期は元和2年(1616年)の地震で壊れたときにつくられました。
3期は正保3年(1646年)と寛文8年(1668年)の地震の後に作り直されました。このときの製法は、切石積みの石垣です。

石垣の展示
中に入ったら、その石垣が展示してありました。


切石整層積み、石をきれいに切って積んだ石垣です。(上記3期に当たります)


野面積み、自然の石の形のまま積んだ石垣です。(上記1期に当たります)


仙台城鳥瞰図(現地案内板)

本丸広場
本丸に入ると、仙台市を一望できる広場がありました。大変眺めがよかったです。

そして、仙台市、仙台城のシンボルになっている伊達政宗の像がありました。

大広間は礎石が残っていました。


青葉城資料展示館
城内の青葉城資料展示館の前に矢穴の分かりやすい展示がありました。

矢穴

青葉城資料展示館では、CGで再現した仙台城を大画面で見ることができました。