愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

大高城 名古屋市緑区

2020年09月03日 16時53分00秒 | 名古屋市緑区
第3回 大高(おおだか)城
信長公認の元(?)兵糧入れをした松平元康(徳川家康)

大高城周辺の地図
辻の秋葉社を南西に進み、2 本目の小道を左折する

大高城は桶狭間の戦いの時点では、今川側の城でした。信長は鷲津砦、丸根砦という二つの砦を設け、大高城を包囲することにしました。そのために大高城は苦しい状況になったそうです。その中を松平元康が兵糧をいれたということで有名になっています。
しかし、この兵糧入れは信長承認のもとに行われたのではないか、そもそも桶狭間の戦いは信長と元康の協力のもとで戦われたのではないか、こうした設定でNHK「麒麟がくる」は、戦いを描いていました。なかなか面白い話です。

大高城概要図
「愛知のベスト50を歩く」高田徹氏の図を改変しました。

さて、大高城は公園として整備されています。北側の説明板のある道を登っていきますと、二の丸に出ます。二の丸から鷲津砦、丸根砦を望むことができます。本丸は二の丸よりやや高いところにあり、西端には城山八幡社があります。二の丸を直進しますと三の丸とつなぐ土橋があり、その両脇には深い堀があり、当時をしのぶことができます。三の丸の西は江戸時代志水氏の屋敷があったところです。

大高城、二の丸と三の丸の間の土橋、掘